2009年05月10日

Xfceが気に入った - Inspiron mini 12のUME環境設定を終えて

かなり大騒ぎになってしまったが、ようやくDellのInspiron mini 12にUME(Ubuntu Mobile and Embedde)をベースにしたUbuntu 8.04-lpia環境のセットアップが終了した。もともとモバイル用のUMEを通常のデスクトップ版に戻すというだけの作業なのだが、ずいぶん苦労した。その理由は

  • UMEが通常のインストールではなく、HD全体を初期化するディスクイメージとして配布されていること。

  • デフォルトユーザーがUMEとなっていて、それを前提とした環境が組まれていること。

  • UMEのリポジトリは小さく、デスクトップ環境の構築のためにはリポジトリの追加が必要なこと。

  • lpia用のリポジトリが限られていて、依存関係がうまくいかないケースが発生すること


といったところである。私は自分に都合のいいパーティション構成にしたかったことや、メインマシンとして使う関係でセキュリティ上の配慮からユーザーを変更したかったこと、またリポジトリの追加でつまづいたことなどから、かなり苦労をした。こういったことがなければ、たぶんここまでの苦労はせずにすむだろう。もっとも単純に使うには、

  • UMEのディスクイメージからHD全体を初期化してインストール

  • synapticパッケージマネージャを端末から起動してPPAのリポジトリを追加

  • そのまま必要なパッケージを追加し、その後、設定の変更


といった手順でうまくいくのではないだろうか。
私はそういう手順を踏まなかった。その苦闘のあとはここ10日ほどのこのブログに記録してきたわけだが、要らない苦労といえなくもない。けれど、ともかくもその結果、納得のいく仕事環境が手に入ったのだから、まあ満足している。
そして、(追加するリポジトリが最初わからなかったせいで)gnome環境が構築できなかったおかげで、Xfce環境に至った。このXfceがずいぶんと気に入っている。非力なInspiron mini 12で使うには、かなりいい取り合わせではないかと思う。

Xfceは初めてではない。過去に何度かXfceをメインにしようとしたことがあった。最初はiBook G3を使っていたときで、これは非常に非力なマシンだったから、少しでも軽いデスクトップ環境をということでXfceを試してみた。しばらく使っていたのだが、そのうち、JWMでもっと軽いデスクトップ環境ができることがわかって、そちらに乗り換えた。
次にXfceを試したのは先日まで使っていたDellのInspiron 2200に乗り換えたときだった。このときも、決して高速なマシンではないこの機械を最大限に有効に使いたくて、軽量のXfceにしようかと考えた。けれど、実際には体感でXfceとGnomeの差はなかった。そして、

  • XfceのウィンドウマネージャであるThunarよりGnomeのnautilusの方が高機能なこと。特に「右クリックで管理者権限」というnautilus-gksuが使えることと、nautilusから直接Web上のサーバーにFTP接続できること

  • デスクトップへのアイコンの配置が(当時の)Xfceでは手軽にできなかったこと

  • タッチパッドの設定をXfce側からできなかったこと


といった理由で、Gnomeを選択した。何のかんのといって、初心者にはGnomeの方が扱いやすく、またXfceのメリットもさほど感じなかったわけだ。
ところが、今回、Xfceの方が魅力的に感じている。それは、私がUbuntuに馴染んで、いろいろと使い方が変わってきたからだろう。
まず、nautilusの機能だが、これは別にnautilusから行わなくても大丈夫だと思えるようになってきた。確かにnautilus-gksuは便利だが、Thunarをsudoで開いた方が、管理者で操作中のWindowに警告が出ている分、親切に思える。nautilusのFTP接続は、いまひとつうまくいかないケースが多いので、FirefoxのアドオンであるFireFTPを使うようになっている。Xfceのデスクトップのアイコンの配置は以前より融通が聞くようになったし(未だにグリッド内にしか配置できないが)いままでのデスクトップにファイルを散らかす使い方がむしろ横着だったと考えることもできる。タッチパッドは、確かにいまだに再起動でもとに戻るが、まあこれは抜け道があるだろう。少なくとも、以前のようにまったく設定できずに困ることはない。
ということで、「やっぱりGnomeの方がいいよ」という感じではなくなってきている。しかし、それだけではXfceを積極的に使う理由にはならない。やっぱり気に入っているところがあるわけだ。
その最大の点は、デスクトップのどこを右クリックしてもメインメニューが出せるという点だろう。センタークリック(左右両ボタンの同時押し)では、ワークスペースの移動ができる。いちいちメニューバー(パネル)まで戻らなくても操作がどんどん進められる。これは(特に画面が解像度上は広くなったInspiron mini 12では)かなり使い勝手がいいと感じる。ちなみにこの右クリックでメインメニューというのは、JWMやfluxboxでも採用されている。たぶん、パネルよりもこっちの方が原型に近いのだろう。
確かにXfceのアプリケーションには軽量すぎて物足らないものも多い。そういうのはGnomeのアプリを個別に導入してやればすむ話。本当に軽いかどうかはlpiaになってからGnomeと比較していないのでわからないけれど、いまでは「これがInspiron mini 12にはお似合いだ」と思っている。
posted by 松本 at 21:46| Comment(1) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
What a great resource this text is.
Posted by TJUt5vQog5 at 2015年02月18日 03:12
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