使用中、頻繁にscim-anthyの変換候補ウィンドウが表示されなくなる。
これはたぶんscim-anthyのほうのバグで、ほかのアプリケーションを
使用中にも稀に発生する。いったんscimから出て再び入ると(私の場
合ctl+space)回復する。別にどうということはないのだが、mousepad
ではこれが頻発する。けっこう煩わしい。●仕様
・複数ウィンドウが開けない。ほかの文書を参照するには、いったん
作業を中断するか、別のテキストエディタを立ち上げねばならない。
・検索ウィンドウがいちいち閉じる。次々と検索をかけたいときには
いちいち開き直さねばならない。
・置換機能に、「置換せずに次を検索」というようなものがない。確
認しながら、「これは置換で、これはパス」というような作業をす
るのが相当に面倒になる。
・進行状況を教えてくれない。例えば保存したときgeditなら「保存中
です」みたいな表示がウィンドウ下端に出るけれど、それがない。
ときどき、「本当に保存したの?」と不安になる。とまあ、気づいたところをメモしたが、上記のバグにしろ仕様にしろ、「そういうもんだ」と思って使って特に問題はない。ことに仕様に関しては、「それが不便ならgeditを使え」というようなもんだろうと思う。なんでもかんでも機能を盛りこんで重くなるのも考え物。それこそgeditと同じアプリケーションが2つできるだけだろう。軽さに特化したアプリケーションとしてmousepadが、いろいろ機能の充実したテキストエディタと別にある意味は大きいのだから。さて、そうなると欲しいのは「少しのワープロ機能のあるエディタ、もしくは軽いワープロ」だ。別段レイアウトを付けるほどのことはする必要はないが、エディタから直接プリントアウトするときに見出しぐらいは目立たせたいとか、縦書で出せたら嬉しいとか、あるいはテキスト入力中に行間をもうちょっと開けた方が目が疲れないとか、そういった本質的ではない理由でちょっとしたレイアウト機能がくっついているテキストエディタは嬉しいのだ。本質的に必要としているわけではないから、OpenOfficeのような大がかりなものは要らない。というか、重たいから願い下げにしたい。これと、あとはレイアウトソフトさえあれば、もうUbuntu環境に不満はないのだけれどなあ。
【関連する記事】
- ミュージシャンもOK?
- TextEditは日本語表示ができなかった
- gFTPは普通に使える
- 7.04効果?
- 軽いテキストエディタ
- 街角のUbuntu
- まだまだ見捨てられてはいない ─おめでとう、7.04
- インターネットラジオは大丈夫? ─その2
- passepartoutの利用方法?
- Streamtunerの印象
- インターネットラジオは大丈夫なんだろうか?
- 無料でMP3 ─本当にいいのだろうか?
- Linux-Wordはどこへ行った?
- Scribusの日本語入力 ─惜しい!
- Scribusについてのメモ
- nautilusの活用
- パーティションのマウント
- コマンドはもう要らない? ─その2
- コマンドはもう要らない?
- Dilloとxmmsの文字化け解消!
つまり、WIndowsで言うメモ帳に対するワードパットみたいな存在のエディターが欲しいということですね。さりとてOpenOfficeほどの重鈍なアプリは無用であると。
なるほど。(2007/04/28 11:24:14)
AUTHOR: 松本
EMAIL:
IP:
URL:
DATE: 08/01/2007 00:00:00
daisuke55さん、コメントありがとうございます。まあそんな感じなんですが、実はWindowsのメモ帳とワードパッドの機能の差は、中途半端に小さすぎて、別々のアプリケーションにする意味はないんじゃないかっていう気がしています。微妙なところではあるんですが。私のイメージではiTextというフリーのエディタかMacintoshの(昔のバージョンの)クラリスワークス程度のものですね。まあ、個人的な好みだけの問題ですけれど。(2007/04/28 16:06:56)
AUTHOR: shinさん
EMAIL:
IP:
URL:
DATE: 08/01/2007 00:00:00
いつも楽しく拝見しています。
僕もlinuxを使い始めて一年の初心者なのですが、
linuxに関する文章を読むのが好きであちこち巡回していますが、
ここのブログは内容も濃く、とても面白いです。ところで、軽いテキストエディタをお探しということで、
僕も色々探した口なのですが、今は「leafpad」http://tarot.freeshell.org/leafpad/
というエディタと「bluefish」http://bluefish.openoffice.nl/index.htmlと、
「Nvu」http://www.nvu.com/というソフトを愛用しています。実は最初の「laefpad」以外はテキストエディタというよりはHTMLエディタなのですが
印刷物を作る場合などにはこれらでレイアウトして作ったりしてます。お探しのものとはちょっと違うかもしれませんが、
すべてGUIで使えて、使い勝手がlinuxっぽくないので、移行したての頃は
「linuxもかなり使えるじゃん!」と感動させられたものでした。個人的に気に入っているのは「bluefish」です。
色んな言語に対応しているエディタということなのですが
シンプルにテキストエディタとして使っても動作は軽いし、なかなか使えるんではないかと思います。
ちなみに僕は大昔の200MHz 96RAMのPCでこれらを使っていますが、動作速度にストレスはありません。これからも楽しみにしています。それでは!(2007/04/30 10:36:34)
AUTHOR: 松本
EMAIL:
IP:
URL:
DATE: 08/01/2007 00:00:00
shinさん、コメントありがとうございます。昔、HTMLについて初めて教わったとき、それまでとは異なったコンテンツ作成の概念に非常にわくわくしたものです。そのとき、WYSWYGでHTMLを書いていくツールとしてNetScapeのComposerがありました。これを使えば夢のようなものができる、と思ったものでしたが、現実にはHTMLの概念を私はまだまだ咀嚼できず、さらにComposerが当時の非力な私の機械では信じられない程反応が遅い上に落ちまくりだったので、夢は夢で終わりました。物書きの考え方の延長でHTMLを扱おうと思ったこと自体がまちがいだったようです。で、Nvuは、このComposerが源流のソフトですよね。まだMacOSXを使っていたときにそれを入れて、ウェブページの作成に結構重宝しました。Ubuntuでも一度は入れたのですが、機会がなくて使っていませんでした。しばらくWeb関係を(ブログ以外は)いじっていなかったので。しかし、これをワープロ代りに使うという発想は、確かに眼から鱗ですね。Googleのdocが、ワープロではあるものの裏でHTMLを書いているのをデスクトップに持ってくる感じですね。なるほど。ただ、そういう使いかたをすると、ちょっと重いようです。一方のBluefishは、打ちながらブラウザで確認できるとはいえ、やっぱりソースをいじる感じがつよく、私の感覚にはあいませんでした。けれど、非常に垢抜けた感じで、HTMLエディタとしては、わかるひとには使い易いだろうなと感じました。機会があったらひとに勧めてみましょう。情報ありがとうございました。(2007/05/01 15:02:36)
AUTHOR: shinさん
EMAIL:
IP:
URL:
DATE: 08/01/2007 00:00:00
さすが、着眼点とレビューが的確で脱帽です。
自分はHTMLで文章をレイアウトしてサイトに載せるというケースが多いので、
こういったソフトは非常に使いでがあるのですが、純粋に文章をテキストで作成するのには
Nvuもbluefishも帯に短し・・・かもしれません。ただどちらもlinuxのネイティブアプリケーションとして、非常に洗練されていて
(Nvuはマルチプラットフォームですが)キラーアプリになり得るんではないかと思います。
これからのlinuxの課題としてはGUIオンリーで使えて分かり易いアドバンテージのある
アプリケーションの充実ですよね。他のプラットフォームからシェアを奪おうとするならば。ただ、自分としてはどのOSでもアプリに入ってしまえばOSの存在や違いを意識せずに済むという
のが理想かな?とも思っています。そういうオープンソースの思想を牽引するのがlinuxという
OSの役割な気がします(と最近の賛否あるmacのCMを見て思いました^^;)。長々と長文失礼しました。先ほど前のエントリでlaefpadの事についてコメントで
書かれているのを拝見しました。もう少しよく読んでからコメントすべきでした。すみません。
これからも楽しく読ませていただきます。お返事ありがとうございました。(2007/05/01 21:20:37)
AUTHOR: 松本
EMAIL:
IP:
URL:
DATE: 08/01/2007 00:00:00
shinさん、コメントありがとうございます。>ただ、自分としてはどのOSでもアプリに入ってしまえばOSの存在や違いを意識せずに済むという
>のが理想かな?とも思っています。私も本当にそう思います。というか、既に時代はそうなりつつあるように思えるからこそ、Macintoshからubuntuに乗り換えってしまったともいえるんだと思うのです。たとえば、かつては本(あるいは簡単な冊子でも)を作るには専用のソフトが必要だったわけですが、いまではブラウザ上から印刷屋のページにアクセスして本を作ることだってできてしまいます。ほんと、時代は変わりました。それなのにあれほどセキュリティの甘いWindowsが生き延びているのが不思議でしかたありません。これはWindowsユーザーだけの問題じゃなくて、セキュリティレベル全般を下げるという意味で全てのコンピュータユーザーの問題だと思うのですけれど。
話が逸れてしまいました。すみません。(2007/05/02 16:42:15)