2010年08月11日

IE6をやめられない理由

電子出版関連について別ブログを書いている「ブロガーズ・ネットワーク 翼」のほうで、IE6撲滅運動が盛り上がっている。端緒となったのは、この記事「IE6廃止。本気ですすめよう」。書いてあることはいちいちその通りだと思う。
私がこの議論に参加できないのは、ひとえにUbuntuユーザーとしてIEは使っていないからに過ぎない。使っていないものはコメントしようがない。いや、もちろん、Ubuntuユーザーとして、「Windowsなんぞ使うからIEの問題が起きるんだ。さっさとUbuntuに乗り換えればそんな問題は最初から発生しようがないのに」と主張することはできるだろう。けれど、それではあまりに場から浮いてしまう。ちょっとなあと、自分でも思う。

だからこの話題にはだんまりを決め込んでいるのだけれど、いや、そういえば私もIEは使っている。というか、確か、インストールしている。しかも、IE6だ。問題のバージョン。IEを使いたいと思ったら、IE6はやめられない。
なぜこんなことになっているかというと、これがほぼ唯一、Ubuntu上でまともに動作するIEだからだ。Wine HQの記載によれば、(1.0や3.01なんていう古代バージョンは別にして)、IE6が唯一「Silver」の評価を得ている。IE7とIE8は「Bronze」で、しかも、インストールがむずかしいようだ(IE6からのアップグレードで対応)。IE6なら、ies4linuxを使ったり、Wine Doorsを使って比較的あっさりとインストールできる。そして、常用レベルではないものの、サイトの見え方のチェック程度なら十分実用になる。そして、IE6の用途といったら、その程度しかない。
結局、IE6をUbuntuで使うのは、いまだにIE6でのチェックを行わねばならないからに過ぎないわけだ。IE7や8なら、(仕事ならそうはいかないとは思うけど)個人のサイト作成ではわざわざチェックする必要はなかろう。IE6が撲滅されれば、WineでIEをインストールする積極的な理由はますますなくなっていく。
だいたい、システムが古くなったら最新のサイトが見えなくなるのは、私から言わせればあたりまえの話だ。というのは、私はずいぶん長くMac OS8を使っていたのだけれど、その最後の数年は、見えないWebページの方が多かった。だれもそんなマイナーな環境には配慮してくれなかったわけだけれど、私は「そんなものだ」としか思わなかった。いまほどWebが日常に重要ではなかったからかもしれない。けれど、理由がわかっていれば、腹は立たない。むしろ、そんな古い環境でも十分に情報が得られることの方がありがたかった。
それを、おのれが古い環境を使っているからといって世間がそれに合わせなければいけないと主張する方が横着な気がする。いや、古いシステムを使っている当人は、決してそんな主張はしないだろう。せいぜい、ブツブツと文句をいうぐらい。そしてやがて時代はながれていく。それでいいんじゃないだろうか。
だから、IE撲滅運動は業界内の話だと思うし、まあ、せいぜい業界内で頑張ってくれればいいかなと思っている。


posted by 松本 at 12:12| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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