2011年06月27日

Unityからまたも撤退

Ubuntu 11.04の目玉機能といえばなんといっても新UIのUnityなのだけれど、どうもこれが相性が悪い。世間的にはあんまりそんな話も聞かないので私のマシン、もしくは環境の特異的なことだと思うのだけれど、以前にはCPUの暴走でほとんど操作ができなくなったことがあった。それ以来、以前から使い慣れているOpenBoxに戻って、ずっとOpenBox + Xfce用のパネルという変則デスクトップ構成で運用してきている。これが軽快だし、安定しているからだ。

とはいえ、Unityの話題があちこちで聞かれるようになると、時代に取り残されたような気持ちになってくる。あれ以来、かなりいろいろアップデートが入ったから、そろそろ大丈夫かなと思ってUnityに移行してみた。そして数時間使って、原因不明にデスクトップが終了した。

いや、やっぱりUnityは私には合わない。OpenBoxに比べると、やっぱり反応がもっさりとしている。というのは、もう三次元デスクトップの描画をやるのに要するほんの僅かのタイムラグが気になるぐらいに、新しいマシンに馴染んでしまっているからだ。これが、以前の低スペックのネットブックからこのCULVマシンに移った直後なら、そうは感じなかっただろうと思う。とにかく人間は横着なもので、快適さにはすぐに慣れてしまう。そして、わずかの遅れに不平たらたらとなってしまう。

結局、またOpenBoxに舞い戻ってしまった。これはこれで、最近ちょっと以前よりも安定度が下がっている気がする。具体的には、ポインタの動きが止まってしまうエラーが、この数週間で2回ほど出てしまった。いずれもメモリの消費が多すぎてスワップを食っているときに発生している。あまり横着な使い方をするものではないなと思うのだけれど、ついついメモリに負荷をかけてしまう。楽だから。

そういうハングアップ時に以前ならCtrl+Alt+Delが使えたのだけれど、2年ほど前からこれはデスクトップ環境上では無効化されるようになっている。有効化する方法もあるようなのでそれを調べはじめたら、Alt+SysRq+Kで強制終了がかかることを知った。やってみると、見事にデスクトップ環境が強制終了される。アプリケーションの強制終了ではないけれど、これだけでもずいぶん役に立ちそうだ。トラブルのおかげでひとつ賢くなったようだ。
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2011年06月21日

PDF-ShufflerでPDFの余白調整

PDFのページ順入れ替えにはWindows版もあるpdfsamでも十分なのだけれど、私はPDF-Shufflerを愛用している。どちらもリポジトリにあるので好みでしかないのだけれど、PDF-ShufflerのほうがサムネイルのあるGUIで直観的に操作できるから気に入っている。まあ、一長一短はあって、PDF-Shufflerのほうがサムネイル表示をする分だけやや時間がかかるし、操作画面も占有する。場合によってはそれが面倒に感じるかもしれない。

ともかくも、PDF-Shufflerは割と気に入って使っているのだけれど、シンプルで、機能は多くないように見える。ただ、先日使ったとき、サムネイルを右クリックすると90°の回転やページのクロッピングが指定できることに気がついた。シンプルなメニューになかったからそれまで気がつかなかったわけだ。これは、複数ページを選択しておいても使えるので、たとえば一括でページのタテヨコを変更することなんかもできる。そして、余白の調整も一気にできることになる。これは使えるかもしれない。

たまたま昨日、8ページの中折り冊子を自宅プリンタでつくろうということになった。これはふつうにページ単位で出力したPDFをPDF-Shufflerで入れ替え、印刷ダイアログで1枚の紙に2ページずつ印刷するように指定して両面印刷すれば、簡単にできる。PDF-Shufflerを使わなくても最初のPDF出力時に印刷順の指定で対応することもできる。ともかくも、印刷ダイアログの「ページの設定」で「段組印刷」を利用すればいいわけだけれど、ただ、ここにちょっと問題があるのは、段組印刷だと余白がやたらと大きくなることだ。そういう意味ではこれはかなり間に合わせの方法で、やっぱり本格的にはScribusできちんとしたデータをレイアウトしてやるべきだということになる。

しかし、そこまで大げさにすることもない場合、PDF-Shufflerのクロッピングを使えばうまくいくことがわかった。「段組印刷」の問題は、余白が大きくなりすぎること。だったら、PDF-Shufflerであらかじめこの余白を削っておけばいい。

ということで、ひと手間余分になるけれど、段組印刷をする段階で直接プリンタには出さず、ファイルに出力して2ページ1面のPDFを中間出力として出しておく。このPDFの余白を(クロップする大きさはパーセント指定なのであらかじめ測っておいて)、PDF-Shufflerで一気に削除する。その上でふつうに両面印刷すればOK。

ポイントは、クロップしたPDFは本来の用紙の大きさより小さくなっているので、印刷時に「ページの取り扱い」ダイアログで「印刷可能な領域に合わせる」を選択すること。そして、そのため、余白が新たに設定されてしまうから、そこまで見込んで余白を削っておくことだろう。このあたり、ちょっと試行錯誤が入ってしまうかもしれない。そういう意味では、すっきりしたソリューションではない。あくまで間に合せの方法。

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2011年06月18日

cups-pdfでWineからPDF出力

一昨日のWineで動作中のアプリケーションからPDFを出力する方法というエントリで強引にWine上のMS Word ViewerからPDFファイルを出力する方法を書いたのだが、その冒頭に、「こういうバッドノウハウはすぐに古びて不要になるとは思う」と書いた。ほとんど言い訳に近いのだけれど、早速それが不要になる方法をmasashi.Mizuno.chestnutさんにコメントで教えていただいたので、改めて記事に。これはcups-pdfというパッケージをインストールするだけの極めて単純なソリューション。

cups-pdfは、リポジトリの説明によると「CUPS-PDF provides a PDF Writer backend to CUPS. This can be used as a
virtual printer in a paperless network or to perform testing on CUPS.」つまり、仮想プリンタとして使えるということだから、WindowsでPDF出力のために配布されているPrimoとかPDF Creatorとかとほぼ同じ。

そういう便利なソフトなのになぜいままで知らなかったのかという言い訳は、これを使わなくてもUbuntuではPDF出力がデフォルトでサポートされているからだ。印刷ダイアログで「ファイルに出力する」というオプションが最初から用意されている。cups-pdfは、完全にこの機能と重複するわけで、だから不要なわけだ。

しかし、Wine上で動作するWindowsアプリケーションでは、この「ファイルに出力する」というオプションが表示されない。ということで先日のバッドノウハウになったわけだけれど、何のことはない、cups-pdfを使えばこれがあっさり解決する。

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2011年06月16日

Wineで動作中のアプリケーションからPDFを出力する方法

こういうバッドノウハウはすぐに古びて不要になるとは思うのだけれど、当面は必要なので備忘として。

WineはUbuntuでWindowsのアプリケーションを動作させてくれる便利なものだけれど、実際にはそれほど使う場面は多くない。

Wineで動作するアプリで重宝させてもらっているのが、MS公認のWord ViewerとPowerPoint Viewerだ。WordやPPTの書類は、最近では私の仕事の基本的なフォーマットになっていて、しょっちゅう受け取る。ただ、最近はOpenOffice(LibreOffice)の互換精度がいいので、ほとんどLibreOfficeで処理して問題はない。MS Officeでなければどうしようもなくて仮想環境を立ち上げるというようなことは、ごく稀にしか起こらない。

けれど、もらった文書がその「稀」なケースに当てはまるかどうかはきちんと判断しなければならない。そんなとき、いちいち互換環境に入らなくても、WineでMS公認のViewerを起動すれば、ほぼ完全にWordやPowerPointの表示が再現される。これを見て特殊な作りこみがされていないかどうかを確認するわけだ(もっともこれらViewerは基本的にはOffice 2003の仕様なので、Office 2007や2010と100%互換と言えないところがあるのは否めないのだけれど)。

ということでこの話は終わりなのだけれど、たまにこのOfficeのViewerからPDFが出力できたらなと思うことがある。せっかくレイアウトが再現されているのだから、そのままPDFを出力すれば、MS環境の人が出力するのと同じ結果が得られることになる。けれど、これがなかなかうまくいかなかった。

Windows環境でPDFを出力するには本家であるAdobeのAcrobatを使えばいいのだけれど、有料のそのソフトでなくとも、さまざまなPDF出力用のフリーウェアがある。むかしWindowsを使っていたときには、そういうのを愛用していた。基本的にはLinuxで使われているのと同じGhost Scripの応用らしい。

ところが、こういったPDF出力用のソフト(たいていは印刷ダイアログから使う)が、Wineではうまく動作しない。たぶんUbuntu本来の印刷機能とバッティングするのだろう。回避策があるのかもしれないが、わからない。

最近のMS OfficeにはPDF出力がネイティブで備わっているが、古いMS OfficeやそれをベースにしたViewerには、そういう機能はない。出力用のフリーウェアも機能しないとなっては、八方塞がりで、以前に少し悩んで「これはできないんだな」と諦めていた。

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2011年06月14日

Vistaって、Vistaって…

ちょっと思うところがあって仮想環境にWindows Vistaを構築しようと思った。本体にプリインストールされていたOSを消してUbuntuを入れ、そのUbuntu上にもともとプリインストールされていたOSを入れて使うのは、ライセンス的にはどうなのかよくわからない。本来のマシンで本来のOSを使うという意味では何の問題もないように思う一方で、ハードウェア構成は完全に変わっているわけで、アウトのような気もする。ライセンス的な意味だけでなく、多くのプリインストールマシンがリカバリー用のメディアをディスクイメージで提供している関係上、技術的にできないことになっている。ただ、Dellその他の一部のメーカーではちゃんとしたインストールディスクを添付してくれているので、やろうと思えばOSを仮想環境に移すことはできる。

ということで、使っていないもともとのVistaを仮想環境にインストールしようと思った。Ubuntuだと、新規インストールに最低でも4GBの空きディスクは必要になる。XPの場合6Gぐらいないとうまく動かない。Vistaだから余裕をもって10GBの仮想イメージを作成し、インストール。ずいぶんと長時間はかかったけれど、大きな問題もなくインストール完了。この時点で、ディスクは6GBぐらい消費されている。10Gにしたのは正解だったなあと思った。さて、Windowsはここからが長い。アップデートで再起動の嵐になる。もうこのあたりは何度も経験済みなので、さして驚かない。

で、最初のアップデートが終了し、再起動したら、何故か処理が途中で止まる。おかしいなあと思っていたら、「構成に失敗しました」というようなメッセージ。指示に従って再起動すると、どうも表示がおかしい。

いったいどうしたことかと思ったら、なんとディスク容量がほとんど残っていない。ついさっきまで4GBも余っていたのに。

どうやらこれは、Vistaに備えられたバックアップ用のファイルがディスクを消費しているようだ。クリーンインストール直後に公式のアップデートを導入しただけだから何もわざわざ復元ポイントなんかつくってくれなくてもいいのに、どうやらそういうことをやらかして、そしてディスク容量を消費したらしい。

たかがOSひとつ、何のアプリケーションも導入しないで10GBも占領してまだ足りないというのかと、この時点で呆れかえってしまった。いや、Vistaがなければ困るわけでもないので、もうこの時点で修復は諦めた。そりゃ、方法はあるんだろうと思うけれど、これじゃああんまりだ。

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2011年06月13日

PDFPosterでPDFを分解

先日、pdfposterでタイリング印刷という記事を書いたのだけれど、たまたま続けてこのプログラムを使う機会があった。ちょっと状況が違うので、備忘がわりに書いておく。

