2010年10月25日

Ubuntu 10.10 Maverickの感想

Dell Inspiron mini 12にインストールしたMaverickの調子がいいので、サブマシンのデスクトップ機もアップグレードした。こちらの方はクリーンインストールではなく、アップデートマネージャからアップグレード。アップデートマネージャの設定がLTSでアップグレード通知になっているのを最新のディストリビューションで通知に変更したら、クリックひとつでアップグレードできるようになっていた。そこで、アップグレード。
アップグレードの場合、クリーンインストール以上に変化がわかりにくい。ほとんど10.04そのままじゃないかという気がする。ちょっと使ってみたけれど、アプリも全部引き継がれているし、ほんとにちがいがわからない。まあ、それはそれでOK。
さて、メインのInspiron mini 12の方だが、10.04との違いは感覚でしかない。感覚だからひょっとしたら私の勘違いなのかもしれないけれど、10.10の方が処理がスムーズだ。

どういうことかというと、Linuxに限らず(私の経験した範囲では)WindowsでもMacでも、起動して長時間使い続けていると、だんだんレスポンスが低下する。たぶんこれはスペックが十分なマシンでは起こらない。だいたい私は世間相場に比べてロースペックなマシンを使い続けているので、これはよく経験する。
おそらくこのレスポンスの低下は、メモリ不足から発生する。現代のOSは、RAMが不足すると、ハードディスクに仮想メモリを作成して不足分を補うようになっている。この仮想メモリ(Linuxの場合Swap)は、RAMに比べれば反応が遅い。だから、Swapが発生すると、レスポンスが遅くなる(のだと、私は理解している)。
そして、いったん使い始めたSwapは、蓄積する傾向にある。たとえばFirefoxだけを使っているとSwapが発生しないのに、Chromeを立ちあげるとSwap領域を食い始めることが往々にしてある。そして、この状態からChromeを終了しても、Swap領域は完全には解放されない。Chromeを立ち上げる以前の状態には決して戻らないわけだ。そして、Swapに行っている部分のプログラムの実行速度は低下する。だから、スペックの低いマシンを長時間使っていると、プログラムを立ち上げるたびに使用中のSwapが太っていって、その分だけレスポンスが低下する(というふうに私は理解しているのだけれど、本当かどうか、自信はない。間違っているかもしれないので、ご注意を)。
もちろん、実行中のプログラムを終了すると、少しは使用中のSwapが低下する。要は、完全には元に戻らないということだ。それが、10.10では、10.04に比べて、ある程度、戻りがいいような気がする。システムモニタの「リソース」のグラフを眺めていてそんな気がするのだけれど、もちろん、統計的に比較しているわけではないから、気のせいである可能性は十分にある。それでも、体感的に、確かにChromeとFirefoxの両方を使っているときにレスポンスが低下するのは以前とそれほど変わらないのだけれど、一方を終了したときにはレスポンスが戻ってくる。これはけっこう嬉しい。
そして、それと関係があるような気がするのだけれど、サスペンドからの復帰で有線LANが切れることがなくなった。10.04のときは、(私の変則Openbox環境だけでの事象なのだけれど)、サスペンドからの復帰時に、有線LANの接続が切れることがけっこうな頻度で発生した。そのパターンは、だいたいが多数のアプリケーションを立ちあげたあとでSwapの使用がかなり大きくなったときと決まっていた。あくまで推測だが、ネットワークマネージャ関係のプログラムがSwapのせいで接続のタイミングを失うのだろう。これが、10.10ではいまのところ発生していない。多数のアプリを立ち上げた状態でサスペンドしても、きっちり回復してくれるわけだ。これは非常にありがたい。
あとは、欲をいえばGMA500ドライバが改良されていちいち端末からでなくともサスペンドできるようになれば文句はないのだけれど、まあ、そのぐらいはかまわないかなという気がしている。とにもかくにも、今回のアップグレードでも落胆されることがなかった。素晴らしい!
posted by 松本 at 16:50| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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