2011年02月11日

デスクトップで再生中の音声をAudacityで録音する

ずいぶん前になるけれど、YouTubeで再生中のファイルの音声を抜き出すのにずいぶん苦労したことがあった。結局そのときは再生中のヘッドフォン出力を入力端子に無理矢理突っ込むという無茶なことをやって録音したような気がする。考えてみれば相当に無茶なことで、よく機械が壊れなかったと思うが、そのときはほかに手段を思いつかなかった。
いまなら、たぶんFirefoxのアドオンを使ってまずYouTubeの動画をダウンロードし、次にWinffを使ってそこから音声を抜き出すという手順でやるだろう。そのときにそうできなかったのは、Winffのようなユーティリティを見つけられなかったからだろう。
ともかくも、ファイルを再生しているのなら、改めてそれを録音する必要はない。けれど、パソコンで再生される音は、ローカルのファイルのものばかりではない。たとえばストリーミングの音声。これに関しては(最近は使っていないけれど)kstreamripperで録音なんてこともやってきた。そういう手段が使えるときは使えばいいのだけれど、ちょっと「じゃあこれはどうしたらいいんだろう」という音声に出会った。それは、Google翻訳の自動音声読み上げ機能。これはかなり優れた機能なので、ローカルの読み上げソフトなんかよりもずっと使える。となると、その音声を保存して活用したいと思うのが人情だ。けど、これって、どうやってダウンロードすればいい?
わからないので、やっぱり元に戻って「デスクトップで再生中の音声を録音できないか」と考えた。検索してみると、方法は出てくる。サウンド設定で入力の設定をいじればいいらしい。

ところが、Gnomeのサウンド設定は、確か10.04あたりからUIが大幅に変わっている。これはこれで新しいほうがずっと使いやすいからいいのだけれど、以前には設定できたオプションがいくつかなくなっている。あまり必要がないからなくしたのだろうけれど、そのなくなった部分に肝心の入力デバイスの設定があったようで、いくら探しても適当な設定が見つからない。
いろいろ枝道や袋小路にも入った。デスクトップを動画としてキャプチャーして音声だけ抜き出せばいいと気付いてそういうアプリも入れたけれど、やっぱり音声がキャプチャーされない。どっちにしても、入力デバイスを設定してやらないと、再生中の音声はキャプチャーできないわけだ。
そこでいろいろパッケージを入れて試行錯誤してみたところ、pavucontrolというパッケージ(PulseAudio Volume Control)に入力デバイスの設定があることがわかった。リポジトリにあるものをインストールし、メインメニューのマルチメディアのところから起動。Input Devicesのタブを開いて、Monitor of Internal Audio Analog Stereoのミュートを外し、チェックボタンをクリックする。これで、入力デバイスとして再生中の音声が指定される。ついでにInternal Audio Analog Stereoのほうはミュートしておく。
この状態でAudacityを立ち上げ、録音ボタンを押すと、デスクトップで再生中の音声が録音される。たぶん、デスクトップの動画キャプチャーでも同じだろう。
使ったあとは設定を元に戻しておかないとマイクからの音声が録音されなくなってしまうので、ここは注意が必要だろう。そういうこともあって、デフォルトのサウンド設定からは使えなくしてあるのかもしれない。
なお、以前のサウンド設定では「ヘッドフォンだけミュートする」とか「スピーカーだけミュートする」みたいな設定もできたのだけれど、現在のサウンド設定ではそれはできなくなっている。むしろその方が使いやすいからそれはそれでいいのだけれど、もしもそういう設定をする必要があるときにはこのPulseAudio Volume Controlならできるようだ。普段使いには必要ないけれど、入れておいて損はないかもしれない。
posted by 松本 at 12:28| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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