タスクは、A3に見開きで出力されたページものをA4プリンタで出力できるようにすることだった。レイアウトソフトで校正を出すときには、よく見開きでPDFを出力する。これは仕上がりの2ページがPDF上では1ページになっているので、校正に限っていえば便利なのだけれど、冊子として出力するには非常に扱いにくい。たとえばこれを両面印刷すると、どう綴じたって本の形にはならないページ順に印刷されてしまう。仮にA3やA2に対応した大判プリンタがあったとしても、いったん1ページ単位にばらして面付をやり直さないとまともな出力にならないわけだ。今回は、たまたま家庭用のプリンタなのでそういう事情ではないのだけれど、A3見開きをそのままでは、縮小されてしまう。原寸で出力したければ、やっぱりページ単位にばらさなければならない。

先日は、小さなPDFを拡大し、拡大した分だけタイリングするという目的でpdfposterを使った。A3をA4の2ページに分割するのはタイリングのようなものだから、pdfposterが使えるだろうと踏んで、やってみたわけだ。

ところが、いろいろやってみてもうまくいかない。やっぱりプログラムの趣旨がちがうみたいなのだ。

最終的に成功したのはこの方法。まず、evinceの印刷ダイアログからファイルに出力をして、A3サイズのPDFをA4サイズに縮小する。印刷出力が縮小されただけで、画質に変化はない。これを、A3のポスターにするのだとpdfposterで指定してやれば、再度拡大され、2分割される。コマンドとしてはこんな感じ。

pdfposter -mA4 -pA3 input.pdf output.pdf

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2011年06月11日

KOfficeは、Calligraになるらしい

久しぶりにワープロのフォーマットの問題が発生した。かつては「読めませんか?」「ウチのワードじゃちゃんと表示されるんですけどね」といった問題はけっこう多発していたのだけれど、最近はあまりそういう問題は発生していなかった。特にOpenOfficeの進化によってMS Wordとの互換性が高まって以後、とりたてていうほどの問題はほぼなくなっていた。

それが、どうもMS Officeのバージョン違いの問題のようなのだけれど、こちらで確認した内容が先方でうまく表示されないという問題が発生した。私が確認用に使っているMS Officeがえらく古いものなので、そのバージョン問題だろう。これはこちらに非がある。ぼちぼち確認用だけにでも新しいバージョンのOfficeを入手する必要があるかもしれない。

ただ、今回に関しては納品にかかわることではなく内容の確認を相互にとれればいいだけなので、Webアプリをうまく使えないかと考えた。たとえばGoogle Docsなんかで文書を共有すれば、互いのOfficeのバージョン問題を気にする必要がなくなる。そこでいろいろ調べてみた。Google Docsのほか、MS OfficeのSkyDriveにあるWindows Live Office、Zoho Officeを試してみた。いずれもずいぶん以前にアカウントはつくっていたので、久々の試用ということ。ただ、今回はいずれも目的とうまく合わなかった。以前、事実上OpenOfficeなので「使えるな」と思っていたulteoは、Webアプリ方面からは撤退してクラウドサービスに方向転換したようで、事実上使えなくなっていた。これは残念。

ということで結局は問題は解決せず、文書のつくりかたを変更するというベタな方法で解決せざるを得なかったのだけれど、久々にOffice Suiteを調べて、「ああ、こういうのがあったなあ」と懐かしく思った。Wikipediaのこの記事のリストなのだけれど、Linuxを使いはじめた前後にはあれでもない、これでもないといろいろ試用したことを思い出す。そんななかに、見慣れない名前があった。Calligraだ。クロスプラットフォームのオープンソースソフトウェアだという。

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2011年06月10日

ひさびさに電気屋街を歩いてきた

もともとが滅多に日本橋界隈なんて歩くことはなかったのだけれど、それでも十代の頃にはオーディオ製品を求めて、二十代の頃にはワープロを探して、そして三十代以後はMacを求めて、靴底がすり減るほど電気屋街を歩くことがたまにあった。特に田舎のほうで編集プロダクションをやっていたときには、大阪や東京に出張するたびに時間を見つけては情報収集を兼ねて電気屋を歩いた。それが、ほとんどの用事がネットで片付くようになって以来、そして同時に私のライフスタイルがあまり出歩かなくなって以来、ほとんどそういったところには行かなくなった。この10年間で数回、ごく短時間歩いた程度だろう。それももう何年も前だ。

それが、昨日、久しぶりに難波から大国町までの電気屋街を歩く機会があった。といっても目的があったわけではなく、たまたまもう少し先の施設に行く用事があったので、回り道をしただけのことだ。そして、「ずいぶん変わったなあ」と思った。そんな雑感を少し。

いや、変わったのは私の方かもしれない。確かに、昔から続いている店も何軒も見かけた。コスプレの呼びこみはずいぶんと目立ったけれど、以前から同人誌系の店が多かったのは確かだろう。少し食い物屋系が増えたかなとか、コンビニが多いなとか、そういうのはある。たぶん、小売系の電気屋は減っている。それでも、「こんなものだった」といえなくはないかもしれない。

印象として、「あそこに行けば訳のわからないものがある」という奇妙なワクワク感がなくなった気がする。いや、いまでも十分に怪しげな品物はある。例えば、MS純正Office XPが3,000円(ただしジャンク)とか。いや、Officeが3,000円は十分に安いし、こういうのは日本橋ならではだろう。ただ、「いまさらOffice買うかよ」という感じが私の中にある。同様に、以前は熱心に見た中古PCだって、たしかに同じようにずらっと並べられてはいるのだけれど、奇妙に輝きを失っている。必要以上のパワーをもった新品が4万も出せば手に入る時代に、同じような値段帯で中古品を展示されていても、気持ちが惹かれないわけだ。積み上げられたDVDの山にしても、「いまさらDVDに焼きたいデータなんてないよな」と。

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2011年06月09日

アクセス数半減の理由 - 単純なことだった

昨日、引っ越しでアクセス半減。勘定は合うのだけれど…という記事で「新ブログの方のユーザーは旧ブログを経由してきている方も多いはずで、ということは、両方にカウントされているはずだから、これだけの減少はおかしいという気もする」と書いたたけれど、よく考えたらこれは何の不思議もないことだった。

というのは、旧ブログの記事本体は、全てCMSであるWordPress上のものではなく、引っ越し案内を掲載した実ファイルのものが表示されるようになっている。ということは、WordPressのアドオンであるアクセス解析ツールには引っかからないわけだ。そして、個別記事にアクセスした人々がそのままこちらに流れてきてくれているとしたら、「減った分がちょうど増えた勘定」というのが合理的に説明できる。

考えてみたら、このブログへのアクセスは、トップページ経由ではなく、検索やリンクから個別記事へのダイレクトの訪問が圧倒的に多い。「読者」といっても一般的な人気ブログの読者のように更新をずっと追っかけているわけではなく、必要があって飛んでくるわけだ。それはそれで凄いなあと、われながら感心する。その割に、役に立つ情報が少なくて、ドジな顛末やらグチに終始しているのは情けないけれど、背伸びをしても仕方ないだろうとも思う。

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2011年06月08日

引っ越しでアクセス半減。勘定は合うのだけれど…

このブログの引っ越しをしてから数日が過ぎたが、おかげさまで早速、新ブログの方に多くのアクセスをいただいている。さすがGoogleのインデックス化は素早く、引っ越しの翌日にはもう新旧のブログが並んで検索結果に上がるようになっていた。旧ブログを削除すれば、少なくともGoogleに対してはいつでも引越し完了宣言を出せる。ただ、このブログの読者は検索エンジン経由ばかりではないようなので、そういう方々に対してもうしばらくの間、新旧並立で進めておこうと思う。

で、旧ブログのアクセスが、引っ越しの翌日に一気に半減した。カウントの方式はアクセス解析のツールによってちがうようなので一概には言えないのだけれど、旧ブログで使っていたWordPressのアドオンによると1日あたりのユーザー数(PVではない)は、だいたい700〜800程度あった。それが350〜400ときれいに半減。

そして、新ブログが、しょっぱなから好調に約300程度のユーザー数を稼いでいる。減った分がちょうど増えた勘定で、そういう意味では新旧合わせて増減なし。確かに勘定は合う。


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2011年06月07日

pdfposterでタイリング印刷

何を隠そう、私はけっこう昔からの反原発教信者である。これは私がMac信者になる以前からの話だから、ずいぶんと古い。正確に言うと、反原発は私の主義主張の中のごくマイナーな部分であって、他の主張をしていたら、「だったら原発にも反対しなけりゃ筋が通らないじゃない」という図式に過ぎない。ともかくも、そういう人間にとって今回のような災害が発生しているのは痛恨の極みで、「ああ、ついでのように反原発なんて言うんじゃなくて、もっと大声を上げといたらよかった」と、後悔することしきりなわけだ。

ということで、地震から3ヶ月を気に開かれる今週末のデモには家族で参加しようと思うのだけれど、そのときプラカードに使う画像の印刷を妻に頼まれた。A2ぐらいの厚紙を買ってきて、それに貼りつけてつくるという。プリンタはご家庭用のA4インクジェットだけれど、なに、タイリング印刷をすればいい。

タイリング印刷というのは、大判サイズの文書を途中で分割して何枚かの紙にプリントすることで、確かMacではデフォルトになっていた。デフォルトになっていたせいで、わからないうちはよく1枚の文書のつもりが何ページにも分かれて印刷されて驚いたりもした。という記憶があるのだけれど、実際はどうだったのだろうか。なにせ、えらい古い話だ。

ともかくも、タイリング印刷なんてごくありふれた機能だろうと思ったのだけれど、これが案外とない。画像ファイルなので画像ビューアから印刷しようと思ってもタイリングがないし、ならば万能ツールのGimpと思っても見当たらない。PDFならどうかとPDFに出力してもそういうオプションはないし、仕方ないので1枚はScribusで画像の位置をずらして手動でタイリングをやったけれど、これはどう考えてもスマートではない。

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2011年06月06日

Chromiumをマルチアカウントで使うことにした

先日、いろいろなブラウザを試す動機としてキャッシュや履歴の残らない状態でアクセスしたい場合があるという理由をひとつ上げた。実のところこれはGoogle Chromeその他のブラウザで「シークレットウィンドウ」などといった機能として実装されているもので、わざわざ別ブラウザを使うまでもないことではある。ただ、シークレットウィンドウだとウィンドウを閉じるとキャッシュも履歴も完全に残らない。メインのブラウザとは別な履歴やキャッシュ、Cookieなんかが残っていたほうが便利な場合もあるので、ブラウザを物色するということになるわけだ。

つまり、言い方を変えれば別アカウントで同時に同じサービスを利用したい場合なんかに、ブラウザを2つ立ち上げておくと扱いがいい。特にGoogleの各種サービス。Googleはユーザーにパーソナライズドされた状態で使って欲しいらしく、複数アカウントを持っていても、それを統合させようと働きかけてくる。けれど、こちらとしては理由があるから複数アカウントを使っているので、勝手に統合されたくはない。そして、統合されていない複数アカウントを同時に使おうとすると、しょっちゅうログインとログアウトを繰り返さなければならなくなる。これは面倒だ。特に、Googleにはずいぶんいろんな種類のサービスを利用させてもらっている。それらが一気にログアウト状態になると、使っていて混乱する。Gmailが届かないとか。

