2017年02月21日

中学生にUbuntuは、ありか、なしか?

Ubuntuを使い始めて10年以上になる。使いはじめから数年のあいだは、よくUbuntu布教のためのブログを書いた。それ専用のブログも持っていた。元Mac信者だから、自分の使うOSを布教するのは当然だと思っていた、からではないと思う。あの当時、Windowsのシェアが高すぎることに危機感をもっていた。デファクトスタンダードというものの危うさ、怪しさを常に感じていた。だから、Linuxにがんばってもらわなければ困ると、これは本気で思っていた。

そんな危機感が消えたのは、スマホが普及したおかげだった。モバイルデバイスは、パソコンではないが、中身はパソコンと同じだ。ネットの世界でWeb閲覧や通信にこういったデバイスが広く使われるようになって、「Windowsパソコンだけを相手にしていればいい」という空気が変わった。どんなデバイスから見てもそれなりにきちんと見えるデザインが広がり、それとともにビジネス文書に対する感覚も大きく変わった。そんな変化のおかげで、LinuxだとかMacOSだとか、Windows以外の環境が差別的な扱いを受けることも少なくなった。
だから、最近は布教的な言動はしなくなってしまった。単純に、自分自身は便利だから使う。他人がどうでもかまわない。Windowsですか、ご苦労さんですね、とは思っても、それを変えたいとは思わない。

けれど、こういう話題に接すると、「ああ、やっぱ、相変わらず世の中はLinuxを異端視してるんだなあ」と思ってしまう。


この記事は、「ああ、そりゃそうだよな」と思うだけのことだけど、ここについたブックマークのコメントが「へえ、今頃そんなこと言ってるの!」みたいなのが山盛りだった。それで、久しぶりに、布教時代を思い出すような記事を書こうかという気になった。

まず、元記事(匿名ダイアリー)の内容だが、これは「パソコンがほしい」という中学生の息子に数千円の中古Thikpadを買ってきてLinux(たぶんUbuntuだろう)をインストールしたら息子ががっかりした、というような内容だ。ツッコミどころはいくつかある。
  • 中学生になって初めてPCを買ってやるのは遅すぎないか?
  • 自分がWindowsユーザーのくせして、なぜ息子にはLinuxをあてがおうとした?
  • 中古のThinkpadのスペックは十分だったのか?

ここでウチの話をするのだが、ウチの息子は、小学校4年のときに私の使い古しのノートパソコンを与えた。もちろんUbuntuだ。非常に非力なマシンだったが、主な用途がワープロだったから、十分に使い物になった。このパソコンで息子は、小説を書こうとしていたようだ(結局は完成しなかったと思うが)。そして、2年後にまた私のお古。このときはマインクラフトをしたかったので、そこそこパワーのあるマシンが必要だった。私の買い替えどきとちょうどタイミングが合ったから、比較的モダンなノートパソコンを与えることができた。もちろんこれもUbuntu。そして去年、3Dの勉強をしたいということで、かなりパワフルなマシンを買い与えた。私の常用しているものよりもずっと優れている。それでも10万の予算でどうにかなったのだから、昔に比べたらハードウェアは安くなったものだ。

という履歴と比較してみると、上記の元記事に対するツッコミのポイントが見えてくるだろう。もちろん、PCは中学生からという考え方もあってもかまわない。ただ、これは「パーソナル」な計算機だ。そういうものを使える年齢に達したら、早いうちから渡しておいて損はない。そして、おもちゃ代わりに使う時代なら、スペックはどうでもいい。むしろ、使い潰すぐらいの感覚で接してもらったほうがいいとさえ思う。
そして、私がずっとUbuntuを使ってきている関係上、息子はパソコンとはそういうものだと思っている。むしろ、学校の授業で使うWindowsマシンのほうが変だぐらいに思っていたのではないだろうか。Windowsユーザーはそうは思わないかもしれないが、UbuntuとWindowsの違いは慣れでしかない。そして、両方のOSを眺めることで、なにが特殊で何が標準なのかの感覚が生まれていく。自分だけが特殊なことをさせられていたらそりゃあ、嫌だ。ふつうにそこにUbuntuがある状態でなければ、子どもにUbuntuは使わせられないと思う。
そして、中学生ぐらいになったら、今度はちゃんとしたモダンなスペックのマシンじゃなきゃダメだ。そりゃあそうだろう。オールドタイマーは、古臭い低スペックマシンでも誤魔化しながら使うコツを掴んでいる。中学生にそれを求めてはいけない。私もたまにセコハンショップを漁るが、自分で使ってもいいかなと思えるようなマシンは、OSなしの掘り出し物でも1万以上するし、それもたいていはどこかに難があるジャンク品だ。Ubuntu入れて最低限の使用に耐えるものは3000円も出せば手に入るが、それは私だからどうにかなるのであって、中学生には無理だ。そこそこまともに動かしたければ、中古でも2万ぐらいは出して、それから絶対にメモリは4ギガ以上に増設しなければならない。そうでなければ、快適なパソコンライフは無理。

おそらく根本的におかしいのは、「Linux=オープンソース=無料=安い」という錯覚だろう。最近では、もうWindowsだってタダみたいな値段でプリインストールされている。Linuxを使うことの主要な動機に「安いから」というのが当てはまらなくなって長い。もしもそういうイメージでいるひとがいたら、それは改めておいた方がいい。

ただ、現実に、ウチの場合、Linuxのおかげでパソコン周りの出費は非常に小さくなっている。それはOSが安いからではなく、同じスペックのマシンを使ってもLinuxの方が快適に動くからだ。まあ、異論もあると思うが、私の体感では、Windowsは重くってやってられない。同じスペックのマシンでより快適ということは、つまり、やたらとハイスペックのマシンを買わなくてもメインマシンとして十分実用的に使えるということだ。だから、私は自分用に5万以上のパソコンをこの10年買ったことがない。それが「安くあがる」本当の意味だ。

さて、「ブックマークコメント」の方だけど、いくつかコメント返しをしておこう。

> 将来的なことを考えればWindows一択だと思う。
なんで? 私は10年、Windowsなしで仕事してきてるよ。

> Linux与えるならコマンドラインを丁寧に教えないと厳しいだろうなあ。
Linuxのアドバンテージは端末開いてコマンドでいろんな処理ができることだということは否定するつもりはないけど、ずっと昔っからUbuntuはコマンド一切不要で快適に使える。私が端末開くのは、よっぽどの場合だけ。息子は一切使わない。けれど、3D関係では私よりずっとスキルが上。

> ブラウザつかえりゃ殆どの用事は済みそうだが、何が問題だったんだろうな。あと、Windowsマシンが欲しいだけなら3万円台からあるし。
ほんと、その通り。そうなってくると、「なんでWindowsにこだわる?」となるね。ChromeBookでいいじゃないとか。タブレットで十分というコメントもあったけど、場合によってはそのとおりだと思うよ。

>  マイクラでmod動かないとかだと思うが。
modの種類によっては動くようだ。基本、Javaだからね。ウチの息子はUbuntuでマイクラばっかりやってた時期があった。詳しくはこのブログの過去記事参照。

まあ何にせよ、コメントに数多くあるように、本当のニーズを把握することだよね。これがほんと、むずかしい。そのためにはコミュニケーション。話し合って、納得の中古パソコンだったのなら、きっとここに新たなUbuntuユーザーが誕生したはずなのに。それを思うと、返す返すも惜しいことをしたと思うよ。





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2016年12月21日

久々のDell - Vostro 14 3458に乗り換え

メインで使っているマシンの更新は、ほぼ3年に1回の周期でやっている。トラブル回避のためには2年おきぐらいのほうがいいのだろうが、なにせ懐具合がよろしくない。とはいえ、あまりにひっぱりすぎると、突然のトラブルに見舞われかねない。愛用してきたAcer V5 131の調子は決してわるくはないのだが、転ばぬ先の杖、更新を考え始めていた。
そんなところに、アメリカ大統領選挙の思わぬ番狂わせだ。おまけに、その結果の為替相場への影響がこれまた予想外の円安。となると、ここから電気製品の値段は上がりこそすれ下がらんだろう。だとしたら、ここだと、安くて十分な性能のマシンを探し始めた。ところが、前のAcerがそこそこにいいマシンだったせいか、CPUスコアで見たら、廉価版のパソコンではダウングレードになってしまう。CPUスコアがどこまで信用できるものかもよくわからないのだけれど、3年もたったのだからやっぱりそれなりにアップグレードしたい。そうなると、使いやすい12インチのものは予算を少し超えてしまう。悩んでいたら、Dellの14インチならCore i3を積んでいて3万円台で買えることがわかった。14インチは大きいような気もするが、さすがに最近の機械だけあって2キロを少し切る。むかしモバイルに愛用していたMac Bookが2キロを超えていたから、それよりは軽いわけだ。そう思えば使えんことはないだろうと、これに決定。安く買えたぶんだけメモリを増設することにして、これは別途調達。

ということでしばらく前に現物が届いたのだが、Dellにはよくある初期不良でいったん修理に戻していた。初期不良、とも言えないような小さなトラブルで、自分で対処できないこともなかったのだが、忙しかったのと新品に余分な手間をかけさせられるのが嫌だったので、有無を言わせず返送した。ちなみに、もう20年ぐらい前になると思うが、「Dellが安いのは出荷前に検品プロセスを簡略化しているからで、そのせいでDellには初期不良が多い。しかし、それはDellもよく知っているので、返品にはすぐに応じてくれる。結局は、検品プロセスを顧客に委ねることでコストを下げているわけだから、買う方もそれを承知の上で買うべきだ」という話を聞いたことがある。本当かどうかは知らないが、Dellの初期不良対応が素早いのは事実だった。1週間たたずに使えるかたちで戻ってきた。
ちなみに、この「初期不良」の内容というのは、起動したらいきなり"インストールを完了できませんでした。このコンピューターにWindowsをインストールするには、インストールを再実行してください。"のメッセージが表示されるというもの。つまり、Windowsの初期化に失敗している。もともとWindowsは使うつもりはないし、まあ何かのためにデュアルブートにするにしても、F12からリカバリ領域に入って再インストールすればそれで片付く問題とも思ったが、面倒なので戻したということ。ちなみに、修理レポートと手元に届いて起動したときの様子から見れば、Dellの対応もリカバリ領域からの再インストールだったようだ。

ともかくも、このVostroにUbuntuをインストールした。安定版の16.04とも思ったが、そこは最新版でしょうと16.10をインストール。懐かしのオールディーズYakkety Yakという名前も嬉しい。USBディスクからブートしてのインストール手順はこれまでと変わらない。再起動後にデュアルブートでWindowsに移れることも確認し、旧メインマシンからのデータ移行も行って、さて、使おうと思ったらトラブルの連発。ブラウザがページを表示しないとか、入力システムのiBusがなぜか起動しないとか。これらのトラブルは、基本的には旧マシンの設定ファイルをそのまま引き継いだことから起こったようだ。設定ファイルを削除してやると、きちんと動くようになったから。ブラウザに関してはそうやって稼働するようにしておいてから、旧設定ファイルの中の必要なファイルだけ移動させて旧環境が復活。iBusの方は設定をやり直してOK。

使い始めて不便だなと思ったのは、ファンクションキーがFnキーを押して使わなければならない仕様になっていたこと。Fnを押さないと、それぞれのキーに割り当てられた音量とか画面輝度とかのキーとして作動してしまう。ちょっと調べたらこれはUbuntuの仕様ではなくマシンの設定だとわかったので、Biosに入って変更してやる。これで、ふつうに使えるようになった。

使ってみて嬉しいのは、Mozc-iBusが改良されて日本語入力の際の変換候補が色付きになったこと。青色で表示されるのが最初は「また余分なことを」と思ったのだが、現在選択中の変換候補が赤で表示されるのはけっこう見やすい。こういうUIの変更は気が利いていると思った。

ということで、いま、そのVostro 14からこれを書いている。画面が大きくなったのは使いやすいのだけれど、キーボードがまだ慣れない。12インチのコンパクトなやつがやっぱり私の手にはあっている。その他、まだサスペンド時にトラブルが起こりやすいとか、タッチパッドの設定がどうもいまいちとか、未解決の問題も少しあるが、そのあたりはおいおい解決していくだろう。
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2016年07月28日

Windows 10アップグレード騒動

Ubuntuで使っているパソコンは、基本的にはWindowsとのデュアルブートだ。これはそうしたいからしているというよりは、そもそもパソコンのハードウェアが特殊なものを除いては(そしてもちろんApple製を除いては)Windowsがプリインストールされて売られているから、という理由に過ぎない。もともとオマケでついてきている(ただしその分の料金は定価に含められているのが悔しいのだが)ものだけど、捨ててしまうのはもったいないからと、デュアルブートで置いているわけだ。
とはいえ、年に2、3回ぐらいは何かの用事で使う。ここ数年の間の記憶では、たとえばWindowsから使うようになっている携帯のアップデータやルーターの設定専用ソフトなんかのためにWindowsを使った。あるいは、MS Officeの特定の機能を使う商売上の必要が生じたために1週間ほどそっちを頻繁に起動する必要があった。そういったごく限定的な出来事でもない限りは、Windowsを起動することはもうなくなった。

さて、例のWindows 10無償アップグレード騒ぎである。Windowsを使っていない身としてはアップグレード警告が出て困ることもなく対岸の火事と思っていたのだが、さて、世間でこれだけ騒ぎになるとやっぱり気になる。ということで、デュアルブートのWindowsも10にアップグレードしてやろうかと考えた。
まずは練習台に、いまではほとんど使うことのなくなったかつての愛機ASUS UL20をアップグレードしようとした。こちらはWindows 7がのっている。方法がわからないので検索をかけたらアップグレード用のソフトをダウンロードするようになっていて、それを走らせたら要件は満たしていると。そこでアップグレードに進んだのだが、なぜか最後の段階、99%まで進んだところで停止してしまう。
どうやら、Windows 7を長いこと使っていなかったため、アップグレードに必要な機能を通常のWindows Updateで逃してしまったらしく、おまけにその配信が既に停止しているので手動でインストールしてやらないといけない、ということがわかった。それをいろいろ調べてなんとかインストールしようとしたのだが、どういう因縁だかちょうどこのタイミングでキーボードが物理的に壊れてしまい、壊れたマシンをアップグレードしてもしかたないので、ここはすっぱりと諦めることにした。

で、次に現在のメインマシンであるAcerのAspire V5だが、こちらもやはり最初に大量のWindows Updateが溜まっていたのを処理する必要があった。日常的に使っていないとこういうことになるらしい。「だからWindowsは嫌いだ」と言うのはほとんど言いがかりだと我ながら思うが、それでも正直な感想だ。
一般的な情報によるとWindows 10へのアップグレード後には、デュアルブートのGrubが機能しなくなるのでboot-repair用の起動ディスクを予め用意しておいてGrubの修復をしなければならない、らしい。ところが、怪我の功名で、以前にUbuntuのアップグレードをした際に、Winodws用のUEFIブートセクションとUbuntu用のUEFIブートセクションを別々に指定してしまっていた。そのせいでGrub画面からデュアルブートはできなくなっている(BIOSの起動ディスクの選択でWindowsとUbuntuを選択する)のだが、これが幸いした。Windows 10にアップグレードしても、Ubuntuのブートにはなんらの影響を受けない。これはありがたかった。

学んだのは、UEFIのセキュアブートというのが、案外と単純な構造になっているのだなあということ。レガシーのBootシステムに比べてどこがどうセキュアなのか、こうなってくるとさっぱりわからない。ともかくもこれでアップグレードは完了した。といっても、どうせ使わないのだけれど。
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2016年04月28日

Ubuntu 16.04 Xenial Xerusのインストールでハマる

先日、息子の新品パソコンにUbuntuをインストールしたが、その際に16.04 Xenial Xerusをダウンロードしたことだし、起動用のUSBもあることだから、ついでに自分のAcer Aspire V5のUbuntuもアップグレードしておこうと思った。オンラインでアップグレードするよりもライブ起動で入れ替えるほうが早いから、そうしようと思ったわけだ。
起動は順調にいったが、HDのパーティション構成が以前の経緯からちょっとグチャグチャになっているので、手動でインストール先の指定をすることとなり、デフォルトで用意された選択肢の中からアップグレードは選択できなかったが、まあ、それは同じこと。homeディレクトリを別パーティションに指定してあるので、このあたりは影響なく進められる。準備がいいと自画自賛でインストールを進め、完了して再起動。ところが、ここで起動しなくなる。Grubのコマンド画面になるので、どうもBoot用パーティションから先のディスクを読めていないようだ。OS本体が入っているパーティションが読めないのだから、起動ができないのが道理。さて。
こういうときは再度ブート用USBディスクから起動して修復してやればいいわけで、その手順に進む。ところが、これまた起動できない。さっきは問題なく起動できたのに、なぜだか起動しない。
いままで何十回となくUbuntuのインストールはやってきたのに、いまだにこういうトラブルに遭遇する。さすがに弱ったが、古いパソコンを引っ張り出してきて改めてイメージのダウンロードから焼きこみをやって起動用ディスクを再作成すると、今度は起動する。こうなると、手探りで修復するよりも再度インストールをしてやったほうが早いと、再インストール。ところが、今度も同じ結果。
3度めのトライでは、マニュアルでのパーティション指定を諦めてデフォルトの選択肢の中から古いOSとのデュアルブートを選択して進めたが、どうやらこれでも同じ結果になる。ただ、このとき、インストール後の再起動時に、BIOS関連のものらしいダイアログがあることに気づいた。というか、前にも気づいていたのだけれど、「そのまま進める」にしたら起動できなかった。今度は「設定を変更する」方にして、それでもよくわからないから適当にやったら、どうにかうまく起動した。

なにが原因で、なにが解決に至った要因だか、情けない話だがよくわからない。ともかくも起動はできた。あとは古いhomeを新しいhomeに指定し直すだけだが、これは再びUSBからライブ起動してコマンドを打ち込めばできるはず。ところが、インストール後になぜかUSB起動できなくなるというトラブルは未解決。いい加減、ライブUSBの再作成も面倒になってきたので、古いhomeフォルダのアクセス権限を変更しておいたうえで、ここからのリンクで新しくできたhomeフォルダを置き換えるという、昔よくやった方法で逃げることにする。
この際、古いhomeのあるパーティションが自動マウントになっているとマウント先のポイントが起動毎に消えてリンクが無効になってしまうので、gnome-disk-utilityを起動して自動マウントのオプションをオフにしておく。こうするとmediaの方ではなくmntの方にマウントポイントができるので、こちらからリンクをとっておけば問題ないようだ。

なんだか、ずいぶんと泥臭いアップグレードになってしまった。こういうことも、ある。
posted by 松本 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

HPのPavilionにUbuntu 16.04をインストールした

自分のパソコンに関しては、ときどきトラブルはあるものの(たとえばタッチパッドのクリック部分が物理的に陥没してしまったとか)、まあ特記するようなこともなく平穏に過ごしている。必要なアプリケーションがあればリポジトリからインストールするというのも、最近ではスマホの操作と似たような感覚だから、いまさら書くようなことでもない。

むしろ、特殊なニーズは13歳の息子のほうに移ってきている。小学校3年だか4年のときに私の使い古しを与えたのが最初だったのだが、去年辺りから急速にスキルを上げてきて、今年はYouTubeに動画をアップすることを目標に一大プロジェクトを立てている。そうなってくると、もう私のお古のパソコンでは間に合わない。私が基本的には一般事務作業、思い出したように音声ファイルや動画ファイルをいじったりグラフィック系のアプリケーションを立ち上げるといった、ライトではないがそこまでヘビーでもない作業を中心にしているのに対し、息子の場合は動画中心だからかなりの負荷がかかる。こうなると、やっぱりCPUもメモリも、そこそこにモダンなものでないと話にならないだろう。
ということで、本当は自分のパソコンを買い換えるサイクルで、息子に新品のパソコンを買ってやるというあべこべなことになった。
動画を扱うのならメモリに8GBは必要でしょう、できたら4コアあったほうがいいでしょう、ということでそこから探したら、HPのPavilion Gaming 15-ak022TXというのがそれほど高価でもなく見つかったので、それにした。私はモバイルに持ち歩く関係上12インチ以下のサイズが好ましいのだが、動画作業ならモニタは大きいに越したことがない。そういう意味でも、ニーズが完全にちがってきている。息子の成長を喜ぶべきなのだろうが、ちょっと複雑だ。

ともかくも、いくらスキルを上げたといっても、OSのインストールのような面倒な作業はまだ親の領域だ。いや、インストールぐらいさせてもいいのだけれど、ブートがUEFIになって以来インストールで手こずることが多かったので、ここはやってあげましょうという親心。
そして、インストールイメージのダウンロードのためにCanonicalのサイトを訪れたら、なんというタイミング、ちょうどその日に最新バージョンの16.04がリリースされるという。HPの在庫の関係で納品が2週間も遅れたのだが、これも怪我の功名、まっさらのPCにまっさらのOSをインストールできるというまたとない機会だ。

ダウンロードしてからの手順はいつもの通り。普段使っているUbuntuから「ブータブルUSBの作成」を立ち上げて(しかし、アプリの起動に下手に日本語化されているアプリは英語の本名で検索しても出て来ないことが多いのだけはどうにかしてほしい)、USBに焼きこみ、それを新しいPCに差し込んでブート。この際、「どうせF2だろう」と思ってそこをヒットしても、BIOS情報が出てくるだけ。まずはESCをヒットして、そこからF9の起動ディスクの選択でUSBを選んでやるという手順。最初からF9連打でも入れるのかもしれないが、そこは試していない。1回だけ成功すればそれでいいわけだから。
で、USBからの起動は順調にいき、その後のインストールも特に大きな問題はなくあっさりと終了。レガシーなBIOSの頃のインストール手順とほとんど変わらない。強いて迷ったところをあげるならサードパーティのドライバをインストールするところにチェックを入れるとUEFIの起動時に求められるパスワードを設定しなければいけないと警告されたこと。これは画面の指示に従って設定したが、その後、特に入力を求められることもなかった。ちょっと気になる警告ではあった。ただ、ここでチェックを入れておかないとおそらくWifiが有効にならないので(通常ならもう少し早い段階でWifiが有効になったからネットワーク設定をするようにというプロンプトが出るのだが、出なかった。ということは、まだこの時点でWifiは無効で、ということはおそらくドライバの問題だろう)、いずれにせよここは突っ込むしかないのだろうと思う。
インストール終了後に再起動するとUbuntuが無事に立ち上がるが、その後に再起動すると、デフォルトで入っているWindows 10が立ち上がる。ここは、再び起動時にESCをヒットしてF10(だったと思うが、ちがうかもしれない。いずれにせよ案内される)から起動ディスクの優先順位を変更しておかなければならない。これをやっておくと起動時に見慣れたGrub画面になり、ここからWindowsの起動も選択できる。つまり、デュアルブート環境になっている。

以前、別の機種のUEFI設定ではWindowsに移るためにいちいちBios設定に入らなければならなかったのだが、これは進歩だ。というより、機種の相性の問題なのかもしれない。HPのPavilionは米国ではUbuntu版も出ているようだ。だから、相性がいいのだろう。

これほど簡単なことだったら、息子にやらせておけばよかった。そのぐらいのことは平気でできる年齢になっているのだから。

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追記その1: 非常にうまくいったインストールだが、その後、息子からフタを閉じてもスリープしないという報告があった。調べてみたら、これは多数のユーザーで発生している16.04のバグらしい。とりあえずHPの特定機種ではいまのところ解決していないようなので、引き続き状況をモニタしていきたい。

追記その2: 「Wife無効」は、私の誤認だったようだ。これはプロンプトが出る仕様が変わった(のか、私が別のケースと誤認していたのか)であって、特にWifeのドライバがどうこういうことではなかったようだ。
posted by 松本 at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

Kdenliveで字幕入れ - その2

以前、Kdenliveで字幕入れという記事で本格的ではない動画への字幕入れをKdenliveでやったことを報告したが、1年ちょっとぶりに似たような仕事が舞い込んだ。今回は、前回よりも長く、約2倍の10分の長さがある。セリフの量も多く、それだけ文字量の多い作業になる。どういう手順で進めるか、ちょっと悩んだ。

というのも、Kdenliveでの字幕入れは、言うならば「なんちゃって字幕入れ」であり、本格的な作業フローではない。ただ、本格的にしないことで、手軽にできる。短い動画でいちいち本格的にプロジェクトを立ち上げていたのではコストがかさみすぎるから、こういう「なんちゃって」式に合理性が出る。ところが今回は、そこそこの長さがある。「なんちゃって」式は効率がよくない。

とはいえ、あの手軽さは捨てがたい。そこで、前回報告の作業を効率化する方法を考えた。
前回は、kdenliveの編集画面で字幕用のタイトルクリップを1枚ずつ入力していたが、これがなんとも効率が悪い。ここだけでも一括作業できれば、ずいぶんとちがう。そこで、まず1枚だけ、この編集画面でベースとなる字幕を作成した。文字数、配置、フォントなどを決め、それをまず書き出す。エクスポートしたファイルはxml形式でテキストエディタで開ける。ここの文字だけを入れ替えれば、同じスタイルのタイトルクリップが複製できる。デフォルトの表示時間数は5秒だから、5秒で20文字を基本にし、必要に応じて長くできるように文字数を設定した。
次に、字幕挿入したいテキストをテキストエディタで開き、左右の文字数で折り返して一律に2行に編集していく。1行で片付くところは2行目を空白にして、ともかくも2行単位で進んでいくようにする。
ここからはテキストファイルの細工なのでコマンドが得意ならそういう方法がベストなのだろうが、私は不案内なので、いつもの手段、表計算ソフトを開いて3カラムの表をつくり、左カラムにテキストの前に入るxmlの部分を1行おきに複製し、中央のカラムにテキストファイルを流し込み、右カラムにテキストの後ろに入るxmlの部分をやはり1行おきに複製。そうしておいてこの3カラムをテキストファイルに書きだせば、1つの巨大なタイトルクリップファイルができる。これを必要な長さごとに分割してやれば130枚ほどのタイトルクリップがほとんど手間をかけずにできた。分割だけはコマンドsplitを端末から使った。今回の場合、12行おきに切ればOK。できたファイルはThunar付属のバルクリネームで適切な名前に変更。

これだけの下処理ができていれば、あとはkdenliveの編集画面でこれらのクリップを一括で読み込み、さらにそれを一括で動画の上に配置する。あとは長さの調整だが、これだけは動画を見ながら手作業でやる。今回は、動画の画面を目視しながらおよその長さを調整し、最終的に音声を聞きながら微調整することで対応できた。

この「なんちゃって」式の長所は、手間のかかるタイムラインの作成をしなくてもすむことだろう。その分、割付の手間がかかるわけだが、これは目視しながらなのでストレスが小さい。年に1回あるかないかの仕事だから、私としてはこっちのほうがありがたいわけだ。

翻訳という仕事の性格上、いろんなケースに対応しなければならない。それぞれのケースに応じたプロフェッショナルを目指すのもひとつの道だろうが、私は何でも屋を選んだ。そういう何でも屋にしか扱えないような隙間の案件が世の中にはけっこうあるからだ。そういうありかたを、Ubuntuは支えてくれる。いつもながら、ほんとにありがたい。


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2015年04月27日

Ubuntu 15.04にアップグレードした

アップグレードの通知が来た。普段ならしばらくは放っておくのだけれど、ちょうどこのタイミングでNautilusの調子が悪くなった。具体的には、ファイル名の変更にキーボードが効かなくなってしまった。とりあえず別のファイルマネージャ(Thunar)を使えば用は足せるのだが、ちょっと不便だなあ、どうにかしなければと思っているタイミングだったから、思い切ってアップグレードをかけた。ほんの1時間ほどでシステムが新しくなり、期待通りバグも消えた。これは嬉しい。
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2014年07月02日

mineoでスマホを使っている - その2

前回mineoでスマホを使っているというエントリで、このk-opticomのMVNOのサービスに接続するときにエラーが出るということをチラッと書いた。端末を初期化したらそれは解決したというようなことも書いたのだけれど、その後、またこの症状が再発するようになった。具体的には、「高度な設定」の「設定を有効にする」をクリックしたあと、エラーが出て接続できないというものだ。もちろん、Wi-fiを切っておいた上で再起動してみたり、手順を最初からやり直してみたり、常識的に考える対応は全てやった上で、エラーが出て接続できないというものだ。それもどうしようもないレベルのものならともかく、ひたすら同じことを根気よくやっていると諦めた頃につながるというのだからかえってやっかいだ。「こういうときにうまくいってこういうときはダメ」というのなら問題の切り分けができるのだが、「たまたまうまくつながる」ではどこに問題があるのかわからない。
ただ、Webを検索してみると、けっこう同じような事例があるようだ。ということは、サービス側でもエラーの原因を把握しているかもしれないと思い、サポートに問い合わせてみた。その結果、上記のような常識的な対応の他に、「データローミングをONにし、データローミング設定を日本/海外(自動)にする」という対処方法を試してみるようアドバイスを頂いた。やってみると、これが一発で効いた。
ただ、「データローミング」は、よく(海外で使った場合)高額な料金の請求が来てトラブルのもとになると聞いたことがある。そこで改めてその件についてサポートに問い合わせたら、国内で使う分には別途の料金は発生しないとのことだった。
ということで、端末の機種とかいろいろ条件はあるのだろうけど、接続がうまくいかないときには、この「データローミングをON」という方法を試して見る価値はあるのかもしれない。
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2014年06月30日

mineoでスマホを使っている

とりあえずUbuntuとは関係ないのだけれど、この6月からk-opticomのmineoというサービスでスマホを使い始めた。その報告。

もともと私はスマホを使う必要もなかったのだけれど、3年ほど前、仕事の都合から携帯の電話番号がひとつ余分に必要になり、といってiPhoneやキャリアのAndroidoはもちろん、ガラケーの契約さえ余分に増やす余裕はなかったので、ちょうどサービスを始めていたb-mobileのイオンSIMでAndroidを使うことにした。中古で1万円弱のIDEOSを入手しておけば月額1,500円弱で(音質的にはかなり問題はあったが)050の番号が持てたので、これはこれで助かった。

そうこうするうちに各社でMVNOや付随のサービスがはじまり、面白いのでIIJとDTIのSIMを試してみたら、IIJのが気に入ったので、イオンは解約し、IIJのSIMとFusionのIP-Phone SMARTを併用することで050の番号を確保することにした。この組み合わせはけっこうよく、月額980円で運用できるのも助かった。そうこうするうちに3,000円で中古のXperia SO-01を入手したので、ようやく運用がスマホらしくなった。

ここにきて、MVNOのSIMを利用する理由が、「安い電話番号」から「スマホ利用」へとシフトするようになった。といっても主な用途は
  • Googleのナビでカーナビの代用
  • 出先でテザリングしてモバイルルーターの代用
  • 050の電話の受発信
  • Googleのカレンダーでのスケジュール管理
  • 音楽再生
  • 写真・動画の撮影
といった程度で、たいしたスマホユーザーではない。
それでも、そうやってスマホを使うようになると、だんだん5年も前の古いXperiaだと使いづらさを感じるようになる。上記のようにヘビーユーザーではないからかまわないといえばかまわないのだけれど、けっこう気軽に持ち歩いている端末なのであちこち傷んできてもいる。そろそろ買い替えかなあと思っていたところにk-opticomがMVNOのサービスを始めるというニュースがあった。

ここ数年、この手のニュースはひきもきらない。その度に競争があって私の愛用していたIIJのサービスが向上するので、それはそれで嬉しいのだが、といって乗り換えを検討するようなものでもないと感じていた。ところが、今回注目したのは、それまでMVNOは基本的にDocomoの電波を使うものばかりだったのが、k-opticomはKDDI(au)の電波を使うのだという。

どっちの電波がいいのかは、私にはわからない。都会で使うならどっちでも同じだろうし、田舎で使うならそれはその地方によってどっちがいいかは一概にはいえないはずだ。ただ、スマホを買い換えることを考えていた私にとっては、auであることの意味は大きい。というのは、Docomoのスマホは基本的にはどれでもMVNOのSIMが使えるので、中古品でもそこそこの値札が付いているからだ。一方のauのスマホは、MVNOのSIMが対応しないから買い手がau内での乗り換えに限られ、市場が小さいせいで同クラスの機種が数割安い。中古のスマホを検討しているうちにそんなことに気がついていたから、「これはオトクじゃないだろうか」と考えた。おまけにk-opticomのmineoという名のこのサービスは、先行割引キャンペーンをやっていたので、最終的に初期手数料分以上の割引が発生するからIIJから乗り換えるにもそれほど惜しいことはない。

ということで、適当な端末を中古で購入し、mineoに乗り換えた。購入したのは京セラ製のUrbano L01。買ってから気がついたのだけれど、世界的なメーカーであるSonyEricsonのXperiaとちがって、圧倒的に情報が少ない。「スマホなんてどれでも同じ」と思っていたけれど、いろいろいじることを考えたらメジャーなモノのほうが有利なのかもしれない。とはいえ、あとのまつりなので、これはこれで使うことにする。

さて、使ってみた感想だが、正直、XperiaをIIJのSIMで使ったときに比べてトラブルが多い。これは端末のせいなのかmineoのサービスのせいなのか、はたまたauの仕様のせいなのか切り分けが全くできないのだけれど、けっこう「あれ?」と思わされることが多い。IIJ-Xperiaのときは全く迷うことがなかったのに比べれば、ずいぶんとちがう。

まず、SIMをセットしたとき、なかなか「高度な設定」をオンにできなかった。何度やってもエラーになる。つまり、電波は受信しているのにサービスが利用できない。SIMカードを挿しなおしてみたり再起動してみたりと、いろいろやってもうまくいかず、諦めかけたときにようやくつながった。なにがなんだかわからない。それから、自動車の運転中にトンネルに入るなどしていったん接続が切れると、再接続しない。手動で接続をやり直す必要がある。テザリングをしようとするとすぐに切断され、設定をデータ通信のみにしてやらないと使えない。などなど、「ちょっとこれはどうしよう」というような不具合が続出した。それを何とか運用で乗り切ろうといろいろアプリを試しているうちについにシステムのようすがおかしくなった。しかたないと、諦めて初期化してみると、「あれ?」と意外だったんが、上記の問題がほとんど解決したことだ。いまでは再接続もちゃんとしてくれるし、設定を切り替えなくともテザリングもできる。ただ、なぜ初期化する必要があったのかを含め、原因がさっぱりわからない。

と、いろいろ文句もあるのだけれど、やっぱり(比較的)新しい端末は使いやすい。旧式のXperiaではうまく運用できなかったFusion IP-Phoneの公式アプリもうまく使えるし、Googleの各種サービスも使いやすくなった(ただナビだけは古いもののほうが使い慣れていてよかったのだけれど)。そしておそらくアプリの運用がうまくいっているせいだろうけれど、1GBある月間の通信量のほとんどを使い残して6月は終わった。IIJのときは月間500MBでかつかつだったことを思えば、かなりの余裕だ。

それなりに利用価値が高いから当分これでいってみることにしよう。とにもかくにも、税金入れても月額千円ちょっとなのだから。

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2014年04月18日

MinecraftもどきのMinetestに息子がはまった

小学生とパソコンをどうつき合わせるかというのはなかなか悩ましい問題だ。近頃のパワフルなパソコン、特にオープンでたいていのアプリケーションがそろってしまうUbuntuなんかを使ったら、たいていのことができる。創造力を育むには絶大な力をもったツールだ。だから、そういう世界を味わってほしいし、そのためには早くからパソコンを与えたい。けれど、いったん与えたら、それは動画再生装置かゲームマシンにしかならない。こちらが期待したような使い方を決してしてくれないのが小学生というものだ。

それがわかっていたから、最初はブラウザを隠し、ワープロぐらいしかつかえないようにしたパソコンを与えていた。そのうちにアニメーションに興味をもつようになり、アニメ制作ソフトや画像制作ソフトをインストールした。さらに初歩のプログラミング用の環境も整えたが、これはさすがに手に余ったようだ。適切な指導者がいればそうでもないのだろうが、私にはそういったことはできないのだし。

そうやってそれなりにコントロールをかけてきたつもりではあるのだけれど、そのうちに表面から消えているブラウザの起動のしかたを覚えてしまった。しかたないのでペアレンタルコントロールをかけて検索ぐらいはできるようにしていたのだけれど、そうなると情報がどんどん入ってくる。今年にはいって、「マインクラフトをやりたい」と言いはじめた。

それがゲームだというぐらいの知識は私にもある。調べてみたらLinux環境でもできるようだし、classicであれば対戦のようなこともなく、ひたすらものを作っていくだけのことらしいので、それはそれでありかなとも思った。その後いろいろあって、結局、ゲーム機(Wii)を卒業するのであれば、その代わりにMinecraftをやってもいいということにした。ただし、週5時間以内という制限をかけるという条件だ。

さて、このMinecraftだが、基本的には課金型のゲームのようだ。ただ、自分でサーバーを立てるつもりならその必要もないようすではある(ちがうかもしれない)。小学生というビギナーがネットのトラブルにまきこまれないためにも、できたらここはパブリックなサイトではなく、ローカルでちまちまとやりたい。サーバーを立てて稼働させるというのがよさそうだと考えた。

とはいえ、私はプログラマではないサーバー構築は以前書いたようにBitNamiを使って試みたことはあるが、やっぱりあやふやだ。研究するにも時間がかかるが、あいにくとここのところ少し忙しい。もうちょっと手軽にできないかと考えていたら、MinecraftもどきのMinetestというゲームに行き当たった。これならUbuntuのリポジトリにも入っているから、数クリックで手軽に導入できる。Minecraftよりもシステム要件は低いし、とりあえずローカルではじめられるし、中身はだいたいMinecraftだし、ま、これでもいいかという気になった。試しに息子にやらせてみたら、気に入ってくれた。ただし、やっぱり本物のMinecraftの方がいいようで、これで数カ月の猶予をくれる、というだけの話のようだけれど。

ただ、ちょっと現行版のMinetestには問題があって、日本語環境ではメニューがおかしなことになってしまう。いったん使い方がわかってしまえばさほど問題ではないのかもしれないが、試しに動かしてみた私にはさっぱりだった。これはシステム環境を英語にすれば問題がなくなる。しかし、小学生の普段使いの環境は、やっぱり日本語のほうがいいだろう。

ここで思いついた。どうせ使用時間の制限をかけなければいけない。だったら、Minetest専用のアカウントをつくり、そこにログインする時間に対して制限をかければいい。個別のアプリケーションの稼働時間のログをとってそれに対して制限をかけるのはちょっと私の手に余るなあと思っていたのだけれど、特定のアカウントに対する制限ならPythonのスクリプトで書けそうだ。

ということで、英語環境の専用アカウントを用意し、ここにはOpenBoxでログインさせることにした。Minetest実行以上の機能は不要だから。そしてどんなスクリプトを書いたのか、それは次回にとっておこう。あまり長い記事を書くのも辛いので。
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2014年03月24日

Trusty Tahr(Ubuntu 14.04)の印象

LTSに甘えて、というわけでもないのだけれど、メインマシンのUbuntuを12.04からついにアップデートせずに最後まできた。元のASUS UL20Aを購入したのが2010年の年の暮れ。インストールしたのはMaverick Meerkatだった。確か次のNattyにアップグレードし、Oneiricはパスして(ただし出先のマシンでは愛用した)、LTSであるPrecise Pangolinをインストールしたのが2年近く前、そこからアップグレードをサボり続けてきた。もちろん、最新の動向に完全に無関心だったわけではなく、息子に与えたサブマシンや出先で使ったよそのマシンにはそれぞれの時点での最新のUbuntuを導入してきた。ただ、その際の印象がPreciseと大差ない感じだったので、あえて面倒なアップグレードを避けてきたというのが正直なところだ。アップグレードのメリットを感じなかったと言ってもいいかもしれない。

とはいいながら、メインマシンを新しいAspire V5に替えてインストールするUbuntuに古いものを選ぶ手はない。そしてどうせインストールするのなら、もう1ヶ月もすればリリースになる予定なのだからLTSの14.04(Trusty Tahr)を、少々気が早いけれど、プレリリースのDaily Buildで導入しよう、というのが自然な流れだったわけだ。

さらに、旧メインマシンのASUS UL20AにもTrustyを導入した。これは息子に譲るつもりだから、やっぱり最新のものにアップグレードしておきたい。手順としてはインストール用のUSBを作成し、そのインストーラーからアップデートする方法をとった。この方法のほうがアップデートマネージャでアップグレードするより早いようだ。ただ、過去にインストールしたアプリケーションはすべて失われたようなので、これは一からインストールする必要があるようだ。各種設定は保存されていた。

ということで2台のマシンがTrustyになったので、その印象。ひとこと「どこが変わったの?」

Ubuntuがすっかり安定したということなのだろう。あるいは、旧バージョンもアップデートで最新版に近い対応がとられるようになったことが関係しているのかもしれない。細かなUIのちがいなどあることはある。デフォルトも少し以前と変更されているような気がする。けれど、大きな変化は感じられない。以前よりどこか洗練された感覚はある。だが、どこがどうとはっきりわからない。ともかくも、うまく動く。使っていて不具合はない。それで十分、というか、それ以上でも以下でもない。

強いていうなら、インプットメソッドを管理するiBusの仕様が少し変わったのかもしれない。あるいはプレリリースのバグなのかもしれないが、日本語入力以外のインプットメソッドにするとキーボード配列が変わってしまう。以前はアプリケーションごとに設定されていた入力メソッドの切換が(そうするオプションはあるのに)、システム全体で共通してしまっている。これは以前のものに慣れていた身としてはちょっとやりにくい。

あと、これはTrustyの問題ではないのだけれど、半年ぐらい前からGoogleのChromeの動作がやたらと重くなって困っている。これが解消するかと思ったら、まるで変わらない。ちょっとガッカリだ。以前はChromeはとにかく速い、というイメージがあったのだけれど、ここのところやたらとひっかかる。これはひょっとしたらChromeの問題でさえなく、訪問先のサイトの問題であるのかもしれない。広告表示のためにやたらと外部サイトへのアクセスが増えているのが原因のような気がするのは気のせいだろうか。広告のない個人運営のサイトなどで引っかかることがほとんどないので、そんな気がするのだけれど。

デフォルトでマシンに入っていたWindows 8を見ると、MicrosoftはOSを新たな方向に進化させようとしているようだ。Ubuntuはその数年前からUnityで新たな方向への進化を遂げたのだけれど、これはMSの採用した方向性と全くちがう。スタートラインではよく似ていた両者がだんだんと離れていくのをみるのも感慨深いものがある。私はすっかりUnityになじんでしまった。便利だ。とにもかくにも。
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2014年02月27日

新しいマシン、新しいUbuntu

事情があって新しいマシンが必要になり、愛用のASUS UL20Aとほぼ同じ大きさ・形のAcer V5 131-Mを入手した。で、いろいろ細かいことはあるのだけれど、とにもかくにもUbuntuをインストールした。ただ、このインストールが実に奇妙な方法でやってしまったので、これは一例報告ものかなと。

普通、Windows 8の入った最近のPCはUEFIからブートするため、以前よりもデュアルブートでのインストールがやりにくくなっている。ただ、この方法は概ね確立されてきたようすで、あちこちにステップバイステップの方法が掲載されている。だから大丈夫だろうとタカを括って購入したわけだが、やってみるとどうもうまくいかない。セキュアブートもオフにしたし、起動ドライブの順番も変更したし、F12キーもアクティブにした。もちろんそれ以前にWindows側の高速起動をオフにすると、回復ディスクを用意するとか、ひと通りのことももちろんやった。だが、何度トライしてもUSBドライブに導入したライブイメージからの起動ができない。そもそも起動ドライブとして認識してくれないのだ。
これは、ひょっとしたらUSBメモリの仕様の問題かもしれない。2本ほど試してみたけれど、両方とも同じような安物だから。あるいは、なにか単純なミスなのだろうか。あるいはまだ正式リリースされていない14.04のイメージを使ったからだろうか。ともかくも、USB起動ができない。

ただし、UEFIをオフにしてレガシーBIOSにしてやると、簡単に起動する。インストールだってできる。ただし、インストールしても、もともとMBRの存在しないところにGRUBがインストールできないせいなのか、BIOSからUbuntuが起動できない。起動ドライブが見つかりませんというメッセージでさっぱりダメ。

そもそも、デュアルブートにしようと思ったら、UEFIからUbuntuのライブ起動を行わなければならないらしい。UEFIから起動してインストールしてやればそのUbuntuはUEFIから立ち上がるようになる。つまりWindowsとのデュアルブートができる。BIOSから起動してインストールしたら、BIOSからしか立ち上がらない。よってUEFIは利用できず、デュアルブートもできない、というのが、私がWebの情報から読み取ったところだ。

さて、困った。困ったけれど、せっかく買ったPCを使わないわけにいかない。そして、使うならUbuntuだ。だったらもう、Windowsは諦めるかとも思った。どうせ年に数回しか起動しないのだから、どうしても必要になれば古いマシンを引っ張り出せばいい。実用的にはなんの問題もない。けれど悔しい。

それならば、WindowはUEFIで起動することにし、UbuntuはBIOSから起動することにして、起動時にF2でUEFI(BIOS)設定を呼び出して切り替えることでデュアルブートができないだろうかと考えた。常識的に考えたら無理だ。UEFIとGRUBがコンフリクトするだろう。だいたい、GRUBはディスクのトップにもってこなければいけないのに、ディスクのトップはUEFI関連の起動用パーティションで予約され、変更ができない。

しかし、「最悪Windowsは捨てればいいや」と思ってるから、気楽なもの。まず、Ubuntuのライブ起動で立ち上げて、Gpartedを起動する。これで、本来は変更してはならないWindowsのインストールされた領域を縮小し(警告が出るのは無視)、さらにはその領域の前の部分を後ろにずらして、ディスクの前の方、UEFIが使うらしい領域のすぐ後ろに空き領域をつくってやる。これをBIOS用の予約領域に指定してやり、UbuntuをWindows領域を削って作ったパーティションにインストール。そして、再起動すると、見事にUbuntuが立ち上がった。そして再起同時にF2でBIOSをUEFIに切り替えると、無事にWindows 8が立ち上がった。

こんな変則的なことをやってる人は、まずいないだろうなと思う。そして、くれぐれも、真似はしないようにと書いておく。Windowsを捨てても惜しくないと思ったからこそできたことで、ちょっとの環境の違い、ちょっとの手順の違いで、たぶんWindowsとは永遠におさらばという結果になる方法だと思うから。

そうまでしてUbuntuを使いたいのかと言われれば、胸を張って「そうだ」と答えよう。すべての仕事がこれでできる。ごく最近も、奇跡のように短期間で1冊の本をUbuntuで編集できた。ほんと、これのおかげで生きていけるんだから。
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2013年03月06日

いまさらながらにGoogleのナビが便利

カーナビは、長く夫婦喧嘩のタネだった。どこか新しい場所に車で出かけるたびに、妻がカーナビが必要だという。私は、月に1度使うかどうかわからないようなものに高いお金をかけるのはばかげていると返す。平行線のまま、いつも空気はわるくなっていた
そのうちに、Googleがナビをリリースして、私は妻に、「いまにカーナビなんて買うのは時代遅れになる。タブレットを車にセットしたらそれでカーナビ代わりになるんだから」と言った。これがますます事態を剣呑なものにした。なぜなら、スマホもタブレットも、お金のない私たちには無縁のものだったからだ。

けれど、妻は2年前にiPhoneユーザーになった。ただ、それですぐに事態が解決したわけではなかったのは、当時のiPhoneのGoogleのナビは、音声案内がなかった。だから、相変わらずナビ問題は消えなかった。音声案内なしでは、ドライバは画面を注視しなければいけないので、実用上問題がある。
一方の私は、1年半前にAndroidユーザーになった。Android版のGoogleのナビは、音声案内もある。そこで少し試用してみたが、このときは使い方がいまひとつよくわからなかったのと、たぶんイオン通信のレスポンスの悪さ、そしてIDEOSの電池の持ちの悪さで常用するには至らなかった。なにせIDEOSはナビで使っていると電池が数時間で尽きてしまう。これではどうにもならない。

最終的にナビ問題を解決したのは、昨年AppleのiOS付属のマップの悪評散々の中、Googleが満を持してリリースしたiOS用のマップとナビだった。これはほぼ完璧なナビ機能で、なんの文句もない。たしかに電池食いではあるが、これは車のシガーソケットから充電するケーブルを用意することであっさり解決した。よく見れば百均でさえそんなケーブルは売っている。私のIDEOSも、IIJのSIMに変更したこともあって、ケーブルさえ刺せばナビとして十分機能することがわかった。妻はFMトランスミッター付きのクレードルまで買ってきて、これでナビと音楽の問題が一気に解決した。

と、前フリが長くなったが、先日、中古3,000円のXperia SO-01Bを買って、IDEOSとの変化でまっ先に気に入ったのがこのGoogleのナビだった。おそらくAndroidのバージョンがIDEOSは2.2なのに対してXperiaは2.3とひとつ高いことが関係しているのだろうが、ナビの機能が一段と進歩している。たとえばiPhoneのナビでは経路の設定から外れて進行するとすぐに計算をしなおして新しい経路で案内を再開してくれるのに、IDEOSのナビでは経路を外れたまま、元の経路に戻るか設定をやり直すまで案内は中断していた。これはちょっと面倒だったが、XperiaではiPhone同様にすぐに新しい経路に導いてくれる。UIも少しちがっているようだ。

使い込むほどに便利さがわかってくるGoogleのナビは、これだけでスマホをもつ価値を感じさせてくれる。月額1000円とか500円のSIMカードが出まわるこの頃だから、最安でカーナビを用意する方法のひとつかもしれない。中古の端末を数千円で手に入れられるのだし。
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2013年03月04日

いまさらながらに初期のXperiaを買った

スマホユーザーになったのは一昨年の10月だから、1年半にはならない程度だ。「小さなパソコン」であるスマホには、それ以前から非常に興味はあった。けれど、このときスマホを買ったのは、単純にもう一台の電話が必要だったからだ。月1,000円のイオンSIMと中古で1万円ちょっとの日本通信のIDEOS、それに月額500円の日本通信のモバイルIPフォンを組み合わせれば、単なる携帯電話としても最安に近い出費で最低限のスマホが持てる。そういう低レベルの話だった。

このIDEOSは、やはり相当に低スペックで、正直、電話として使うのは相当に厳しかった。けれど、Googleの各種サービスやTwitterなど、スマホならではの使い勝手もあり、まずは最低限こんなものといえなくもなかった。通信速度の遅さには正直辟易して途中でイオンSIMからIIJのmioに乗り換えたし、近々日本通信のモバイルIPフォンともおさらばして昨年秋から試用しているFusionのIPフォンに全面移行しようと思っているけれど、まあ、お世話になった端末だった。

ただ、しつこいようだけれど低スペックなので、昨年秋ぐらいから乗り換えを考えはじめていた。とはいえ金はない。中古のスマホの値段が下がってきているので、5000円を切ったら適当なものを買おうと思ってきた。そして実際、数カ月前から5000円程度でAndroid携帯の中古や新古品が出まわるようになってきていた。

ただ、そのほとんどがSIMカードが合わなかったり、状態が悪かったり、IDEOSよりはマシといえスペックが低かったりと、いまひとつ踏み切るのに二の足を踏むようなものばかりだった。ところがこの1ヶ月でさらに中古相場が下がってきていた。そろそろかなあと思っていたら、たまたま先週末、量販店の店頭で特売品のXperia SO-01を見た。3,000円である。いままで見た中で最安で、しかもあのXperiaではないか。

いや、たしかにソニエリは手放しでほめられるような製品をつくっているわけではない。ちょっと突っ走り過ぎたり、妙なクセがあったりというのがWebでの評判だ。けれど、やっぱりユーザーの信頼は得ている。スペックも悪くない。Android採用としては初代にあたる古い機種だけれど、当時はこれでもずいぶんと話題になったものだ。3,000円なら、昼飯を何回か抜いたと思えばそれで済む。念のため初期不良の交換ができることだけを確認して、買った。衝動買いのように。

さて、このXperia、ちゃんとIIJのsimも入って、なんの問題もなく動いている。拍子抜けするぐらいふつうだ。いちおう、使いはじめにあたってAndroidを2.3にアップデートした。やり方はいくらでもWeb上にころがっていた。Linux上からでも実行できたようだが、はじめそれがわからずに久々にWindowsを立ち上げたので、そっちからやった。だからよけいに、ここで書くことはない。

端末を移行するにあたってちょっとだけ面倒だなと思っていたのは、日本通信のモバイルIPフォンの撤収がまだできていなかったこと。電話番号の変更の通知が終わるまでIDEOSと2台持ちかなあと覚悟していた。けれど、按ずるより産むがやすしで、なんとXperiaにも日本通信のモバイルIPフォンのアプリはインストールできた。ちゃんと通話もできるので、なんの問題もない。気がつけば、すんなりと移行が済んでいた。

ただし、ひとつ気になる問題は残っている。それは、Xperiaの充電がときに失敗することだ。充電しているつもりでも、気がついたら電池が減っている。Googleに聞いてみると、どうやらこれはXperia SO-01固有の問題のようで、これで修理に出したという事例がいくらでも出てくる。どうやら充電用のUSBコネクタが弱点らしい。

ただ、いまのところ、これは運用で乗り切れそうな感じがする。検索で上がってくる事例ではいくら工夫しても充電ができない症状が多いようだが、このマシンに関しては端子の挿し直しをしたりシステムの再起動をしたりすればどうにかなりそうだ。だから、たぶん最初の持ち主もここまで我慢して使ったのだろうし、そして3,000円というような捨て値で売られる結果にもなったのだろう。まあ、初期不良の交換は1ヶ月以内なので、もう少しだけようすを見て考えようとはおもう。

それにしても、IP電話関連のアプリを2つも常駐させていると、電池の減りの早いこと。これはさっさと日本通信のモバイルIPフォンの方はおさらばすべきだろう。仕事の関係でちょうど3月いっぱいで終わりにすると都合がいいので、あと少しだけ我慢。

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2012年11月10日

デスクトップマシンを退役させた

自宅の仕事部屋を模様替えするつもりで机の上を片付け始めたら、なんだかやたらとかさばるものがある。パソコンのモニタだ。長いこと使っていなかったからすっかり風景と化してしまっていたが、17インチのモニタは、はっきりいって邪魔だ。おまけに、そのケーブルをたどっていくと、さらに邪魔っけな筐体に行き着く。机の下に突っ込んであるせいで日常の邪魔にはならないのだけれど、これから模様替えとなると、思いっきり邪魔になることうけ合いだ。このデスクトップマシン、確か2006年頃に購入したもので、当時はまだいろんな業者が賑わっていたBTO製品だ。まだまだ割高感のあったデュアルコアのCPUを積むためにそういう選択をした。私が使いはじめたのはその3年後だが、その頃にはもうデュアルコアはごくあたりまえに搭載されるようになっていた。だからあまりありがたみもなかったのだけれど、速いことに変わりはなかった。そのころ私はAtom搭載のネットブックをメインマシンとして使っていたから、処理能力が必要なときにはこのマシンは重宝した。メモリは1Gと、いまとなってはかなり少ないのだけれど、十分に使いものになるマシンだった。

実際のところ、いま、仕事先で与えられている低スペック(Celeronに512Mメモリ)のデスクノートに比べれば、はるかに使いやすいと思う。いろいろ問題はあっても、やっぱりデスクトップ型ならではのパワーがある。ちゃんとグラボも搭載しているし。

ただ、じゃあ使うのかといえば、使わない。事実として、最後にそれなりに使ったのはほぼ2年前、当時メインマシンにしていたDell Inspiron mini 12が不調になったときにピンチヒッターとして使ったのが最後だ。あのときは、まちがいなく助かった。まともに稼働する機械がいつでも使える状態で確保してあることの重要性を再認識したものだ。
だが、その直後に現在愛用のAsus UL20Aを購入してからは、とんと起動しなくなった。スペック的にも現在のマシンのほうがすこし上で、あえてデスクトップ型を使わなければならない理由がなくなったからだ。予備マシンとしていつでも使えるようにはしてあるものの、結局OSのアップデートもせず、たぶん現在入っているのはUbuntu 11.04だろう。アップグレードを3度見送ったことになる。最後に起動したのは1年も前になるのではないだろうか。それも一瞬だけ古いデータを探すためだけに起動した。探していたデータはそこにはなく、結局は現在使っているマシンに移動済みだった。

こういう状態で置いておく必要はない。ハードディスク内のデータにしたって、「資産」なんて威張ったところで、実は2年以上触らないデータにほとんど利用価値はない。1年以上電源も入れないマシンも同様だ。それは不用品だ。

気持ちの上では、まだまだ実用の価値があるマシンを退役させるのは忍びない。けれど、このまま置いておいてもなんのメリットもない。たしかにいま使っているマシンにはCD/DVDドライブはないから、その点だけでも置いておく価値はありそうではある。けれど、そもそもそういったドライブが必要ないから2年近く使っていないのだ。これはもう、不要と決めてしまってなんの問題もない。

ということで、物置からもともと入っていた段ボールを引っ張り出して収納してしまった。収納したところで、なにか意味があるわけではない。物置のなかでどんどん時代遅れになっていくだけで、数年たたないうちに本当のレガシーになってしまうだろう。

本来なら、中古品として売っぱらってしまうのがいい。けれど、BTO品のかなしさで、これをセコハンショップにもっていっても(あるいはオークションに出しても)、ろくな値段はつかないはずだ。当面は予備としておいておくほうがメリットがある程度の値段にしかならないだろう。

だれか、活用してくれる人がいれば譲ったっていいと思う。けれど、Windowsも入っていないUbuntuマシンを欲しがる人はいないだろうな。悔しいけれど。
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2012年11月05日

Ubuntu使いの余得 - 古めのWindows XPでタッチパッドの改善

私はタッチパッド派だ。ノートパソコンをタッチパッドで使う。もともとはノート型でもマウスを使っていたし、いまでもマウスのほうが使いやすいなあと思うことは多い。けれど、いつの頃からかマウスを使うのをやめてしまった。その理由のひとつは、日ごろマウスを使っていると、モバイルで急にタッチパッドになったときにとまどってしまうからだ。もちろんマウスのひとつぐらい持ち歩けばいいのだけれど、たとえば膝の上ではマウスは使えない。どんな狭い所でもとりあえず蓋を開くことさえできれば使えるのがノート型の強みなのに、その強みが十分に活かせない。それなら日頃からタッチパッドに慣れておくほうがいいだろう。
もうひとつの理由は、そちらのほうが大きいのだけれど、ちょっと情けなくもある。私はどうも机の上をきれいに片付けるのが上手ではない。特に、事務仕事で資料やら紙やらを机の上に広げなければならないときには、困る。そんな広くない机の上で、マウスを自由に使えるだけの空間を確保するのはむずかしい。マウスを操作する空間があるのなら、そこに必要な書類を広げたい。
ということで、タッチパッドは机の上の占有空間をセーブする意味もあって使っている。

だから、タッチパッドの設定には、それなりにこだわる。たとえばタッピングはオフにする方が正確な操作ができるし、もちろんキー入力中はタッチパッドの操作を無効にする方がいい。そして、右コーナーの縦スクロールは必須だ。タッチパッドにはマウスのホイールがないのだから、これがないと画面の縦送りにいちいちポインタを動かさなければならなくなって、スムーズな操作が妨げられる。

先日Ubuntu(というかLXDE環境のUbuntu)をインストールしたマシンは、ネイティブではWindows XPだ。WordやExcelの微妙なレイアウトの互換性の必要があるから、ときにはこのXPに戻ってファイルを操作する。そして、その際に縦スクロールが効かないのに気がついた。これは困る。

こういうときには、ドライバをアップデートすればいい。SynapticsのドライバでOKだったはずと記憶をたどって、インストールした。その後、コントロールパネルのマウスの設定からさらに奥にあるドライバ設定のプロパティで縦スクロールを有効にすると、再起動後にちゃんと動作するようになった。

こういうのは、特別なTipsでもないのかもしれない。けれど、もしも私がUbuntu使いでなかったら、縦スクロールができないマシンを与えられたときに、「こんな古い機械ではやっぱり縦スクロールはできないんだなあ」と思って終わってしまっただろう。ところが、Ubuntuなら同じマシンで縦スクロールができる。ということは、ハードウェア的には全く問題ないということだ。XPでできないのはソフトウェア的な問題であって、それは適切な対処方法で改善する。Ubuntuを使っているからこそそれに気づくことができた。

これは、Ubuntuを使っている余得だなあと思う。ひとつのOSにしばられないことで、いろんな可能性が見えてくる。ありがたいことだ。
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2012年10月28日

ScribusでCMYK変換?

先日、チラシをつくる必要があり、まあそういうことならこれまで何度となくやってきているWebのオンデマンド印刷でやってしまおうと思った。データはInkscapeでつくり、関係先の校正を受けて、それはそれでけっこう時間もかかったけれど、ともかくも入稿すればいいところまでこぎつけた。そこで、安い業者を探してデータアップロードをしようと思ったのだけれど、その業者は、RGBデータを推奨していない。そりゃあもちろん印刷の常識としてはそうなのだけれど、あまり色に神経質になるデータでなければ、なに、RGBで突っ込んでしまってもそこは出力側の自動変換でそれほど悲惨なことにはならないのも経験でわかっている。Inkscapeのデータは基本的にはRGBだから、当初はそのままアップロードしてしまおうかとも思った。

ところが、この業者のFAQを詳しく読んでいると、PDF入稿の場合は必ずCMYKデータにしろと書いてある。他の形式に関しては「非推奨」程度なのに、PDFでは「必須」らしい。Inkscapeの場合はどうしたってPDFになるので、そこまで書かれたのでは強行するのに慎重にならざるを得ない。

ということで、以前にやった記憶をたよりに、ScribusでCMYKに変換をしようと考えた。ただ、以前の方法はすっかり忘れているので、新たに情報をゲットしようと「Scribus CMYK」で検索したら、自分のページがまず出てきたのには笑ってしまった。けれど、自分のやってることなんて信用はできない。二番目に出てきたこちら(scribus を利用してCMYK出力)の記述を参考にすることにした。

以前やった方法では、ひとつひとつの色を手作業でCMYKに変換した。けれど、そんなことをしなくても、ScribusのレイアウトデータからPDFへの出力時にCMYK変換が可能というのが上記の情報。そして、以前にはInkscpapeで作成したSVG形式のデータをScribusで開くと悲惨なことになった記憶があったけれど、今回は「ぼかし」のエフェクトをかけたところ以外は完全なかたちで読み込みができた。ぼかしのエフェクト部分だけを別途ビットマップで書き出しておいてそれをInkscapeで再レイアウトしてからScribusで開くと、SVGデータが全く問題なくScribusのデータとなる。これを、指定の方法で(といっても単純に出力時に「[色] - [出力の目的] ---> プリンタ」を選択するだけ)で、PDF化。そのデータを入稿した。

さて、本日そのチラシが刷り上がってきて、仕上がりはまずまずこんなもの。ただし、本当にPDFデータがCMYKに変換されていたのか、それとも実はRGBデータのままで出力側の自動変換がかかっただけなのか、それは確かめる術もない。

まあ、いつものように結果オーライということで、これでよしとするしかないのだろう。しかし、そろそろ印刷業者の入稿オプションにも、「制作したOS」の欄にMacとWinに加えてLinuxとかUbuntuとかいう文字がほしいものだと思う。ほんと。
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2012年10月21日

Ubuntu 12.10へのアップデート

ちょっと時間がとれなくてメインマシンはまだ12.04のままなのだけれど、仕事で出入りしている事務所のパソコンにこっそりインストールしたUbuntuにはデータもあまりはいっていないし、失敗しても大きな問題にはならないので、12.10のリリースを機にアップグレードすることにした。新規インストールは先日、別のネットブックにベータ2をインストールしているから、今度はアップグレード。こっちのほうが時間はかかるけれど、パーティションの設定その他のめんどうな手続きはない。

アップグレードには、アップデートマネージャを使う。まず通常にアップデートマネージャを起動して、アップデートを全て適用しておく。デフォルトだと、これで「このコンピュータのソフトウェアは最新です」と表示が出るだけだ。ここで、ウィンドウ左隅の「設定」ボタンを押し、「アップデート」のタブで最下部にある「Ubuntuの新バージョンの通知」をデフォルトの「長期サポート(LTS)版」から「すべての新バージョン」に変更する。そして「再チェック」ボタンを押すと、ウィンドウの上部に「Ubuntuの新しいリリース"12.10"が利用可能です」と案内が現れ、アップグレードボタンが押せるようになる。データを全てバックアップしておいて、いざアップグレード。アップグレードには、環境によっても異なるが、2時間近くかかるようだ。途中、いくつかのダイアログがあるので、完全放置ではなく、ときどき様子は見たほうがいい。

アップグレードはしたけれど、特に使い込んでいるわけでもないので、感想は特にない。とりあえず気づいたのはLibreOfficeの起動スプラッシュがWindows版のものと同じになったことぐらいかなあ。
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2012年10月14日

ubuntu 12.10 Quantal Quetzalのとりあえずの感想

しばらくUbuntu絡みのネタもないままに日が過ぎていたが(といってもUbuntuを使うのをやめたわけではなく、むしろ、あいかわらず以上に毎日使っているのだけれど)、ふと気がついたらもう間もなくアップグレードの時期になる。たまたま、仕事先でネットブックが転がっていたので、「これにUbuntuを入れたら都合がいいなあ」と思っていたこともあり、12.10 Quantalのベータ2をインストールしてみることにした。ネットブックなのでCDドライブがないから、USBディスクからの起動。これはあっさりとできたけれど、ただ、さすがにネットブックだけあって、時間のかかること。

さて、インストーラーからして、すこし感覚がちがう。これはひょっとしたら12.04のときもそうだったのかもしれないけれど、インストールに手間取りそうなハードディスクの構成になっている場合、はなからインストールができないようになっている。このネットブックはメインのドライブとデータ用のサブのドライブ、それにリカバリデータのはいったパーティションのほか、メーカーのリカバリソフトの収納されたパーティションがあって、それだけで4つのプライマリパーティションを使い尽くしている。だから、パーティションを切り直してUbuntu用のパーティションを新設するというUbuntuのインストーラーのデフォルト処理ができなくなっている。以前なら、これはパーティションの指定のところでWindowsを消去するオプションしか選べないという袋小路に陥って「うまくいかないなあ」と諦めることになっていたと思う。ところが、今回のインストールでは、「Windowsの一部としてUbuntuをインストールする」というオプションが加わり、そちらを選択すると再起動してWindowsが立ち上がるという仕様になっていた。つまり、パーティションを切るのを諦めてWubiでUbuntuをインストールしなさいということだ。これはこれで、親切かもしれない。

ただ、Wubiは使うつもりがなかったので、私はライブ起動状態でGpartedを立ち上げ、Windowsのデータ用のドライブ(Dドライブ)が割り当てられているパーティションを潰し、ここに拡張パーティションをつくった上で、その拡張パーティション内に論理パーティションを切って、あらためてWindows用のデータ領域とUbuntu用のパーティション、Swap用のパーティションを作成した。こうやっておいてから再度インストーラーを走らせ、手動でインストール先を指定すると、ハードディスクにうまくインストールできる。

もうひとつ、小さな改良で嬉しかったのは、Grub2の設定だ。Grubには、起動可能なオプションが上から順番に並ぶことになる。ほかの人も使うパソコンなのでデフォルトをWindowsにしておく必要があるのだが、これはGrubのデフォルトファイルを変更することでかんたんに可能になる。ところが、カーネルアップデートが入ると、この指定してある順番が狂う。これも12.04からは古いカーネルをまとめてくれるようになったので1回だけアップデートがあったらそのあとは狂うことがなくなったのだけれど、逆にいえば1回は狂うことになっていた。それが、(まだ確認はできていないが)どうやら今回の12.10では、Ubuntuの起動のデフォルト以外の全てオプションを1つにまとめてくれているようだ。こうなると、Windowsを起動させる順番の指定は、カーネルアップデートでも狂うことがない。これは嬉しい。

あと、インストール時にユーザーのアイコンを指定するよう促されるようになった。これはWindowsやMacと同じ仕様だ。「そこまでWindowsのマネをしなくても」と思わなくもないが、実際のところこれは視覚的にわかりやすい工夫なので、やっぱりそうあるべきなのだろう。ただ、いきなり内蔵のWebカメラで顔写真を撮られかけたのには、ちょっとまいったけれど。

まだアプリその他を使っていないのであくまでインストールまわりの印象だけだけれど、12.10になってもますます洗練されてきているようだ。こうなってくると、以前のようにこっちが唖然とするような破天荒なバージョンが懐かしくなったりもする。まあ、ここまできてしまっては、そういうわけにもいかないだろうけれど。むかしは「x.10系は荒れる」なんてパターンもあったよなあ…

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2012年07月24日

IIJの高速モバイル/Dで追加クーポンを買ってみた

数日前「イオンSIMからIIJ-SIMへ」という記事でIIJの高速モバイル/Dのミニマムスタート128プランを使いはじめたことを書いた。このプラン、128kbpsと非常に低速なのだけれど、同じように低速の日本通信のイオン限定SIMよりはレスポンスがいい。そして、1枚500円のクーポンをチャージすることで「下り最大75Mbps、上り最大25Mbps」に100M単位でスピードアップすることができる。数日IIJのSIMを使ってみて、履歴を見ると、だいたい1日の使用量が10Mぐらいになっている。これはこれでいいのだけれど、先週の土曜日、そうしょっちゅうはない出張がはいったのを機会に、一度、クーポンを買ってみようと思った。500円払ってもネットに繋ぎたいときはある。そういう感覚だ。
チャージはマイページからワンクリックで可能。即利用可能になるけれど、こうなると通信費がもったいない気がして自宅にいる間は自宅LANの無線につないでおいた。そして出張。あたりまえの話だけれど、普通につながる。テザリングでパソコンを使ってみると、普通に自宅や仕事先で無線LANを使っているのとまったく感覚的には変わらない。あまりにあたりまえすぎて書くネタに困るほど。ちなみに、使ったパソコンはもちろんUbunut。Ubuntuだからといってなにが変わるわけでもないのは、やっぱり書くまでもないあたり前のことだ。

ひとつ気づいたのは、チャージをして接続速度を早くしても、モバイルIPフォンの「一拍遅れる感じ」は改善しないことだ。イオンSIMからIIJのSIMに変えたときには明らかにタイムラグが減少したけれど、同じIIJでは回線スピードがアップしても変わらない。ここまでくると回線スピードの問題ではなくIPフォン独特の問題、もしくはIDEOS自体のハードウェアのショボさが原因なのだろう。

出張先で使うからとチャージしたわけで、この日の通信量は通常の10M程度よりも多く、16Mぐらいあった。けれど、出先でちょっとネットで検索する程度でこのぐらいなわけだから、特にハードな使い方をするのでなければ1回のチャージで数日はもつだろう。平常時であれば10日程度は使えそうだ。1ヶ月なら1500円。基本料と合わせて2500円だから、まあ安い部類かもしれない。実際にはたまにチャージするぐらいで実用上は十分かもしれない。

割といいプランのような気がしてきた。
posted by 松本 at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする