2012年05月31日

そういえばUnityはCompizだった

先日、Windows XPのパスワード回復というエントリで、「久々のレガシーなマシンで、遅いことこのうえない」と書いた。仮に使うだけのつもりではあるのだけれど、やっぱりある程度は環境を整備したいので、いくつかのアプリケーションをインストールした。ところが、これがほとんどフリーズしたのではないかというぐらいに処理が遅い。ひとつひとつのアプリケーションの動作はそうでもないのだけれど、複数のアプリケーションを立ち上げようとしたり、アプリケーション間の切り替えをしようとすると、どうしようもない鈍い動作になる。

「やっぱりメモリ1ギガではいまどきのOSは難しいのかな」とか、「グラボのドライバが動いていないんじゃないか」とか考えた。ノート型だけれど一応グラボにはATIのものを積んでいるらしい。プロプラのドライバでもあるかと思って「追加のドライバ」を起動したけれど空振りする。ドライバのせいではないようだ。となると、メモリを追加するしかないかとメモりの規格を調べ始めたりもしたが、よそのパソコンに勝手にメモリを増設するのもなあと、思いとどまった。

しかたないので、以前ロースペックのマシンのときにずっと使っていたOpenBox環境にデスクトップを変更しようと思った。私が愛用していたのはOpenBoxにXfceのパネルを併用した変則DEなので、この2つを入れた。そしてまずはXfceでログインすると、なんとも驚くほどの速さでサクサクと処理が進む。これはOpenBoxまでいく必要はないかもしれない。

「さすが軽量デスクトップ環境」と思ったけれど、よく考えたらそれだけのことではない。XfceがUnityに比較して圧倒的に軽量というわけではない、と気がついた。

どういうことかというと、UnityはもともとCompizの上で動くもので、CompizはOpenGLの3D機能がないとうまく動かない。そのあたりが古いATIのグラボでどうなっているのかしらないが、どうやら3DアクセラレーションがないからCompizがもたつき、結果としてUnityがフリーズしたようになる、というだけのようだ。だからこの差が出たに過ぎないのだろう。

となると、実はXfceではなくUnity 2Dを使えばよかったということなのかもしれない。まあ、久々にXfceも悪くないので、飽きるまでこれでつかってみようか。
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2012年05月30日

Kdenlive(動画編集)はかなり安定してきた

動画を編集する趣味は特にないので動画編集系のソフトはめったに使わないのだけれど、たとえばファミリービデオであったり、あるいは以前には仕事先で簡単なYouTube用の動画をまとめるよう頼まれたこともあったりして、必要に応じて少しは動画編集もする。Ubuntuには以前PiTiViという動画編集ソフトがデフォルトで入っていて、これがたいした機能はないのだけれど使いやすくて重宝した。PiTiVi以前にはkdenliveという動画編集ソフトの評判がよく、それを使っていたこともあった。ただ、このkdenlive、しょっちゅう落ちる癖があった。突然落ちるのはあたりまえと思ってデータをこまめに保存しながら使う必要がある。アプリケーションそのものにも落ちたときの復旧機能がついているぐらいだから、落ちてしまうのは仕様だと思ったほうがいいのかもしれない。

先日、あるイベントで妻がビデオを撮ってきたが、これをYouTubeにビデオカメラの機能をつかってアップするとどうにも画質が落ちるとこぼす。それなら一旦パソコンに取り込んでパソコン経由でアップすればとその動画を私のUbuntuマシンに取り込んでみたが、取り込んでみると編集をしたくなる。そこでPiTiViを立ち上げることにした。少し前まではデフォルトでインストールされていたと思うのだけれど、12.04では見当たらないので、改めてパッケージマネージャからインストール。そして起動。

PiTiViそのものは、ずいぶんと進化している。急速に充実しつつあるプロジェクトのようだ。以前にはエフェクトが貧弱でこれに関してはkdenliveにかなわなかったのに、今回見たらずいぶんと充実している。これで十分と思って使いはじめたのだけれど、なぜだかレンダリングがうまく通らない。たぶん設定がわかっていなかっただけだと思うけれど、深く追求するのも面倒なので、kdenliveを試すことにする。こちらもリポジトリにあるので、難なくインストール。