そして、別アカウントでブラウザを立ち上げるだけなら、何も別ブラウザでなくても大丈夫だ。たまたま、知り合いのChromeのトラブルをサポートしていたら、Chromium(Chromeでも同じ)を別アカウントで立ち上げる方法が書いてあったので、それにしたがってやってみたらうまくいった。起動するときに、--user-data-dir=以下に設定ファイルをオクディレクトリを指定してやればそれでOK。たとえば
chromium-browser --user-data-dir=/home/~/.config/chromium2
といった感じ。
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2011年06月05日

WordPressの小さな発見。

今回の引っ越しに当たって、新ブログへ旧ブログからお知らせリンクを一定の期間だけでもはっておこうと思った。せっかく旧ブログにたくさんの人が訪れてくれているのに(1日平均700人ぐらいのユニークユーザーが来てくれるらしい)、いきなりNotFoundでは申し訳ないと思ったわけだ。

もっとも、このあたり、本当は心配することはないのかもしれない。というのも、近頃の検索エンジンは優秀なので、1ヶ月もすれば新しいブログの記事のほうが上位に来て、やがて旧ブログは検索結果から消えてしまう。主力が検索エンジン経由のユーザーだから、放っておいても全く問題はない、とも言えるわけだ。

けれど、5年もやっていると、過去に頂いたリンクの数はけっこう少なくはない。そういうリンクを辿ってくる人には、やっぱりNotFoundが表示されるわけで、そう思えばわずかの期間でもお知らせはあげておきたい気もする。

ここで問題になるのが、旧サーバーの問題でWordPressのデータのエクスポートができなくなっている件。本来ならデータをエクスポートしておいて内容を書き換え、再インポートで上書きすれば一気に内容が更新されるのだと思う。それができない。

気長にやるかと思っていくつかの記事を書き換えたが、手間を思うとあまりに馬鹿馬鹿しくてやっていられない。そこでふと思った。いっそ、「お知らせ」の内容を記載したhtmlファイルをつくってアップロードしたらどうだろうかと。

旧ブログはブログエンジンとしてWordPressをサーバーにアップロードしているのだが、ご存じのようにWordPressは動的なコンテンツ管理システムで、実際にファイルが存在するわけではない。コンテンツはデータベースの中に保存されていて、リクエストに応じてそのデータベースから必要な情報を引っ張り出し、HTMLの形式で出力する。たとえば旧ブログのこの記事は/ubuntu/archives/480.htmlというアドレスにあるわけだが、実際には/archivesというディレクトリも480.htmlというファイルもサーバー上には存在しない。ただ、サーバーに対してそういうリクエストがあると、WordPressが反応して、リクエストに対応するファイルをデータベースから瞬時に生成して出力する。まあ凄いもんだと思うが、ある意味、詐欺のような気がしないでもない。実体はないのに、あたかも存在するように見せかけるのがダイナミックなCMSというわけだ。

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2011年06月04日

正規表現を使った置換 - 最強のGUIエディタは?

前回のエントリで書いたように、今回の引っ越しでは一括ダウンロードした記事ごとのHTMLファイルから1個のMT形式ファイルを作成した。その際、合成にはcatコマンドを使い、整形にはエディタの検索・置換機能を使った。今回はその詳細を。

まず、catコマンドだけれど、これはコマンドアレルギーの私なんかが書くよりももっと信頼できる資料を読んでいただくほうがいい。ただ、終わってみて「あそこはこうすべきだった」という反省が2点あるので、そのメモ。
まず、ファイル名が「1.html, 2.html, ..., 9.html, 10.html, 11.html, ..., 100.html, 101.html, ...」という具合の連番になっていたのを、「001.html, 002.html, ..., 009.html, 010.html, 011.html, ..., 100.html, 101.html, ...」と、桁を揃えた正しい連番にリネームしておくべきだったということ。これは、catコマンドで合成したときにファイル名順になるからで、リネームしておかないと1、10、101、102、103、...、199、2、20、201、202、…みたいな変な順番になってしまうからだ。もっともこれは、MT形式でのインポートが済んだ後ではちゃんと日付順にソートされるので最終的には問題はない。ただ、目視でテキストを点検しているときに、日付順が狂っているのがやりにくかったとので、下処理はちゃんとしておくべきだったなと。
次に、コマンドはcat 1.html *.html > combined.txtのようにワイルドカード.*を使ったわけだけれど、このとき合成先のトップの1.htmlの内容が重複することに気がつかなかった。つまり、ワイルドカードで1.htmlも合成ファイルとして指定されてしまうわけだ。だから、正しくは、合成先のファイルを空白のhtmlにするかtxtにすべきだったなと思う。

とまあ、このあたりは瑣末な反省。さて、本命は整形。そして、ここではエディタの検索・置換機能を最大限に利用するわけだが、重要なのは正規表現を使った検索・置換が必要になるということ。

というのは、例えば単純にタグを削除するというのであればふつうに検索・置換すればいいのだけれど、例えばヘッダをごっそり削除したいというようなときには、<head>から</head>までの内容を指定して削除しなければならない。ところが、この間に入ってくる内容は記事ごとに異なるので、ワイルドカードを使わなければ指定ができないからだ。そして、ワイルドカードを指定できるのは正規表現ということになる。正規表現を使えるのはストーリーエディタであるSedということなのだけれど、コマンドで使うこのツールを、当然ながら私は使えない。だから、ここはどうあってもGUIのエディタが必要になるわけだ。ちなみに、正規表現に関する知識は、泥縄でこの辺りを参考にさせていただいた。

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2011年06月03日

ブログ引っ越しのあれこれ

今回、ブログを引っ越そうと思ったのは、これまで使ってきたレンタルサーバーに不満があったからだ。まあ格安サービスに不満を言っても仕方ないのだけれど、「これだったら無料サービスでもかまわないんじゃない?」と、年間3,000円あまりの料金が気になりだしたというケチな話。もっと根本的には、私の本業の事業で確保しているこのドメインや別ドメインのSEOにまつわる思惑とかもあるわけだけれど、そのあたりはあまりくだくだしく書いても仕方ないことでもあるし。

