2007年06月07日

TreeLineに触れてみた

Linux.comでTreeLineというアウトラインエディタの紹介をやっていたので、ちょっとさわってみた。データベース機能をもったアウトライン エディタということで紹介されていたのだが、Ubuntuで利用できるデータベースとしていまひとつ手頃なものに巡りあえていないので、ちょっと興味を もったのだ。それに、アウトラインエディタはテキストエディタのように使えるのではないかという望みもあった。しつこいようだが「物書きにちょうどいいテ キストエディタ」をいまだに探しているわけだ。
アウトラインエディタというのは、要は箇条書きで文書を作っていくツールである。その根拠となっている理論についてはよく知らないが、 ともかくもひとつの作品の構造をアイテムを箇条書きにしていき、そこにレベルをつけていくことで作り上げようという発想に基づいているのはまちがいないだ ろう。アイデアをどんどん列挙していき、それがぴったり収まる場所とレベルを探していくことで章、節といった骨格から細部の文章同士の配列に至るまで、全 体を見失わずに組み上げていくためのツールだ。
その発想はよくわかるし、実際、私もあるテキスト作成の仕事で、そんな論文作成方法の具体例を作ったこともある。ある種の頭脳の構造をもった人にとっては 非常に有効な方法だろうと思う。ちょっとしたレポートから長編小説並みの長さの文章まで、あらゆる作品に応用可能だろう。
けれど、これはどうもわたしの頭の構造には馴染まない。実際、データベースを利用してこういう手法で文章を書こうとしたことが過去何度かあったけれど、い ずれも挫折した。やっぱり私は、端から順々に攻めていかないと形をつけられない人のようだ。全体を見渡して重要なところから(あるいは作業しやすいところ から)形をつけていくというのは、発想としてはいいのだろうけれど、私にはできない。かえって先が見通せなくなってしまうのだ。
ともかくも、そんな理由で、本来の用途であるアウトラインエディタとしては期待していなかった。そこでまず、データベースとしてみてみた。私はかつて、 MacintoshでFileMakerを愛用していたが、ちょうどそのレベルのデータベースが使いたい。Ubuntuではこれはほぼ OpenOfficeのBaseに相当するのだが、これの根っ子なっているMySQLは相当に高度なデータベースで、それだけにいくら使い易くしてあると いっても、私のような素人レベルが直感で使うにはかなりハードルが高い。もうちょっと簡単で、それでいてリレーションぐらいはつけられるようなデータベー スが欲しいわけだ。
そういう意味からは、TreeLineはやはりデータベースとしてみた場合には、簡素に過ぎるようだ。数値計算が直接におこなえないというのでは、私のイメージするデータベースとしては失格だ。
それではテキストエディタとしてはどうだろうといろいろ触っていたら、突然エラーで落ちてしまった。なんどやっても、初期設定を触ろうと思ったら落ちてし まう。まあ、システムの再起動でもすれば問題は解決するのだろうけれど、それ以前にどうやら素のテキストエディタとして使うメリットもあまりなさそうだと いう印象を受けてしまった。書きだし機能が強いのでxmlの知識が十分にあればまた話は違ってくるのだろうとは思うが、現状、私のレベルでは特に嬉しい機 能もないようだ。
アプリケーションというのは、思想を反映する。思想は頭の構造に強い影響を受けるから、頭の構造の違いによって使えるアプリケーションと使えないアプリケーションがあらわれる。TreeLineは、私の頭の構造には相性の悪いものだったようだ。
posted by 松本 at 16:03| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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