2011年06月07日

pdfposterでタイリング印刷

何を隠そう、私はけっこう昔からの反原発教信者である。これは私がMac信者になる以前からの話だから、ずいぶんと古い。正確に言うと、反原発は私の主義主張の中のごくマイナーな部分であって、他の主張をしていたら、「だったら原発にも反対しなけりゃ筋が通らないじゃない」という図式に過ぎない。ともかくも、そういう人間にとって今回のような災害が発生しているのは痛恨の極みで、「ああ、ついでのように反原発なんて言うんじゃなくて、もっと大声を上げといたらよかった」と、後悔することしきりなわけだ。

ということで、地震から3ヶ月を気に開かれる今週末のデモには家族で参加しようと思うのだけれど、そのときプラカードに使う画像の印刷を妻に頼まれた。A2ぐらいの厚紙を買ってきて、それに貼りつけてつくるという。プリンタはご家庭用のA4インクジェットだけれど、なに、タイリング印刷をすればいい。

タイリング印刷というのは、大判サイズの文書を途中で分割して何枚かの紙にプリントすることで、確かMacではデフォルトになっていた。デフォルトになっていたせいで、わからないうちはよく1枚の文書のつもりが何ページにも分かれて印刷されて驚いたりもした。という記憶があるのだけれど、実際はどうだったのだろうか。なにせ、えらい古い話だ。

ともかくも、タイリング印刷なんてごくありふれた機能だろうと思ったのだけれど、これが案外とない。画像ファイルなので画像ビューアから印刷しようと思ってもタイリングがないし、ならば万能ツールのGimpと思っても見当たらない。PDFならどうかとPDFに出力してもそういうオプションはないし、仕方ないので1枚はScribusで画像の位置をずらして手動でタイリングをやったけれど、これはどう考えてもスマートではない。

そこでタイリング印刷に対応したアプリケーションがないのかと探してみたら、GUIのツールは見つからなかったけれど、コマンドで動くposterとかpdfposterというツールが見つかった。これをSynapticからインストール。

正直、コマンドは苦手だけれど、Ubuntuのマニュアルページにはサンプルがのっている。そこで、できるだけそれをそのまま使えるようにしてみる。

まず、画像からA4サイズのPDFをつくっておく。これはふつうに印刷ダイアログからファイルに出力すればOK。デフォルトではoutput.pdfとなるはず。次に、(私の環境はファイルマネージャがThunarなので)pdfファイルのあるディレクトリに行って右クリックして、「ここでTerminalを開く」から端末を開く。こうすると、端末で実行されるコマンドはこのディレクトリの配下のファイルに対して行われるので、いちいちパスを指定する面倒がなくなるわけだ。こういう基本的なことも、私のようないい加減なユーザーは5年目にしてようやく最近覚えた始末。

ここで、サンプルにあるpdfposter -mA3 -pA0 a4.pdf out.pdfを少し変更し、
pdfposter -mA4 -pA2 output.pdf out.pdf
と、入力し、リターンキーを押すと、out.pdfという名称で4ページに分割されたファイルが得られた。これをふつうに印刷すればOK。

たいした手間ではないのだけれど、やっぱりGUIでないと緊張する。めったに必要のないタイリング印刷ではあるけれど、やっぱりデフォルトの印刷ダイアログのオプションに入れておいてほしいなと思う。
posted by 松本 at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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