ともかくも、引っ越しそのものは、古いエントリを見ていたら2年以上前から「近いうちに」と書いていたことがわかる。だから、構想そのものはもっと前からあったわけだ。それをズルズルと引き延ばしていた理由は、ほとんど何もない。単に「めんどくさいなあ」というだけのものだった。ようやく思い切って、気持ちが楽になった。

さて、引っ越すとなると、データの移動をやらねばならない。これがけっこう面倒くさい。いや、ふつうならそれほど面倒でもないはず。エクスポートして引越し先でインポートするだけで済む。

ところが、これがレンタルサーバーへの不満にもなるのだけれど、エクスポートしたら、データが途中で切れてしまう。推測でしかないのだけれど、エントリ数が多すぎて時間がかかるため、処理を途中で中断されるからのようだ。サーバーへの負荷集中を回避するためそういう制限をかけている様子なのだけれど、これはけっこう困る。エクスポートのためのわずか数分だけでも解除してくれればいいのだけれど、そんなわがままには対処してくれそうにないし。

しかたないので、HTMLで回収して、そこから整形してやることにした。MT形式にすれば、たいていどこへでも引っ越しができるはず。
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2011年05月30日

Google Chromeが不調…アップデートはきちんとしましょうというお話

ここ数日、どうもGoogle Chromeの調子がおかしかった。具体的には、特定のサイトで処理がいつまでたっても進まず、したがって表示が途中で止まったり、表示されてもスクロールができなくなったりする。長いこと使っているとそういうこともあるかと再起動してみたり、履歴が悪さをしているのかとキャッシュを削除してみたりしたが、どうにも回復しない。ちなみに、設定(~/.config/google-chrome/)を全て削除したら回復するのではないかとは思ったが、Chrome使いにとって履歴は命のようなもの。Chromeの使い勝手のよさは「使い込むほど手になじむ」というところにあるわけだから、これは痛い。なんとも凄い依存体質になっているものだと、われながら呆れてしまった。
ともかくも、キャッシュだけでもと思って削除してみたが、それもダメ。他の設定をいくつか捨ててみても改善しない。システムモニタを開いてチェックすると、どうもフラッシュ関連のエクステンションがCPU100%と暴走しているのが原因のようだ。そうとわかっても、じゃあどうやればいいのかわからない。
こうなったら再インストールしかないかと思ってSynapticパッケージマネージャを起動し、google-chromeのパッケージをチェックして、ようやく気がついた。リポジトリが無効になっている。調べてみると、11.04へのアップグレード時に無効化されていた。ということは、もう2ヶ月もアップデートなしで動作させてきたわけだ。その間、Chromiumの方は何度かアップデートがあったように記憶しているから、きっとその影響にちがいない。
再インストールがいいのかなとは思ったけれど、そのまま古いリポジトリを再度有効にして再読込をかけると、アップデートのお知らせが出た。そこでアップデートしたら、その後は不調は出ていない。
せっかくUbuntuを使っているんだから、うまくリポジトリを活用してアップデートは逃さずに捕まえましょう、というオチだった。
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2011年05月28日

Doobleは有望なブラウザなのかもしれない

いままでずいぶんいろいろな種類のブラウザをインストールしてきた。これは、ひとつには好奇心ということでもあるし、「よりよいブラウザが使いたい」という欲求であったり、そのときの環境(たいていは非力なPC)に対応した軽量な動作を求めるということでもあったりした。最近ではブラウザに残るCokkieその他の履歴が邪魔に感じる場合に、「じゃあ別のブラウザでもインストールしようか」というようなことになる。複数のアカウントを使ったり一時的にCokkieをオフにするような対処法ももちろんあるのだけれど、「それならいっそ他のブラウザを」と思うのは、上記の好奇心その他の動機があるからかもしれない。
最近ではそういうサブのブラウザとしては、AroraかSeamonkeyを使うことが多い。どちらも安定しているし、それぞれ特徴があって置いておく価値があると思うからだ。そのほかこれまで印象がよかったのはMidoriとかEpiphanyとかだろうか。Konqurorを入れていたこともあるけれど、あれはいまひとつの感じだった。
ともかくも、今日も、ひとつブラウザを入れてみようかという気になって、Synapticパッケージマネージャを立ち上げ、リポジトリにあるリストを眺めていた。すると、見慣れないDoobleというブラウザがある。興味を惹かれてインストールしてみた。Webkitベースで既にChromiumとかが入っているせいか、特に同時にインストールされるパッケージもなく、本体だけのインストールなのですぐに終わる。続きを読む
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2011年05月23日

LibreOfficeのBaseで販売管理

数日前に壊してしまい失った販売管理用のデータベースを、なんとか週末かけて復旧した。もともと構築にかなりの手間がかかったものだけれど、作り直しにあたっては記憶も残っているのでそれほど時間はかからなかった。やり直すことを通じて全体の流れも見直せたし、Baseの使い方にもだいぶと慣れた。その成果を一例報告のような格好でステップバイステップにアップすることも考えたのだけれど、ちょっと時間がとれない。そこで、ポイントだけでも書いておこうと思う。自分自身の備忘のためにも。
  • Ubuntuの場合、LibreOfficeはリポジトリのものではなく、本家版を使うこと。これは将来的には変わるかもしれないが、当面は重要。本家版の場合、実行ファイルは/optにあるので注意が必要。

  • テーブルのIDは、自動入力にしておくこと。入力時に文句を言われないためにも。

  • フォームでは、要素の編集は基本的にコントロールで行う。右クリックで出して、出しっぱなしにしておく。ウィザードで作成したフォームの要素ではラベルとフィールドがグループ化されているが、これはCtrlを押しながらクリックすると中に入れる。

