2008年04月06日

Hardyベータの新規インストール

ということでUbuntuのHardyベータ版をUNetbootinでCDを焼かずに新規インストールしたわけだが、極めて調子がいい。以前α版からのアップデートで障害になっていたキーボードの認識、途中からおかしくなったサスペンド、デフォルトのくせに動作しなくなっていたRythmboxなどは新規インストールしたら問題なく動作するようになった。ということは、Hardyのプログラムではなく、設定ファイルが度重なるアップデートの中でおかしくなっていたということなのだろう。途中で消えたシステム・モニタやトラックパッドの設定メニューもちゃんと表示されるようになっている。やっぱり、アルファからベータ、あるいは正式版への移行には、いったん新規インストールすべきなのだろう。これは設定ファイルを書き換えれば済むことではあるらしいのだが、ブート時のgrubのメニューが煩雑過ぎるようになってしまっているのも整理されることだし。

さて、今回の新規インストールはハードディスクの引っ越しだったのだが、こういう作業にバックアップは欠かせない。とはいえ、バックアップ用にこれまで使っていたハードディスクが諸々の事情で手狭になっていたため、なるべく簡略な方法を使いたかった。
そこで、まず、新しいハードディスクをUSBで外付け接続し、パーティションを切って、そのデータ用のパーティションに古いハードディスクのデータをそっくりコピーするという作業をした。これによって、新しいハードディスクにデータが移行する。ここで古いハードディスクを慎重にパソコン本体から取り外して厳重保管すれば、それがいわばオリジナルデータの安全なバックアップとなる。新しいハードディスクにはもうデータは移っているので、後からここにOSをインストールすれば、即使用可能になるだろうという考えだった。
しかし、これは素人の浅はかな戦略だった。いや、最初は読みどおりにうまく行ったと思った。3つに分けたパーティションの最後の部分にデータを移動し、最初の部分にWindowsをインストール。真ん中の部分に(Swap領域のためにさらにパーティションを分けたが)UNetbootinでUbuntuをインストールし、起動したら目論見どおり古いデータはちゃんと手の届くところにあった。しめしめと、まずはFirefoxとThunderbirdのデータ、それにフォントをコピーしようとする。ところがトラブルはここから。アクセス権の問題でコピーできないと文句を言われる。
ここで別の方法をとればもうちょっとトラブルは軽微だったのかもしれないが、私は「アクセス権がないのならsudoで」と考えてしまった。root権限でデータ用のパーティションを開き、コピー。ところが、FirefoxもThunderbirdも起動ダイアログで考え込んでしまう。フォントは認識されていない。あれえ?
よく見てみると、コピーしたフォルダにロックがかかっている。プロパティからアクセス権を確認してやると、所有者がrootになっている。このせいだ。
root権限でプロパティを開くと、アクセス権や所有権は変更できる。これで変更してやると、FirefoxやThunderbirdのデータ、フォントは認識されるようになる。ところが、どうもおかしい。やっぱり認識されていない部分がある。さらに見てみると、内包されているフォルダやファイルの権限が変わっていない。
プロパティで、「これらの権限をフォルダ内のすべてのファイルに適用する」を選べば、これは変更されるはずだ。と思うのだが、なぜか変更されていない。いちいちプロパティを変えていけば変更されるのだが、それでは日が暮れる。
コマンドの知識があれば、多分このあたりは一発で変更できるのだろう。けれど、私はコマンドは知らないし、勉強する気もない(私のLinux使用は、コマンドを知らない人間がどこまでLinuxを使えるかという実験でもあるわけだから)。いろいろやってみたが、どうもGUIではうまくいかない。
最終的には古いハードディスクをUSBで外付けにし、そこから全てのデータを再コピーしてやることで所有権は新たなユーザーのものになった。この操作は、バックアップ用のディスクを本チャンで使うようなものだから、あまり安全な方法ではないと思う。まあ、アクセス権の問題はあるものの新しいハードディスクに一応はバックアップデータが残るということで強行したのだが、foolproofな方法ではないな。このあたり反省点である。
最初にデータをコピーしたときに、アクセス権を変更すればよかったのかもしれない。あるいはコピーの方法を配慮すべきだったのか。ともかくも、無造作にコピーしたデータは、自分のものであっても自分のものではないというのは教訓だろう。
ともかくも、新たにデータをコピーし直すと、古い環境を瞬く間に再現できた。デスクトップの外観などはあえて古い設定ファイルをコピーせずに最初からやり直したが、もう慣れてしまっているので時間はかからない。アプリケーションも、必要なものからぼちぼちと追加インストールしていく。これももう、悩むことではない。
それにしても、これまでアップデートだから見えなかったHardyの進化というのは確かにある。デフォルトの壁紙が変わったこととか初期設定の3Dデスクトップ効果が以前よりも動きがスムーズだとか、まずはそういった点が目を惹く。しかしそればかりではない。パネルに新たに追加された「ユーザーの切り替え」は私は使わないから関係はないとしても、ディスクのプロパティを見ると使用状況が円グラフで表示されるのは、以前からある「ディスク使用量の解析」の簡易版として実に直感的に便利。プリンタの管理もずっとユーザーフレンドリーになった。起動するたびにスキャナを探して「ありません」と報告されるのはうるさいのだが、それだけXSaneの機能が強化されたということだろう。システム管理の「権限の管理」は、使うことはあまりないかもしれないが、ちょっと嬉しいカスタマイズ機能だ。
こういったこれまで目に見えなかった改善点を実感できただけでも、今回の新規インストールの甲斐はあったというものだ。もちろん、当初の目的であるハードディスクの更新という成果も得られた。これでディスクの容量に余裕ができたので、音楽データの整理でもしてみようかと思っている。
posted by 松本 at 22:47| Comment(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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