2008年07月16日

Virtual Boxは使える

前回、Windowsを併用する環境としてVirtual Boxを採用したことを書いたが、使い始めてからさらに便利に使えることがわかった。それはGuest Additionsである。
Virtual Boxに限らず、仮想環境下でのゲストOSは、ホストOSのアプリケーション内で動いているので、基本的にはアプリケーションのウィンドウ内に表示される。もちろんもっとそれっぽいフルスクリーンモードのようなものも用意されていて、例えばQemuでもこれは可能。ただ、Qemuの場合、フルスクリーンモードで起動中はホストのUbuntuのアプリケーションには移動できないから、あんまりありがた味はない。
ともかくも、Virtual Boxの場合、ウィンドウ内のWindowsの解像度はデフォルトは800×600。 これはずいぶん小さく感じる。もちろん私のノートパソコンのスクリーン解像度である1024×768も選べるが、これを選ぶとUbuntuの上端のパネルとアプリケーション・ウィンドウの分だけはみ出してしまい、スクロールしなければ残りが見えないということになる。むかし使ったVirtual PCでは確か中途半端な大きさのウィンドウにも自動で合わせてくれたと思うが、Virtual BOXの使用を始めたとき、「これは我慢しなきゃいけないんだろうな」と思った。
ところがである。
何の気なしにLinux Saladさんのこのページを読んでいると、
Guest Additionsをインストールして仮想マシンを再起動すると、ゲストOSのビデオドライバが改善され画面の描画速度が向上します。また、ホストOSとのマウス統合、クリップボードの共有、フォルダの共有、リモートデスクトップの利用が可能になります。

というようなことが書いてある。そういえば、アプリケーション・ウィンドウのメニューの「デバイス」の項目に「Guest Additionsのインストール」というのが確かにあった。いちおう試しに行ってはいたのだが、何だかダウンロードするようなダイアログが出たので、ちょっと怖くなってそこから先は止めていた。だが、Linux Saladさんの記事は信頼できる(と思っている)ので、思いきってやってみることにした。
結果、見違えるほど素晴らしいものになった。いろいろと「おトク」はあるようなのだが、まずは画面の解像度が各種選べるようになった。ウィンドウにぴったりおさまって、スクロールする必要はない。それから素晴らしいのはシームレスモード。これは、フルスクリーンモードによく似ているが、Windowsのデスクトップがすっかり消えてしまう。だから、アプリケーションが走っていないときには下部のWindowsのメニューバーを除けば普通のUbuntuのデスクトップだし、Windowsのアプリケーションを「最大化」で使用しているときには外見上、Windowsと何ら変わりはない。アプリケーションのウィンドウを「縮小」すると、まるでUbuntu上でネイティブにWindowsアプリが走っているように見える。これは実に使いやすい。
さらに、ポインタがWindowsとUbuntuでシームレスに動く。つまりWindowsのアプリに入ったらWindowsの操作をし、Ubuntuのアプリの上にポインタが動いたら、もうUbuntuのものになる。Guest Additionをインストールする前にはいちいちHostキーを押して出入りしなければならなかったのが、その必要がない。
おまけに、クリップボードに保管されたテキストがゲストとホストで同じになる。Ubuntuのブラウザからアドレスをコピーして、Windows上のIEに貼り付けるというようなことができる。
だから、本当にWindowsのアプリがUbuntuで動いているような錯覚に陥る。思わずUbuntuのデスクトップ上のファイルをWindowsのアプリにドラッグ&ドロップしそうになるが、さすがにこれはアウト。やはりファイルの交換は共有フォルダを経由しなければならない。それにしても、これは凄い。
もっと他にもいろいろと機能はあるようなのだが、とりあえず私にとってはこれだけでも十分。いやはや何でこれまでこれを使わなかったのだろう(「はい、メモリが足りなかったからです」)と思うほどだった。
実際のところ、たまたまWindows環境が必要な仕事が入っていて、突然、仕事がやりやすくなった。いちいちブートで切り替えるのは大変だし、Windows使用中にはメールがチェックできないとかいった不自由があった(メールボックスをUbuntu環境とWin環境の両方に置くというのはちょっと考えものなので)。これで、Windows環境のブラウザで動作を確認しながら、Ubuntu上のファイルを修正していくということができる。しかも、ストレスを全く感じないスピードで。
現金なもので、こうなると少しWindowsが好きになった。「これだって悪くないじゃない」と。いやはや。
posted by 松本 at 22:05| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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