2012年11月10日

デスクトップマシンを退役させた

自宅の仕事部屋を模様替えするつもりで机の上を片付け始めたら、なんだかやたらとかさばるものがある。パソコンのモニタだ。長いこと使っていなかったからすっかり風景と化してしまっていたが、17インチのモニタは、はっきりいって邪魔だ。おまけに、そのケーブルをたどっていくと、さらに邪魔っけな筐体に行き着く。机の下に突っ込んであるせいで日常の邪魔にはならないのだけれど、これから模様替えとなると、思いっきり邪魔になることうけ合いだ。このデスクトップマシン、確か2006年頃に購入したもので、当時はまだいろんな業者が賑わっていたBTO製品だ。まだまだ割高感のあったデュアルコアのCPUを積むためにそういう選択をした。私が使いはじめたのはその3年後だが、その頃にはもうデュアルコアはごくあたりまえに搭載されるようになっていた。だからあまりありがたみもなかったのだけれど、速いことに変わりはなかった。そのころ私はAtom搭載のネットブックをメインマシンとして使っていたから、処理能力が必要なときにはこのマシンは重宝した。メモリは1Gと、いまとなってはかなり少ないのだけれど、十分に使いものになるマシンだった。

実際のところ、いま、仕事先で与えられている低スペック(Celeronに512Mメモリ)のデスクノートに比べれば、はるかに使いやすいと思う。いろいろ問題はあっても、やっぱりデスクトップ型ならではのパワーがある。ちゃんとグラボも搭載しているし。

ただ、じゃあ使うのかといえば、使わない。事実として、最後にそれなりに使ったのはほぼ2年前、当時メインマシンにしていたDell Inspiron mini 12が不調になったときにピンチヒッターとして使ったのが最後だ。あのときは、まちがいなく助かった。まともに稼働する機械がいつでも使える状態で確保してあることの重要性を再認識したものだ。
だが、その直後に現在愛用のAsus UL20Aを購入してからは、とんと起動しなくなった。スペック的にも現在のマシンのほうがすこし上で、あえてデスクトップ型を使わなければならない理由がなくなったからだ。予備マシンとしていつでも使えるようにはしてあるものの、結局OSのアップデートもせず、たぶん現在入っているのはUbuntu 11.04だろう。アップグレードを3度見送ったことになる。最後に起動したのは1年も前になるのではないだろうか。それも一瞬だけ古いデータを探すためだけに起動した。探していたデータはそこにはなく、結局は現在使っているマシンに移動済みだった。

こういう状態で置いておく必要はない。ハードディスク内のデータにしたって、「資産」なんて威張ったところで、実は2年以上触らないデータにほとんど利用価値はない。1年以上電源も入れないマシンも同様だ。それは不用品だ。

気持ちの上では、まだまだ実用の価値があるマシンを退役させるのは忍びない。けれど、このまま置いておいてもなんのメリットもない。たしかにいま使っているマシンにはCD/DVDドライブはないから、その点だけでも置いておく価値はありそうではある。けれど、そもそもそういったドライブが必要ないから2年近く使っていないのだ。これはもう、不要と決めてしまってなんの問題もない。

ということで、物置からもともと入っていた段ボールを引っ張り出して収納してしまった。収納したところで、なにか意味があるわけではない。物置のなかでどんどん時代遅れになっていくだけで、数年たたないうちに本当のレガシーになってしまうだろう。

本来なら、中古品として売っぱらってしまうのがいい。けれど、BTO品のかなしさで、これをセコハンショップにもっていっても(あるいはオークションに出しても)、ろくな値段はつかないはずだ。当面は予備としておいておくほうがメリットがある程度の値段にしかならないだろう。

だれか、活用してくれる人がいれば譲ったっていいと思う。けれど、Windowsも入っていないUbuntuマシンを欲しがる人はいないだろうな。悔しいけれど。
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2012年11月05日

Ubuntu使いの余得 - 古めのWindows XPでタッチパッドの改善

私はタッチパッド派だ。ノートパソコンをタッチパッドで使う。もともとはノート型でもマウスを使っていたし、いまでもマウスのほうが使いやすいなあと思うことは多い。けれど、いつの頃からかマウスを使うのをやめてしまった。その理由のひとつは、日ごろマウスを使っていると、モバイルで急にタッチパッドになったときにとまどってしまうからだ。もちろんマウスのひとつぐらい持ち歩けばいいのだけれど、たとえば膝の上ではマウスは使えない。どんな狭い所でもとりあえず蓋を開くことさえできれば使えるのがノート型の強みなのに、その強みが十分に活かせない。それなら日頃からタッチパッドに慣れておくほうがいいだろう。
もうひとつの理由は、そちらのほうが大きいのだけれど、ちょっと情けなくもある。私はどうも机の上をきれいに片付けるのが上手ではない。特に、事務仕事で資料やら紙やらを机の上に広げなければならないときには、困る。そんな広くない机の上で、マウスを自由に使えるだけの空間を確保するのはむずかしい。マウスを操作する空間があるのなら、そこに必要な書類を広げたい。
ということで、タッチパッドは机の上の占有空間をセーブする意味もあって使っている。

だから、タッチパッドの設定には、それなりにこだわる。たとえばタッピングはオフにする方が正確な操作ができるし、もちろんキー入力中はタッチパッドの操作を無効にする方がいい。そして、右コーナーの縦スクロールは必須だ。タッチパッドにはマウスのホイールがないのだから、これがないと画面の縦送りにいちいちポインタを動かさなければならなくなって、スムーズな操作が妨げられる。

先日Ubuntu(というかLXDE環境のUbuntu)をインストールしたマシンは、ネイティブではWindows XPだ。WordやExcelの微妙なレイアウトの互換性の必要があるから、ときにはこのXPに戻ってファイルを操作する。そして、その際に縦スクロールが効かないのに気がついた。これは困る。

こういうときには、ドライバをアップデートすればいい。SynapticsのドライバでOKだったはずと記憶をたどって、インストールした。その後、コントロールパネルのマウスの設定からさらに奥にあるドライバ設定のプロパティで縦スクロールを有効にすると、再起動後にちゃんと動作するようになった。

こういうのは、特別なTipsでもないのかもしれない。けれど、もしも私がUbuntu使いでなかったら、縦スクロールができないマシンを与えられたときに、「こんな古い機械ではやっぱり縦スクロールはできないんだなあ」と思って終わってしまっただろう。ところが、Ubuntuなら同じマシンで縦スクロールができる。ということは、ハードウェア的には全く問題ないということだ。XPでできないのはソフトウェア的な問題であって、それは適切な対処方法で改善する。Ubuntuを使っているからこそそれに気づくことができた。

これは、Ubuntuを使っている余得だなあと思う。ひとつのOSにしばられないことで、いろんな可能性が見えてくる。ありがたいことだ。
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2012年10月28日

ScribusでCMYK変換?

先日、チラシをつくる必要があり、まあそういうことならこれまで何度となくやってきているWebのオンデマンド印刷でやってしまおうと思った。データはInkscapeでつくり、関係先の校正を受けて、それはそれでけっこう時間もかかったけれど、ともかくも入稿すればいいところまでこぎつけた。そこで、安い業者を探してデータアップロードをしようと思ったのだけれど、その業者は、RGBデータを推奨していない。そりゃあもちろん印刷の常識としてはそうなのだけれど、あまり色に神経質になるデータでなければ、なに、RGBで突っ込んでしまってもそこは出力側の自動変換でそれほど悲惨なことにはならないのも経験でわかっている。Inkscapeのデータは基本的にはRGBだから、当初はそのままアップロードしてしまおうかとも思った。

ところが、この業者のFAQを詳しく読んでいると、PDF入稿の場合は必ずCMYKデータにしろと書いてある。他の形式に関しては「非推奨」程度なのに、PDFでは「必須」らしい。Inkscapeの場合はどうしたってPDFになるので、そこまで書かれたのでは強行するのに慎重にならざるを得ない。

ということで、以前にやった記憶をたよりに、ScribusでCMYKに変換をしようと考えた。ただ、以前の方法はすっかり忘れているので、新たに情報をゲットしようと「Scribus CMYK」で検索したら、自分のページがまず出てきたのには笑ってしまった。けれど、自分のやってることなんて信用はできない。二番目に出てきたこちら(scribus を利用してCMYK出力)の記述を参考にすることにした。

以前やった方法では、ひとつひとつの色を手作業でCMYKに変換した。けれど、そんなことをしなくても、ScribusのレイアウトデータからPDFへの出力時にCMYK変換が可能というのが上記の情報。そして、以前にはInkscpapeで作成したSVG形式のデータをScribusで開くと悲惨なことになった記憶があったけれど、今回は「ぼかし」のエフェクトをかけたところ以外は完全なかたちで読み込みができた。ぼかしのエフェクト部分だけを別途ビットマップで書き出しておいてそれをInkscapeで再レイアウトしてからScribusで開くと、SVGデータが全く問題なくScribusのデータとなる。これを、指定の方法で(といっても単純に出力時に「[色] - [出力の目的] ---> プリンタ」を選択するだけ)で、PDF化。そのデータを入稿した。

さて、本日そのチラシが刷り上がってきて、仕上がりはまずまずこんなもの。ただし、本当にPDFデータがCMYKに変換されていたのか、それとも実はRGBデータのままで出力側の自動変換がかかっただけなのか、それは確かめる術もない。

まあ、いつものように結果オーライということで、これでよしとするしかないのだろう。しかし、そろそろ印刷業者の入稿オプションにも、「制作したOS」の欄にMacとWinに加えてLinuxとかUbuntuとかいう文字がほしいものだと思う。ほんと。
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2012年10月21日

Ubuntu 12.10へのアップデート

ちょっと時間がとれなくてメインマシンはまだ12.04のままなのだけれど、仕事で出入りしている事務所のパソコンにこっそりインストールしたUbuntuにはデータもあまりはいっていないし、失敗しても大きな問題にはならないので、12.10のリリースを機にアップグレードすることにした。新規インストールは先日、別のネットブックにベータ2をインストールしているから、今度はアップグレード。こっちのほうが時間はかかるけれど、パーティションの設定その他のめんどうな手続きはない。

アップグレードには、アップデートマネージャを使う。まず通常にアップデートマネージャを起動して、アップデートを全て適用しておく。デフォルトだと、これで「このコンピュータのソフトウェアは最新です」と表示が出るだけだ。ここで、ウィンドウ左隅の「設定」ボタンを押し、「アップデート」のタブで最下部にある「Ubuntuの新バージョンの通知」をデフォルトの「長期サポート(LTS)版」から「すべての新バージョン」に変更する。そして「再チェック」ボタンを押すと、ウィンドウの上部に「Ubuntuの新しいリリース"12.10"が利用可能です」と案内が現れ、アップグレードボタンが押せるようになる。データを全てバックアップしておいて、いざアップグレード。アップグレードには、環境によっても異なるが、2時間近くかかるようだ。途中、いくつかのダイアログがあるので、完全放置ではなく、ときどき様子は見たほうがいい。

アップグレードはしたけれど、特に使い込んでいるわけでもないので、感想は特にない。とりあえず気づいたのはLibreOfficeの起動スプラッシュがWindows版のものと同じになったことぐらいかなあ。
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2012年10月14日

ubuntu 12.10 Quantal Quetzalのとりあえずの感想

しばらくUbuntu絡みのネタもないままに日が過ぎていたが(といってもUbuntuを使うのをやめたわけではなく、むしろ、あいかわらず以上に毎日使っているのだけれど)、ふと気がついたらもう間もなくアップグレードの時期になる。たまたま、仕事先でネットブックが転がっていたので、「これにUbuntuを入れたら都合がいいなあ」と思っていたこともあり、12.10 Quantalのベータ2をインストールしてみることにした。ネットブックなのでCDドライブがないから、USBディスクからの起動。これはあっさりとできたけれど、ただ、さすがにネットブックだけあって、時間のかかること。

さて、インストーラーからして、すこし感覚がちがう。これはひょっとしたら12.04のときもそうだったのかもしれないけれど、インストールに手間取りそうなハードディスクの構成になっている場合、はなからインストールができないようになっている。このネットブックはメインのドライブとデータ用のサブのドライブ、それにリカバリデータのはいったパーティションのほか、メーカーのリカバリソフトの収納されたパーティションがあって、それだけで4つのプライマリパーティションを使い尽くしている。だから、パーティションを切り直してUbuntu用のパーティションを新設するというUbuntuのインストーラーのデフォルト処理ができなくなっている。以前なら、これはパーティションの指定のところでWindowsを消去するオプションしか選べないという袋小路に陥って「うまくいかないなあ」と諦めることになっていたと思う。ところが、今回のインストールでは、「Windowsの一部としてUbuntuをインストールする」というオプションが加わり、そちらを選択すると再起動してWindowsが立ち上がるという仕様になっていた。つまり、パーティションを切るのを諦めてWubiでUbuntuをインストールしなさいということだ。これはこれで、親切かもしれない。

ただ、Wubiは使うつもりがなかったので、私はライブ起動状態でGpartedを立ち上げ、Windowsのデータ用のドライブ(Dドライブ)が割り当てられているパーティションを潰し、ここに拡張パーティションをつくった上で、その拡張パーティション内に論理パーティションを切って、あらためてWindows用のデータ領域とUbuntu用のパーティション、Swap用のパーティションを作成した。こうやっておいてから再度インストーラーを走らせ、手動でインストール先を指定すると、ハードディスクにうまくインストールできる。

もうひとつ、小さな改良で嬉しかったのは、Grub2の設定だ。Grubには、起動可能なオプションが上から順番に並ぶことになる。ほかの人も使うパソコンなのでデフォルトをWindowsにしておく必要があるのだが、これはGrubのデフォルトファイルを変更することでかんたんに可能になる。ところが、カーネルアップデートが入ると、この指定してある順番が狂う。これも12.04からは古いカーネルをまとめてくれるようになったので1回だけアップデートがあったらそのあとは狂うことがなくなったのだけれど、逆にいえば1回は狂うことになっていた。それが、(まだ確認はできていないが)どうやら今回の12.10では、Ubuntuの起動のデフォルト以外の全てオプションを1つにまとめてくれているようだ。こうなると、Windowsを起動させる順番の指定は、カーネルアップデートでも狂うことがない。これは嬉しい。

あと、インストール時にユーザーのアイコンを指定するよう促されるようになった。これはWindowsやMacと同じ仕様だ。「そこまでWindowsのマネをしなくても」と思わなくもないが、実際のところこれは視覚的にわかりやすい工夫なので、やっぱりそうあるべきなのだろう。ただ、いきなり内蔵のWebカメラで顔写真を撮られかけたのには、ちょっとまいったけれど。

まだアプリその他を使っていないのであくまでインストールまわりの印象だけだけれど、12.10になってもますます洗練されてきているようだ。こうなってくると、以前のようにこっちが唖然とするような破天荒なバージョンが懐かしくなったりもする。まあ、ここまできてしまっては、そういうわけにもいかないだろうけれど。むかしは「x.10系は荒れる」なんてパターンもあったよなあ…

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2012年07月24日

IIJの高速モバイル/Dで追加クーポンを買ってみた

数日前「イオンSIMからIIJ-SIMへ」という記事でIIJの高速モバイル/Dのミニマムスタート128プランを使いはじめたことを書いた。このプラン、128kbpsと非常に低速なのだけれど、同じように低速の日本通信のイオン限定SIMよりはレスポンスがいい。そして、1枚500円のクーポンをチャージすることで「下り最大75Mbps、上り最大25Mbps」に100M単位でスピードアップすることができる。数日IIJのSIMを使ってみて、履歴を見ると、だいたい1日の使用量が10Mぐらいになっている。これはこれでいいのだけれど、先週の土曜日、そうしょっちゅうはない出張がはいったのを機会に、一度、クーポンを買ってみようと思った。500円払ってもネットに繋ぎたいときはある。そういう感覚だ。
チャージはマイページからワンクリックで可能。即利用可能になるけれど、こうなると通信費がもったいない気がして自宅にいる間は自宅LANの無線につないでおいた。そして出張。あたりまえの話だけれど、普通につながる。テザリングでパソコンを使ってみると、普通に自宅や仕事先で無線LANを使っているのとまったく感覚的には変わらない。あまりにあたりまえすぎて書くネタに困るほど。ちなみに、使ったパソコンはもちろんUbunut。Ubuntuだからといってなにが変わるわけでもないのは、やっぱり書くまでもないあたり前のことだ。

ひとつ気づいたのは、チャージをして接続速度を早くしても、モバイルIPフォンの「一拍遅れる感じ」は改善しないことだ。イオンSIMからIIJのSIMに変えたときには明らかにタイムラグが減少したけれど、同じIIJでは回線スピードがアップしても変わらない。ここまでくると回線スピードの問題ではなくIPフォン独特の問題、もしくはIDEOS自体のハードウェアのショボさが原因なのだろう。

出張先で使うからとチャージしたわけで、この日の通信量は通常の10M程度よりも多く、16Mぐらいあった。けれど、出先でちょっとネットで検索する程度でこのぐらいなわけだから、特にハードな使い方をするのでなければ1回のチャージで数日はもつだろう。平常時であれば10日程度は使えそうだ。1ヶ月なら1500円。基本料と合わせて2500円だから、まあ安い部類かもしれない。実際にはたまにチャージするぐらいで実用上は十分かもしれない。

割といいプランのような気がしてきた。
posted by 松本 at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日

イオンSIMからIIJ-SIMへ

Ubuntuとはまったく関係のない話題なのだけれど、モバイル端末のSIMを変えたのでその感想を。

現在使っている端末は日本通信の(というかHuaweiの)IDEOSで、これに日本通信のイオン限定プランSIMの最安Aプラン980円也を差して使ってきた。通常の携帯を仕事用に回した関係で、こちらはプライベート携帯という位置づけで、当然通話にも使いたい。だから、IPフォンのプラン(月額490円)も同時に申し込んで使ってきた。

ただ、このイオンSIMは遅い。安いけれど遅い。いくらIPフォンでも通話に使うのには推奨されていなくて、実際、声が届くのにずいぶん時間がかかる。まるで30年前の国際電話のような時差を感じることができるシロモノだ。それだけでなく、Webページの表示が遅い。Twitterとメールだけならなんとかなるけれど、それ以上の使い方には相当に無理がある。Twitterとメール専用で使うことを想定したプランだといってもいいだろう。これで通話をしようという方が厚かましい。厚かましいけれど、サブの携帯だから、やっぱり通話や簡単なWeb閲覧ぐらいはやりたい。

8ヶ月前に使いはじめてからずっとそんなことを思ってはいたのだが、かなり遅耳情報で、IIJという接続業者がイオンSIMと同じような格安のSIMを出しているということを1ヶ月ほど前に知った。噂では、公称速度はほとんど変わらないのに体感速度ではIIJの圧勝だという。そこで、誘惑に負けてついついこちらの方に申し込んだ。調子がよければ乗り換えても、月額使用料はかえって安くなるほどだ。まあ、このぐらい安価になると初期手数料の3000円がかなりこたえることにはなるのだけれど。

さて、本日届いたIIJのSIM、早速差し替えて試してみた。その結果は、こんな感じ。 

  イオンSIM(プランA)
IIJ-SIM(ミニマムスタート128プラン)
IPフォン(日本通信のもの)
かなり時差がある
少しの時差がある
Skype
PCから端末への音声がほとんど聞こえない。
なんとか会話ができる。
Webページの表示
遅い
遅い。気のせいか、少しだけイオンより早い。
マップ
遅いが実用の範囲
遅い
メールやTwitter
問題なし
問題なし

意外だったのは、マップを使ったとき、イオンSIMの方が早かったこと。これは、日本通信のIDEOSでは画像の圧縮通信技術が採用されているからなのかもしれない。その他は、ほとんど差はないが、IPフォンの時差がいくらかマシになるのと、イオンSIMでは使い物にならなかったSkypeがどうにか使えそうだということが、ちがいとして大きい。少し迷ったけれど、マップよりも電話を使うことのほうが多いかなと思って、IIJへの乗り換えを決定した。もうひとついえば、IIJは追加料金を払って一瞬だけ高速にすることが可能になる。これはひょっとしたらこの先大きいかもしれない。
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2012年06月21日

Ubutnuプロモーションのための資料

ちょっと考えるところがあって、企業向けにUbuntu導入をプロモーションするための資料をつくった。日本人向けには本当はパワポのスタイルで俵とかイラストを多用した資料がウケるとはわかっているのだけれど、個人的にはああいう中身のないスタイルは読んでいて疲れるだけなので、文字中心のPDFにした。こちらにまとめてある。

Ubuntu導入を考えている企業のために

これまでもっぱら個人利用の視点に立ってUbuntuについて書いてきたのだけれど、昨年から今年にかけて複数の企業に出入りして仕事をする機会があった。そういう場所でも、いや、そういう場所だからこそUbuntuがより役立つことを痛感した。トラブルの多いパソコン運用をしている仕事場が多いのを見て、「Ubuntuを導入すればもっと楽になれるのに」と何度も思った。

私は個人利用とはいえ、個人事業主ということもあって、Ubuntuが仕事に使えることを十分に知っている。けれど、Windowsがお仕着せで与えられる企業の内部にいては、Ubuntuのポテンシャルは気づかないかもしれない。あるいは気づいても、それを企業内で提案していけるだけの時間も余裕もないかもしれない。それならば、そのポテンシャルを十分に知っている私が、提案書とまではいかなくとも、提案書を作成する上でのたたき台や添付資料ぐらいには使える文書を用意するべきではないかと思った。

そういう狙いがあるから、文書は5つに分割した。どれを使っても、どれを使わなくても、それぞれのケースに合わせて活用してもらえると思うからだ。もしも自社内でUbuntuを使いたいと思う方がいらっしゃったら、周囲の説得のためにぜひこの資料を有効活用していただけたらと思う。もちろん、不十分なところはどんどん補足していただければ幸いである。
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2012年05月29日

Windows XPのパスワード回復

仕事に行っている先にやや古めのWindows XPマシンがある。一時的にこの機械を使いたいと思ったのだけれど、やっぱりUbuntuで作業をしたい。とはいえ、長く使うわけではないので、ハードディスクにパーティションを切ってまでインストールするのは考えものだ。だいいち、古いマシンなのでハードディスク容量が小さく、パーティションを切り直すにもちょっと余裕がない。

こんなときは、Wubiがいい。WubiはWindows上のファイルとして仮想HDをインストールするもので、使い勝手は実機インストールとほとんど変わらない。そして、Windows上からアンインストールできるので、使わなくなったら跡形もなく消し去ることができる。若干不安定なところがあるのとWindowsのフラグメンテーションで若干処理速度が低下する傾向があるといわれるのがデメリットだが、まあ、テンポラリーな使用では問題になるほどのことではない。

ということでWubiでUbuntuをインストールしようとしたのだけれど、あっさりとはねられてしまう。その原因はすぐにわかった。管理者権限のないユーザーでXPにログインしていたからだ。Wubiのインストールには、管理者権限のあるユーザーとしてログインしていなければならないわけだ。
そこで一旦ログアウトして管理者権限のあるユーザーでログインしようとしたら、これがうまくいかない。パスワードがわからないのだ。この事務所、人の出入りの激しいところで、情報がうまく引き継がれていない。管理者アカウントをだれも使わないまま一世代がたってしまって、そのパスワードが失われてしまっている。よくこれでここまで使ってこれたものだと感心してもしかたない。

こういうときはどうすればいいのか。ネットを漁るといろんな知恵が出てくるが、Ubuntu使いとしてはUbuntuのライブCDでパソコンを立ち上げて、そこからXPのレジストリをいじればいいのではないかと考えた。そこで古いライブCDを持ちだしたのだけれど、それを使うまでもなく、ごく簡単なパスワードのリセット方法が見つかったので、備忘のために書いておこう。Ubuntuそのものとはまったく関係のないTipsなのだけれど。

まず、Windows XPを起動する。自動ログインの設定をしていなければユーザーの選択画面になる。自動ログインの設定をしている場合は、一旦ログアウトすればいい。このユーザー選択画面で、Ctrl+Alt+Delの組み合わせキーを2回続けて押す。この2回連続して押すところがミソらしい。すると、ユーザー名とパスワードの入力を求めるダイアログが現れる。このダイアログ、ユーザー名をキーボードから入力できるので、表示されたユーザー名を削除し、ユーザー名として「Administrator」を入力する。このデフォルトの管理者アカウントは、実はパスワードが設定されていない。これはあり得ないセキュリティホールだと思うのだけれど、まあおかげさまでパスワードなしでも管理者としてログオンできる。いったん管理者としてログオンすれば、あとはパスワードのリセットはコントロールパネルからでOKというわけだ。

ということで、Ubuntuを持ち出すまでもなく管理者アカウントのパスワードはリセットでき、無事にWubiからUbuntuもインストールできた。しかし、久々のレガシーなマシンで、遅いことこのうえない。それを思うとXPは軽快なのかもしれない。ちょうどUbuntuの7.04の頃が軽かったように。

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2012年05月14日

Ubuntu 12.04 Precise PangolinをAsus UL20Aにインストールしてみた

一昨年暮れにそれまでのメインマシンのDell Inspiron mini 12の突然の不調で急遽手に入れたAsusのUL20Aは、その後もずっと愛用して非常に手になじんだメインマシンになっている。ただ、これは1年ばかり前に11.04 Nattyをインストールしたままで、ついに11.10はスキップしてししまった。去年はいろいろあったからなあ。ただ、Ubuntuの進化にまったくついていっていなかったかといえば、そうでもない。去年から自宅兼事務所のデスクトップを離れて出先で仕事をする機会が増えたのだが、去年の秋には11.10 Oneiricを仮想環境にインストールし、この4月からは東芝Dynabookの実機にベータ版段階からの12.04を入れて使ってきた。そして、わずか1ヶ月で、指先がUnityのUIを求めるようになってしまった。これはちょっと驚いた。

というのは、私は3年前からOpenBoxをベースにした変則デスクトップ環境で過ごしてきた。これはそのときに買ったDell Inspiron mini 12が低スペックでUbuntuデフォルトのGnomeではレスポンスが遅すぎたからだ。その後、機械が少しマシな現在のUL20Aになり、あるいはその他のマシンを使う機会があっても、「ええい、面倒だ」と、この使い慣れた変則デスクトップ環境を構築するのが常だった。デフォルトのUbuntuのデスクトップ環境に移ると、戸惑うことばかりが多かった。
ところが、Unityは手に馴染む。実のところ以前にも何度かUnityを試したことはあった。そのたびに、小さなトラブルがいちいち気になって、使うのを断念していた。ところが今回はそれがない。多少の使い勝手のちがい、「いつもの環境ならここがうまくいくのになあ」というのがないではないけれど、それが問題とは感じずに、「まあ、これはこんなもんだろう」と納得できるのだから、Unityも進化したものだ。現実にはまだ小さなバグが未解決なのか、どの環境でも起動直後にエラーメッセージが出るけれど、これも遠からず解決されていくだろう。

ということで、愛用のUL20AもPreciseにすることにした。めんどうなのでアップデートマネージャからアップグレードしようかとも思ったが、11.10をスキップしているのでアップグレードが二度手間になる。新規インストールをのほうがトラブルが少ないし、今回はクリーンインストールで進むことにした。まずはバックアップ。

さて、インストールディスクを用意するのだけれど、たまたま手もとに十分なUSBメモリスティックがなかったので、32MのUSBメモリスティックにUNetbootinからネットワークインストール用の起動ファイルを仕込んで、ここから起動してネットワークからインストールすることにした。この方法はそれなりにお手軽なのだが、インストール時のダイアログがテキストになるので、Ubuntuのインストールに慣れていなければ戸惑うかもしれない。これまで何十度となくUbuntuをインストールしてきた私でさえ、パーティションの選択では一度迷って、最初からやり直したほどだ。

そのパーティションだが、前回のインストールでは/homeディレクトリを別パーティションに設定していた。これをこのまま引き継ぐのが順当なやり方だとは思うのだけれど、古い設定ファイルが障害になっても嫌なので、ルートディレクトリ/をインストールするパーティションにデフォルトのまま/homeを設定した。インストール後にfstabに追記して古いhomeディレクトリを自動マウントするようにしておいて、必要な古いファイルは新しいhomeのディレクトリを以前のディレクトリへのリンクで置き換えて(たとえば古い「ピクチャ」のフォルダのリンクをつくっておき、新しくできた「ピクチャ」を削除して、そこに「ピクチャ」の名称で移動しておくとか)、旧データを引き継ぐ。この方法は以前からときどき使っているのだけれど、わるくない方法ではないかと思っている。ただし、fstabの書き換えをいい加減にやって起動できなくなって焦ったのは秘密だ。最近のUbuntuはゲストでログインできるので、まずはゲストでログインしておいて管理者権限をもった新規ユーザーを追加し、その新規ユーザーでログインして失敗を修正することができた。やれやれ。

ともかくも、新規インストール後は特に問題もなく、快調に使えている。ただ一点、インストールしたままでは、画面の明るさを調整できない。これは11.04のときからそうだったので、Grubの設定を変更すればOKだということがわかっている。ただ、設定の細かいところまでは覚えていないので、改めてGoogle検索してみた。すると、こちらに、「/etc/default/grubは変更するな! /etc/grub.d/10_linuxのGRUB_CMDLINE_EXTRA="$GRUB_CMDLINE_EXTRA "にacpi_backlight=vendorを追記しろ」と書いてある。それでその通りやってからsudo update-grubをかけてみたが、再起動しても明るさの調整はできないまま。おかしいなあと思ってもうちょっと調べてみると、以前には/etc/default/grubの方を変更している。そこで以前と同じように、ここの
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash acpi_backlight=vendor"
と acpi_backlight=vendorを追記してgrubをアップデートしたら、ちゃんと輝度が調整できるようになった。以前からの方法で問題なかったわけで、じゃああの記事は何だったんだろうと疑問が増えただけだった。

ともかくも、これで快調に、最新のOSを使えるようになった。必要なアプリケーションはボチボチと追加していくことにしよう。考えてみれば、ずいぶんと余分なものも突っ込んでしまっているから。








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2012年05月11日

OpenOfficeのマクロで参考にしたサイト

しばらく前に小規模事業用の見積・納品・請求書類発行システムというエントリを書き、そこに「参考にしたサイトは別記事に記載の予定」と書いた。これは、さらにその前の記事で「さらに余力があれば、マクロについての解説も付け加えたい」と書いたことを踏まえてのことで、このネタでもう少し続けるつもりでいた。けれど、奇妙なものでいったん必要なファイルが完成してしまうと、急速に情熱は薄れる。作成中には「そうか! こんなヒントはどこかに書いてあれば参考になるな」と、いろんな発見があってブログのネタにする意欲も高かったのに、終わってしまえば「ま、別に自分が書かなくても、そのぐらいはわかるよね」と思ってしまうから人間とは勝手なものだ。

けれど、ソースをもらった先ぐらいは書いておくのが礼儀だと思うから、それらの記憶が完全に消失してしまわないうちに書いておこう。なお、このマクロはその後、私の事務所の運営に活用している。作成中にはあまり不都合に思わなかった仕様が、実際に使ってみると相当にユーザーアンフレンドリーだったりするので、「やっぱりシロウトのつくったものはダメだなあ」と思わないでもないが、まあ、自分のところの必要性は満たせているので、それでいいのかもしれない。

さて、実のところ、ほとんどのコードは、こちらからもらった。

OOoBasic

サイトの名称がちょっと不明なのだけれど、多くのブログで「はにゃさんのサイト」と紹介されている。非常に充実していて、掲示板まで含めればたいていの問題に対する回答が得られる。実際にはほかのサイトも多数(というか無数に)検索で探し出して参考にしたのだけれど、そういうところで得たソリューションを確認しているうち、「なんだ、結局はにゃさんのサイトに書いてあったじゃないか」と気づくことが多かった(というかほとんどだった)。だから、このサイトだけあげておけば十分、という気もする。決して完璧な答えが載っているわけではないけれど、サンプルコードを自分なりに解釈し、試行錯誤すればたいていは解決する。素晴らしい!

もうひとつよく参照したのがこちら。

Macroの杜(Sample Macro)

正直、こちらのサイトは説明抜きのサンプルコードだけで、おまけにそのサンプルコードが動かない場合もあって、決して使いやすくはなかった。けれど、かなり参考にはさせていただいた。というのも、マクロのコードは正解がひとつあるわけではなく、同じ動作をさせるにもいろいろな表現が可能だ。だから複数のサンプルコードを見比べることで、「ああ、なるほど」と、理解が深まる。そういう意味で、たくさんのサンプルを見やすく配列しているこのサイトはありがたかった。

サンプルコードといえば、英語ではあるけれど、このあたりにもある程度のサンプルがまとめてあった。

http://codesnippets.services.openoffice.org/index.xml

http://wiki.bolay.net/doku.php?id=programming:ooo:ooo

もっとも、これらの場所にある程度のサンプルであれば、OpenOfficeのフォーラムを検索すれば見つかることが多かった。

http://www.oooforum.org/forum/

http://user.services.openoffice.org/en/forum/

ただし、フォーラムのページにはGoogle検索でたどり着くことが多かった。

Calcのマクロについては、PDFでまとめられたものも検索で見つけることができた。

http://jacenty.kis.p.lodz.pl/i2cs/openoffice/lab_05b.pdf

基本的にはこれらに掲載されたサンプルコードをベースに必要な変更を加えていくわけだが、やっぱりマクロの基礎、つまりOpenOffice.org Basicを学ばねばならない場合もあった。本来は順序が後先ではあるが、これについてはこちらが公式に近い情報なのだろう。

http://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Basic

http://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Calc_Basic

このほか、ダイアログボックスに関してはこちら、選択行を1行下げるマクロはこちら、ドロップダウンリストについてはこちら、セル内の関数のマクロでの利用に関してはこちらこちら、などなど、個別のニーズに応じてあちこちのサンプルコードやチュートリアルを参考にした。結局それらは、最初にあげた「はにゃさんのサイト」をよく見れば書いてあることだったりもしたのだけれど、それはそれで相応の役に立ったことはやはり上記のとおりだ。

以上、簡単ではあったけれど、お礼と備忘を兼ねて記しておく。 

皆様、ありがとうございました。Thank you for your advise!

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2012年04月06日

Ubuntu 12.04 Precise Pangolinを使っている

自分用のメインマシンではついに11.10をスキップしてしまった(ついでに12.04へのアップグレードもまだ予定に入れていない)私だけれど、少し前から12.04 Precise Pangolinを使っている。これが非常に調子がいい。

ひとつは「Inspiron mini 12にPrecise Pangolinをインストールしてみた」で書いたとおり、小学生の息子のために用意した古いマシンにインストールしたもの。もうひとつは、半年間の予定で一日おきに顔を出すことになったある事務所のパソコンにインストールしたもの。私が使うために専用のノートパソコン(Fujitu)を用意してくれていたのだけれど、これがVistaマシン。改めて遅さを実感すると、Ubuntuを入れたくなった。どうせメールとブラウザ、オフィス系のソフトを使うぐらいだし、ソフトのインストールに関して特に規定はないということなので、普段使い用としてデュアルブートでインストールした。ふつうに起動すればVistaになるようにしておいたから、ほかの人が使う場合にも問題ないし、Windowsでなければ処理できないような共通ファイルがあったら再起動すれば済む。こういう運用にして感じたのは、たかがブラウザひとつ使うだけでも、Ubuntuの方がスピードを実感できるということ。もちろんVistaでもチューンナップすれば速くなるのだろうけど、やっぱりデフォルトの力は大きい。

さて、Precise Pangolinの印象だけれど、これは実に完成度が高い。実のところこれまでは(仮想環境で使った11.10を含めて)デフォルトのUnityではもどかしくてデスクトップ環境をOpenBoxに入れ替えていたのだけれど、今回はその必要をまったく感じなかった。だから、デフォルトのUnityの設定だけ少しカスタマイズして使っている。ほとんどデフォルトのままと言っていいかもしれない。

どこがどうと細かいことはいえないのだけれど、使っていて違和感がないのが完成度の証拠だと思う。LibreOfficeのバージョンも上がって、少しUIが変わったように思う。たとえばWriterで境界線がマウスオーバーで現れるUIは、以前にはなかったように思う。
これは11.10からなのだけれど、geditの検索が「検索・置換」と完全に別機能になったのは嬉しい。これはかなり使いやすい。

ぼんやりした印象だけれど、もうちょっと使い込んでいきたいと思う。
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2012年03月22日

Inspiron mini 12にPrecise Pangolinをインストールしてみた

もう10日ほど前になるのだけれど、次期Ubuntu 12.04のPrecise Pangolinをリタイア中のDell Inspiron mini 12にインストールしてみた。このマシン、1年ほど前に友人に引きとってもらう約束をしていたのだけれど、去年は本当にいろいろあった年で、結局その約束はキャンセルになってしまった。そこで、間もなく小学校4年生になる息子に初めてのPCとして渡そうかと計画し、クリーンインストールを試みたわけだ。

Ubuntu を使うことはほぼ既定ではあったのだけれど、どのバージョンにするかは実のところちょっと悩んだ。このマシン、ハードディスクが死んでいるので、外付けのUSBメモリにインストールすることになる。去年の5月に4GのUSBメモリにインストールしたときには(「Inspiron mini 12をUSBメモリで復活」)、10.04で成功した。言い換えれば、その段階での最新バージョンである11.04ではうまくいかなかった。さて、こんどはどうするかということだ。

ここで参考になるのが、Ubuntu 公式のPoulsboドライバのページだ。かつてPSBドライバを苦労して導入した頃とはうって変わって、GMA500には、EMGD driver、PSB-GFX driver、PSB driver、IEGD driverという4つの選択肢が用意されている。ただ、厄介なのは、それぞれのドライバによって対応できるバージョンが変わってくることだ。私が知っている伝統的なPSBドライバは、ネイティブでは10.10までしか対応しない。カーネルのダウングレードでどうにか11.04が対応するという時代遅れの代物になりつつある。IEGDドライバはさらに時代遅れで9.10のみの対応。EMGDドライバは2D、3Dだけでなくビデオアクセラレーションも使えるという優れものだけれど、ネイティブで対応するのは10.10のみで、それ以後はカーネルのダウングレードが必要になる。将来性を考えれば12.04がネイティブで対応するPSB-GFXドライバなのだけれど、これは2D機能しか対応しない。

ここはかなり悩んだ。悩んだけれど、結局は将来性にかけることにした。EMGDドライバなら、追加インストールせず、ドライバが12.04にもともと組み込まれているという。ということで、Ubuntu のバージョンも12.04 Precise Pangolinに決定。ちょうど最新版を追いかけるのいいタイミング、ベータ版が出たばかりということでもあった。
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2011年12月06日

Linux、ましてUbuntuなんて知らないパソコンユーザーにUbuntuマシンを渡してみたら…

Ubuntuがどれほど成熟しているかは、そもそもOSなんぞに興味のない人にUbuntuをインストールしたマシンを渡してみてその反応を観察してみるのがいい。ということはわかっているのだけれど、なかなか機会がなかった。ちなみに、数年前に妻にそうやったときには、まだUbuntuが発展途上段階だったせいか、かなりサポートに手こずらされた。それ以後はそういう機会がなかったので、「さて、どのくらいOSを意識せずに使えるようになったか」興味はあっても確認する機会はなかった。

それが、今日、たまたまあるオフィスでそういう機会があった。

このオフィスのボス、ネットショップを運営しているということで相当年季の入ったパソコンユーザーではあるのだけれど、その一方でIEとFirefoxの区別もあんまりつかない、と、技術面にはとことん興味のない人物。つまり、パソコンでやりたい目的、彼の場合はインターネットでモノを売ること、には強烈なほどの関心があるが、その裏側でどういうことが起こっているのかということはどうでもいい。彼ほど極端ではなくとも、多くのパソコンユーザーがそうだろう。

そのボスが、長年愛用していたパソコンの調子が悪くなって、最新のマシンに新調した。新調してすぐに古いパソコンは起動さえおぼつかなくなったので、いいタイミングだったと言えるだろう。

ところが、運が悪いことに、この新しいマシン、初期不良を起こしてしまった。メーカー保証の範囲内なので修理に出すことになり、それはいいのだけれど、修理中の代替機がない。古いマシンは、不安定で、とても使えたものではない。

たまたまそこに居合わせた私は、「じゃあWindowsを再インストールすれば数日使う分には何とかなるんじゃないですか」とアドバイスした。アドバイスした手前、再インストールを引き受けた。だが、どうやらシステムディスクがちがっていたようで、再インストールでエラーが発生。これではどうしようもない。

とにかくWebが見れなければ、彼は仕事に困る。そこで私は、説明もせずにUbuntuインストールをやってしまうことにした。彼の性格なら、WindowsだろうがLinuxだろうが、仕事さえできれば文句は言わないはずだ。ちなみに、機種が古くメモリが512MBしかないので、Ubuntuは苦しかろうとXfceを追加インストールして、そちらをメインにすることにした。

私の読みは的中し、「これがブラウザで、これを開いたらネットが見えます」と説明しただけで、「OK、ありがとう」の返事。さて、どうなるか。

確かに質問は来た。一度は、「外付けHDが読めない」というもの。見てみると、デスクトップにアイコンは上がってきている。これが開けないという。不思議に思って操作を見ていると、ダブルクリックが遅い。これはマウスの設定を変更して問題解決。

二度目の質問は、「メモ帳はないのか?」。これはgeditをランチャーに仕込んで解決。

三度目の質問は、文字化け。これは.eml形式の過去メールをgeditで開いたら文字化けするというもの。Thunderbirdで開くようにアドバイスして解決。

四度目は、メールアカウントの設定。もともと「メールまでは要らないよ」ということだったのだけれど、使っているとやっぱり欲しくなるもののようだ。これも設定だけのサポート。

最後は、「このパソコンは家でも使おうと思うんだが、無線LANの接続はどうやったらいい?」。これはパネルのアイコンを教えて解決。

ということで、普通の使用では、普通に新しいパソコンを使うときに遭遇する程度の疑問が発生するだけでUbuntuは普通に使えるようだ。実際、やりたいことが明確にあって使っている人からは、Ubuntuでも文句は出ないのだと思う。目的があれば手段はどうでもいい。そんなふうに感じた午後だった。
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2011年08月05日

タブレットが欲しくなってしまった

iPadが発売されるちょっと前あたりから、タブレット型の端末に非常に興味を惹かれていた。iPadそのものはいろいろ制約があるのでAndroidかなあと、まともな製品が発表される以前のいわゆる中華パッドなんかの情報を一生懸命漁っていたりもした。そんな状態が1年近く続いていて、去年の秋から冬にかけて各社からまともなAndroidタブレットが発売されるようになって、急速に興味が薄れてしまった。できること、苦手なことがだいたい明らかになってきて、「その程度のことなら無理して買うことはないな」という感じで。

特に、タブレット端末の用途の中で重要なのは、電子書籍だろう。第一に電子書籍閲覧端末としてのタブレットという位置づけのものも少なくない。AmazonのKindleとか、シャープのガラパゴスとか。そして、電子書籍に対する興味は尽きないものの、当面読むだけならパソコンで十分かなという感じもして、「まあ、タブレットは後回しでいいや」と思うようになっていた。

ところが、昨日、たまたま電車に乗って出かける用事があった。ふだんは自宅事務所だから、あんまり電車には乗らない。そして乗るときには、だいたいはノートパソコンを持参して、膝の上で広げることにしている。仕事の続きを電車の中でというのは、意外にはかどるものだ。環境が変わることが気分をしゃっきりさせてくれるのかもしれない。

そして、昨日もやはり、愛用の11インチのノートパソコンを持って出た。そして仕事なのだけれど、これがちょうど依頼があったばかりの原書の下読みだった。下読みだから、キーボードに触る必要はない。読みやすければいい。

そこで、PDF書類でもらっている原書をevinceで開いて読み始めたのだけれど、ふと気がついて画面を90°回転させて、ノートパソコンを本を開くような形で持って読んでみた。これがなかなか読みやすい。

ほとんどの本は、1ページが縦長の紙だ。だから、モニタ画面を縦にするのは、読書ということからいうと非常にいい感じになる。これは、やってみるまで気がつかなかった。

もちろん、その昔、DTPをやっていたころには、縦長モニタの使いやすさは十分に感じていた。だが、それはそれだ。本をつくるのと読むのとではまたちがう。DTPの作業ではパレット類を散らしておく関係上、横長は横長で価値がある。読書の場合、そういう都合もないから、ほんと、縦長画面は予想以上にユーザビリティに優れている。

そうか、タブレットの利点は、タテヨコに切り替えて使えることなのかと、頭ではわかっていたつもりの理屈が、実際にやってみてようやく体感できた。こうなると、ノートパソコンで擬似的にそういう環境を作るよりも、やっぱり軽量のタブレットが欲しくなる。だいぶ安くなってきたなあと、懐具合も考えずに物欲が頭をもたげてしまう。
posted by 松本 at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月05日

UIの力は慣れの力。

数日前に面白いブログエントリを見つけた。こちら。

お客様のブラウジング用パソコン数台にUbuntuを導入しました

前半の手順みたいなところは割とどうでもよくて、興味を惹かれたのは最後の方。

まだ全機種をUbtuntu化していません。
というのが、お客様が基本的にWindows以外のパソコンをすごく毛嫌いしているからです。
はじめに2台導入したのですが、UbuntuのデフォルトのGUIの画面でおいておくと、誰も触りませんでした。
お客様に聞いてみると、画面が違うので触りたくないとのことでした。
そこで、Windowsと同じ青色の画面に、ランチャーを作成してWindowsぽく画面を見せると使ってくれるようになりました。
(上の人からはランチャのアイコンをIEと同じにしたらもっと使ってくれるんでないと言われました)

「お客様用パソコン」がどういう位置づけでどういう人を対象にしているのか記事からはわからない。ただ、見慣れないUIに引いてしまう気持ちはわからないこともない。
私も、5年前にUbuntuを使いはじめて、いろいろ設定がいじれるようになったときに、まっさきにしたのがUIを使い慣れたMac(それもOS8.6時代のMac!)にカスタマイズすることだった。そのぐらい、自分に馴染んだUIというのは重要。当時のMacユーザーなら付き合いでWindowsも少しぐらいは触ったことがあるからUIがマシンによって異なるということは理解できたと思うけれど、Windows一本で来たユーザーにとっては、左隅にスタートボタンのないUIは、どう使っていいかわからなくて「毛嫌い」というのも、あながちないことではないと思う。

ということで、UbuntuをWindows風にカスタマイズする方法なんかも数多くWeb上で出回っているわけだけれど、一方の開発者の側からすれば、「より理想的なUI」を求めるのは当然だろうと思う。これは、「真似をしない」という次元ではなく、「もっといいものがあるはずだ」という向上心だと思う。私なんかはわりとそういうのを好ましいと思うのだけれど、相性問題もあって今回のUnityにはついていけず、結局は昔ながらのカスタマイズしたOpenBox環境を離れられない。これもまた、ひょっとしたら保守性のなせるわざかもしれないと思う。

ということで、いったん「パソコンとはこういうものだと」と思わせたWindowsの強みは変わらないだろうなあと思う。ただ、デバイスが異なればそのあたりはOKという人も多いわけで、モバイル時代に突入したいま、そのあたりからバランスが崩れてくるような気もする。ということは、モバイルを睨んだUnityは、方向としては正しいんだろうなと、そんなことを思った。
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2011年06月28日

本当は怖い? Alt+SysRq

昨日、デスクトップがフリーズしたときの緊急脱出キー操作として、最近のUbuntu環境では無効化されているCtrl+Alt+Delの代わりにAlt+SysRq+Kが使えるらしいということを書いた。いままで知らなかったことなのでもう少し詳しく知りたいと思ったら、こちらに詳しい解説があった。

Linux Shortcuts and Commands

これによると、私が緊急用のショートカットと思っていたCtrl+Alt+Delは実は再起動のコマンドで、Xを含むウィンドウシステムの強制終了はCtrl+Alt+BkSpcであるらしい。一方、現在開いているウィンドウを強制終了するのはCtrl+Alt+Escで、こちらのほうが役に立ちそうな気はする。が、いずれにしても最近のUbuntuでは無効化されている。

で、Alt+SysRq+Kの方だけれど、こちらは、「現在アクティブな仮想コンソール上で実行中の全てのプロセス(Xを含む)をkillする」ということで、一般的なUbuntuのシステムだとログインマネージャのGDMの画面に落ちる。ここからGUIで再ログインすればOKだし、なんなら普通に再起動をかけることもできるから、緊急時の脱出法として覚えておくのは悪くないだろう。

もう少し読み進むと、Alt+SysRqには、Alt+SysRq+eとかAlt+SysRq+iとかAlt+SysRq+lというのもある。いずれも、実行中の全てのプロセスを終了させるようだが、少しずつやっていることがちがうようだ。

Alt+SysRq+lは、「システムが動かなくなります」と書かれてあるので、さすがに試す気にはなれない。そこでまず、Alt+SysRq+eを試してみた。すると、GDMさえ終了して、コンソールに落ちる。私のようなGUI派は、こうなるとCtrl+Alt+Delで再起動するしかないだろう。一方のAlt+SysRq+iは、そのままフリーズしたような状態になる。一応、Ctrl+Alt+Delは有効なようだけれど、こうなるとかなり不安になる。

ということで、Alt+SysRqから呼び出すコマンドは、実はかなり怖いものだということがよくわかった。私のような素人はAlt+SysRq+Kぐらいなら使ってもいいかもしれないが、それ以外のものは下手に手を出すとシステムがぐちゃぐちゃになりそうだ。この他にも上記のページにはAlt+SysRqを含むいろいろなショートカットが書かれてある。便利そうなものもあるけれど、やっぱり怖い?ような気がする。
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2011年06月14日

Vistaって、Vistaって…

ちょっと思うところがあって仮想環境にWindows Vistaを構築しようと思った。本体にプリインストールされていたOSを消してUbuntuを入れ、そのUbuntu上にもともとプリインストールされていたOSを入れて使うのは、ライセンス的にはどうなのかよくわからない。本来のマシンで本来のOSを使うという意味では何の問題もないように思う一方で、ハードウェア構成は完全に変わっているわけで、アウトのような気もする。ライセンス的な意味だけでなく、多くのプリインストールマシンがリカバリー用のメディアをディスクイメージで提供している関係上、技術的にできないことになっている。ただ、Dellその他の一部のメーカーではちゃんとしたインストールディスクを添付してくれているので、やろうと思えばOSを仮想環境に移すことはできる。

ということで、使っていないもともとのVistaを仮想環境にインストールしようと思った。Ubuntuだと、新規インストールに最低でも4GBの空きディスクは必要になる。XPの場合6Gぐらいないとうまく動かない。Vistaだから余裕をもって10GBの仮想イメージを作成し、インストール。ずいぶんと長時間はかかったけれど、大きな問題もなくインストール完了。この時点で、ディスクは6GBぐらい消費されている。10Gにしたのは正解だったなあと思った。さて、Windowsはここからが長い。アップデートで再起動の嵐になる。もうこのあたりは何度も経験済みなので、さして驚かない。

で、最初のアップデートが終了し、再起動したら、何故か処理が途中で止まる。おかしいなあと思っていたら、「構成に失敗しました」というようなメッセージ。指示に従って再起動すると、どうも表示がおかしい。

いったいどうしたことかと思ったら、なんとディスク容量がほとんど残っていない。ついさっきまで4GBも余っていたのに。

どうやらこれは、Vistaに備えられたバックアップ用のファイルがディスクを消費しているようだ。クリーンインストール直後に公式のアップデートを導入しただけだから何もわざわざ復元ポイントなんかつくってくれなくてもいいのに、どうやらそういうことをやらかして、そしてディスク容量を消費したらしい。

たかがOSひとつ、何のアプリケーションも導入しないで10GBも占領してまだ足りないというのかと、この時点で呆れかえってしまった。いや、Vistaがなければ困るわけでもないので、もうこの時点で修復は諦めた。そりゃ、方法はあるんだろうと思うけれど、これじゃああんまりだ。

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2011年06月10日

ひさびさに電気屋街を歩いてきた

もともとが滅多に日本橋界隈なんて歩くことはなかったのだけれど、それでも十代の頃にはオーディオ製品を求めて、二十代の頃にはワープロを探して、そして三十代以後はMacを求めて、靴底がすり減るほど電気屋街を歩くことがたまにあった。特に田舎のほうで編集プロダクションをやっていたときには、大阪や東京に出張するたびに時間を見つけては情報収集を兼ねて電気屋を歩いた。それが、ほとんどの用事がネットで片付くようになって以来、そして同時に私のライフスタイルがあまり出歩かなくなって以来、ほとんどそういったところには行かなくなった。この10年間で数回、ごく短時間歩いた程度だろう。それももう何年も前だ。

それが、昨日、久しぶりに難波から大国町までの電気屋街を歩く機会があった。といっても目的があったわけではなく、たまたまもう少し先の施設に行く用事があったので、回り道をしただけのことだ。そして、「ずいぶん変わったなあ」と思った。そんな雑感を少し。

いや、変わったのは私の方かもしれない。確かに、昔から続いている店も何軒も見かけた。コスプレの呼びこみはずいぶんと目立ったけれど、以前から同人誌系の店が多かったのは確かだろう。少し食い物屋系が増えたかなとか、コンビニが多いなとか、そういうのはある。たぶん、小売系の電気屋は減っている。それでも、「こんなものだった」といえなくはないかもしれない。

印象として、「あそこに行けば訳のわからないものがある」という奇妙なワクワク感がなくなった気がする。いや、いまでも十分に怪しげな品物はある。例えば、MS純正Office XPが3,000円(ただしジャンク)とか。いや、Officeが3,000円は十分に安いし、こういうのは日本橋ならではだろう。ただ、「いまさらOffice買うかよ」という感じが私の中にある。同様に、以前は熱心に見た中古PCだって、たしかに同じようにずらっと並べられてはいるのだけれど、奇妙に輝きを失っている。必要以上のパワーをもった新品が4万も出せば手に入る時代に、同じような値段帯で中古品を展示されていても、気持ちが惹かれないわけだ。積み上げられたDVDの山にしても、「いまさらDVDに焼きたいデータなんてないよな」と。

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posted by 松本 at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

アクセス数半減の理由 - 単純なことだった

昨日、引っ越しでアクセス半減。勘定は合うのだけれど…という記事で「新ブログの方のユーザーは旧ブログを経由してきている方も多いはずで、ということは、両方にカウントされているはずだから、これだけの減少はおかしいという気もする」と書いたたけれど、よく考えたらこれは何の不思議もないことだった。

というのは、旧ブログの記事本体は、全てCMSであるWordPress上のものではなく、引っ越し案内を掲載した実ファイルのものが表示されるようになっている。ということは、WordPressのアドオンであるアクセス解析ツールには引っかからないわけだ。そして、個別記事にアクセスした人々がそのままこちらに流れてきてくれているとしたら、「減った分がちょうど増えた勘定」というのが合理的に説明できる。

考えてみたら、このブログへのアクセスは、トップページ経由ではなく、検索やリンクから個別記事へのダイレクトの訪問が圧倒的に多い。「読者」といっても一般的な人気ブログの読者のように更新をずっと追っかけているわけではなく、必要があって飛んでくるわけだ。それはそれで凄いなあと、われながら感心する。その割に、役に立つ情報が少なくて、ドジな顛末やらグチに終始しているのは情けないけれど、背伸びをしても仕方ないだろうとも思う。

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posted by 松本 at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする