2012年12月18日

ext3のせい? 12.10アップグレードでディスクのトラブル

先日、仕事先で使っているマシンのOSをUbuntu 12.04から12.10にアップグレードした。ちょっと遅めのタイミングだが、特に困ったことがあったわけでもなかったので、LTSだし、そのまま12.04でいくかとも思っていた。けれど、ほかで使っているマシンで12.10が調子がいいので、「じゃあ、暇なあいだにアップグレードしておこうか」と思って、空き時間にアップグレードした。

ところが、それを使っているうちに、なぜだかファイルの保存ができなかったり、アプリの起動ができなかったりするようになった。ディスクへの書き込み権限がないとか、設定ファイルにアプリが書き込めないとか、どうもディスクのエラーっぽい。思い当たるのは、安物のSDカードで同じようなI/Oエラーがあったこと。アクセスの制限をかけているわけでもないのに、権限がなくなってしまう。これはまずい。再起動すると、うまく稼働するようになる場合もあるが、起動そのものができない場合もある。うまく起動した場合でも、使っているうちにまた同じような症状が発生する。再起動時にディスクエラーの修復を求められる場合もある。反応が必ずしも一定しないのも、ハードウェア的なエラーっぽい気がする。

Ubuntuはうまく起動しないが、デュアルブートのXPなら問題なく起動するので、XP上でディスクの診断ソフトを入れてディスクを検査してみた。肝心のUbuntu領域はスキャンできないが、ディスクそのものに問題はなさそうだ。かなり老齢のディスクでいつトラブルが起こっても不思議ではないけれど、とりあえず重大なエラーは起こっていないらしい。

ということなら、やはり12.10へのアップグレードがトラブルの原因かもしれない。過去にも、アップグレードがうまく行かず、結局再インストールしたケースもあった。あまり使い込んでいないシステムの場合、アップグレードで問題が起こることは経験したことがないのだけれど、使い込んだシステムの場合、やはり新規インストールのほうが無難なようだ。そんなことを考えながら、ライブディスクから起動して、データのバックアップ、パーティションの初期化、そして初期化したパーティションにあらためて12.10をインストールと進んでみた。

ところが、結果は同じ。やはりI/Oエラーが頻発する。これはまずい。いよいよハードディスク交換かと、半ば覚悟をきめた。

けれど、ひょっとして12.10へのアップグレードが災いしたのではないかという疑念はぬぐいきれない。そこで、以前につくって保管してあった12.04のライブCDから12.04を再度インストールしなおしてみることにした。

このとき気がついたのだけれど、トラブルが起こったUbuntuパーティションのフォーマットは、ext3だった。これは、最初にXPのDドライブをLinux用に分割したときに、私がそう設定したのだろう。その後のアップグレードや再インストールでは、そのままそれを引き継いできたことになる。それはそれでOKなはずだ。

というのも、このあたりを見ると、Ubuntuをインストールするパーティションのフォーマットにはext3とext4がともに推奨されているからだ。けれど、ライブCDのデフォルトでは新規インストール用のLinuxパーティションはext4でフォーマットすることになっている。ひょっとしてこれはデフォルトを使うほうが正しいのかもしれないと思って、ext4でフォーマット、インストールを続行した。

その結果、ディスクエラーは起きなくなった。どうやらアップグレードに際してファイルシステムがext3であったことがエラーに関係していたらしい。

けれど、これはどうも理解しがたい。ちょっと検索しただけなので正確なことはいえないのだけれど、12.10をext3のディスクにインストールしてはならないというような情報はどこにも見当たらなかった。だいいち12.04ではこれまで問題なくext3で稼動してきたのだし、12.04と12.10でそれほど大きな変更があったという噂も聞かない。ここで私が「12.10のインストールではファイルシステムはext4にすべきですよ」みたいな根拠のあやふやな情報を流すべきではないだろう。

老齢のハードディスクなので、やはりハードウェア的なトラブルだという可能性は未だに残っている。もうちょっと使い込んでから、この件は再度検討したほうがよさそうだ。
posted by 松本 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする