2013年03月31日

なんちゃってAndroidアプリの開発 - その2

前回少しもったいをつけすぎたかもしれない。端的にいえば、jsWaffleというツールを使えば、HTMLで書いた文書をAndroidのアプリにすることができる。それだけの話だ。だが、せっかくもったいをつけたのだから、私がそこにたどり着くまでの経緯を書いておこう。

Webサービスを使って.apkファイルの作成をする中で、「これって単純にHTMLで書いた文書を埋め込んでいるだけじゃない。だったら、そのぐらいのことはこのWebサービスでなくったってできるかもしれない」と気づいた私は、早速Googleに聞いてみた。検索キーワードはAndroid、HTML5、アプリ作成、そのぐらいだったと思う。その結果、すぐに出てきたのがこのスライドだった。

http://www.slideshare.net/kujirahand/html5javascriptandroidseminar

このスライドは非常にわかりやすく、Androidアプリ開発の中でのHTML5の立ち位置を示してくれていた。なるほど、「なんちゃってアプリ」程度ならHTMLでごまかすのがいちばん簡単そうだと、改めて自分のカンが当たっていたのを確認した。そして、そのためのツールとして、jsWaffleやPhonegapといった選択肢があることもわかった。

さて、となると、その線で一歩を進めたい。調べてみるとPhonegapの方が世界的にはユーザーが多そうで、その分だけ情報も多そうだ。けれど、jsWaffleは、上記のスライドの作者が開発者ということもあって、このスライドをそのまま追っかけていけば片付いてしまいそうだという手軽さがある。なによりもまず、ツールがUbuntuで動かなければならない。

さらに調べてみると、基本的に開発環境はクロスプラットフォームなことがわかった。だったら書かれている手順通りにいけばいい。

スライドには、Aptana Studio2を最初に用意するように書いてあるが、これはEclipseでも可能とのことで、それならとリポジトリからEclipseをインストールしかけたが、さらに調べてみるとその次に書いてあるAndroid SDK Tool(ADTプラグイン付き)というのをダウンロードするとオマケで最新のEclipseがくっついてくることがわかった。だから結局、下準備としてはAndroid SDK Tool(ADTプラグイン付き)をダウンロードするだけ。そのままバイナリで配布されてくるので、インストールの手間さえない。

次にjsWaffleのインストール。これは公式ページから。むしろこっちのほうが厄介で、というのは、これにはAdobe AIRで動くからだ。本来はjsWaffleのインストールでAdobe AIRが自動でインストールされる手はずなのに、Linux版のAdobe Airがサポート外になってしまっているため、ここが通らない。結局手動で非サポートのAdobe Airをインストールし、その上にやはり手動でjsWaffleをインストールすることになる。たぶんここがいちばん手間がかかった。

インストールが済んでしまえば、あとは公式ページやスライドにあるインストラクション通りに進めるだけ。そして、たしかに/asset/www内にあるindex.htmlを書き換えるだけで、あっさりと「なんちゃってアプリ」ができてしまった。

一瞬まよったのは、「じゃあどうやってコンパイルするんだ?」ということ。これは心配無用、自動でbinフォルダ内に.apkファイルができている。これを実機にインストールするだけ。なお、私の使っていたパソコンは非常に非力なので、デモ環境でテストするよりも実機でテストする方が早いという情けない実情だった。

このあと、アイコンの変更やら何やらと追加の作業はあるのだけれど、基本的にはこれだけでアプリができてしまう。jsWaffle恐るべしだ。

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2013年03月29日

なんちゃってAndroidアプリの開発 - その1

私はプログラマではない。20年ぐらい前には少しだけプログラミングに興味をもったこともあった。15年ぐらい前に(どんな言語だったかは忘れたけれど)「Hello World」だけは書いた。それがプログラミングに関する知識の全てだった。

けれど、表計算シートのマクロからはじまって、ここ数年、少しずつ、少しずつ、プログラミング的な作業をするようになってきた。そして昨年秋には、ついにPythonで初歩的なプログラムを組んでみることになった。この話は一段落したらネタにしようと思い続けて、なかなか手をつけられずにいる。とるに足らない小さなプログラムでも、自分にとっては大変なプロジェクトだったのだから。

その大変な思いに比べたら実にあっけないほどかんたんに、この3日で「スマホ・アプリ」をつくってしまった。と言ったら話が太すぎる。「なんちゃってAndroidアプリ」というほうが実態に近い。けれど、とにもかくにも.apkファイルができて、端末にインストールできたのだから、驚いた。まさかできるとは思わなかった。

発端は、仕事に行った先の事務所の人が、「スマホのアプリってできない?」と言ったことだ。それが今週の月曜日。彼女が関係のイラストレーターからオープンなイラスト素材を入手した。それでもって「アプリ」ができて配布ができたらいいなと、その程度の話だった。

もちろん私は「できませんよ」と言った。いくら素材があっても、3日でアプリはできない。ちなみに私は月曜日と木曜日と金曜日に別件でその事務所に仕事に通うことになっていた。たいして忙しい仕事ではなく待ち時間が大量に出るので、その空き時間でなにかできないことはないだろう。けれど、やったこともないアプリ開発なんて、3日でやるのはありえない。

けれど、半端な時間は十分にある。だったら、せめてやり方だけでも調べておくか(その上で「この程度でできますよ」とか提案できれば次の仕事になるかもしれないし)と、検索を始めた。

このときに思い出したのは、以前にネタ系のブログをやっていたときに行き当たった「アプリをつくるWebサービス」だ。ブラウザ上でインタラクティブにコンテンツを指定していくだけでアプリができるという。さがしてみると、確かに私の記憶にあったサイトを含めていくつか類似のサービスが出てきた。そのなかで比較的使いやすそうだったのがhttp://ibuildapp.com/で、ここでポチポチとコンテンツのアップロードを始めたら、夕方帰る前には.apkファイルができてしまった。スマホのメモリカードにコピーしてインストールすると、確かに動く。サイトに「5分でアプリができる」と書いてあったのは大げさとしても、実際にコーディングゼロ、数時間でアプリができてしまった。

けれど、勘違いしてもらっては困るのは、私は英文のこのWebサービスをけっして推奨しようとは思わないことだ。できたアプリの動作は重く、広告は見苦しく、そしてなによりも「これって本当に安全なの?」という疑念を晴らせなかったからだ。もちろん、怪しいサイトではないのかもしれない。けれど、そうでないと言い切る証拠もない。危ない橋はわたらないのが安全だ。私はすぐにそのアプリを削除した。念のため、端末の初期化までやっておいた。安心のために。

ただ、このWebサービスを使い、あるいは類似のいくつかのサイトを試用してみて、わかったことがある。これらの「アプリ作成サイト」は、基本的にはたいしたことはやっていない。いくつかの方法は選択できるようだが、最も単純にはHTMLをアプリとしてコンパイルしているだけだ。HTMLの中にはJAVA scriptも組み込めるからそこまでやったら相当高度なアプリもできる。そこまでやらなくても、ホームページのインタラクティブな文書、つまりはリンクをつけてコンテンツのあいだを移動するようなことだけでも、「はい、アプリでございます」とコンパイルすることができる。「なんちゃってアプリ」だ。

私が月曜日の午後に片手間につくったのは、そういう種類のアプリだった。だが、もしもHTMLをコンパイルするだけでアプリができるのだったら、そのためのツールぐらい出回っていてもおかしくない。Webサービスを使って実地にやってみることで、そこに思い至った。じゃあどんなツールがあるんだろうと探したら、なんともご機嫌なツールが見つかった。その話は次回においておこう。
posted by 松本 at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月06日

いまさらながらにGoogleのナビが便利

カーナビは、長く夫婦喧嘩のタネだった。どこか新しい場所に車で出かけるたびに、妻がカーナビが必要だという。私は、月に1度使うかどうかわからないようなものに高いお金をかけるのはばかげていると返す。平行線のまま、いつも空気はわるくなっていた
そのうちに、Googleがナビをリリースして、私は妻に、「いまにカーナビなんて買うのは時代遅れになる。タブレットを車にセットしたらそれでカーナビ代わりになるんだから」と言った。これがますます事態を剣呑なものにした。なぜなら、スマホもタブレットも、お金のない私たちには無縁のものだったからだ。

けれど、妻は2年前にiPhoneユーザーになった。ただ、それですぐに事態が解決したわけではなかったのは、当時のiPhoneのGoogleのナビは、音声案内がなかった。だから、相変わらずナビ問題は消えなかった。音声案内なしでは、ドライバは画面を注視しなければいけないので、実用上問題がある。
一方の私は、1年半前にAndroidユーザーになった。Android版のGoogleのナビは、音声案内もある。そこで少し試用してみたが、このときは使い方がいまひとつよくわからなかったのと、たぶんイオン通信のレスポンスの悪さ、そしてIDEOSの電池の持ちの悪さで常用するには至らなかった。なにせIDEOSはナビで使っていると電池が数時間で尽きてしまう。これではどうにもならない。

最終的にナビ問題を解決したのは、昨年AppleのiOS付属のマップの悪評散々の中、Googleが満を持してリリースしたiOS用のマップとナビだった。これはほぼ完璧なナビ機能で、なんの文句もない。たしかに電池食いではあるが、これは車のシガーソケットから充電するケーブルを用意することであっさり解決した。よく見れば百均でさえそんなケーブルは売っている。私のIDEOSも、IIJのSIMに変更したこともあって、ケーブルさえ刺せばナビとして十分機能することがわかった。妻はFMトランスミッター付きのクレードルまで買ってきて、これでナビと音楽の問題が一気に解決した。

と、前フリが長くなったが、先日、中古3,000円のXperia SO-01Bを買って、IDEOSとの変化でまっ先に気に入ったのがこのGoogleのナビだった。おそらくAndroidのバージョンがIDEOSは2.2なのに対してXperiaは2.3とひとつ高いことが関係しているのだろうが、ナビの機能が一段と進歩している。たとえばiPhoneのナビでは経路の設定から外れて進行するとすぐに計算をしなおして新しい経路で案内を再開してくれるのに、IDEOSのナビでは経路を外れたまま、元の経路に戻るか設定をやり直すまで案内は中断していた。これはちょっと面倒だったが、XperiaではiPhone同様にすぐに新しい経路に導いてくれる。UIも少しちがっているようだ。

