2012年11月03日

LXDEは進化していた

ここのところ出先のパソコンを使うことが多いのだけれど、先方が特にこだわらないので可能なかぎりUbuntuを使っている。たしかにWordファイルの互換性とか微妙なところも多いが、Ubuntuの方が仕事が捗るのだから仕方ない。その仕事現場が一時的に変更になって、使うパソコンも別のものになった。こっちにもUbuntuを入れたのだけれど、このマシン、かなりスペックが低い。特に、このご時世にメモリが512メガ(ビデオRAM共有なので実際にはもう少し低い)しかないのはやりきれない。

こういうときには、以前からの常套手段であるデスクトップ環境の変更という手段でしのぐしかない。この方法、最初にUbuntuを使いはじめたときにJWMを使うことで効果を実感した。GUIまわりのデスクトップ環境は最も基本的な常駐ソフトであるわけだから、これを軽量なことにする意味は、低スペックマシンでは大きい(逆にメモリが十分にあるマシンでは、ほとんど意味はない)。削減できるメモリ量は100Mとかせいぜい200Mとか程度なので、現行のUbuntuであれば(使い方にもよるが)、1Gもメモリがあれば特に必要はない軽量化だ。だが、512MBしかない場合、100MBのメモリ使用量を削ることは十分過ぎるほどの意味がある。

軽量デスクトップ環境として以前に愛用していたのは、OpenBox + Xfceパネルという変則環境だ。XubuntuとしてUbuntuの軽量版が出ていることからわかるように、Xfce4は、たしかに元のUbuntuのデスクトップ環境であったGnomeや現在のUnityよりは軽量だ。だが、その軽量さというのは、実際にシステムモニタで調べてみると、それほど大きなものではない。むしろ、Xfce4は、現在ではUnityのような野心的なUIを好まない人向けのデスクトップ環境と考えたほうがいい。実際、軽量版Ubuntuとしては、Lubuntuが公式にリリースされるようになっていて、そちらのほうが明らかに軽い。そして、Lubuntuのベースになっているデスクトップ環境LXDEは、Openboxというウィンドウマネージャが土台になっている。そして、このOpenboxはやたらと軽い。だから私は、Openbox + Xfceパネルという組み合わせを選んでいた。

これは明らかに変則的だ。そこまでやらなくても、LXDEを使えば十分じゃないかとも思う。実際、LXDEを使ってみたこともあった。けれど、LXDEのLXパネルはカスタマイズ性が限られていて、機能的に満足できなかった。加えて、PCManファイルマネージャも、機能不足に感じられた。機能が不足する場合には、Xfce4のファイルマネージャであるThunarを起動するしかない。それなら最初から、この部分はXfce4仕様にしておいたほうがいいということで、変則デスクトップ環境で使うようになった。

今回の低スペックマシンでも、同じような変則デスクトップ環境を構築しようかと考えた。けれど、以前にその環境を愛用していたころからもう2年近くたつ。その間にLXDEも進化したかもしれないと思って、素直にLXDEを使ってみた。基本的には、以前と変わらない。基本は変わらないけれど、小さな進化が積み重なって、非常に使い勝手が上がっている。これなら、変則的な環境をわざわざ構築する必要はない。このまま使っても、なんの不足もない。Unity以前の標準のUbuntuとほとんど変わらない使い勝手が達成されているといってもいい。

以前のLXDEを完全に把握していないので、どこがどう進化したのかを正確に言うことはできない。感覚的には、パネルのカスタマイズできる項目が増え、ファイルマネージャのネットワーク機能が改善されているように思うが、どうなのだろうか。相変わらず上手くいかないのはタッチパッドの設定だが、これは以前使ったことがあるGSynapticsの後継版であるgpointing-device-settingsというユーティリティがあったので、それを使うことにした。クリップボードマネージャは、Clipitがインストールするとそのままパネルの通知領域に表示されるようになるので便利だ。

この現場は1ヶ月ぐらいしかいない予定だが、その間はこれでしのぐことにしよう。
posted by 松本 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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