このkdenlive、確か11.10のときには動作がうまくいかず、どこかから追加のリポジトリを拾ってきて補ってやった記憶がある。ところが今回はそういうことをしなくても順調に動いてくれた。それだけでなく、動作が安定して、以前のようにちょっと触るとすぐ落ちるという感じではない。エフェクトをかけようとしたときに何度か落ちたけれど、それは特定のエフェクトの場合だけ起こるようで、基本的な使い方で落ちることはなかった。

こうなってくると、一時はPitTiViに傾きかけていた私の気持ちも「やっぱりkdenliveかな」となるから現金なものだ。動画に関しては、単純に前後の余分なところを切るだけでよかったのだけれど、ついでなのでトリミングを変更し、フェードインとフェードアウトを加えてある。わざわざ特記するほどの大層なことはなにもしていないけれど、まずは一例報告まで。ちなみに動画はこちら。

あくび指南

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2012年05月29日

Windows XPのパスワード回復

仕事に行っている先にやや古めのWindows XPマシンがある。一時的にこの機械を使いたいと思ったのだけれど、やっぱりUbuntuで作業をしたい。とはいえ、長く使うわけではないので、ハードディスクにパーティションを切ってまでインストールするのは考えものだ。だいいち、古いマシンなのでハードディスク容量が小さく、パーティションを切り直すにもちょっと余裕がない。

こんなときは、Wubiがいい。WubiはWindows上のファイルとして仮想HDをインストールするもので、使い勝手は実機インストールとほとんど変わらない。そして、Windows上からアンインストールできるので、使わなくなったら跡形もなく消し去ることができる。若干不安定なところがあるのとWindowsのフラグメンテーションで若干処理速度が低下する傾向があるといわれるのがデメリットだが、まあ、テンポラリーな使用では問題になるほどのことではない。

ということでWubiでUbuntuをインストールしようとしたのだけれど、あっさりとはねられてしまう。その原因はすぐにわかった。管理者権限のないユーザーでXPにログインしていたからだ。Wubiのインストールには、管理者権限のあるユーザーとしてログインしていなければならないわけだ。
そこで一旦ログアウトして管理者権限のあるユーザーでログインしようとしたら、これがうまくいかない。パスワードがわからないのだ。この事務所、人の出入りの激しいところで、情報がうまく引き継がれていない。管理者アカウントをだれも使わないまま一世代がたってしまって、そのパスワードが失われてしまっている。よくこれでここまで使ってこれたものだと感心してもしかたない。

こういうときはどうすればいいのか。ネットを漁るといろんな知恵が出てくるが、Ubuntu使いとしてはUbuntuのライブCDでパソコンを立ち上げて、そこからXPのレジストリをいじればいいのではないかと考えた。そこで古いライブCDを持ちだしたのだけれど、それを使うまでもなく、ごく簡単なパスワードのリセット方法が見つかったので、備忘のために書いておこう。Ubuntuそのものとはまったく関係のないTipsなのだけれど。

まず、Windows XPを起動する。自動ログインの設定をしていなければユーザーの選択画面になる。自動ログインの設定をしている場合は、一旦ログアウトすればいい。このユーザー選択画面で、Ctrl+Alt+Delの組み合わせキーを2回続けて押す。この2回連続して押すところがミソらしい。すると、ユーザー名とパスワードの入力を求めるダイアログが現れる。このダイアログ、ユーザー名をキーボードから入力できるので、表示されたユーザー名を削除し、ユーザー名として「Administrator」を入力する。このデフォルトの管理者アカウントは、実はパスワードが設定されていない。これはあり得ないセキュリティホールだと思うのだけれど、まあおかげさまでパスワードなしでも管理者としてログオンできる。いったん管理者としてログオンすれば、あとはパスワードのリセットはコントロールパネルからでOKというわけだ。

ということで、Ubuntuを持ち出すまでもなく管理者アカウントのパスワードはリセットでき、無事にWubiからUbuntuもインストールできた。しかし、久々のレガシーなマシンで、遅いことこのうえない。それを思うとXPは軽快なのかもしれない。ちょうどUbuntuの7.04の頃が軽かったように。

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2012年05月25日

InkscapeのバグがPreciseで解消していた

もう1年以上前になるが、InkscapeのMaveric上のバグという記事でInkscapeのコピー&ペースト時にエラーメッセージが出て処置に困るという話を書いた。このバグはNattyでもOneiricでも解消せず、「これは当分ダメなのかなあ」と、かなり諦め気味だった。コピーするのはたいていそれをどこかにペーストして複製するのが目的だから、「Ctrl+CでコピーするのではなくCtrl+Dで複製すればバグは回避できますよ」みたいなコツをどこかで聞いてきて、それでどうにかしのいだりもしていた。