使い込むほどに便利さがわかってくるGoogleのナビは、これだけでスマホをもつ価値を感じさせてくれる。月額1000円とか500円のSIMカードが出まわるこの頃だから、最安でカーナビを用意する方法のひとつかもしれない。中古の端末を数千円で手に入れられるのだし。
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2013年03月04日

いまさらながらに初期のXperiaを買った

スマホユーザーになったのは一昨年の10月だから、1年半にはならない程度だ。「小さなパソコン」であるスマホには、それ以前から非常に興味はあった。けれど、このときスマホを買ったのは、単純にもう一台の電話が必要だったからだ。月1,000円のイオンSIMと中古で1万円ちょっとの日本通信のIDEOS、それに月額500円の日本通信のモバイルIPフォンを組み合わせれば、単なる携帯電話としても最安に近い出費で最低限のスマホが持てる。そういう低レベルの話だった。

このIDEOSは、やはり相当に低スペックで、正直、電話として使うのは相当に厳しかった。けれど、Googleの各種サービスやTwitterなど、スマホならではの使い勝手もあり、まずは最低限こんなものといえなくもなかった。通信速度の遅さには正直辟易して途中でイオンSIMからIIJのmioに乗り換えたし、近々日本通信のモバイルIPフォンともおさらばして昨年秋から試用しているFusionのIPフォンに全面移行しようと思っているけれど、まあ、お世話になった端末だった。

ただ、しつこいようだけれど低スペックなので、昨年秋ぐらいから乗り換えを考えはじめていた。とはいえ金はない。中古のスマホの値段が下がってきているので、5000円を切ったら適当なものを買おうと思ってきた。そして実際、数カ月前から5000円程度でAndroid携帯の中古や新古品が出まわるようになってきていた。

ただ、そのほとんどがSIMカードが合わなかったり、状態が悪かったり、IDEOSよりはマシといえスペックが低かったりと、いまひとつ踏み切るのに二の足を踏むようなものばかりだった。ところがこの1ヶ月でさらに中古相場が下がってきていた。そろそろかなあと思っていたら、たまたま先週末、量販店の店頭で特売品のXperia SO-01を見た。3,000円である。いままで見た中で最安で、しかもあのXperiaではないか。

いや、たしかにソニエリは手放しでほめられるような製品をつくっているわけではない。ちょっと突っ走り過ぎたり、妙なクセがあったりというのがWebでの評判だ。けれど、やっぱりユーザーの信頼は得ている。スペックも悪くない。Android採用としては初代にあたる古い機種だけれど、当時はこれでもずいぶんと話題になったものだ。3,000円なら、昼飯を何回か抜いたと思えばそれで済む。念のため初期不良の交換ができることだけを確認して、買った。衝動買いのように。

さて、このXperia、ちゃんとIIJのsimも入って、なんの問題もなく動いている。拍子抜けするぐらいふつうだ。いちおう、使いはじめにあたってAndroidを2.3にアップデートした。やり方はいくらでもWeb上にころがっていた。Linux上からでも実行できたようだが、はじめそれがわからずに久々にWindowsを立ち上げたので、そっちからやった。だからよけいに、ここで書くことはない。

端末を移行するにあたってちょっとだけ面倒だなと思っていたのは、日本通信のモバイルIPフォンの撤収がまだできていなかったこと。電話番号の変更の通知が終わるまでIDEOSと2台持ちかなあと覚悟していた。けれど、按ずるより産むがやすしで、なんとXperiaにも日本通信のモバイルIPフォンのアプリはインストールできた。ちゃんと通話もできるので、なんの問題もない。気がつけば、すんなりと移行が済んでいた。

ただし、ひとつ気になる問題は残っている。それは、Xperiaの充電がときに失敗することだ。充電しているつもりでも、気がついたら電池が減っている。Googleに聞いてみると、どうやらこれはXperia SO-01固有の問題のようで、これで修理に出したという事例がいくらでも出てくる。どうやら充電用のUSBコネクタが弱点らしい。

ただ、いまのところ、これは運用で乗り切れそうな感じがする。検索で上がってくる事例ではいくら工夫しても充電ができない症状が多いようだが、このマシンに関しては端子の挿し直しをしたりシステムの再起動をしたりすればどうにかなりそうだ。だから、たぶん最初の持ち主もここまで我慢して使ったのだろうし、そして3,000円というような捨て値で売られる結果にもなったのだろう。まあ、初期不良の交換は1ヶ月以内なので、もう少しだけようすを見て考えようとはおもう。

それにしても、IP電話関連のアプリを2つも常駐させていると、電池の減りの早いこと。これはさっさと日本通信のモバイルIPフォンの方はおさらばすべきだろう。仕事の関係でちょうど3月いっぱいで終わりにすると都合がいいので、あと少しだけ我慢。

posted by 松本 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする