> 「gksu "nautilus --no-desktop --browser"」
> ("は必要です)
> 上記をメニューやランチャに追加したり「アプリケーションの実行」で起動させれば良いと思います。早速、現在使っているウィンドウマネジャーのJWMの設定ファイル(.jwmrc)のプログラムとしてこれを追加してJWMを再起動、あらわれたメニュー(「管理者権限でフォルダを開く」と名前をつけた)を選択すると、おやおや、nautilus-gksuで開いたときとまったく同じことになる。ひょっとしたらこの方法の方がスマートかもしれない。ちなみに、synapticで見たら、gksuというプログラムは既にインストールされていた。基本パッケージの一部らしい。そんなことを思いながらJWMの設定ファイルを見ていたら、なんとまあ、自分でカスタマイズしたこの設定ファイルに、ちゃんとgksuを使っている部分がある。それは、synapticやネットワーク管理を開くために入れておいた部分だ。 <Program label="Synaptic">gksu /usr/sbin/synaptic</Program>
<Program label="ネットワークの管理">gksu network-admin</Program>これを見て、ようやく気がついた。Gnomeで、設定メニューのシステム管理に入っているプログラムを起動すると、パスワードを聞くダイアログになる。これが実はgksuなのではないか。プログラムを管理者権限で実行するということは、そのプログラムをgksuから立ち上げるということなのではないか。そこで早速.jwmrcに <Program label="gparted">gksu gparted</Program>の一行を加えてみた。以前、JWMからパーティションエディタを起動してやろうと思ったとき、管理者権限がないからと拒否された。これはgpartedを直接起動しようとしたからで、これをgksuから起動すれば通るのではないか。JWMを再起動してやってやると、ビンゴ! パスワードを聞かれた後でgpartedが起動した。なお、80286さんによれば「""は必要」とのことだったが、JWMの設定ファイルに限っていえば「gksu nautilus」だけで同じ効果が得られた。このあたりは、実際のところよくわからない。まとめてみると、結局のところ、nautilus-gksuをインストールする必要さえなく、管理者権限が必要な処理は基本的にgksuに続けてアプリケーションを立ち上げればいいということだ。そのためにはコマンドを打たねばならないが、80286さんに教えていただいたようにこれをメニューやランチャーに仕込んでおけば、その必要はない。結局のところ、私のような一般ユーザーが日常作業で必要となることにはコマンドは一切不要という結論になった。これは本当に嬉しい。発端となったのは「コマンドを打つのが怖い」というグチだが、グチはこぼしてみるもの。いや、それよりも、多くの人のサポートのおかげだ。実にありがたい。
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またまたトラックバックありがとうございます。
--no-desktopはデスクトップ(背景)がnautilusに奪われてしまうので、それを防ぐためのオプションです。
Blackboxでは必要でしたが、JWMでは必要ないのかもしれないですね…
また、gksuで起動させるコマンドにオプションを付加する場合は""で囲う必要があります
JWMは初めて知りました!
なかなかよさげなので、今度試してみようかな。
(2007/04/04 14:58:29)
AUTHOR: 松本
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DATE: 08/01/2007 00:00:00
80286さん、コメントありがとうございます。いや、本当に貴重なヒントをいただいて感謝しています。なにせ、コマンド恐怖症という少し前だったらLinuxユーザーとして致命的な症状を抱えていますもので。で、「--no-desktop」ですが、これは以前から「何だろう」と思っていたのが、このコメントでよくわかりました。私はデスクトップの表示にnautilusを使っていますので、もともとデスクトップがnautilusで覆われています。ですから、これをくっつけてもくっつけなくても同じだったわけですね。重ねてありがとうございます。JWMは軽くていいですよ。もっとも私はGnomeとXfceしか使ったことはありませんのであまり信頼性の高い情報ではありませんが(Fluxboxは手も足も出ず、KDEはちらっと覗いただけで好みに合わなかったもので)。(2007/04/04 15:13:34)
AUTHOR: yuniさん
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DATE: 08/01/2007 00:00:00
そもそもアイコンをクリックするというのがGUIのコマンド操作なのですから。
ときどきコマンドをテキストとしてタイプしなければシステムが使えないということなら、GUIが未完成だということでしかありません。そういう意味でいえば、設定ファイルも極力GUIだけで、特別な高度な設定だけ、フォームからテキストをタイプするというくらいのレベルでないと中途半端だと思います。CUIというユーザーインターフェースの価値は別の世界ものとして素晴らしいと思いますけれど、中途半端なUIの混在は好きではありません。ただGUIでも必ずショートカットキーは必要だと思います。
また高度な設定のためのCUIも普段は影に隠れていても必要ならば使えるようにしてあるというのが、スマートなシステムだと思います。windows-xpはその点ではなかなかよくできていると思います。ところで管理権限ですが、いっそのことrootユーザをつくってrootでログインしてしまうというのはどうでしょう。
私はLinuxをはじめたばっかりのとき(turbolinux7)、パーミッションをうるさくいわれるのが嫌で、rootだけで使っていたことがありました。ディスクのマウントさえもroot権限が求められてましたから。ネットサーフィンとメール以外にはまったくスタンドアロンな一般人パソコンユーザでMsDos〜win98からの乗り換えだった私は「システム管理者に問い合わせてください」というメッセージに「管理者は私です!」とブチ切れてたものです。
(2007/04/05 01:17:18)
AUTHOR: 松本
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DATE: 08/01/2007 00:00:00
yuniさん、コメントありがとうございます。そうですね。正確にいうなら「コマンド」ではなく「テキストによるコマンド」でしょうか。いずれにせよ、おっしゃるようにGUIで進めていて、突然「ここからはテキストのコマンドですよ」というのは中途半端ですよね。GUIの画面を作るのはそれほど面倒なことではないと思うのですが、いったん作ってしまうとバージョンアップのときに修正箇所が増えるから後回しになるんでしょうか。「プログラムを書く」というほどたいそうなことではなく、素人ユーザーにもCUIからGUIを簡単に生成できる方法があればいいのですが。スクリプトまでいくと、もう私にとってはプロの領域のことに思えてしまいますので。rootユーザーでログインというのは、まあ、MacintoshやWindowsではデフォルトでそうなっているわけですよね。Ubuntuではデフォルトでそれが無効になっているのですが、その理由がセキュリティ上のものだと説明されて、なんとなく納得してしまいました。ですから、まあ安全のためにあえてそれはやめておこうかなと。だいたい、どうやってその無効にしてある設定を解除すればいいのかもわからないですし(調べればいいんでしょうが)。(2007/04/05 09:12:06)
AUTHOR: 松本
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DATE: 08/01/2007 00:00:00
こちら
http://fun.poosan.net/sawa/index.php?UID=1175703040
に、いい情報が載っていました。参考になります。(2007/04/05 09:15:10)