  • フォームでサブフォームを追加するのは、フォーム・ナビゲーターを使う。これはツールバーのフォーム・デザインに配置されている。

  • ドロップダウンリストで入力できるようにするには、ボックスをコンボボックスに変更した上で、コントロール中の「ドロップダウン」を「はい」に設定する。リストは、データタブの「sql」でGUIで指定できる。

  • フォームで、なぜかテキストが「0」と表示される場合がある。この場合、テキストボックスを「書式設定されたフィールド」にして書式設定でテキストに変更するとうまくいく場合がある(そうでない場合もある)。

  • コントロールでのフォントの指定では、フォントの大きさは整数ポイントでしかできないようで、10.5ポイントは11ポイントに変更される。

  • 集計のためには、クエリをつくる。GroupとSumを合わせて使う。

  • 固定値(定形テキスト)をテキストに追加する方法がよくわからないので、値を1つだけ入れるテーブルをつくって、そのフィールドをクエリで足し合わせる方法でごまかした。具体的には顧客名につける「様」

  • 月次処理のために月別に振り分けるクエリがうまくつくれなかったので、月次を手動入力することにした。月をまたぐ特例なんかが実際の運用で発生することがあるので、これはこれでいい方法かもしれない。

  • 見積書など、PDF化の必要のあるフォームの要素は、全てアンカーをページに置くように変更した。デフォルトは段落配置になっているが、これがレイアウトの崩れる原因となりがち。変更は面倒なようだけれど、全要素を選択しておいてコントロールでまとめて変更できる。要素を追加したときには注意。

  • 他にもあったような気がするけれど、とりあえずこのぐらいで備忘にはなるだろうな。ステップバイステップのチュートリアルでもつくれればいいんだけど、現段階でやったら恥さらしかもしれない。それでも、役に立つような気はするけれど。なにせ、このBaseの素人にとってのとっつきにくさといえば半端ではないように思うので。時間がなあ…
    posted by 松本 at 16:13| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2011年05月21日

    Ubuntuのデータベース・フロントエンドあれこれ

    元Macユーザーの私にとってデータベースといえばFileMakerなので、データベースソフトといえばあのイメージがある。実際、あれはよくできたソフトだ。Windowsで代表的なのはAccessだろうが、ごく初期のバージョンを一時使っていた感覚では、あれはかなり高度な知識が必要になる。直感的な操作ということではFileMakerの方がいい感じだったと、まあこれはずいぶんと昔の話。
    ともかくも、そういうイメージでUbuntuにやってくると、案外にもデータベースがない。いや、データベース関連のソフトはMacやWindows以上に豊富で強力なわけだ。ところが、これが素人のイメージするFileMakerやAccessとは全くちがう。mySQLやPostgreSQLのサーバーはデフォルトで入っているのだが、「それってどう使うの?」と、まるでとっかかりがない。プログラマが扱う領域なわけだ。それ以外にもオープンソースのデータベースプログラムがあるが、やっぱり敷居が高い。その上のレイヤにもいろいろなプログラムがリポジトリにはあるが、これまた使い方がわからない。結局、FileMakerだのAccessだので私のイメージにある「データベースソフト」は、フロントエンドの印象でしかないわけだ。だから必要なのは、本格的なデータベースサーバーではなくそのフロントエンドのGUIだということ。これがなかなか、「うん、使えるね」というのを見つけられなかった。
    実際には、ないわけではない。いちばん簡単なのは、やっぱりOpenOffice(あるいはLibreOffice)のBaseだろう。それでも、FileMakerやAccessに比べればずいぶんと難しい。わかってしまえば「なあんだ」というようなことでも、わからないからなかなか先に進めない。これは、ヘルプとかチュートリアルの問題ではなく、やっぱりUIの設計なのだろうなと思う。だいたいが、私はヘルプとかチュートリアル、マニュアルなんかをほとんど読まず、GUIに導かれるままにソフトを使っていく癖がついてしまっている。「習うより慣れろ」式なわけだ。MacがそういうUI思想だったから、パソコンなんてそういうものだと思ってしまったのかもしれない。そういう感覚でいては、なかなかBaseは使いこなせない。5年間も何度かトライしては敗退を繰り返し、ようやく少しはわかるようになってきた。
    そんなとき、単純な失敗でデータをすっ飛ばしてしまうハプニングがあった。幸い使いはじめで実質的なデータはそれほど入っていなかったので被害は小さいのだけれど、それでも一から構築し直さなければならない。それならこれを機会に他のデータベース・フロントエンドに乗り換えるのはどうだろうと、ちょっと調べてみた。
    データベースのフロントエンドには、有力なものとして、GnomeのGlomとKDEのKexiがある。以前、データベース用のアプリを探していた時代、どちらもそれぞれに一応チェックした。Glomは何がなんだかわからず、Kexiは当時まだ開発が進んでおらず、動きが非常に怪しかった。たぶんFeistyかHardyの頃だと思う。それでもその時代からどちらもリポジトリには入っていたようで、久しぶりにインストールしてみて、「そういえばこういうのもあったよなあ」と、ようやく思い出した始末。
    その頃よりは私も多少はUbuntuのことがわかってきたこともあるのだろう、今回は少しは使えそうな気がした。そこでどちらかで失われたデータベースの再構築ができないかと、ちょっといじってみた。
    まず、Kexiを試してみた。使い方がよくわからないからまず見本をと思って「テンプレートから作成」を選択してみたけれど、肝心のテンプレートがない。ネットを探してみても、3つほどしか出てこないから、あまり人気のないソフトなのかもしれない。仕方ないので「新規に作成」から進んでみる。以前に触ったときのはるかな記憶と比較すると、ずいぶん進化した様子。テーブル、クエリ、フォーム、リポートと並ぶ左ペインの感じは、だいたいOpenOfficeのBaseと同じなので使えそうな気がする。ツールがタブ式に配置されているのも運用を開始したら強みになるだろう。早速テーブルをひとつつくってみる。だいたいBaseと同じ感じなのでそれほど迷うことはない。ところが、このテーブルを保存しようとすると文句を言われる。なぜかと思ってよく見ると、どうやら日本語で入力した「キャプション」が、全て「_」と解釈されてしまっている。要は日本語対応がうまくいっていないわけだ。これではちょっと使えない。ということで、この段階でKexiは断念。
    次にGlom。こちらは以前の記憶が全くない。これも同様にテンプレートから作成してみようとするのだけれど、これが何度やっても途中で処理が袋小路に入ってしまうらしく進まない。仕方ないので、やはり新規作成。こっちのほうがKexiよりもFileMakerに近い感じかもしれない。データはどうやらカード式に個別に保存される様子だ。これは設計としては堅牢だろうと思う。クラッシュした直後だからこれは好ましく思えた。ただ、その分だけデータのサイズが半端ではない。何もデータを入れていない段階、まだレイアウトすらやっていない段階で37MBもある。これって、運用したらどこまで膨れるのだろうと、ちょっと不安になる。なんだか使い方もよくわからないしと思って公式サイトに行くと、「Ubuntuのリポジトリにあるのはバグが多いからPPAのを使え」と書いてある。テンプレートから作成できなかったのもそのせいかと合点してリポジトリを導入してみるが、なぜか通らない。よく見ると、まだNatty用のリポジトリが出来ていないようなのだ。そこでMarverickのを入れてみたが、これはバージョンがUbuntu公式のものよりも低い。あえてそっちを使おうと思うと依存関係がめんどくさそうなので、この段階でGlomも断念した。
    ということで、結局はOpenOffice(LibreOffice)のBaseに戻るわけだけれど、そもそも今回データが壊れたことだって、現在の運用に問題があるからではないかという気がしている。というのは、LibreOfficeのBaseは、どういうわけかコントロールやナビゲーターがうまく表示されず、円滑な運用ができない。しかたないのでWineでWindows版のOpenOfficeを入れてBaseに関してはそっちで運用しているのだけれど、これはさすがにWineだけあってバグっぽく、ときどきJavaを見失ってくれたりもする。こういう無理な運用がやっぱりよくないと思うので、Baseを使うのならLinux上できちんと動くOpenOfficeなりLibreOfficeなりを入れたいと思う。
    ということで、Natty用のOpenOfficeのリポジトリがないかと思ってあちこち探したのだけれど、見つかったものは結局はLibreOfficeへの移行パッケージで、OpenOfficeをインストールしてくれるものではなかった。公式の.debファイルをインストールするのは前回失敗しているし(本当は失敗ではなく実行ファイルを見失っていただけなのだけれど)、それならDebianの公式バイナリとか、いろいろ試したけれどダメ。
    最後に、LibreOfficeの公式サイトからLibreOfficeの.debファイルをダウンロードして解凍後、そのフォルダで端末を開いてsudo dpkg -i DEBS/*.deb を実行したら、LibreOfficeの最新版がインストールされた。実行ファイルの場所だけが問題で、これは/opt/libreoffice/program内にあった。ここから起動するようにすれば全然問題はないのだけれど、以前にはわからなかったわけだ。
    で、本家版のLibreOfficeなら、Baseが全く問題なく動作する。コントロールもナビゲーションも、きちんと表示されるわけだ。なんのことはない。LibreOfficeそのものにはバグはなかった。もしも問題があるとしたら(私の環境だけの問題でないとしたら)、Ubuntu用のパッケージに問題があるわけだ。だから、LibreOfficeそのものの問題としてはいくら検索しても上がってこなかったわけなんだろう。
    ということで、これからLibreOfficeを使ってデータベースの再構築をすることになる。手間はかかるけれど、まあ、いろいろといい勉強をさせてもらったわけで、まあこれもよかったのかなと思う。パソコンって、そういうもののような気がするし。
    posted by 松本 at 12:24| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2011年05月20日

