2011年04月26日

Scribusで電子書籍作成(PDF)

Scribusの開発版(NG)が1.4になって日本語まわりがだいぶ安定したので、一度これで組版をやってみようと思った。似たようなことは2ヶ月ほど前にScribusの安定版の方でやっているのだけれど、今回のバージョンアップでレイアウト画面で日本語入力が通るようになったことを受けて、もうちょっと本格的にやってみようと思ったわけだ。ちなみに、前回は安定版も開発版も1.3.xだったので作業に大差はなかったが、今回は開発版が安定版よりも一段上に抜けているので、開発版を使った。
で、実際にやってみた感想だけれど、以前のバージョンに比べて、パレット周りのUIが使いやすくなった気がする。これは前回それほど使い込んではいないので「気がする」程度のことだけれど、操作性がずいぶん良くなった感じ。その一方で、開発版らしいバグが残っていて、たとえば操作中に文字枠に入れなくなることが何度かあった。比較的再現性があるのでバグだと思う。ここから抜けるには、適当に文字枠をひとつ描いてやってから削除すると、大丈夫のようだ。あと、ページを移動したときにコントロールパレットの表示がデフォルトに戻るのは、少しマシになったような気がする。これはそうなるときとならないときがあって、規則性を見つけられなかった。
レイアウト機能そのものは英語対応としてはまず不足はないのだし、仕上がりの外見はレイアウトソフトよりもフォントに依存する部分が大きいだろう。だから、Scribusの機能としては、結局は日本語対応がどうなのかといところに尽きる。そういう点では、レイアウト画面で日本語入力が通るようになったこと以上には、特に進展らしいものはなかった。ルビ、縦書きも追加されている様子はないし、カーニングが全く非対応だ。だから、行末ジャスティファイにしているはずなのに、実際に組みあがったものは右端がガタガタの左寄せ組になっている。もちろん禁則処理もないから、これは手動で追い出してやるしかない。どうせ校正を兼ねて読みながらレイアウトするので特に手間とも感じないのだけれど、やっぱり面倒なことにはちがいないだろう。
ということで、作成したPDFは、こちらにアップした電子書籍。内容は、単なる反原発オタクのたわごとですが。よろしければお読みください。ダウンロードは無料です。
ダメなシステム、マシなシステム
─なぜ原発が問題なのか、そして次へと─

これは海外の出版サイトLulu.comを使ったもので、本来はオンデマンド印刷の購入用のサイト。ということでオンデマンド印刷版も購入できるように放っているけれど、まだ校正刷りを出していないので、買ってもらってトラブルになっても困る。ということで、定価を誰も買わないほど高価な100ドルに仮に設定してある。別にそれだけの価値があると思っているわけではないのであしからず。
なお、数日前にOpenOffice(というかLibreOffice)のプラグインでつくったePubファイルはこちら。モバイル端末なら、どっちが読みやすいのか、気になるところだけれど。
posted by 松本 at 21:17| Comment(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする