2018年02月26日

LibreOfficeの不調と急場しのぎ

長いことパソコンを使ってきているが、どうしてもオフィス製品に馴染めない。特にMS Officeは扱いにくくて嫌だ。ただ、嫌だ嫌だと言っては仕事にならない。しかたなく使っていたけれど、OpenOfficeが出てからはそっちのほうがまだ少しマシということで、そっちを使うようになった。まだUbuntuに乗り換える前からだから、けっこう長い。Ubuntuを使うようになってさらに使用頻度は増えたが、完全にMS Officeの代替にはならなかった。互換性がいまひとつで、トラブルのもとにもなった。それがOpenOfficeからLibreOfficeがフォークする少し前あたりから、互換性が上がってきた。ここ数年は、もうほとんどレイアウトの崩れとかを意識せずに使えている。100%ではないけれど、実用的に問題ないレベル。ほんと、LibreOfficeには世話になっている。
ところが、久しぶりに、このLibreOfficeでトラブルが発生した。具体的には、起動しなくなった。設定ファイルがパーミッションの関係で読みにいけないらしく、途中でエラーになる。アクセス権の設定を変えてやっても、うまくいかない。以前のバージョンのnautilus(ファイルブラウザ)ならもうちょっと細かくパーミッション設定ができたように思うのだが、GUIからの大雑把な設定変更では何も変わらない。困ったなと思って再インストールしても、回復しない。
実は、ずいぶんと以前、何年前かも覚えていないぐらい前に、同じようなエラーが出たことがあった。そのときはたまたまUbuntu自身のバージョンアップ時期でもあったので、OSから再インストールして問題は解消した。今回も同じように逃げようかと思ったけれど、まだ新しいバージョンが出るまで2ヶ月ほどある。中途半端だ。ベータ版から導入するとしてもとりあえず1ヶ月だけでもその場しのぎの対策が必要だ。どうする?

最初に思いついたのは、WineでWindows版のLibreOfficeを導入することだ。Wine上でもきっちり動くことは知っていたし、PlayonLinuxを使えば導入もかんたんだ(やってみるとPlayOnLinuxのバージョンの関係で自動ダウンロードはできず、結局サイトから別途落としたインストール用ファイルを使った)。そして、問題なく起動。これで問題は解決したと思ったら、細かいところでうまくいかない。具体的には、PDFの書き出しでフォントの一部が描画されない。いろいろワークアラウンドを試してみるが、いまひとつだ。
そこでこんどは、LibreOfficeのLinux用を公式からダウンロードしてみることにした。Ubuntuのリポジトリに含まれているのはやや古いバージョンなので、アップグレードにもなる。しかし、これもうまく起動しない。原因はちょっと異なるようなのだが、いろいろやってみて断念。

最終的に決着がついたのは、いまやApacheのものとなったOpenOfficeを使うことだった。ひさしぶりだったけれど、基本はLibreOfficeと同じなんで、迷うこともない。助かった。
少し扱いにくいけれど、Ubuntu本体のアップグレードまで、これで凌ぐことができそうだ。やれやれ。
posted by 松本 at 13:38| Comment(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

PlayonLinuxで再びハマる

システムを17.10にアップデートしたら、Wineで動かしているアプリのいくつかが動かなくなった。これはよくあることだ。MSのOfficeは、まあ滅多に使わないのだけれど急に必要になることも多いので、準備しておくに越したことはない。これも本格的な必要があるときにはWindowsに入って最新のものを1ヶ月単位で使うのだけれど、ちょっと確認程度なら古いOffice 2010を使う。これならWineで動くから。
Wineで動くといっても、なかなかインストールが厄介なので、PlayonLinuxを使う。そうすればかんたんなのだけれど、これにはこれなりのトラップがある。それは以前、この記事に書いた。
Playon Linuxではまる
つまりは日本語ファイルの問題らしいので、コメントに頂いた方法で一時的に/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/pol.moをリネームしておけば大丈夫。これはすぐにできた。

ところが、17.10では、どういうわけかその先でエラーが起こる。2時間余りの時間を潰して諦めかけたとき、ようやくこちらに解法があるのを見つけた。
https://askubuntu.com/questions/976300/installing-microsoft-office-2010-in-ubuntu-17-10-with-playonlinux-does-not-proce

つまりは/.PlayOnLinux/wine/linux-x86/1.7.52/lib/にあるいくつかのファイルを削除すればいい。本当かなと眉に唾をつけてやってみたら、本当だった。ホッとしている。備忘のために書いておく。
posted by 松本 at 16:29| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

Unityに逃げた

Ubuntuを17.10にアップデートしたのだけれど、Gnomeに馴染めず、結局Unityをインストールして17.04までと同じようなLook and feelに戻した。問題だった管理者権限でGUIツールを使うことも、こっちならできる。

Workspace switcherの問題もあったが、最大の要因は画面上部のツールバーがアプリケーションのツールバーと統合されていないこと。Unityの最初の頃には戸惑ったこのデザインだが、やっぱり画面が広く使えていい。

むかしはUbuntuもGnomeだったのに、数年使って慣れると戻れない。人間なんて、奇妙に保守的なもんだなと思った。
posted by 松本 at 20:17| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

Ubuntu 17.10 をインストールした

いま使っているDellのVostroにしたのがほぼ1年前。そういう半端な時期だったから、うっかりUbuntuの16.10をインストールしてしまっていた。.10系は、1年しかサポートがない。10月以降、「サポートが切れています」と案内が来る度、「しまったなあ」と思い続けてきた。

クリスマスイブだからというわけでもないのだが(そういうわけなのだけれど)、時間ができたので、ようやくアップデートにかかることができた。後々のことを考えたらサポートの長い.04系(17.04)にすべきなのだけれど、やっぱり新しいのが出てるのに古いのにする気になれずに、17.10にした。この17.10、久々に、大きな変更があるらしい。地雷かもしれないが、まあ昔みたいなことはないだろう。

USBのインストールディスクをつくって外付けから起動し、インストーラーからアップデートを選ぶ。ちなみに、これでいままでうまくいった試しがないのだけれど、今度こそと思ってやってみる。けれどダメ。何時間もかかって、一応処理は進行しているようなのだけれど、いつまでも終わらないので強制終了。結局、いつものように新しいシステム用に新しいパーティションを切り、古いパーティションをhomeに使う新規インストールが早かった。
Uefiにはいつも悩まされるのだけれど、これも流石に慣れてきた。まずboot fileをインストールする先をwindowsのefiパーティションにすることと、再起動時に要求されるパスワードを間違えずに入れることの2点をしっかりやれば、問題ないようだ。

で、起動した7.10なのだけれど、これがなんと、sudoでGUIアプリケーションが使えないという驚くべき仕様になっていた。管理者としての操作はすべてコマンドラインからやれということらしい。確かに、安全性ということからいえばそのほうがいいのだろう。けれど、長いことUbuntuを使ってきた私からすれば、これはちょっと困る。回避方法は、端末を開いて、

xhost si:localuser:root

と打ち込んでおけば、その端末操作中はsudoでGUIアプリケーションを動かすことができる。ちょっと慣れるまで時間がかかりそうだ。あと、Workspaceが田の字型でなく縦並べになったのも、慣れるまで不便に感じるだろうな。
posted by 松本 at 22:53| Comment(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

中学生にUbuntuは、ありか、なしか?

Ubuntuを使い始めて10年以上になる。使いはじめから数年のあいだは、よくUbuntu布教のためのブログを書いた。それ専用のブログも持っていた。元Mac信者だから、自分の使うOSを布教するのは当然だと思っていた、からではないと思う。あの当時、Windowsのシェアが高すぎることに危機感をもっていた。デファクトスタンダードというものの危うさ、怪しさを常に感じていた。だから、Linuxにがんばってもらわなければ困ると、これは本気で思っていた。

そんな危機感が消えたのは、スマホが普及したおかげだった。モバイルデバイスは、パソコンではないが、中身はパソコンと同じだ。ネットの世界でWeb閲覧や通信にこういったデバイスが広く使われるようになって、「Windowsパソコンだけを相手にしていればいい」という空気が変わった。どんなデバイスから見てもそれなりにきちんと見えるデザインが広がり、それとともにビジネス文書に対する感覚も大きく変わった。そんな変化のおかげで、LinuxだとかMacOSだとか、Windows以外の環境が差別的な扱いを受けることも少なくなった。
だから、最近は布教的な言動はしなくなってしまった。単純に、自分自身は便利だから使う。他人がどうでもかまわない。Windowsですか、ご苦労さんですね、とは思っても、それを変えたいとは思わない。

けれど、こういう話題に接すると、「ああ、やっぱ、相変わらず世の中はLinuxを異端視してるんだなあ」と思ってしまう。


この記事は、「ああ、そりゃそうだよな」と思うだけのことだけど、ここについたブックマークのコメントが「へえ、今頃そんなこと言ってるの!」みたいなのが山盛りだった。それで、久しぶりに、布教時代を思い出すような記事を書こうかという気になった。

まず、元記事(匿名ダイアリー)の内容だが、これは「パソコンがほしい」という中学生の息子に数千円の中古Thikpadを買ってきてLinux(たぶんUbuntuだろう)をインストールしたら息子ががっかりした、というような内容だ。ツッコミどころはいくつかある。
  • 中学生になって初めてPCを買ってやるのは遅すぎないか?
  • 自分がWindowsユーザーのくせして、なぜ息子にはLinuxをあてがおうとした?
  • 中古のThinkpadのスペックは十分だったのか?

ここでウチの話をするのだが、ウチの息子は、小学校4年のときに私の使い古しのノートパソコンを与えた。もちろんUbuntuだ。非常に非力なマシンだったが、主な用途がワープロだったから、十分に使い物になった。このパソコンで息子は、小説を書こうとしていたようだ(結局は完成しなかったと思うが)。そして、2年後にまた私のお古。このときはマインクラフトをしたかったので、そこそこパワーのあるマシンが必要だった。私の買い替えどきとちょうどタイミングが合ったから、比較的モダンなノートパソコンを与えることができた。もちろんこれもUbuntu。そして去年、3Dの勉強をしたいということで、かなりパワフルなマシンを買い与えた。私の常用しているものよりもずっと優れている。それでも10万の予算でどうにかなったのだから、昔に比べたらハードウェアは安くなったものだ。

という履歴と比較してみると、上記の元記事に対するツッコミのポイントが見えてくるだろう。もちろん、PCは中学生からという考え方もあってもかまわない。ただ、これは「パーソナル」な計算機だ。そういうものを使える年齢に達したら、早いうちから渡しておいて損はない。そして、おもちゃ代わりに使う時代なら、スペックはどうでもいい。むしろ、使い潰すぐらいの感覚で接してもらったほうがいいとさえ思う。
そして、私がずっとUbuntuを使ってきている関係上、息子はパソコンとはそういうものだと思っている。むしろ、学校の授業で使うWindowsマシンのほうが変だぐらいに思っていたのではないだろうか。Windowsユーザーはそうは思わないかもしれないが、UbuntuとWindowsの違いは慣れでしかない。そして、両方のOSを眺めることで、なにが特殊で何が標準なのかの感覚が生まれていく。自分だけが特殊なことをさせられていたらそりゃあ、嫌だ。ふつうにそこにUbuntuがある状態でなければ、子どもにUbuntuは使わせられないと思う。
そして、中学生ぐらいになったら、今度はちゃんとしたモダンなスペックのマシンじゃなきゃダメだ。そりゃあそうだろう。オールドタイマーは、古臭い低スペックマシンでも誤魔化しながら使うコツを掴んでいる。中学生にそれを求めてはいけない。私もたまにセコハンショップを漁るが、自分で使ってもいいかなと思えるようなマシンは、OSなしの掘り出し物でも1万以上するし、それもたいていはどこかに難があるジャンク品だ。Ubuntu入れて最低限の使用に耐えるものは3000円も出せば手に入るが、それは私だからどうにかなるのであって、中学生には無理だ。そこそこまともに動かしたければ、中古でも2万ぐらいは出して、それから絶対にメモリは4ギガ以上に増設しなければならない。そうでなければ、快適なパソコンライフは無理。

おそらく根本的におかしいのは、「Linux=オープンソース=無料=安い」という錯覚だろう。最近では、もうWindowsだってタダみたいな値段でプリインストールされている。Linuxを使うことの主要な動機に「安いから」というのが当てはまらなくなって長い。もしもそういうイメージでいるひとがいたら、それは改めておいた方がいい。

ただ、現実に、ウチの場合、Linuxのおかげでパソコン周りの出費は非常に小さくなっている。それはOSが安いからではなく、同じスペックのマシンを使ってもLinuxの方が快適に動くからだ。まあ、異論もあると思うが、私の体感では、Windowsは重くってやってられない。同じスペックのマシンでより快適ということは、つまり、やたらとハイスペックのマシンを買わなくてもメインマシンとして十分実用的に使えるということだ。だから、私は自分用に5万以上のパソコンをこの10年買ったことがない。それが「安くあがる」本当の意味だ。

さて、「ブックマークコメント」の方だけど、いくつかコメント返しをしておこう。

> 将来的なことを考えればWindows一択だと思う。
なんで? 私は10年、Windowsなしで仕事してきてるよ。

> Linux与えるならコマンドラインを丁寧に教えないと厳しいだろうなあ。
Linuxのアドバンテージは端末開いてコマンドでいろんな処理ができることだということは否定するつもりはないけど、ずっと昔っからUbuntuはコマンド一切不要で快適に使える。私が端末開くのは、よっぽどの場合だけ。息子は一切使わない。けれど、3D関係では私よりずっとスキルが上。

> ブラウザつかえりゃ殆どの用事は済みそうだが、何が問題だったんだろうな。あと、Windowsマシンが欲しいだけなら3万円台からあるし。
ほんと、その通り。そうなってくると、「なんでWindowsにこだわる?」となるね。ChromeBookでいいじゃないとか。タブレットで十分というコメントもあったけど、場合によってはそのとおりだと思うよ。

>  マイクラでmod動かないとかだと思うが。
modの種類によっては動くようだ。基本、Javaだからね。ウチの息子はUbuntuでマイクラばっかりやってた時期があった。詳しくはこのブログの過去記事参照。

まあ何にせよ、コメントに数多くあるように、本当のニーズを把握することだよね。これがほんと、むずかしい。そのためにはコミュニケーション。話し合って、納得の中古パソコンだったのなら、きっとここに新たなUbuntuユーザーが誕生したはずなのに。それを思うと、返す返すも惜しいことをしたと思うよ。





posted by 松本 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月14日

HP Pavilion Gaming 15のサスペンド問題

息子のHP Pavilion Gaming 15-ak022TX、その後、快調に使っていると思ったら、ふと気がつくと夜中にファンが回っている。サスペンドしないのかと聞いたら、メニューからサスペンドを選んだらサスペンドできるが、蓋を閉じただけでは自動でサスペンドしてくれないとのこと。これはちょっと困る。そこで調べたら、こちらのページに解決方法があった。要は、

/etc/systemd/logind.conf
HandleLidSwitchDocked=suspend
を加えろということ。
管理者権限でこのファイルを開いて確認すると、コメントアウトしてある文字列の中に、似たようなものがあった。ただ、実際にはドンピシャの文字列はなかったので、改めてこの文字列を記入してやる必要があるようだ。これが正しい方法かどうかは不明だが、とりあえずは蓋を閉じたときにサスペンドするようになったようだ。しばらくこれで使わせてみよう。
posted by 松本 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月26日

touchpad-indicatorの追加

新しいDellのVostro 14にしてから、タッチパッドの動作がどうもエラー含みになる。たぶんタイピング中に無効にする設定にチェックを入れていないからだろうなと思ってシステム設定の「マウスとタッチパッド」から設定してやろうとしたがどういうわけか以前にはあったはずのその設定項目がない。全体的にすっきりまとまっているのはいいのだけれど、細かい設定がなくなるのはやっぱり不便だ。
タッチパッドの設定は、端末からsynclientとコマンドを打てば表記される。GUIの設定は結局はこの設定ファイルをいじっているだけなのだが、どこをどう変えればどういう結果になるのか、直観的によくわからない。そこでGUIで設定できるものがないかと探してみたら、PPAからtouchpad-indicatorを導入すれば設定できることがわかった。リポジトリを追加してもいいのだけれど、debファイルがあったのでこれを追加。メニューバーのインディケーター部分に表示されるアイコンをクリック引き下げで設定に入れるので、そこから設定をやり直した。
結果、いまのところ、まずまず快調かな。
posted by 松本 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月24日

iBusではなかった

なぜだか新しい環境になってから、時折ではあるものの入力メソッドがインディケーターから消えるようになった。そうなると、再ログインしない限り日本語入力が効かなくなってしまう。入力メソッドであるはずのiBusを再起動しようと端末を立ち上げてみるのだが、なぜかiBusの再起動ができない。こまったなあと思っていたら、何のことはない、このシステムでは入力メソッドにiBusを使っていなかっただけだった。
気がつかなかったのだけれど、いつの頃からか、デフォルトの入力メソッドがFcitxに変わっていた。これは、システム設定の言語サポートから、iBusに変更可能。なんのことはない、それだけのことだった。
iBusとFcitxのどちらが優れているのかはわからない。どうやら、私が感心した変換候補の色分けはFcitxのものだったようだ。だが、私のシステム・使用方法では、どうやらiBusのほうが安定しているようだ。こっちで使っていこうと思う。
posted by 松本 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月21日

