2020年06月18日

Kobo Arc7 HDを買った

久しぶりに電子書籍関係のファイルをいじる機会があり、今回はちょっと気を使う案件なので、実際の電子書籍端末で仕上がりをチェックしてみたいと思った。仮想環境でチェックはできるのだけれど、やっぱり実機テストがいちばんだろうと考えたわけだ。環境は最新である必要がないので、近くまで行ったついでにハードオフに寄ってジャンクを含めて3つほど手当たりしだいに買った。3つ買っても税別7,000円なのだから、値段はあってないようなもの。
買ったのは、Kindleのペーパーホワイト(2012年版)とKndle HDX、そしてKobo Arc7 HDだ。それぞれがどういうものだかも知らずに、とりあえず店にあったのを買い占めた感じ。Kindleは文句なく動いた(ジャンクのHDXはイヤホンジャックに難があり音が出ないのだけれど、それはそれで今回の用途には問題ない)。

さて、問題はKoboだ。楽天はKoboのサービスを既に終了しているが、そのあおりもあって、初期化すると文鎮化するという恐ろしいシロモノになっているらしい。そんなことも知らずに買った方も愚かだが、まあジャンクだしと割り切っていた部分はある。どうせなんとかなるだろうとタカをくくっていたが、なかなかどうにもならない。起動すると、Wifiを接続に行くのだが、そこでアップデートをダウンロードしに行こうとしてアウトになる。アップデートされていなければWifiに接続できず、接続できないからアップデートできないというワナだ。

その解決方法は、PCからアップデートしてやることだ。その方法は、こちらに詳しい。

http://blog.livedoor.jp/enact/archives/47863562.html

ただ、ここに書かれてあるとおりにやると、なぜだか状況は改善しない。困ったなあと思って諦めかけたところで、実はアップデートファイルが古いのだということがわかった。新しい方はこちらにあった。

https://help.kobo.com/hc/en-us/articles/360019865014-Manually-update-your-Kobo-Arc-software#:~:text=On%20your%20Kobo%20Arc%20home,'Check%20for%20updates'%20message.

こちらを使ってアップデートすると、無事にWifi問題は解決した。さて、一難去ってまた一難、長らく使ってなかった楽天のIDを復活させないと…
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2020年03月05日

AIきりたん(NEUTRINO)をダウンロードしてみた

DTMでボーカルをつけるときにはフリーソフトのUTAUを使っている。これはWindows版なのだけれど、PlayonLinuxからWineで起動できる。そこそこに使える。ただ、どうしても平板なのは否めない。もちろん細かい調整をすればより自然に近づけることができるのはわかっているのだけれど、さすがに面倒なのでそこまではやらずに来た。なにせ、そういう趣味には時間がかかるし、いろいろなことに手を出しているとかけられる時間がどうしても限られてしまう。

ということで、ボーカル曲のアイデアばかりが蓄積して、中途半端にできかけの曲ばかりハードディスクに溜まっているときに、「AIきりたん」の噂を聞いた。こちらでダウンロードできるという。
https://n3utrino.work/

最初はWindows版しか出ていなかった。それでもと思ってダウンロードしてみたが、Wineでも動かない。あきらめていたところにLinux版のリリースがあったので、早速ダウンロードしてみた。一部データはWindows版から流用しなければならないので、結果論的には先のダウンロードも無駄にはならなかったようだ。

で、解凍後にパーミッションを変更して、端末から動かすのだけれど、どうも途中で止まる。いろいろ試してもダメで、原因がわからない。そんななか、仮想環境のUbuntu 18.04で動いたという話を聞いた。私のマシンは現在19.10だ。ひょっとしたらと思ってVirtual Boxで18.04をインストールして試してみると、動いた。

19.10がわるいのか、あるいは私の環境がいけないのか、そのあたりはよくわからない。とりあえず、動いたという報告まで、かな。
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2019年12月25日

Fnキーの挙動不審に関して

先日、ハードディスクに障害が発生したような感じがあったので、DellのVostro 14のハードディスクを交換した。購入からちょうど3年経過したところだし、本当は買い替えたかったのだけれど、ちょっと調べたら納得のできるスペックで納得のできる価格帯のものがない。やっぱり主戦場がモバイルデバイスに移ったいま、PCは辺境になりつつあるのだなあと実感する。「この程度のやつに6万、7万も出すのかよ」と思ったら、「もうしばらくDellでごまかして使うか」という気持ちになったのも無理はないと思う。ちなみに、経年の不具合的なものはけっこうあったりする。代表的なものはキーボードの文字刻印が一部消失してしまっていることだが、まあ、自分で使ってる分には不便はない。

ということでハードディスクの入れ替えからUbuntuの再インストールをサクッと済ませた。本当はWindowsも、と言いたいところだったのだけれど、再インストール用に確保していたUSBメモリで再インストールしたら、それは別マシンのものだった。やり直してもよかったのだけれど、もうめんどくさくなって、やめてしまった。どのみち、この2年ほど、Windowsを業務で使うことはなかったのだし、たぶんこの先もめったにないだろう。なに、必要になったらPCの買い替え時だと思えばいい。

再インストール後、3週間ぐらい使っているが、大きな不具合は出ていない。ただ、ちょっとずつの微調整みたいなのはある。最近このブログもあんまり書かなくなって、インストール後にどういう調整をしたのかを忘れているので、単純な復旧なのにまた調べ直しがあったりする。

そのなかのひとつが、Function Keysの挙動だ。Fnキーの同時押し下げで機能したりもするのだが、どうも中途半端に効いたり効かなかったりする。どうやったらいいのかなあと思ってTweakとかあちこち見ていたがわからない。しかたがないので検索したら、なんと、Biosで設定するらしい。そういえば、3年前にも同じことをした記憶があったよと。

やっぱり記録はだいじだなあと思った
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2019年05月04日

Nvidiaのドライバでハマる

息子のパソコンを新調した。息子ももう高校2年になったのだが、学校でかなりしっかりとPCを使うので、以前に購入したHPのPavilionの後継機を買うことにした。後継機なんで大きなスペック上の変化はないが、まあ3年がたって時間が経過した分だけのアップグレードはある。学校ではもちろんWindowsが必要なのだが、日常の作業はUbuntuのほうがやりやすいという息子もすっかりLinuxユーザーだ。ということで、Ubuntuのインストールということになった。前回は私がやっておいて渡したのだが、今回はできる限り自分でやるように仕向けた。

インストールの手順そのものは今更書くのもだるいので、まあふつうに進めたと言うだけにとどめておくのだけれど、インストール用のブータブルUSBメモリから起動すると、瞬間でフリーズするというバグが発生する。これは、調べてみるとNvidiaのグラボがわるさをしているらしい。その対処方法まで詳しく書いてあるサイトがあったので、そのとおりにしたら、ほぼうまくいった(Grubの起動コマンドにnomodesetと加えた)。「ほぼ」というのは実際には再起動途中で止まってしまったのだけれど、それはリカバリモードからrootに入ってaptのアップデートとアップグレードをやったら解決したということであったわけだ。

ところがここからが問題で、書いてあるとおりにNvidiaのプロプライエタリのドライバを選択しても、MOKの設定が現れない。当然ながら、再起動してもドライバは有効になっていな。具体的にはグラボが動いていない。
いろいろ調べていると、MOKの設定は端末から
sudo mokutil --enable-validation

と打ち込んでやれば解決するようだ。なんだか意味もわからないままに、そうやってMOKの設定をした。


ここからが本格的なトラブルで、起動の途中で止まるようになった。rootのコマンドからaptを打ち込んでみたり、上記のmokutilを打ち込んでみたりしたが、解決しない。何度もいろいろやってダメなので、最初に戻ってGrubの起動コマンドを見てみたら、ここには最初から上記のnomodesetが入っている。試しにこれを削除したら、うまく起動した。
そこで、grubの設定を変更することにした。これはエディタで/etc/default/grubを変更し、端末でsudo update-grubと打ち込むだけ。さらにその上で、いったん無効にしていたセキュアブートの設定を有効にし、再起動すると、メデタシメデタシでグラボが有効化されていた。これだけのことをするのにたっぷり3時間ぐらいは悩んだろうか。親父の権威なんて、あったもんじゃないな。
posted by 松本 at 00:01| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

息子のLINEのアカウントを消してしまった

LINEは、公式には使っていないことにしている。けれど、実際には使っている。というのも、家族間でやりとりをするのに、私以外のメンバーからLINEでないとこまると言われてしまったからだ。ほかにもいくらでも選択肢はあるのだけれど、いくつもアプリを常駐させておくのが重いという理由はわからなくはない。

なぜ公式には使わないことにしているかというと、仕事の方と紐付いてしまうとプライベートがゴチャゴチャになりそうで面倒だからだ。だから、LINEの登録も、わざわざ電話番号を使わないで登録できるFacebook経由にした。ちなみにFacebookもほぼ使っていないので、そっちと紐づいてもまあ面倒はなかろうというわけだ。

で、息子のLINEは、使い始めたのが中学生のときだったので、携帯番号と紐づくとトラブルに巻き込まれかねないと用心して、自宅の電話番号を使った。固定電話の番号でも、音声で使用できる。だから、それでうまくいって、それから以後、そういった登録に関する手続きはすっかり忘れていた。

それが、およそ3年ぶりに端末を交換し、さて、LINEのアプリをインストールしようとして、引越手続きを調べていた。そこに、「まずは電話番号の登録を」とか書いてあったので、確認したら登録がない。そりゃあ最初にわざわざそこを避けて通ったのだけれど、それを忘れていたから、なんとも思わずに自宅の番号を使った。その直後、息子から「LINEのアカウントが消えた!」と連絡が来た。そこでアホなことをやったと気づいたのだけれど、後の祭り。

後悔はしてもしきれない。しかし、電話番号と紐付けなければアカウントが運用できないというのは、ほんとに不便だ。
なぜ自分の携帯の番号を使わないのかといえば、それはその番号が営業用の代表番号になっているからだ。自営業はこういうところが辛い。別の番号もあるのだけれど、それは050で、LINEは050を受け付けてくれない。営業用の番号をプライベートで使いたくないとなると、結局LINEは使えなくなる。裏技を使って番号無しで登録したつもりだったのだけれど、それを忘れてしまっていてはどうしようもない。

高校生にとってLINEがそれこそライフラインだということはよくわかる。それだけに、後悔してもしきれない。あーあ、なんであんなものがインフラみたいな顔して通ってんだろうなあ。
posted by 松本 at 00:10| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月28日

Ubuntu 18.04 をインストールした

ここしばらくメインマシンが.10系で動いていたのだけれど、やっぱり.04系のほうがサポートが長い分だけ気楽なので、わずか半年だけ使った17.10に別れを告げ、18.04にアップグレードすることにした。ちょっとした手違いみたいなのもあったのだけれど、基本的には大きな問題もなく、アップグレード。ただし、ブータブルUSBディスクからの再インストールという形をとった。そのほうがトラブルが少ないような気がするので。
18.04は、17.10のときに苦労して結局見限ってUnityに切り替えたGnome3を採用している。ただ、以前に問題だと感じたいくつかの点が解決しているので、今回はUnityに切り替えないことにした。具体的には、GKSUが使えるようになっている(したがってSudoで使うSynapticやgdebiのようなツールが楽に使える)ことや、(Tweaksを導入することで)設定できることが増えたような気がしたからだ。ま、後者は以前からかもしれないが。

さて、使いはじめてちょっと困ったのが、右クリックが無効になっていること。これを有効化するには上記のTweaksからやればいいということはわかったのだけれど、どこをどういじればいいのかでだいぶ悩んだ。結局、Tweaksの「キーボードとマウス」の項目のMouse click emulationのところでAreaのところにチェックが入るようにしておくだけだった。このチェックの入れ方は単純にその項目をクリックしておけばいいのだけれど、案外とそれがわからなかった。若干、通常のUIとはちがうような気がするのは気のせいだろうか?

