2012年05月18日

IP電話クライアントのQuteComをインストールしてみた

去年の10月から、日本通信のAndroid携帯IDEOSを使っている。このネタは書き始めると長くなるので別の機会にまとめたいと思っているのだけれど、最安でスマホを持ちたいと考えた結果、まあ実績もあるしとこの選択をしたわけだ。ちなみに、少し前までは圧倒的最安だったイオンSIMの最安プランで使っているので、通信料は月額980円だ。このプランは音声通信不可なのだけれど、無線LAN環境下では別に縛りがあるわけではないから、電話の方は日本通信のモバイルIPフォンを申し込んで、合計月額約1500円と、スマホにしてはかなり安い価格で運用できているのはありがたい。中古で買った本体価格を1年で月割に換算するとしても、月額2500円程度だから、iPhoneの半額程度で持てていることにはなる。

けれど、まあこの組み合わせは安かろう悪かろうの典型のようなもので、通信速度が遅いところに持ってきて処理速度が遅いので、とてもとてもiPhoneや最新Android携帯の比較になるものではない。それでもそれなりに面白いし最低限の役には立つ。

とはいえ、電話機としてはどうしようもないくらいに反応が遅いので、どうにかならないかと思って、いろいろ試してみた。たとえばSkypeの音声通話やViberなんかも試してみたが、いずれも特にモバイルIPフォンには及ばない。それにこれらのアプリでは一般回線にかけられないのだから、やっぱりモバイルIPフォンの価値はあるわけだ。これを我慢して使うのがベストだろう。

そうは思っていたのだけれど、こんな記事を見ると、興味をもってしまう。

基本料無料のスマホ向け050IP電話、フュージョンがベータ版提供

ひょっとしたら、モバイルIPフォンよりもいいかもしれない。仮に品質が変わらないとしたら、こっちのほうが基本料金がないだけオトクだ。そこでさっそく申し込んでみた。テスト用の無料通話が付いているというから、ダメでもともと。ということで、こちらから申し込んだ。

無料分がついているとはいえ本来は有料サービスなので、クレジットカード情報の入力など、割と気になる手間もかかるが、ともかくも手続きを済ませるとすぐにログインできるようになる。マイページの「ユーザーアカウント情報表示」に「SIPアカウント情報」があるが、ここに記載されたドメイン、 SIPアカウント、SIPアカウントパスワードの3つがIP電話の設定をするために必要なすべての情報。

次に、Androidへのアプリのインストール。公式アプリはないが、動作確認ができているのがAGEphoneChiffonの2つと書いてある。このうち最初のものをインストールしてみたが、音声がわるくて「これはちょっと使えないなあ」という感じ。そこで後者をインストールしようとしたが、これはIDEOSが対応していなかった。

ここで断念しようかとも思ったのだけれど、せっかくだからほかのIP電話クライアントを試してみることにした。CSipSimpleというアプリが検索で出てきて割とよさそうなので、これをインストール。設定項目はAGEphoneと同じなのですぐに設定ができ、無線LAN環境下で電話をしてみたら、今度はきちんと通話ができた。ただし、これはクライアントが優れていたのか、それともたまたま最初に使ったときに回線が混雑していたせいなのか、そのあたりはよくわからない。

ということで確かにIP電話として使うことは可能なのだけれど、今度は(非推奨の)イオンSIMで通話してみたら、完全にアウト。相手側の電話でこちらの音声は聞こえるらしいのだけれど、IDEOS側で相手の音声がほとんど聞き取れない。さすがに非推奨環境なので、これはある意味当然だろう。ただ、日本通信のモバイルIPフォンの方は非推奨といいながらイオンSIMでもどうにか音声が聞き取れないことはないので、この時点で日本通信の勝ち。まあ、さすがに専用サービスとして提供しているだけはある。

結論としてはこの「FUSION IP-Phone SMART」は使わないだろう、ということで一件落着なのだけれど、せっかくIP電話の無料お試し分があるので、それならパソコンから電話をかけられないかと思った。SIPのIP電話クライアントならたぶんリポジトリにあるはずと見当をつけてSynapticパッケージマネージャーで検索すると、まずlinphoneというのが引っかかった。これをインストールしてみるが、設定方法がわからずに断念。次にQuteComというのがあったのでこちらを試す。こっちはAndroidのアプリとよく似た設定ダイアログが出たので、難なく設定完了。そして電話をかけてみると、あっさりつながった。

ユーザーインターフェースはSkyoeと似ている。結局似たような技術なのだろう。使って使えないことはないかもしれない。けれど、通話の品質はよくない。今度は、パソコン側では割と相手の音声はきっちり聞けるけれど、相手側では音声がよく聞き取れないらしい。これはマイクやスピーカーの設定のせいなのかもしれないが、ともかくも、無理にIP電話を使う必要もないので、まずは「やってみた」で終わっておくことにした。

この電話番号、解約してもいいけれど、置いておいたら何かに使えるだろうかという気もしている。そうこうするうちに、佐川急便でご大層な書類も届いた。さて、どうするかなあ。
posted by 松本 at 17:12| Comment(2) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Chiffon=Linfoneなんですよ。Linfoneのアンドロイド版をエヴィクサーが日本語訳したのがChiffon(ってリンクしてあるページに書いてあることの受け売りですが)。

私もこのサービスを申し込んでPCから使うクライアントを探してここにたどり着きました。sipをサポートしてるクライアントは数あれど、他のメッセンジャーサービスと合わせて使えるのはQutecomとJitsiぐらいしかないみたいなんですよねぇ。ということで今はPCからはJitsiで使ってます。これからQutecom3のベータ版も試してみるつもりです。

ちなみに私はスマフォではChiffonで使ってます。Csipsimpleと比べると3g(u300)での挙動がまともだったので。
Posted by turu at 2012年05月29日 02:50
turuさん、コメントありがとうございます。SIPサポートのクライアントはいろいろあるんですね。UbuntuではLinphoneとQutecomぐらいしか見つけられませんでした。そのLinphoneがChiffonと同系統とか、なかなか興味深い情報ですね。
私は今回取得した番号はこのまましばらく温存して、あと半年ほどして現在使っている回線よりも良さそうなものを見つけたらそっちに乗り換えようかななどと考えています。
Posted by 松本 at 2012年05月29日 07:39
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