ところが12.04をインストールしてから何気なくInkscapeを使っていて、このバグが出なくなっているのに気がついた。単純なこととはいえ、コピーは手に染み付いた癖のようなものだから、これでいちいちエラーが出ていたのではやりにくくて仕方ない。これはずいぶんと助かった。
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2012年05月21日

SDカードが読めなくてハマる

最近のパソコンにはSDカードスロットがほとんど標準装備なのだけれど、このAsus UL20AにもSDカード用のスロットがついている。Ubuntuは、もう最近ではたいていのマシンのハードウェアを問題なく認識するが、このノートパソコンでもSDカードスロットはごくあたりまえに読み書きができる。それがふつうとなんの疑問も持たなかったのだけれど、思い起こせばUbuntuを使いはじめた頃はハードウェアの認識にけっこう苦労したものだ。そんな頃を思い出させる出来事があった。

古いSDカードがあってデジカメのデータを入れていたのだけれど、これは以前のバージョンのUbuntuを入れたこのUL20Aで特に問題なく読めていた。SDカードスロットに入れればなにも考えずにマウントできたわけだ。ところが、このSDカードが12.04にアップグレード後に読めなくなった。マウントしてくれない。これはハードウェアの認識に失敗しているのだとおもった。

こういうときはどうやればいいのだろう。昔はこういうケースにいろいろ苦心して解決したような気がするのだけれど、最近はすっかりUbuntu任せで苦労をしないから、どうやっていいのか手も足も出ない。これが12.04に特有の問題、あるいはUL20Aに特有の問題なら誰かがどこかで何か言っているだろうと思って検索するのだけれど、なにも出てこない。

そこで、ボリュームのマウントに関係しそうなプログラムを片っ端からインストールして試してみた。まずはMount Manager、次にStorage Device Manager、さらにKDE系統のKVPMと、いろいろ入れてみたけれど、そもそも認識していないのだからマウントできない。いろいろやっているうちに、灯台下暗し、使い慣れたパーティションエディタのGpartedでデバイスは認識することがわかったし、ディスクのフォーマットを始めとする操作もできることがわかった。けれど、マウントができない。

ひょっとしたらディスクが壊れているのかと思ってWindowsでこのSDカードを読んでやると、きちんとマウントする。デジカメでの使用も問題ない。これは深刻なバグなのかなあと思って、それでも念のためと思って別のSDカードを挿入すると、あっさりとマウントした。狐につままれた気分。

結局、どうもSDカードの相性問題だったらしい。このSDカードも外付けのカードリーダー経由なら読めるので、実用上はなんの問題もない。ちなみにこの外付けのカードリーダーは百均で売っていたもの。なんだかなあという感じの顛末だ。
posted by 松本 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

IP電話クライアントのQuteComをインストールしてみた

去年の10月から、日本通信のAndroid携帯IDEOSを使っている。このネタは書き始めると長くなるので別の機会にまとめたいと思っているのだけれど、最安でスマホを持ちたいと考えた結果、まあ実績もあるしとこの選択をしたわけだ。ちなみに、少し前までは圧倒的最安だったイオンSIMの最安プランで使っているので、通信料は月額980円だ。このプランは音声通信不可なのだけれど、無線LAN環境下では別に縛りがあるわけではないから、電話の方は日本通信のモバイルIPフォンを申し込んで、合計月額約1500円と、スマホにしてはかなり安い価格で運用できているのはありがたい。中古で買った本体価格を1年で月割に換算するとしても、月額2500円程度だから、iPhoneの半額程度で持てていることにはなる。

けれど、まあこの組み合わせは安かろう悪かろうの典型のようなもので、通信速度が遅いところに持ってきて処理速度が遅いので、とてもとてもiPhoneや最新Android携帯の比較になるものではない。それでもそれなりに面白いし最低限の役には立つ。

とはいえ、電話機としてはどうしようもないくらいに反応が遅いので、どうにかならないかと思って、いろいろ試してみた。たとえばSkypeの音声通話やViberなんかも試してみたが、いずれも特にモバイルIPフォンには及ばない。それにこれらのアプリでは一般回線にかけられないのだから、やっぱりモバイルIPフォンの価値はあるわけだ。これを我慢して使うのがベストだろう。

