2011年07月05日

UIの力は慣れの力。

数日前に面白いブログエントリを見つけた。こちら。

お客様のブラウジング用パソコン数台にUbuntuを導入しました

前半の手順みたいなところは割とどうでもよくて、興味を惹かれたのは最後の方。

まだ全機種をUbtuntu化していません。
というのが、お客様が基本的にWindows以外のパソコンをすごく毛嫌いしているからです。
はじめに2台導入したのですが、UbuntuのデフォルトのGUIの画面でおいておくと、誰も触りませんでした。
お客様に聞いてみると、画面が違うので触りたくないとのことでした。
そこで、Windowsと同じ青色の画面に、ランチャーを作成してWindowsぽく画面を見せると使ってくれるようになりました。
(上の人からはランチャのアイコンをIEと同じにしたらもっと使ってくれるんでないと言われました)

「お客様用パソコン」がどういう位置づけでどういう人を対象にしているのか記事からはわからない。ただ、見慣れないUIに引いてしまう気持ちはわからないこともない。
私も、5年前にUbuntuを使いはじめて、いろいろ設定がいじれるようになったときに、まっさきにしたのがUIを使い慣れたMac(それもOS8.6時代のMac!)にカスタマイズすることだった。そのぐらい、自分に馴染んだUIというのは重要。当時のMacユーザーなら付き合いでWindowsも少しぐらいは触ったことがあるからUIがマシンによって異なるということは理解できたと思うけれど、Windows一本で来たユーザーにとっては、左隅にスタートボタンのないUIは、どう使っていいかわからなくて「毛嫌い」というのも、あながちないことではないと思う。

ということで、UbuntuをWindows風にカスタマイズする方法なんかも数多くWeb上で出回っているわけだけれど、一方の開発者の側からすれば、「より理想的なUI」を求めるのは当然だろうと思う。これは、「真似をしない」という次元ではなく、「もっといいものがあるはずだ」という向上心だと思う。私なんかはわりとそういうのを好ましいと思うのだけれど、相性問題もあって今回のUnityにはついていけず、結局は昔ながらのカスタマイズしたOpenBox環境を離れられない。これもまた、ひょっとしたら保守性のなせるわざかもしれないと思う。

ということで、いったん「パソコンとはこういうものだと」と思わせたWindowsの強みは変わらないだろうなあと思う。ただ、デバイスが異なればそのあたりはOKという人も多いわけで、モバイル時代に突入したいま、そのあたりからバランスが崩れてくるような気もする。ということは、モバイルを睨んだUnityは、方向としては正しいんだろうなと、そんなことを思った。
posted by 松本 at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする