2011年06月21日

PDF-ShufflerでPDFの余白調整

PDFのページ順入れ替えにはWindows版もあるpdfsamでも十分なのだけれど、私はPDF-Shufflerを愛用している。どちらもリポジトリにあるので好みでしかないのだけれど、PDF-ShufflerのほうがサムネイルのあるGUIで直観的に操作できるから気に入っている。まあ、一長一短はあって、PDF-Shufflerのほうがサムネイル表示をする分だけやや時間がかかるし、操作画面も占有する。場合によってはそれが面倒に感じるかもしれない。

ともかくも、PDF-Shufflerは割と気に入って使っているのだけれど、シンプルで、機能は多くないように見える。ただ、先日使ったとき、サムネイルを右クリックすると90°の回転やページのクロッピングが指定できることに気がついた。シンプルなメニューになかったからそれまで気がつかなかったわけだ。これは、複数ページを選択しておいても使えるので、たとえば一括でページのタテヨコを変更することなんかもできる。そして、余白の調整も一気にできることになる。これは使えるかもしれない。

たまたま昨日、8ページの中折り冊子を自宅プリンタでつくろうということになった。これはふつうにページ単位で出力したPDFをPDF-Shufflerで入れ替え、印刷ダイアログで1枚の紙に2ページずつ印刷するように指定して両面印刷すれば、簡単にできる。PDF-Shufflerを使わなくても最初のPDF出力時に印刷順の指定で対応することもできる。ともかくも、印刷ダイアログの「ページの設定」で「段組印刷」を利用すればいいわけだけれど、ただ、ここにちょっと問題があるのは、段組印刷だと余白がやたらと大きくなることだ。そういう意味ではこれはかなり間に合わせの方法で、やっぱり本格的にはScribusできちんとしたデータをレイアウトしてやるべきだということになる。

しかし、そこまで大げさにすることもない場合、PDF-Shufflerのクロッピングを使えばうまくいくことがわかった。「段組印刷」の問題は、余白が大きくなりすぎること。だったら、PDF-Shufflerであらかじめこの余白を削っておけばいい。

ということで、ひと手間余分になるけれど、段組印刷をする段階で直接プリンタには出さず、ファイルに出力して2ページ1面のPDFを中間出力として出しておく。このPDFの余白を(クロップする大きさはパーセント指定なのであらかじめ測っておいて)、PDF-Shufflerで一気に削除する。その上でふつうに両面印刷すればOK。

ポイントは、クロップしたPDFは本来の用紙の大きさより小さくなっているので、印刷時に「ページの取り扱い」ダイアログで「印刷可能な領域に合わせる」を選択すること。そして、そのため、余白が新たに設定されてしまうから、そこまで見込んで余白を削っておくことだろう。このあたり、ちょっと試行錯誤が入ってしまうかもしれない。そういう意味では、すっきりしたソリューションではない。あくまで間に合せの方法。

このクロップの機能、たしか、GhostScriptのベーシックなオプションだったと思う。GhostScriptはコマンド操作でいろいろ細かいことをやってくれるのだけれど、敷居が高すぎてとても気軽に使えない。PDFまわりのユーティリティの多くはGhostScriptのフロントエンドとも言えるわけで、(根拠はないけれど)PDF-Shufflerもそういったツールではないかと思う。ということで、GUI派には使えないGhostScriptのコマンドを気軽に使わせてくれるものとして、PDF-Shufflerはさらにお勧め、ということになるのかもしれない。
posted by 松本 at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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