2008年07月15日

Virtual BoxでWindows

デュアルブートのWindowsがなぜか壊れてしまったので、仮想化でWindowsを使おうと思った。前回はQemuを試したのだが(結局最終的には方法が見つかったのだけれど)ホスト側とのファイル共有の方法がわからなかったので、別の仮想環境を試そうと思った。
いちばんポピュラーなのはどうやらVMWareらしい。これはQemuと同じ仮想イメージが使えるようだから、手間もかからない。だが、VMWareはSynapticからインストールできない。私のようなLinuxに詳しくないLinuxユーザーには、これはけっこう敷居が高い。
さらに調べると、もうひとつVirtual Boxというエミュレータがあることがわかった。これはSynapticで検索すると出てくる。そこでこれを試してみた。

Qemuとは違って、Virtual Boxには最初からフロントエンドが用意されている。おまけにちゃんと日本語化されている。だから、何の迷いもなくスタートできる。仮想マシンの作成にはウィザードみたいなものまであるし、至れり尽くせり。適当な設定をしてWindowsをインストール。メモリが増えているせいもあってQemuのときより圧倒的に早く、ほとんどハードディスクへのインストールと変わらない感覚。
これはいい、と思ったのも束の間。落とし穴が待ち受けていた。仮想マシンを実行中のウィンドウ内に入ると、マウス(タッチパッド)は効くのに、キーボードがまったく効かない。だから、例えばユーザー名を入力するところなんかで、それ以上前に進めなくなる。
もっと困ったのは、仮想マシンから抜け出せなくなること。仮想マシンから抜け出すためのHostキーは右Ctrlに設定されているのだが、このキーそのものが反応しないわけだ。これではどうしようもない。
唯一反応したのはCtrl+Alt+BackSpaceだけれど、これでNautilusを強制終了したって何も問題は解決しない。頭を抱えてしまった。もう一つ発見した方法は何でもいいからCDをドライブに入れること。すると、そっちのダイアログが優先するから仮想マシンからは抜け出せる。けど、ちょっとこれじゃあねえ。それでも、強制終了させたり何だかんだとやっているうちに、Windowsはインストールされた。ユーザー名が入れられないからとりあえずOwnerというアカウントができたようだ。
とはいえこれでは使用に困る。あちこちネットを検索でみた結果、これはScim絡みのエラーらしいということがわかった。Virtual BoxはScribus同様にQtのアプリで、Scimを正常動作させるにはscim-bridge-client-qtをインストールすればいいらしい。なあんだ。さっそくsynapticでインストール。あっさりと問題は解決。
さて、使い始めてみると、これが実に快適。同じようなメモリ割り当て設定で走らせてみると、圧倒的にVirtual Boxの方が早い(ただし、使用メモリをチェックしてみると、Virtual Boxは割り当てた量をしっかり使っているのに対し、Qemuの方は割り当てた量の一部しか使っていない。こういうことが関係しているのかもしれない。これは設定によるものかもしれないし、Qemuに必要なファイル - 例えばKqemu - がインストールされていなかったからかもしれない)。メモリにしっかり余裕があるせいかVirtual Boxは仮想環境だということを感じさせない、ほとんどネイティブの操作感である。
これはVirtual Boxを使うしかないと思った。だが、ここでもまた、ホストとのファイルのやりとりの問題が発生した。共有フォルダのマウントの仕方は基本的にはQemuと同じようなものらしい。詳しくはここに書いてあったが、その通りやってみてもどうもうまくいかない。
Qemuでもダメ、Virtual Boxでもダメなのだったら、まあそういうものと諦めて、ネット経由でファイルのやりとりをするかなあと思い始めた。それでも未練で検索を続けたら、こちらのサイトに行き当たった。ネットワークで共有フォルダを開くことができるという。ポイントは、sambaでパスワードを設定することと、魔法のアドレス \\10.0.2.2。これは知らなければできっこないことだ。
あと、この方法でフォルダを共有する場合は、Virtual Boxの設定から共有フォルダは外しておく必要があるようだ。これがわからず、最初はだいぶと時間を無駄にしてしまった。
ともかくも、やってみたら、あっさりと共有フォルダが開いた。ついでにQemuでも同じことをやってみたら、こちらも同じ方法で共有フォルダをマウントすることができる。なあんだという感じ。
何にしても、これでVirtual BoxもQemuも実用的に使えるようになった。どちらも使えるとなったら、やっぱり早い方がいい。以前からの流れで何となくQemuに愛着もあるのだが、ここはVirtual Boxでしょう。ということでWindows環境の併用はVirtual Boxで決まり。
そしてさらに、Virtual Boxでは驚くような素晴らしい機能が追加できることがわかった。これはいつも情報を頂いているLinux Saladさんのこのページのおかげである。この辺は、また回をあらためて書こうと思う。
posted by 松本 at 12:15| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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