あと、いつの頃からか知らないがTakaoフォントはデフォルトから消えているのに気づかず、ちょっと焦った。いま、日本語は何がデフォルトなのだろう? なんだかいろんなフォントをローカルで入れすぎて(それはずっと引き継ぎで使っているので)、システムに何が入っているのかがだんだんわからなくなってきた。いっぺん見直す必要があるかもしれないな。
posted by 松本 at 16:37| Comment(2) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月19日

bookletimposerは使えるかも

PDFを弄る必要があってインストールするツールを探していたら、ちょっといまのタスクとは関係ないのだけれどbookletimposerというのがあったので、試してみた。要は、単ページのPDFファイルから複数ページの印刷用PDFをつくるもののようだ。使えるかもしれない。今度必要があったら、試してみよう。とりあえず備忘のため。
posted by 松本 at 07:11| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

LibreOfficeの不調と急場しのぎ

長いことパソコンを使ってきているが、どうしてもオフィス製品に馴染めない。特にMS Officeは扱いにくくて嫌だ。ただ、嫌だ嫌だと言っては仕事にならない。しかたなく使っていたけれど、OpenOfficeが出てからはそっちのほうがまだ少しマシということで、そっちを使うようになった。まだUbuntuに乗り換える前からだから、けっこう長い。Ubuntuを使うようになってさらに使用頻度は増えたが、完全にMS Officeの代替にはならなかった。互換性がいまひとつで、トラブルのもとにもなった。それがOpenOfficeからLibreOfficeがフォークする少し前あたりから、互換性が上がってきた。ここ数年は、もうほとんどレイアウトの崩れとかを意識せずに使えている。100%ではないけれど、実用的に問題ないレベル。ほんと、LibreOfficeには世話になっている。
ところが、久しぶりに、このLibreOfficeでトラブルが発生した。具体的には、起動しなくなった。設定ファイルがパーミッションの関係で読みにいけないらしく、途中でエラーになる。アクセス権の設定を変えてやっても、うまくいかない。以前のバージョンのnautilus(ファイルブラウザ)ならもうちょっと細かくパーミッション設定ができたように思うのだが、GUIからの大雑把な設定変更では何も変わらない。困ったなと思って再インストールしても、回復しない。
実は、ずいぶんと以前、何年前かも覚えていないぐらい前に、同じようなエラーが出たことがあった。そのときはたまたまUbuntu自身のバージョンアップ時期でもあったので、OSから再インストールして問題は解消した。今回も同じように逃げようかと思ったけれど、まだ新しいバージョンが出るまで2ヶ月ほどある。中途半端だ。ベータ版から導入するとしてもとりあえず1ヶ月だけでもその場しのぎの対策が必要だ。どうする?

最初に思いついたのは、WineでWindows版のLibreOfficeを導入することだ。Wine上でもきっちり動くことは知っていたし、PlayonLinuxを使えば導入もかんたんだ(やってみるとPlayOnLinuxのバージョンの関係で自動ダウンロードはできず、結局サイトから別途落としたインストール用ファイルを使った)。そして、問題なく起動。これで問題は解決したと思ったら、細かいところでうまくいかない。具体的には、PDFの書き出しでフォントの一部が描画されない。いろいろワークアラウンドを試してみるが、いまひとつだ。
そこでこんどは、LibreOfficeのLinux用を公式からダウンロードしてみることにした。Ubuntuのリポジトリに含まれているのはやや古いバージョンなので、アップグレードにもなる。しかし、これもうまく起動しない。原因はちょっと異なるようなのだが、いろいろやってみて断念。

最終的に決着がついたのは、いまやApacheのものとなったOpenOfficeを使うことだった。ひさしぶりだったけれど、基本はLibreOfficeと同じなんで、迷うこともない。助かった。
少し扱いにくいけれど、Ubuntu本体のアップグレードまで、これで凌ぐことができそうだ。やれやれ。
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2018年01月03日

PlayonLinuxで再びハマる

システムを17.10にアップデートしたら、Wineで動かしているアプリのいくつかが動かなくなった。これはよくあることだ。MSのOfficeは、まあ滅多に使わないのだけれど急に必要になることも多いので、準備しておくに越したことはない。これも本格的な必要があるときにはWindowsに入って最新のものを1ヶ月単位で使うのだけれど、ちょっと確認程度なら古いOffice 2010を使う。これならWineで動くから。
Wineで動くといっても、なかなかインストールが厄介なので、PlayonLinuxを使う。そうすればかんたんなのだけれど、これにはこれなりのトラップがある。それは以前、この記事に書いた。
Playon Linuxではまる
つまりは日本語ファイルの問題らしいので、コメントに頂いた方法で一時的に/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/pol.moをリネームしておけば大丈夫。これはすぐにできた。

ところが、17.10では、どういうわけかその先でエラーが起こる。2時間余りの時間を潰して諦めかけたとき、ようやくこちらに解法があるのを見つけた。
https://askubuntu.com/questions/976300/installing-microsoft-office-2010-in-ubuntu-17-10-with-playonlinux-does-not-proce

つまりは/.PlayOnLinux/wine/linux-x86/1.7.52/lib/にあるいくつかのファイルを削除すればいい。本当かなと眉に唾をつけてやってみたら、本当だった。ホッとしている。備忘のために書いておく。
posted by 松本 at 16:29| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

Unityに逃げた

Ubuntuを17.10にアップデートしたのだけれど、Gnomeに馴染めず、結局Unityをインストールして17.04までと同じようなLook and feelに戻した。問題だった管理者権限でGUIツールを使うことも、こっちならできる。

Workspace switcherの問題もあったが、最大の要因は画面上部のツールバーがアプリケーションのツールバーと統合されていないこと。Unityの最初の頃には戸惑ったこのデザインだが、やっぱり画面が広く使えていい。

むかしはUbuntuもGnomeだったのに、数年使って慣れると戻れない。人間なんて、奇妙に保守的なもんだなと思った。
posted by 松本 at 20:17| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

Ubuntu 17.10 をインストールした

いま使っているDellのVostroにしたのがほぼ1年前。そういう半端な時期だったから、うっかりUbuntuの16.10をインストールしてしまっていた。.10系は、1年しかサポートがない。10月以降、「サポートが切れています」と案内が来る度、「しまったなあ」と思い続けてきた。

クリスマスイブだからというわけでもないのだが(そういうわけなのだけれど)、時間ができたので、ようやくアップデートにかかることができた。後々のことを考えたらサポートの長い.04系(17.04)にすべきなのだけれど、やっぱり新しいのが出てるのに古いのにする気になれずに、17.10にした。この17.10、久々に、大きな変更があるらしい。地雷かもしれないが、まあ昔みたいなことはないだろう。

USBのインストールディスクをつくって外付けから起動し、インストーラーからアップデートを選ぶ。ちなみに、これでいままでうまくいった試しがないのだけれど、今度こそと思ってやってみる。けれどダメ。何時間もかかって、一応処理は進行しているようなのだけれど、いつまでも終わらないので強制終了。結局、いつものように新しいシステム用に新しいパーティションを切り、古いパーティションをhomeに使う新規インストールが早かった。
Uefiにはいつも悩まされるのだけれど、これも流石に慣れてきた。まずboot fileをインストールする先をwindowsのefiパーティションにすることと、再起動時に要求されるパスワードを間違えずに入れることの2点をしっかりやれば、問題ないようだ。

で、起動した7.10なのだけれど、これがなんと、sudoでGUIアプリケーションが使えないという驚くべき仕様になっていた。管理者としての操作はすべてコマンドラインからやれということらしい。確かに、安全性ということからいえばそのほうがいいのだろう。けれど、長いことUbuntuを使ってきた私からすれば、これはちょっと困る。回避方法は、端末を開いて、

xhost si:localuser:root

と打ち込んでおけば、その端末操作中はsudoでGUIアプリケーションを動かすことができる。ちょっと慣れるまで時間がかかりそうだ。あと、Workspaceが田の字型でなく縦並べになったのも、慣れるまで不便に感じるだろうな。
posted by 松本 at 22:53| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

中学生にUbuntuは、ありか、なしか?

Ubuntuを使い始めて10年以上になる。使いはじめから数年のあいだは、よくUbuntu布教のためのブログを書いた。それ専用のブログも持っていた。元Mac信者だから、自分の使うOSを布教するのは当然だと思っていた、からではないと思う。あの当時、Windowsのシェアが高すぎることに危機感をもっていた。デファクトスタンダードというものの危うさ、怪しさを常に感じていた。だから、Linuxにがんばってもらわなければ困ると、これは本気で思っていた。

そんな危機感が消えたのは、スマホが普及したおかげだった。モバイルデバイスは、パソコンではないが、中身はパソコンと同じだ。ネットの世界でWeb閲覧や通信にこういったデバイスが広く使われるようになって、「Windowsパソコンだけを相手にしていればいい」という空気が変わった。どんなデバイスから見てもそれなりにきちんと見えるデザインが広がり、それとともにビジネス文書に対する感覚も大きく変わった。そんな変化のおかげで、LinuxだとかMacOSだとか、Windows以外の環境が差別的な扱いを受けることも少なくなった。
だから、最近は布教的な言動はしなくなってしまった。単純に、自分自身は便利だから使う。他人がどうでもかまわない。Windowsですか、ご苦労さんですね、とは思っても、それを変えたいとは思わない。

けれど、こういう話題に接すると、「ああ、やっぱ、相変わらず世の中はLinuxを異端視してるんだなあ」と思ってしまう。


この記事は、「ああ、そりゃそうだよな」と思うだけのことだけど、ここについたブックマークのコメントが「へえ、今頃そんなこと言ってるの!」みたいなのが山盛りだった。それで、久しぶりに、布教時代を思い出すような記事を書こうかという気になった。

まず、元記事(匿名ダイアリー)の内容だが、これは「パソコンがほしい」という中学生の息子に数千円の中古Thikpadを買ってきてLinux(たぶんUbuntuだろう)をインストールしたら息子ががっかりした、というような内容だ。ツッコミどころはいくつかある。
  • 中学生になって初めてPCを買ってやるのは遅すぎないか?
  • 自分がWindowsユーザーのくせして、なぜ息子にはLinuxをあてがおうとした?
  • 中古のThinkpadのスペックは十分だったのか?

ここでウチの話をするのだが、ウチの息子は、小学校4年のときに私の使い古しのノートパソコンを与えた。もちろんUbuntuだ。非常に非力なマシンだったが、主な用途がワープロだったから、十分に使い物になった。このパソコンで息子は、小説を書こうとしていたようだ(結局は完成しなかったと思うが)。そして、2年後にまた私のお古。このときはマインクラフトをしたかったので、そこそこパワーのあるマシンが必要だった。私の買い替えどきとちょうどタイミングが合ったから、比較的モダンなノートパソコンを与えることができた。もちろんこれもUbuntu。そして去年、3Dの勉強をしたいということで、かなりパワフルなマシンを買い与えた。私の常用しているものよりもずっと優れている。それでも10万の予算でどうにかなったのだから、昔に比べたらハードウェアは安くなったものだ。

という履歴と比較してみると、上記の元記事に対するツッコミのポイントが見えてくるだろう。もちろん、PCは中学生からという考え方もあってもかまわない。ただ、これは「パーソナル」な計算機だ。そういうものを使える年齢に達したら、早いうちから渡しておいて損はない。そして、おもちゃ代わりに使う時代なら、スペックはどうでもいい。むしろ、使い潰すぐらいの感覚で接してもらったほうがいいとさえ思う。
そして、私がずっとUbuntuを使ってきている関係上、息子はパソコンとはそういうものだと思っている。むしろ、学校の授業で使うWindowsマシンのほうが変だぐらいに思っていたのではないだろうか。Windowsユーザーはそうは思わないかもしれないが、UbuntuとWindowsの違いは慣れでしかない。そして、両方のOSを眺めることで、なにが特殊で何が標準なのかの感覚が生まれていく。自分だけが特殊なことをさせられていたらそりゃあ、嫌だ。ふつうにそこにUbuntuがある状態でなければ、子どもにUbuntuは使わせられないと思う。
そして、中学生ぐらいになったら、今度はちゃんとしたモダンなスペックのマシンじゃなきゃダメだ。そりゃあそうだろう。オールドタイマーは、古臭い低スペックマシンでも誤魔化しながら使うコツを掴んでいる。中学生にそれを求めてはいけない。私もたまにセコハンショップを漁るが、自分で使ってもいいかなと思えるようなマシンは、OSなしの掘り出し物でも1万以上するし、それもたいていはどこかに難があるジャンク品だ。Ubuntu入れて最低限の使用に耐えるものは3000円も出せば手に入るが、それは私だからどうにかなるのであって、中学生には無理だ。そこそこまともに動かしたければ、中古でも2万ぐらいは出して、それから絶対にメモリは4ギガ以上に増設しなければならない。そうでなければ、快適なパソコンライフは無理。