そうは思っていたのだけれど、こんな記事を見ると、興味をもってしまう。

基本料無料のスマホ向け050IP電話、フュージョンがベータ版提供

ひょっとしたら、モバイルIPフォンよりもいいかもしれない。仮に品質が変わらないとしたら、こっちのほうが基本料金がないだけオトクだ。そこでさっそく申し込んでみた。テスト用の無料通話が付いているというから、ダメでもともと。ということで、こちらから申し込んだ。

無料分がついているとはいえ本来は有料サービスなので、クレジットカード情報の入力など、割と気になる手間もかかるが、ともかくも手続きを済ませるとすぐにログインできるようになる。マイページの「ユーザーアカウント情報表示」に「SIPアカウント情報」があるが、ここに記載されたドメイン、 SIPアカウント、SIPアカウントパスワードの3つがIP電話の設定をするために必要なすべての情報。

次に、Androidへのアプリのインストール。公式アプリはないが、動作確認ができているのがAGEphoneChiffonの2つと書いてある。このうち最初のものをインストールしてみたが、音声がわるくて「これはちょっと使えないなあ」という感じ。そこで後者をインストールしようとしたが、これはIDEOSが対応していなかった。

ここで断念しようかとも思ったのだけれど、せっかくだからほかのIP電話クライアントを試してみることにした。CSipSimpleというアプリが検索で出てきて割とよさそうなので、これをインストール。設定項目はAGEphoneと同じなのですぐに設定ができ、無線LAN環境下で電話をしてみたら、今度はきちんと通話ができた。ただし、これはクライアントが優れていたのか、それともたまたま最初に使ったときに回線が混雑していたせいなのか、そのあたりはよくわからない。

ということで確かにIP電話として使うことは可能なのだけれど、今度は(非推奨の)イオンSIMで通話してみたら、完全にアウト。相手側の電話でこちらの音声は聞こえるらしいのだけれど、IDEOS側で相手の音声がほとんど聞き取れない。さすがに非推奨環境なので、これはある意味当然だろう。ただ、日本通信のモバイルIPフォンの方は非推奨といいながらイオンSIMでもどうにか音声が聞き取れないことはないので、この時点で日本通信の勝ち。まあ、さすがに専用サービスとして提供しているだけはある。

結論としてはこの「FUSION IP-Phone SMART」は使わないだろう、ということで一件落着なのだけれど、せっかくIP電話の無料お試し分があるので、それならパソコンから電話をかけられないかと思った。SIPのIP電話クライアントならたぶんリポジトリにあるはずと見当をつけてSynapticパッケージマネージャーで検索すると、まずlinphoneというのが引っかかった。これをインストールしてみるが、設定方法がわからずに断念。次にQuteComというのがあったのでこちらを試す。こっちはAndroidのアプリとよく似た設定ダイアログが出たので、難なく設定完了。そして電話をかけてみると、あっさりつながった。

ユーザーインターフェースはSkyoeと似ている。結局似たような技術なのだろう。使って使えないことはないかもしれない。けれど、通話の品質はよくない。今度は、パソコン側では割と相手の音声はきっちり聞けるけれど、相手側では音声がよく聞き取れないらしい。これはマイクやスピーカーの設定のせいなのかもしれないが、ともかくも、無理にIP電話を使う必要もないので、まずは「やってみた」で終わっておくことにした。

この電話番号、解約してもいいけれど、置いておいたら何かに使えるだろうかという気もしている。そうこうするうちに、佐川急便でご大層な書類も届いた。さて、どうするかなあ。
posted by 松本 at 17:12| Comment(2) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月14日

Ubuntu 12.04 Precise PangolinをAsus UL20Aにインストールしてみた

一昨年暮れにそれまでのメインマシンのDell Inspiron mini 12の突然の不調で急遽手に入れたAsusのUL20Aは、その後もずっと愛用して非常に手になじんだメインマシンになっている。ただ、これは1年ばかり前に11.04 Nattyをインストールしたままで、ついに11.10はスキップしてししまった。去年はいろいろあったからなあ。ただ、Ubuntuの進化にまったくついていっていなかったかといえば、そうでもない。去年から自宅兼事務所のデスクトップを離れて出先で仕事をする機会が増えたのだが、去年の秋には11.10 Oneiricを仮想環境にインストールし、この4月からは東芝Dynabookの実機にベータ版段階からの12.04を入れて使ってきた。そして、わずか1ヶ月で、指先がUnityのUIを求めるようになってしまった。これはちょっと驚いた。

