2009年10月20日

pencilでアニメーション - ただし失敗

小学1年生はプロジェクトの実現可能性なんてまったく考えない生きものだ。先日は、「ティラノサウルスの復元標本をつくりたい」とのこと。これは最終的には、紙粘土で恐竜の粘土細工をつくるというところまで切り下げて、ようやく実行できた。昔から「紙芝居をつくりたい」「本をつくりたい」、最近では「車をつくりたい」などと、およそ大人でも相当に気合を入れてかからなければならないようなプロジェクトを平気で企画する。「小屋をつくりたい」と言ったときは、お菓子の入っていた木の箱に板を釘で打ち付けて人形くらいなら入るような家の形をつくって納得させた。何にでも影響されやすい男で、すぐにプロジェクトを思いつくのは困ったものだ。
先日も、「自分のテレビをつくりたい」と言い出した。その前に「鉱石ラジオをつくりたい」とか言っていたので(これは理科の図鑑か何かで見たらしい。「キットがあるって」というようなことを言っていた。ちなみに私も、子どものころにラジオの工作はしたことがある。機会があれば買ってやってもいいかもしれない)、そういうことかと思って、ちょっと困った。ラジオならともかく、テレビは簡単な工作ではできないだろう。空き箱に絵でも描いてごまかすかなと思っていたら、どうやらそういうことではない。「少しずつ違った絵を描いて、パラパラめくって……」と。なんだ、アニメーションをつくりたいわけだ。
それならどこかにアニメーション制作ソフトが転がっているだろうとsynapticを検索したら、ktoon、gimp-gap、pencilといったプログラムが出てきたので、これらをインストール。端から試してみる。
まずktoonだが、これはかなり本格派のようで、はっきりいって何がなんだかわからない。多少でもそっち方面の心得があれば見当がつくのかもしれないが、まず最初にどういう操作から始めればいいのかさえわからない。調べればいいのかもしれないが、すぐ脇で息子が待っているので、深追いはせずに終了。
gimp-gapは、画像処理ソフトのgimpのプラグインらしい。インストール後にgimpを起動すると、確かにメニューバーにvideoの項目が追加されている。プルダウンすると、何となく「ああ、いろいろできるんだなあ」という感じのメニューは並んでいるが、やっぱり何をどうしていいのか、素人には想像もできない世界。
pencilは、これらに比べてずっとわかりやすいUIをもっている。お絵描きソフトの下の端にタイムラインがついているから、要は、このタイムラインに沿って絵を描いていき、右端にあるプレイボタンを押せばいいのだろう。メニューバーのFileのExportにはいくつかオプションもあるし、小学校1年生のアニメ制作プロジェクトにはほぼ完璧ではないだろうか。

ただ、このときは使い方がわからなかった。どうやって絵を動かせばいいのかわからない。とりあえず適当な線を引いて動かしてみようとしていたら、息子が「ぼくも描きたい」と、邪魔をしてきた。アニメーションなどはどうでもよくなって、お絵描きソフトで絵を描きたくなってしまったらしい。結局、チューリップか何かの絵を描かせただけでこの日はおしまい。
翌日、悔しいので調べてみたら、何のことはない、タイムラインでコマを選んだら、レイヤーの+を押してレイヤーを追加し、そこに描き加えていく操作をするだけだった。本家サイトのマニュアルは、重要な部分は日本語化もされているので、そこを見れば何の迷いもない。
ところが、簡単なアニメをつくってエクスポートしようとしてもうまくいかない。.mov形式ではエクスポートできずに空振るし、swf形式ではアプリケーションがクラッシュしてしまう。あちこち見ていたら、これはUbuntuにおけるバグらしい。せっかくいい線までいっているのに、ここで失敗とは惜しい限りだ。
ちなみに、プレイボタンを押せばアニメーションは動くので、pencil上で動かしておいてそれを適当なソフトで録画するという方法なら動画形式に保存することは可能なようだ。けれど、そこまでやるのもなあという気もする。息子の関心は、もうとっくにそこから離れてしまっているようだし。まったく、小学校1年生の興味持続時間ときたら。付き合うのも苦労するよ、まったく。
posted by 松本 at 12:41| Comment(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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