おそらく根本的におかしいのは、「Linux=オープンソース=無料=安い」という錯覚だろう。最近では、もうWindowsだってタダみたいな値段でプリインストールされている。Linuxを使うことの主要な動機に「安いから」というのが当てはまらなくなって長い。もしもそういうイメージでいるひとがいたら、それは改めておいた方がいい。

ただ、現実に、ウチの場合、Linuxのおかげでパソコン周りの出費は非常に小さくなっている。それはOSが安いからではなく、同じスペックのマシンを使ってもLinuxの方が快適に動くからだ。まあ、異論もあると思うが、私の体感では、Windowsは重くってやってられない。同じスペックのマシンでより快適ということは、つまり、やたらとハイスペックのマシンを買わなくてもメインマシンとして十分実用的に使えるということだ。だから、私は自分用に5万以上のパソコンをこの10年買ったことがない。それが「安くあがる」本当の意味だ。

さて、「ブックマークコメント」の方だけど、いくつかコメント返しをしておこう。

> 将来的なことを考えればWindows一択だと思う。
なんで? 私は10年、Windowsなしで仕事してきてるよ。

> Linux与えるならコマンドラインを丁寧に教えないと厳しいだろうなあ。
Linuxのアドバンテージは端末開いてコマンドでいろんな処理ができることだということは否定するつもりはないけど、ずっと昔っからUbuntuはコマンド一切不要で快適に使える。私が端末開くのは、よっぽどの場合だけ。息子は一切使わない。けれど、3D関係では私よりずっとスキルが上。

> ブラウザつかえりゃ殆どの用事は済みそうだが、何が問題だったんだろうな。あと、Windowsマシンが欲しいだけなら3万円台からあるし。
ほんと、その通り。そうなってくると、「なんでWindowsにこだわる?」となるね。ChromeBookでいいじゃないとか。タブレットで十分というコメントもあったけど、場合によってはそのとおりだと思うよ。

>  マイクラでmod動かないとかだと思うが。
modの種類によっては動くようだ。基本、Javaだからね。ウチの息子はUbuntuでマイクラばっかりやってた時期があった。詳しくはこのブログの過去記事参照。

まあ何にせよ、コメントに数多くあるように、本当のニーズを把握することだよね。これがほんと、むずかしい。そのためにはコミュニケーション。話し合って、納得の中古パソコンだったのなら、きっとここに新たなUbuntuユーザーが誕生したはずなのに。それを思うと、返す返すも惜しいことをしたと思うよ。





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2017年01月14日

HP Pavilion Gaming 15のサスペンド問題

息子のHP Pavilion Gaming 15-ak022TX、その後、快調に使っていると思ったら、ふと気がつくと夜中にファンが回っている。サスペンドしないのかと聞いたら、メニューからサスペンドを選んだらサスペンドできるが、蓋を閉じただけでは自動でサスペンドしてくれないとのこと。これはちょっと困る。そこで調べたら、こちらのページに解決方法があった。要は、

/etc/systemd/logind.conf
HandleLidSwitchDocked=suspend
を加えろということ。
管理者権限でこのファイルを開いて確認すると、コメントアウトしてある文字列の中に、似たようなものがあった。ただ、実際にはドンピシャの文字列はなかったので、改めてこの文字列を記入してやる必要があるようだ。これが正しい方法かどうかは不明だが、とりあえずは蓋を閉じたときにサスペンドするようになったようだ。しばらくこれで使わせてみよう。
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2016年12月26日

touchpad-indicatorの追加

新しいDellのVostro 14にしてから、タッチパッドの動作がどうもエラー含みになる。たぶんタイピング中に無効にする設定にチェックを入れていないからだろうなと思ってシステム設定の「マウスとタッチパッド」から設定してやろうとしたがどういうわけか以前にはあったはずのその設定項目がない。全体的にすっきりまとまっているのはいいのだけれど、細かい設定がなくなるのはやっぱり不便だ。
タッチパッドの設定は、端末からsynclientとコマンドを打てば表記される。GUIの設定は結局はこの設定ファイルをいじっているだけなのだが、どこをどう変えればどういう結果になるのか、直観的によくわからない。そこでGUIで設定できるものがないかと探してみたら、PPAからtouchpad-indicatorを導入すれば設定できることがわかった。リポジトリを追加してもいいのだけれど、debファイルがあったのでこれを追加。メニューバーのインディケーター部分に表示されるアイコンをクリック引き下げで設定に入れるので、そこから設定をやり直した。
結果、いまのところ、まずまず快調かな。
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2016年12月24日

iBusではなかった

なぜだか新しい環境になってから、時折ではあるものの入力メソッドがインディケーターから消えるようになった。そうなると、再ログインしない限り日本語入力が効かなくなってしまう。入力メソッドであるはずのiBusを再起動しようと端末を立ち上げてみるのだが、なぜかiBusの再起動ができない。こまったなあと思っていたら、何のことはない、このシステムでは入力メソッドにiBusを使っていなかっただけだった。
気がつかなかったのだけれど、いつの頃からか、デフォルトの入力メソッドがFcitxに変わっていた。これは、システム設定の言語サポートから、iBusに変更可能。なんのことはない、それだけのことだった。
iBusとFcitxのどちらが優れているのかはわからない。どうやら、私が感心した変換候補の色分けはFcitxのものだったようだ。だが、私のシステム・使用方法では、どうやらiBusのほうが安定しているようだ。こっちで使っていこうと思う。
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2016年12月21日