    データベースが壊れた

    バックアップファイルを取っていなかった自分がいけないのだけれど、ようやくうまく稼動し始めたデータベースが壊れてしまい、全てのデータを失ってしまった。なんとも情けない話。
    何のデータかというと、事業の販売管理データ。これまでずっと表計算(.xls形式。最初はMS Excelで、後にOpenOfficeのCalc)で管理してきたのだけれど、けっこう手間がかかって鬱陶しいのでデータベースに移行しようと思った。それが1ヶ月ちょっと前のこと。使うソフトはOpenOfficeのBase。これがLibreOfficeになってうまく動かなかったりと、いろいろ問題はあったのだけれど、ようやく少し前から順調に動くようになった。それまでは旧システムと併用していたのを、いよいよ完全移行だなあと思った矢先にデータが壊れてしまった。ファイルを開こうと思っても、開けない。無理に開くとCalcかWriterが立ち上がって文字化けしたテキストとして読み込んでしまう。これではどうしようもない。
    バックアップを取っていなかったのは、ついこのあいだまで構築中で試行錯誤の只中だったから、バージョンがいくつもできるとややこしいと思ったからだ。だが、完全移行と思ったときに、まっさきにバックアップをとるべきだった。途中1回でもバックアップしておけば回復の見込みはあったのにと、悔やまれてならない。
    で、嘆いてばかりいても仕方ないので、これを機に少しOpenOfficeのデータベースのデータ構造を勉強してみることにした。まず気がついたのは、実は拡張子.odbのファイルは、実はzipファイルだということ。だから、拡張子をzipに変えると中身をみることができる。この段階で既にデータは壊れていて、書庫マネージャではエラーで開くことができず、Squeezeでは開くことはできるのだけれど解凍はできない。弱ったなあと思って検索しているとzipファイルの修復ソフトがWindowsにあることがわかった(こちらの記事)。そこで仮想環境のWindowsにこのソフトをインストールして壊れたデータベースファイル(拡張子を.zipにしたもの)を修復すると、無事に解凍できるようになった。続きを読む
    posted by 松本 at 21:28| Comment(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする