よくわからないけれど、たぶん、編集した人たちは特にUbuntuやKnoppixのユーザーというわけでもなく、たまたま「じゃ、次はLinuxね」と いうことで原稿集めた普通の編集者なんだろうと思う。だから、視点がWindows関係のMookと全く同じ。いや、同じなのはいいんだけれど、これじゃ あ誰もわざわざUbuntuインストールしようと思わないんじゃないだろうか。だって、ユーザーにとってなんのメリットがあるのかよくわからないから。と ことん、「WindowsでできることはLinuxでもできますよ」というスタンスを出ていないように思った。
Ubuntuを使ってつくづくよかったなと思うのは、なんといってもセキュリティの高さと安定性だ。これはWindowsに比べてということで、 Macintoshユーザーの感覚からいえば当たりまえのこと。いっぽう、同じハードウェアなら、UbuntuはMacintoshに比べて圧倒的にパ フォーマンスがいい。こういった調書をドン、と表に出さないで、3Dデスクトップができるから凄いみたいなことをいっても説得力がないんじゃなかろうか。 だって私は、3Dデスクトップなんか使わないけれど、絶対Ubuntuだと思っているのだから。
まあ、チープなエディとリアルにがっかりしたというのが大きいのかなあ。とっても読みづらいレタリングとレイアウトです。なんていうのか、メリハリがなく て、漫然と突っ込んでいった感じ。これが上記の、「この編集者って、Linux使いじゃないな」って思った理由でもある。内容に精通していれば、「ここを 強調しよう」みたいな意識から、メリハリがはっきりするものだと思う。拾ってきた情報をひたすら効率的に並べたら、たぶんこんなレイアウトになるんだろう な。
まあ、悪口はともかくも、読んでいて思ったのは、「やっぱりKDEはアプリケーションが豊富なのかなあ」ということ。まっさきにとり上げているのが UbuntuではなくKnoppixだということもあるのだろうけれど、やたらと「K」のつくアプリケーションの紹介が目だった。どうしよう。やっぱり XubunutuよりもKubuntuにすべきなんだろうか。
ともかくも、この「Linux100%」にしても、あるいは最近出たと聞く別のガイドブックにしても、なんかUbuntuに感じる心躍るものがないよなあ、というのが正直な感想。もうちょっとわくわくさせてくれるファンキーな入門書って、ないもんだろうか。
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