というのは、私は3年前からOpenBoxをベースにした変則デスクトップ環境で過ごしてきた。これはそのときに買ったDell Inspiron mini 12が低スペックでUbuntuデフォルトのGnomeではレスポンスが遅すぎたからだ。その後、機械が少しマシな現在のUL20Aになり、あるいはその他のマシンを使う機会があっても、「ええい、面倒だ」と、この使い慣れた変則デスクトップ環境を構築するのが常だった。デフォルトのUbuntuのデスクトップ環境に移ると、戸惑うことばかりが多かった。
ところが、Unityは手に馴染む。実のところ以前にも何度かUnityを試したことはあった。そのたびに、小さなトラブルがいちいち気になって、使うのを断念していた。ところが今回はそれがない。多少の使い勝手のちがい、「いつもの環境ならここがうまくいくのになあ」というのがないではないけれど、それが問題とは感じずに、「まあ、これはこんなもんだろう」と納得できるのだから、Unityも進化したものだ。現実にはまだ小さなバグが未解決なのか、どの環境でも起動直後にエラーメッセージが出るけれど、これも遠からず解決されていくだろう。

ということで、愛用のUL20AもPreciseにすることにした。めんどうなのでアップデートマネージャからアップグレードしようかとも思ったが、11.10をスキップしているのでアップグレードが二度手間になる。新規インストールをのほうがトラブルが少ないし、今回はクリーンインストールで進むことにした。まずはバックアップ。

さて、インストールディスクを用意するのだけれど、たまたま手もとに十分なUSBメモリスティックがなかったので、32MのUSBメモリスティックにUNetbootinからネットワークインストール用の起動ファイルを仕込んで、ここから起動してネットワークからインストールすることにした。この方法はそれなりにお手軽なのだが、インストール時のダイアログがテキストになるので、Ubuntuのインストールに慣れていなければ戸惑うかもしれない。これまで何十度となくUbuntuをインストールしてきた私でさえ、パーティションの選択では一度迷って、最初からやり直したほどだ。

そのパーティションだが、前回のインストールでは/homeディレクトリを別パーティションに設定していた。これをこのまま引き継ぐのが順当なやり方だとは思うのだけれど、古い設定ファイルが障害になっても嫌なので、ルートディレクトリ/をインストールするパーティションにデフォルトのまま/homeを設定した。インストール後にfstabに追記して古いhomeディレクトリを自動マウントするようにしておいて、必要な古いファイルは新しいhomeのディレクトリを以前のディレクトリへのリンクで置き換えて(たとえば古い「ピクチャ」のフォルダのリンクをつくっておき、新しくできた「ピクチャ」を削除して、そこに「ピクチャ」の名称で移動しておくとか)、旧データを引き継ぐ。この方法は以前からときどき使っているのだけれど、わるくない方法ではないかと思っている。ただし、fstabの書き換えをいい加減にやって起動できなくなって焦ったのは秘密だ。最近のUbuntuはゲストでログインできるので、まずはゲストでログインしておいて管理者権限をもった新規ユーザーを追加し、その新規ユーザーでログインして失敗を修正することができた。やれやれ。

ともかくも、新規インストール後は特に問題もなく、快調に使えている。ただ一点、インストールしたままでは、画面の明るさを調整できない。これは11.04のときからそうだったので、Grubの設定を変更すればOKだということがわかっている。ただ、設定の細かいところまでは覚えていないので、改めてGoogle検索してみた。すると、こちらに、「/etc/default/grubは変更するな! /etc/grub.d/10_linuxのGRUB_CMDLINE_EXTRA="$GRUB_CMDLINE_EXTRA "にacpi_backlight=vendorを追記しろ」と書いてある。それでその通りやってからsudo update-grubをかけてみたが、再起動しても明るさの調整はできないまま。おかしいなあと思ってもうちょっと調べてみると、以前には/etc/default/grubの方を変更している。そこで以前と同じように、ここの
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash acpi_backlight=vendor"
と acpi_backlight=vendorを追記してgrubをアップデートしたら、ちゃんと輝度が調整できるようになった。以前からの方法で問題なかったわけで、じゃああの記事は何だったんだろうと疑問が増えただけだった。

ともかくも、これで快調に、最新のOSを使えるようになった。必要なアプリケーションはボチボチと追加していくことにしよう。考えてみれば、ずいぶんと余分なものも突っ込んでしまっているから。








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2012年05月11日

OpenOfficeのマクロで参考にしたサイト

しばらく前に小規模事業用の見積・納品・請求書類発行システムというエントリを書き、そこに「参考にしたサイトは別記事に記載の予定」と書いた。これは、さらにその前の記事で「さらに余力があれば、マクロについての解説も付け加えたい」と書いたことを踏まえてのことで、このネタでもう少し続けるつもりでいた。けれど、奇妙なものでいったん必要なファイルが完成してしまうと、急速に情熱は薄れる。作成中には「そうか! こんなヒントはどこかに書いてあれば参考になるな」と、いろんな発見があってブログのネタにする意欲も高かったのに、終わってしまえば「ま、別に自分が書かなくても、そのぐらいはわかるよね」と思ってしまうから人間とは勝手なものだ。

けれど、ソースをもらった先ぐらいは書いておくのが礼儀だと思うから、それらの記憶が完全に消失してしまわないうちに書いておこう。なお、このマクロはその後、私の事務所の運営に活用している。作成中にはあまり不都合に思わなかった仕様が、実際に使ってみると相当にユーザーアンフレンドリーだったりするので、「やっぱりシロウトのつくったものはダメだなあ」と思わないでもないが、まあ、自分のところの必要性は満たせているので、それでいいのかもしれない。

さて、実のところ、ほとんどのコードは、こちらからもらった。

OOoBasic

サイトの名称がちょっと不明なのだけれど、多くのブログで「はにゃさんのサイト」と紹介されている。非常に充実していて、掲示板まで含めればたいていの問題に対する回答が得られる。実際にはほかのサイトも多数(というか無数に)検索で探し出して参考にしたのだけれど、そういうところで得たソリューションを確認しているうち、「なんだ、結局はにゃさんのサイトに書いてあったじゃないか」と気づくことが多かった(というかほとんどだった)。だから、このサイトだけあげておけば十分、という気もする。決して完璧な答えが載っているわけではないけれど、サンプルコードを自分なりに解釈し、試行錯誤すればたいていは解決する。素晴らしい!

もうひとつよく参照したのがこちら。

Macroの杜(Sample Macro)

正直、こちらのサイトは説明抜きのサンプルコードだけで、おまけにそのサンプルコードが動かない場合もあって、決して使いやすくはなかった。けれど、かなり参考にはさせていただいた。というのも、マクロのコードは正解がひとつあるわけではなく、同じ動作をさせるにもいろいろな表現が可能だ。だから複数のサンプルコードを見比べることで、「ああ、なるほど」と、理解が深まる。そういう意味で、たくさんのサンプルを見やすく配列しているこのサイトはありがたかった。

サンプルコードといえば、英語ではあるけれど、このあたりにもある程度のサンプルがまとめてあった。

http://codesnippets.services.openoffice.org/index.xml

http://wiki.bolay.net/doku.php?id=programming:ooo:ooo

もっとも、これらの場所にある程度のサンプルであれば、OpenOfficeのフォーラムを検索すれば見つかることが多かった。

http://www.oooforum.org/forum/

http://user.services.openoffice.org/en/forum/

ただし、フォーラムのページにはGoogle検索でたどり着くことが多かった。

Calcのマクロについては、PDFでまとめられたものも検索で見つけることができた。

http://jacenty.kis.p.lodz.pl/i2cs/openoffice/lab_05b.pdf

基本的にはこれらに掲載されたサンプルコードをベースに必要な変更を加えていくわけだが、やっぱりマクロの基礎、つまりOpenOffice.org Basicを学ばねばならない場合もあった。本来は順序が後先ではあるが、これについてはこちらが公式に近い情報なのだろう。

http://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Basic

http://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Calc_Basic

このほか、ダイアログボックスに関してはこちら、選択行を1行下げるマクロはこちら、ドロップダウンリストについてはこちら、セル内の関数のマクロでの利用に関してはこちらこちら、などなど、個別のニーズに応じてあちこちのサンプルコードやチュートリアルを参考にした。結局それらは、最初にあげた「はにゃさんのサイト」をよく見れば書いてあることだったりもしたのだけれど、それはそれで相応の役に立ったことはやはり上記のとおりだ。

以上、簡単ではあったけれど、お礼と備忘を兼ねて記しておく。 

皆様、ありがとうございました。Thank you for your advise!

posted by 松本 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする