2010年10月13日

Scribusがようやく使えるようになってきた

実際の業務で必要になることは実はめったにないのだけれど、やはり元編集屋としてはDTP三種の神器の中でも最重要のレイアウトソフトは常に手元に置いておきたい。ところが、Linux界でほぼ唯一の本格レイアウトソフトであるScribusは、Ubuntuの日本語環境で使用に耐えなかった。これまでことあるごとにチェックしてきたのだけれど、ちょっと使おうかという気になれなかった。それは、日本語入力との相性の悪さである。
もともとレイアウトソフトはワープロではないから、テキストや画像は、他で完成したものをもってくる。それでも多少の修正や追加がレイアウトソフト上でできないとどうしようもない。だから、日本語入力がレイアウトソフト上でできないというのは致命的な欠陥だった。
これに関してはバージョンが上がるごとに改善はしてきている。当初は入力は全く受け付けなかったのが、いろいろ追加すると少しは入力できるようになったりもしたが、入力中に異常終了するというバグがどうしても解消できなかった。それが9.04 Jauntyの頃には異常終了があまりみられなくなってきた。そして、たぶんScimからiBusに入力メソッドが変わったことや、Mozcになったことも関係するのだろう、今回の10.10で試してみたら、いままででいちばん安定している印象を受けた。ちなみに、バージョンは1.3.8となっている。

ここまで安定していたら、ちょっとしたレイアウトには使えそうな気がする。もちろん、ルビや縦書きといった日本語特有の組版はできないけれど、そこまでの必要がない文書で、図版なんかと組み合わせるレイアウトは、OpenOfficeでごまかすよりもはるかに軽快だろう。
ただ、痛いのは日本語禁則処理に対応していないこと。ヨーロッパ言語だとハイフネーションの設定ということになるのだろうけれど、これは発想が違う。やっぱりここは、言語として対応してくれないことにはどうしようもなさそうだ。
とりあえず、適当に文字を打って写真と配置してみた。スクリーンショットをとったけれど、この程度でもできるようになったのはやっぱり嬉しい。今後もちょくちょくとチェックしてみることにしよう。
scribus.png
posted by 松本 at 17:04| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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