2008年07月25日

ReactOSを試してみた

仮想環境を使い始めたついでに、以前から興味のあったReactOSを試してみることにした。これはWindowsのクローンを目指したプロジェクトで、昨年から今年にかけてかなり急ピッチで進展した様子だった。もっともまだα版段階。Windowsのアプリがたまに必要になるができればWindowsを走らせたくない私にとって、もしもこれが実用域に達したらぜひ使いたいものだ。

最初に試したのは、Free OS Zooで配布しているQemu用の仮想イメージ。順調に立ち上がってはくれたが、ネットワークにつながらず、ホストとファイルの共有もできないということで、立ち上げただけで手も足も出ない状態。これではテストにさえならない。
次に、ReactOSのサイトからLive CDをダウンロードしてVirtual Boxで立ち上げてみた。Qemuのときより軽快に立ち上がるが、このLive CD版にはアプリケーションが何も入っていないので、やはり立ち上げただけで何もできない。そこで今度は同じサイトからインストールCDのイメージをダウンロードして、こちらで立ち上げた。35.5MBというコンパクトサイズで、インストールもあっという間に終わる。再起動していくつかのダイアログをこなし、さらに再起動すると仮想ハードディスクからきちんと起動。
デスクトップにDownloadというアイコンがあるのでクリックすると、Firefox、Thunderbird、Abi Wordなどのアプリケーションがインストールできるようになっている。クリックするとなぜかネットワークにきちんとつながっているようで、これらのアプリがインストールされた。FirefoxではちゃんとWebページが表示されるし、Abi Wordも普通に動く。これはなかなかいい。Windowsよりも軽快だし、Linux風にデスクトップの切り替えもできるし、たいしたものだ。
けれど、Webページが文字化けだらけ。Abi Wordで日本語入力もできない。それも当然の話で、日本語環境は全く用意されていない(ちなみにインストール時に日本語を選択したら、途中で前に進まなくなった。選択はできるものの、実際には対応はできていないようだ)。フォントもなければ、まして入力メソッドなど存在しない。エンコーディングに対応しているかどうかさえ疑わしいと思う。
それにまあ、α版だから当然だけれど、しょっちゅう落ちる。もっと当然なことに、Flashのプラグインをはじめ、大抵のアプリケーションはインストールできない。このあたり、まだまだ開発途中で道は遠いなという感じ。
結局のところ、かなりいい感じではあったけれど、実用にはまだまだ時間がかかりそうだなというのが印象だった。特に、私の用に日本語環境での利用を望んでいる者にとっては、さらに、さらに、ゴールは遠そうだ。そしてつくづく感じたのは、Linuxの完成度の高さ。実用レベルとはこういうことをいうのだなあと改めて感じた。
posted by 松本 at 06:21| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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