久々のDell - Vostro 14 3458に乗り換え

メインで使っているマシンの更新は、ほぼ3年に1回の周期でやっている。トラブル回避のためには2年おきぐらいのほうがいいのだろうが、なにせ懐具合がよろしくない。とはいえ、あまりにひっぱりすぎると、突然のトラブルに見舞われかねない。愛用してきたAcer V5 131の調子は決してわるくはないのだが、転ばぬ先の杖、更新を考え始めていた。
そんなところに、アメリカ大統領選挙の思わぬ番狂わせだ。おまけに、その結果の為替相場への影響がこれまた予想外の円安。となると、ここから電気製品の値段は上がりこそすれ下がらんだろう。だとしたら、ここだと、安くて十分な性能のマシンを探し始めた。ところが、前のAcerがそこそこにいいマシンだったせいか、CPUスコアで見たら、廉価版のパソコンではダウングレードになってしまう。CPUスコアがどこまで信用できるものかもよくわからないのだけれど、3年もたったのだからやっぱりそれなりにアップグレードしたい。そうなると、使いやすい12インチのものは予算を少し超えてしまう。悩んでいたら、Dellの14インチならCore i3を積んでいて3万円台で買えることがわかった。14インチは大きいような気もするが、さすがに最近の機械だけあって2キロを少し切る。むかしモバイルに愛用していたMac Bookが2キロを超えていたから、それよりは軽いわけだ。そう思えば使えんことはないだろうと、これに決定。安く買えたぶんだけメモリを増設することにして、これは別途調達。

ということでしばらく前に現物が届いたのだが、Dellにはよくある初期不良でいったん修理に戻していた。初期不良、とも言えないような小さなトラブルで、自分で対処できないこともなかったのだが、忙しかったのと新品に余分な手間をかけさせられるのが嫌だったので、有無を言わせず返送した。ちなみに、もう20年ぐらい前になると思うが、「Dellが安いのは出荷前に検品プロセスを簡略化しているからで、そのせいでDellには初期不良が多い。しかし、それはDellもよく知っているので、返品にはすぐに応じてくれる。結局は、検品プロセスを顧客に委ねることでコストを下げているわけだから、買う方もそれを承知の上で買うべきだ」という話を聞いたことがある。本当かどうかは知らないが、Dellの初期不良対応が素早いのは事実だった。1週間たたずに使えるかたちで戻ってきた。
ちなみに、この「初期不良」の内容というのは、起動したらいきなり"インストールを完了できませんでした。このコンピューターにWindowsをインストールするには、インストールを再実行してください。"のメッセージが表示されるというもの。つまり、Windowsの初期化に失敗している。もともとWindowsは使うつもりはないし、まあ何かのためにデュアルブートにするにしても、F12からリカバリ領域に入って再インストールすればそれで片付く問題とも思ったが、面倒なので戻したということ。ちなみに、修理レポートと手元に届いて起動したときの様子から見れば、Dellの対応もリカバリ領域からの再インストールだったようだ。

ともかくも、このVostroにUbuntuをインストールした。安定版の16.04とも思ったが、そこは最新版でしょうと16.10をインストール。懐かしのオールディーズYakkety Yakという名前も嬉しい。USBディスクからブートしてのインストール手順はこれまでと変わらない。再起動後にデュアルブートでWindowsに移れることも確認し、旧メインマシンからのデータ移行も行って、さて、使おうと思ったらトラブルの連発。ブラウザがページを表示しないとか、入力システムのiBusがなぜか起動しないとか。これらのトラブルは、基本的には旧マシンの設定ファイルをそのまま引き継いだことから起こったようだ。設定ファイルを削除してやると、きちんと動くようになったから。ブラウザに関してはそうやって稼働するようにしておいてから、旧設定ファイルの中の必要なファイルだけ移動させて旧環境が復活。iBusの方は設定をやり直してOK。

使い始めて不便だなと思ったのは、ファンクションキーがFnキーを押して使わなければならない仕様になっていたこと。Fnを押さないと、それぞれのキーに割り当てられた音量とか画面輝度とかのキーとして作動してしまう。ちょっと調べたらこれはUbuntuの仕様ではなくマシンの設定だとわかったので、Biosに入って変更してやる。これで、ふつうに使えるようになった。

使ってみて嬉しいのは、Mozc-iBusが改良されて日本語入力の際の変換候補が色付きになったこと。青色で表示されるのが最初は「また余分なことを」と思ったのだが、現在選択中の変換候補が赤で表示されるのはけっこう見やすい。こういうUIの変更は気が利いていると思った。

ということで、いま、そのVostro 14からこれを書いている。画面が大きくなったのは使いやすいのだけれど、キーボードがまだ慣れない。12インチのコンパクトなやつがやっぱり私の手にはあっている。その他、まだサスペンド時にトラブルが起こりやすいとか、タッチパッドの設定がどうもいまいちとか、未解決の問題も少しあるが、そのあたりはおいおい解決していくだろう。
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2016年07月28日

Windows 10アップグレード騒動

Ubuntuで使っているパソコンは、基本的にはWindowsとのデュアルブートだ。これはそうしたいからしているというよりは、そもそもパソコンのハードウェアが特殊なものを除いては(そしてもちろんApple製を除いては)Windowsがプリインストールされて売られているから、という理由に過ぎない。もともとオマケでついてきている(ただしその分の料金は定価に含められているのが悔しいのだが)ものだけど、捨ててしまうのはもったいないからと、デュアルブートで置いているわけだ。
とはいえ、年に2、3回ぐらいは何かの用事で使う。ここ数年の間の記憶では、たとえばWindowsから使うようになっている携帯のアップデータやルーターの設定専用ソフトなんかのためにWindowsを使った。あるいは、MS Officeの特定の機能を使う商売上の必要が生じたために1週間ほどそっちを頻繁に起動する必要があった。そういったごく限定的な出来事でもない限りは、Windowsを起動することはもうなくなった。

さて、例のWindows 10無償アップグレード騒ぎである。Windowsを使っていない身としてはアップグレード警告が出て困ることもなく対岸の火事と思っていたのだが、さて、世間でこれだけ騒ぎになるとやっぱり気になる。ということで、デュアルブートのWindowsも10にアップグレードしてやろうかと考えた。
まずは練習台に、いまではほとんど使うことのなくなったかつての愛機ASUS UL20をアップグレードしようとした。こちらはWindows 7がのっている。方法がわからないので検索をかけたらアップグレード用のソフトをダウンロードするようになっていて、それを走らせたら要件は満たしていると。そこでアップグレードに進んだのだが、なぜか最後の段階、99%まで進んだところで停止してしまう。
どうやら、Windows 7を長いこと使っていなかったため、アップグレードに必要な機能を通常のWindows Updateで逃してしまったらしく、おまけにその配信が既に停止しているので手動でインストールしてやらないといけない、ということがわかった。それをいろいろ調べてなんとかインストールしようとしたのだが、どういう因縁だかちょうどこのタイミングでキーボードが物理的に壊れてしまい、壊れたマシンをアップグレードしてもしかたないので、ここはすっぱりと諦めることにした。

で、次に現在のメインマシンであるAcerのAspire V5だが、こちらもやはり最初に大量のWindows Updateが溜まっていたのを処理する必要があった。日常的に使っていないとこういうことになるらしい。「だからWindowsは嫌いだ」と言うのはほとんど言いがかりだと我ながら思うが、それでも正直な感想だ。
一般的な情報によるとWindows 10へのアップグレード後には、デュアルブートのGrubが機能しなくなるのでboot-repair用の起動ディスクを予め用意しておいてGrubの修復をしなければならない、らしい。ところが、怪我の功名で、以前にUbuntuのアップグレードをした際に、Winodws用のUEFIブートセクションとUbuntu用のUEFIブートセクションを別々に指定してしまっていた。そのせいでGrub画面からデュアルブートはできなくなっている(BIOSの起動ディスクの選択でWindowsとUbuntuを選択する)のだが、これが幸いした。Windows 10にアップグレードしても、Ubuntuのブートにはなんらの影響を受けない。これはありがたかった。

学んだのは、UEFIのセキュアブートというのが、案外と単純な構造になっているのだなあということ。レガシーのBootシステムに比べてどこがどうセキュアなのか、こうなってくるとさっぱりわからない。ともかくもこれでアップグレードは完了した。といっても、どうせ使わないのだけれど。
posted by 松本 at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月30日

Ubuntu 16.04 Xenial Xerusの運用

Ubuntuの各リリースには英語の愛称がつけられている。確か6.06あたりからアルファベット順になり、初期にはそれぞれのリリースを愛称で呼んでいた。FeistyとかGuttsyとか、いまでは懐かしい。けれど、それももうXまできた。私はKoalaあたりからもう覚えるのが面倒になって番号で呼ぶようになってしまったし、Zまでいったらどうするんだろうとか、余分な心配までしてしまう。

ともかくも、この16.04に変えてから、いくつか不便なことがあった。まず、ときどきデスクトップの文字が消えてしまうこと。その後、どうやらその原因は私のローカルな環境にあることがわかった。フォントは、基本的にはシステムの領域のことだからリポジトリからインストールするのが基本なのだが、リポジトリにない追加フォントをダウンロードしてきた際には、homeの個人フォルダ内の隠しフォルダになっている.fontsフォルダ内に放り込んでやる。こうやって集めてきたフォントは、アップグレードしてもそのまま以前のものをコピーして使い続けてきた。思い起こせば、最初にそこにフォントを追加して以来ずっと同じフォルダをコピーし続けてきたわけで、ものによっては10年前に放り込んだファイルも残っている。そのなかのどれかが古びて時代遅れになったのか、あるいはリポジトリから導入したファイルと競合を起こしたのか、エラーの原因になっていたようだ。ということで、このフォルダを少し整理してやるだけで、ここは解決した。なあんだ、という感じ。

もうひとつは、サスペンド復帰後のネットワーク接続がおかしくなること。これもまた、私のローカルな問題であったようだ。というのは、数日前、息子のHPのPavilionの調子がおかしくなり、Ubuntuを再インストールする必要が発生した。このとき、古いファイルを残す必要から、私のAcer V5同様にシステム用のパーティションを新たに切り、元のUbuntu用パーティションのhomeにリンクを張ってそれを新たなhomeにするという作業を行った。すると、それまでに発生していなかった同様のバグが発生するようになったという。ということは、これはやってはいけない、というか、やるとネットワーク接続に影響が出てしまう処理だったらしい。

とはいえ、そういう運用にすることにしてしまった以上、当分はしかたない。これに関しては、ネットワークマネージャの再起動
 sudo systemctl restart network-manager.service
で対処することにした。いちいち端末を開くのも面倒なので、デスクトップ設定ファイルを作成し、そこに上記のコマンドを(ただしsudoをgksuに変更して)仕込んでやることにした。これで、接続がおかしいときにはそれをダブルクリックすれば済むようになった。この運用で、たぶん問題はないだろう。

なお、デスクトップ設定ファイルの作成方法はいろいろあるらしいのだが、面倒なので既存のデスクトップ設定ファイル(WineでWindowsアプリをインストールした際にデスクトップに作成されるショートカット)を複製し、そのプロパティを変更することで対応した。テキストエディタで開いて編集するほうが確実かもしれないが、その場合はテキストエディタを予め開いておいて、そっちから開くようにしないといけないようだ。
posted by 松本 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

久々にXfceを使ってみた

16.04 Xenial Xerusにアップグレードしてから非常に快調に使っているのだけれど、ちょっと初期のバグらしいものに遭遇している。ひとつは無線LANのデバイスの認識がちょっとおかしくなっているらしいこと。起動したときはいいのだけれど、スリープして復帰するとなぜか有線で接続されている表示になっている。もちろんこれは表示だけのことで実際にはWifiに接続しているから実用上の問題はないのだけれど、接続を別のWifiに切り替えようと思っても操作ができないし、何らかの理由で接続が切れてしまったときに再接続ができない。これは少し不便だ。
そしてもうひとつ、やっぱりスリープ絡みのことなのだけれど、ごく稀に、スリープから復帰したときにデスクトップの文字が消える。全部消えるのではなく、歯抜けのように消える。ときには全部消えてしまう。おそらくフォントが読み込めていないのだが、その理由がわからない。一旦ログアウトして再ログインすれば元に戻るし、表示されないフォントがあっても操作ができないわけではないのでかまわないといえばかまわないのだけれど、やっぱり不便だ。

どうもこれはCompizのバグではないかという気がする。そういえば、以前にもごく稀に起こったワークスペースを混同してしまうエラーが、アップグレード後には以前よりも起こりやすくなっている。どうも新しいCompizにバグがあるのではないかという気がする。
だとしたら、Compizを使わないデスクトップ環境にすればいい。軽快なのはLXDEだとわかっているが、LXDEはきっちりとカスタマイズしてはじめて実力を発揮する。安直に使うならXfceでしょうと、Xfce4を導入した。
久しぶりだが、ほとんど見た目は変わっていない。ということは開発も止まっているのかもしれないが、巷でWindowsは7がいちばん使いやすいと言われているのと同じで、UIとしてはこれで十分なのだろう。パネルの設定を工夫すれば、Unityとあまり変わらない運用ができる。

環境を変更してとまどったのは、インプットメソッドのMozcが無効になってしまっていたこと。これは、ibus-settingを起動して改めて設定してやる必要があった。日常的に使うアプリのランチャーへの登録は手動でやらなければならないが、まあそのぐらいはご愛嬌。マウス(タッチパッド)、キーボードの設定などを自分好みにカスタマイズして、ほぼこれでOKかなというところまで、数十分の設定だった。

UnityでCompizを切る方法もあるのだろうが、Xfceで十分かなという気もする。何もアプリを使っていないときのメモリ占有量が半分くらいになったし、ワークスペースの移動も視覚効果がないぶん、素早くできる。しばらくこれでやってみようと思う。
posted by 松本 at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月05日

Utauを入れてみた

随分と懐かしい声で電話がかかってきた。昔のバンド仲間のボーカルで、歌詞を書いたから曲をつけてほしいという。こっちはこっちでときどきメロディーが浮かんでは消えていくのがもったいないと思っていたから、二つ返事で引き受けた。すぐに曲はできた。
とはいえ、私は楽譜は書けない。はるか昔にはカセットデッキでデモテープを録音してバンドに持ち込んだものだ。早速デモテープと思ったが、もちろんこの時代にはMP3みたいなファイルになる。それはそれでいいとして、さて、録音してみるとどうもイメージが伝わってこない。やっぱりここのところには女声バックコーラスがほしいよなあとか、贅沢なことを思う。初音ミクでもあればボカロでコーラスなんてのもありだろう。難しいフレーズでもないから、適当なものがUbuntuでないだろうかと思った。

DTMは以前にいろいろ試している。楽器としてボーカル音声だけ入ればいい。そう思って探すと、「AquesTone2 - 歌唱合成VSTi」というのが出てきた。VSTというのはDTMのシーケンサーに組み込むプラグインの仕様らしく、多くのシーケンサーで使える。Ubuntuで動く音楽シーケンサーといえばいちばんお手軽で確実なのがLMMSだ。調べてみると、LMMSでかなりのVSTプラグインが動作するらしい。
そこでLMMSをリポジトリからインストールしてやったが、なぜかマニュアル通りにVSTプラグインが導入できない。あるはずのVeSTigeがない。それがなければ、AquesTone2のようなVSTプラグインを組み込めないわけだ。
さらにいろいろ調べていると、FeSTigeというアプリを使えばVSTプラグインが使えるらしいということがわかった。さらに後でわかったことを総合すると、これはどうやらVSTプラグインを単独で起動するためのフロントエンドらしい。そして、それを導入するためにはkxstudioのリポジトリを導入する必要がある。これはSynpaticのリポジトリの追加からできる。
さて、リポジトリを追加してFeSTigeを導入すると、すばらしい! AquesTone2が立ち上がる。だが、これだけでは使えない。シーケンサーがなければ使えないわけだ。それならと再びLMMSをインストールしてみると、なんと今度はVeSTigeが組み込まれている。つまりは、Ubuntu公式リポジトリのLMMSからは何らかの理由でVeSTigeが外されているが、kxstudioのリポジトリのものはVeSTigeをもっている。これなら話が早いと、そこからAquesTone2を起動しようとするが、なぜかこれが起動しない。
FeSTigeなら起動するのだから、どうにかならないはずはない、と思うのだが、よくわからない。もっと本格的にkxstudioを導入すればたぶんOKなのだろう。中途半端にLMMSだけというのがいけないのかもしれない。だが、やっぱりよくわからない。
それならと、WineでWindows版のLMMSを導入してみる。本末転倒な気もするが、こちらのバージョンにはちゃんとVeSTigeも組み込まれている。そして、AquesTone2も起動する。起動するのだが、どういうわけかGUIが消える。Windowは表示され、そのGUIパーツがあるべき位置をクリックすると一時的にそこだけが表示されてちゃんと動くのだけれど、すぐに消えてしまう。消えてしまうから、細かい調整ができないし、操作は「たぶんこのあたりにボタンがあるはず」みたいないい加減なものになるから、とてもやっていられない。音だけはちゃんと出るので、使えなくはないのだろうが、やっぱりダメだ。

とまあ、LMMS+AquesTone2は断念したのだが、もうちょっと調べるとWindows版のUTAUというボーカル用のシーケンサーがUbuntuでWine経由で動くらしいということがわかった(インストール関連はこのあたりの記事)。なあんだ、そういうことかと導入してみたら、簡単にインストールできる。ところが、なぜか音が鳴らない。理由はわからない。Wavファイルを作成しても、無音のものしかできない。
あちこち見ても特にそういう不具合の報告もないので私の環境の問題かもしれない。とはいえ、どうしたらいいかわからない。Wineの不調にはPlayonLinuxという手段があるので、そっちからインストールしようとしたら、なにかバグがあってインストールできない。
さて困ったと思ったが、さらに調べるとPlayonLinux経由で確かにインストールはできるらしい。じゃあなぜダメなのかといえば、おそらくそれは日本語環境だろうと見当をつけた。そこでシステムをいったん英語環境に変更し、PlayonLinuxから登録されているアプリを検索したら、すぐにUTAUが出てきた。ここでインストールされるバージョンは4.16だ。ダウンロードからPlayonLinuxにお任せで進めたら、インストールはあっさりと完了。日本語環境に戻って起動してやると、おめでとう! 無事に音が出ました。

なにがどう問題だったのかよくわからないが、ともかくも、これで女声コーラスをつける道具だけは整った。ただ、せっかくここまで来たけれど、「もういいや」という気になってきた。思うようなコーラスにするには、ここからまだまだ微調整が必要なようだ。ボーカロイドの世界も簡単ではないな。
posted by 松本 at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする