2014年02月27日

新しいマシン、新しいUbuntu

事情があって新しいマシンが必要になり、愛用のASUS UL20Aとほぼ同じ大きさ・形のAcer V5 131-Mを入手した。で、いろいろ細かいことはあるのだけれど、とにもかくにもUbuntuをインストールした。ただ、このインストールが実に奇妙な方法でやってしまったので、これは一例報告ものかなと。

普通、Windows 8の入った最近のPCはUEFIからブートするため、以前よりもデュアルブートでのインストールがやりにくくなっている。ただ、この方法は概ね確立されてきたようすで、あちこちにステップバイステップの方法が掲載されている。だから大丈夫だろうとタカを括って購入したわけだが、やってみるとどうもうまくいかない。セキュアブートもオフにしたし、起動ドライブの順番も変更したし、F12キーもアクティブにした。もちろんそれ以前にWindows側の高速起動をオフにすると、回復ディスクを用意するとか、ひと通りのことももちろんやった。だが、何度トライしてもUSBドライブに導入したライブイメージからの起動ができない。そもそも起動ドライブとして認識してくれないのだ。
これは、ひょっとしたらUSBメモリの仕様の問題かもしれない。2本ほど試してみたけれど、両方とも同じような安物だから。あるいは、なにか単純なミスなのだろうか。あるいはまだ正式リリースされていない14.04のイメージを使ったからだろうか。ともかくも、USB起動ができない。

ただし、UEFIをオフにしてレガシーBIOSにしてやると、簡単に起動する。インストールだってできる。ただし、インストールしても、もともとMBRの存在しないところにGRUBがインストールできないせいなのか、BIOSからUbuntuが起動できない。起動ドライブが見つかりませんというメッセージでさっぱりダメ。

そもそも、デュアルブートにしようと思ったら、UEFIからUbuntuのライブ起動を行わなければならないらしい。UEFIから起動してインストールしてやればそのUbuntuはUEFIから立ち上がるようになる。つまりWindowsとのデュアルブートができる。BIOSから起動してインストールしたら、BIOSからしか立ち上がらない。よってUEFIは利用できず、デュアルブートもできない、というのが、私がWebの情報から読み取ったところだ。

さて、困った。困ったけれど、せっかく買ったPCを使わないわけにいかない。そして、使うならUbuntuだ。だったらもう、Windowsは諦めるかとも思った。どうせ年に数回しか起動しないのだから、どうしても必要になれば古いマシンを引っ張り出せばいい。実用的にはなんの問題もない。けれど悔しい。

それならば、WindowはUEFIで起動することにし、UbuntuはBIOSから起動することにして、起動時にF2でUEFI(BIOS)設定を呼び出して切り替えることでデュアルブートができないだろうかと考えた。常識的に考えたら無理だ。UEFIとGRUBがコンフリクトするだろう。だいたい、GRUBはディスクのトップにもってこなければいけないのに、ディスクのトップはUEFI関連の起動用パーティションで予約され、変更ができない。

しかし、「最悪Windowsは捨てればいいや」と思ってるから、気楽なもの。まず、Ubuntuのライブ起動で立ち上げて、Gpartedを起動する。これで、本来は変更してはならないWindowsのインストールされた領域を縮小し(警告が出るのは無視)、さらにはその領域の前の部分を後ろにずらして、ディスクの前の方、UEFIが使うらしい領域のすぐ後ろに空き領域をつくってやる。これをBIOS用の予約領域に指定してやり、UbuntuをWindows領域を削って作ったパーティションにインストール。そして、再起動すると、見事にUbuntuが立ち上がった。そして再起同時にF2でBIOSをUEFIに切り替えると、無事にWindows 8が立ち上がった。

こんな変則的なことをやってる人は、まずいないだろうなと思う。そして、くれぐれも、真似はしないようにと書いておく。Windowsを捨てても惜しくないと思ったからこそできたことで、ちょっとの環境の違い、ちょっとの手順の違いで、たぶんWindowsとは永遠におさらばという結果になる方法だと思うから。

そうまでしてUbuntuを使いたいのかと言われれば、胸を張って「そうだ」と答えよう。すべての仕事がこれでできる。ごく最近も、奇跡のように短期間で1冊の本をUbuntuで編集できた。ほんと、これのおかげで生きていけるんだから。
posted by 松本 at 23:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。興味深く記事を拝読しました。お疲れ様です。僕も今年か来年あたりにUEFIマザーに移行しようと考えているので,同じ手順にはならないと思いますが苦労することは間違いないのかな?と感じました。

 僕はM/B移行時にHDDをフルフォーマットし,アップグレードパッケージであるWindows8.1をLegacy BIOSにて入れ直し,Fedora,ArchLinuxを従来通りの導入方法で入れなそうと考えていますが,きっとハマるのでしょうね。僕の認識ではBIOSでUEFIを殺せるはずなので,起動時間を無視して(現段階でM/Bを新調しますともれなくUEFI M/Bなので致し方ありません)Legacy BIOSで環境を作りたいと思っています。では失礼いたします。
Posted by mako999 at 2014年02月28日 06:21
mako999さん、コメントありがとうございます。
あちこち情報を見ていると、ごくあっさりクリアしている人と、私のように泥沼にハマる人と、極端な差があるようですね。普通ならスッと通るはずのところが通らなかったのは、どこかで私が勘違いしていたことがあるんだろうと思います。ただ、以前なら勘違いがあっても、だいたいはうまく進行して、あとから修正できたんですが、今回はダメでした。そのあたりがUEFIの壁なんでしょうね。

5〜6年前にはこんなふうにハマることもあったなあと、かえって懐かしくなりました。実際、それでHDのデータをすっ飛ばしてしまったこともあります。そう思えば、今回は比較的うまくいったほうかもしれませんね。
Posted by 松本 at 2014年02月28日 15:57
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