2011年01月11日

PiTiViが案外とよかった

前回、新しく買ったAsus UL20Aの内蔵カメラで撮影した動画をYouTubeにアップするための下処理について書いた。いろいろやった割に画像の周りに黒い縁がついてしまうという残念な結果になった。手順もけっこう回りくどい。撮影した動画をもっと簡単にアップしたいと思って、再挑戦してみた。
前回はPiTiViとKdenliveの両方を使ったので、このどちらか一方だけで処理ができないかと思った。それならば多機能のKdenliveだろうと、まずそちらを立ち上げた。
Kdenliveにはいろいろな機能がある。特に、音声トラック向けにもエフェクトがあるから、これでノイズ消去ができれば音声ファイルを抽出してAudacityで処理なんて手間は要らないだろうと思った。けれど、このエフェクタにはいろいろ使えるものがある一方で、やっぱりノイズ消去はないようだった。仕方ないので、まずWinffで音声ファイルを抽出、そしてAudacityで下処理という手順は同じ。
そして、これをKdenliveに取り込んで動画と合体。今回、clipのところに「音声を分割」という機能を見つけたので、これで動画ファイルの音声を分割した上で音声のみ削除。これでAudacityで処理済みの音声を合わせれば完璧になる。ここまではよし。頭部分や末尾の余分な部分の削除も、細かな時間指定でできることがわかった。いや、それよりも動画用のエフェクトにフェードインとフェードアウトがあるから、今回はこれを使ってみよう。
とまあ、割と軽快に進んだのだけれど、いざレンダリングの段になってわからない。guvcviewで撮影した動画は640×480の4:3比率なのだけれど、この解像度がまず合わない。さらに、そこを無視して書き出すと、なぜか動画が早送り状態になって、4分ほどある曲が1分強で終わってしまう。

後者の問題は、もとの動画のフレームレートが9fpsであるのに対し、書き出しのaviファイルのフレームレートが25fpsだということに原因があるのだろうと見当をつけた。フレームの数の比率分だけ早送りになるのだろう。そこで、レンダリングのプロフィールを変更して、9fpsになるようにすればと思ったが、これが通らない。動画はレンダリングされないわけだ。おそらく、9fpsなんてフレームレートはavi形式ではありえないのだろう。
いろいろ見ていると、settingsのManage Project Profilesというところでプロジェクトのフレームレートを設定できることがわかった。そして、ここで解像度も指定できる。これならOKだろうとやってみた。確かに解像度を640×480に指定することで黒縁問題は解決したが、早送り状態になるのは同じ。いろいろやってみても、ついに正しい方法がわからなかった。
ということでKdenliveは断念した。前回はPiTiViをかましてうまくいったので、こっちでやってみたらどうかと思ったわけだ。結論からいえば、PiTiViだと非常にスムーズに進んだ。
動画の取り込みは同じだが、前回PiTiViで最後までいけなかったのは、動画の音声をミュートする方法がわからなかったこと。今回改めて試してみたら、これが簡単だった。画像トラックにも音声トラックにも、それぞれ1本の赤い線が引いてある。これが再生レベルを表すということらしい。だから、端にあるハンドルを引っ張ってゼロに持って行くと、音声は再生されなくなる。じゃあ動画はどうかと思ってやってみたら、(途中にポイントを追加して折れ線にすることで)簡単にフェードイン、フェードアウトの効果を出せる。複雑なフィルタなんか使わなくても、これで十分だろう。
そして、レンダリングのオプションが、Kdenliveよりもずっとわかりやすい。さらに、どうしても解決しなかった早送り問題が、こちらではそもそも発生しない。あっさりと書き出しが終了。
ということで、Kdenliveは豊富な機能で魅力的ではあるけれど、素人レベルのユーザーには敷居がやや高いのに対し、PiTiViはできることが少なくてもシロウトで十分に使いこなせることがわかった。これでまあ、それほど苦労しなくても動画の後処理ができることがわかった。
ということで、今回アップしたのはこれ。お慰みまでに。



posted by 松本 at 08:48| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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