久々のDell - Vostro 14 3458に乗り換え

メインで使っているマシンの更新は、ほぼ3年に1回の周期でやっている。トラブル回避のためには2年おきぐらいのほうがいいのだろうが、なにせ懐具合がよろしくない。とはいえ、あまりにひっぱりすぎると、突然のトラブルに見舞われかねない。愛用してきたAcer V5 131の調子は決してわるくはないのだが、転ばぬ先の杖、更新を考え始めていた。
そんなところに、アメリカ大統領選挙の思わぬ番狂わせだ。おまけに、その結果の為替相場への影響がこれまた予想外の円安。となると、ここから電気製品の値段は上がりこそすれ下がらんだろう。だとしたら、ここだと、安くて十分な性能のマシンを探し始めた。ところが、前のAcerがそこそこにいいマシンだったせいか、CPUスコアで見たら、廉価版のパソコンではダウングレードになってしまう。CPUスコアがどこまで信用できるものかもよくわからないのだけれど、3年もたったのだからやっぱりそれなりにアップグレードしたい。そうなると、使いやすい12インチのものは予算を少し超えてしまう。悩んでいたら、Dellの14インチならCore i3を積んでいて3万円台で買えることがわかった。14インチは大きいような気もするが、さすがに最近の機械だけあって2キロを少し切る。むかしモバイルに愛用していたMac Bookが2キロを超えていたから、それよりは軽いわけだ。そう思えば使えんことはないだろうと、これに決定。安く買えたぶんだけメモリを増設することにして、これは別途調達。

ということでしばらく前に現物が届いたのだが、Dellにはよくある初期不良でいったん修理に戻していた。初期不良、とも言えないような小さなトラブルで、自分で対処できないこともなかったのだが、忙しかったのと新品に余分な手間をかけさせられるのが嫌だったので、有無を言わせず返送した。ちなみに、もう20年ぐらい前になると思うが、「Dellが安いのは出荷前に検品プロセスを簡略化しているからで、そのせいでDellには初期不良が多い。しかし、それはDellもよく知っているので、返品にはすぐに応じてくれる。結局は、検品プロセスを顧客に委ねることでコストを下げているわけだから、買う方もそれを承知の上で買うべきだ」という話を聞いたことがある。本当かどうかは知らないが、Dellの初期不良対応が素早いのは事実だった。1週間たたずに使えるかたちで戻ってきた。
ちなみに、この「初期不良」の内容というのは、起動したらいきなり"インストールを完了できませんでした。このコンピューターにWindowsをインストールするには、インストールを再実行してください。"のメッセージが表示されるというもの。つまり、Windowsの初期化に失敗している。もともとWindowsは使うつもりはないし、まあ何かのためにデュアルブートにするにしても、F12からリカバリ領域に入って再インストールすればそれで片付く問題とも思ったが、面倒なので戻したということ。ちなみに、修理レポートと手元に届いて起動したときの様子から見れば、Dellの対応もリカバリ領域からの再インストールだったようだ。

ともかくも、このVostroにUbuntuをインストールした。安定版の16.04とも思ったが、そこは最新版でしょうと16.10をインストール。懐かしのオールディーズYakkety Yakという名前も嬉しい。USBディスクからブートしてのインストール手順はこれまでと変わらない。再起動後にデュアルブートでWindowsに移れることも確認し、旧メインマシンからのデータ移行も行って、さて、使おうと思ったらトラブルの連発。ブラウザがページを表示しないとか、入力システムのiBusがなぜか起動しないとか。これらのトラブルは、基本的には旧マシンの設定ファイルをそのまま引き継いだことから起こったようだ。設定ファイルを削除してやると、きちんと動くようになったから。ブラウザに関してはそうやって稼働するようにしておいてから、旧設定ファイルの中の必要なファイルだけ移動させて旧環境が復活。iBusの方は設定をやり直してOK。

使い始めて不便だなと思ったのは、ファンクションキーがFnキーを押して使わなければならない仕様になっていたこと。Fnを押さないと、それぞれのキーに割り当てられた音量とか画面輝度とかのキーとして作動してしまう。ちょっと調べたらこれはUbuntuの仕様ではなくマシンの設定だとわかったので、Biosに入って変更してやる。これで、ふつうに使えるようになった。

使ってみて嬉しいのは、Mozc-iBusが改良されて日本語入力の際の変換候補が色付きになったこと。青色で表示されるのが最初は「また余分なことを」と思ったのだが、現在選択中の変換候補が赤で表示されるのはけっこう見やすい。こういうUIの変更は気が利いていると思った。

ということで、いま、そのVostro 14からこれを書いている。画面が大きくなったのは使いやすいのだけれど、キーボードがまだ慣れない。12インチのコンパクトなやつがやっぱり私の手にはあっている。その他、まだサスペンド時にトラブルが起こりやすいとか、タッチパッドの設定がどうもいまいちとか、未解決の問題も少しあるが、そのあたりはおいおい解決していくだろう。
posted by 松本 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

Windows 10アップグレード騒動

Ubuntuで使っているパソコンは、基本的にはWindowsとのデュアルブートだ。これはそうしたいからしているというよりは、そもそもパソコンのハードウェアが特殊なものを除いては(そしてもちろんApple製を除いては)Windowsがプリインストールされて売られているから、という理由に過ぎない。もともとオマケでついてきている(ただしその分の料金は定価に含められているのが悔しいのだが)ものだけど、捨ててしまうのはもったいないからと、デュアルブートで置いているわけだ。
とはいえ、年に2、3回ぐらいは何かの用事で使う。ここ数年の間の記憶では、たとえばWindowsから使うようになっている携帯のアップデータやルーターの設定専用ソフトなんかのためにWindowsを使った。あるいは、MS Officeの特定の機能を使う商売上の必要が生じたために1週間ほどそっちを頻繁に起動する必要があった。そういったごく限定的な出来事でもない限りは、Windowsを起動することはもうなくなった。

さて、例のWindows 10無償アップグレード騒ぎである。Windowsを使っていない身としてはアップグレード警告が出て困ることもなく対岸の火事と思っていたのだが、さて、世間でこれだけ騒ぎになるとやっぱり気になる。ということで、デュアルブートのWindowsも10にアップグレードしてやろうかと考えた。
まずは練習台に、いまではほとんど使うことのなくなったかつての愛機ASUS UL20をアップグレードしようとした。こちらはWindows 7がのっている。方法がわからないので検索をかけたらアップグレード用のソフトをダウンロードするようになっていて、それを走らせたら要件は満たしていると。そこでアップグレードに進んだのだが、なぜか最後の段階、99%まで進んだところで停止してしまう。
どうやら、Windows 7を長いこと使っていなかったため、アップグレードに必要な機能を通常のWindows Updateで逃してしまったらしく、おまけにその配信が既に停止しているので手動でインストールしてやらないといけない、ということがわかった。それをいろいろ調べてなんとかインストールしようとしたのだが、どういう因縁だかちょうどこのタイミングでキーボードが物理的に壊れてしまい、壊れたマシンをアップグレードしてもしかたないので、ここはすっぱりと諦めることにした。

で、次に現在のメインマシンであるAcerのAspire V5だが、こちらもやはり最初に大量のWindows Updateが溜まっていたのを処理する必要があった。日常的に使っていないとこういうことになるらしい。「だからWindowsは嫌いだ」と言うのはほとんど言いがかりだと我ながら思うが、それでも正直な感想だ。
一般的な情報によるとWindows 10へのアップグレード後には、デュアルブートのGrubが機能しなくなるのでboot-repair用の起動ディスクを予め用意しておいてGrubの修復をしなければならない、らしい。ところが、怪我の功名で、以前にUbuntuのアップグレードをした際に、Winodws用のUEFIブートセクションとUbuntu用のUEFIブートセクションを別々に指定してしまっていた。そのせいでGrub画面からデュアルブートはできなくなっている(BIOSの起動ディスクの選択でWindowsとUbuntuを選択する)のだが、これが幸いした。Windows 10にアップグレードしても、Ubuntuのブートにはなんらの影響を受けない。これはありがたかった。

学んだのは、UEFIのセキュアブートというのが、案外と単純な構造になっているのだなあということ。レガシーのBootシステムに比べてどこがどうセキュアなのか、こうなってくるとさっぱりわからない。ともかくもこれでアップグレードは完了した。といっても、どうせ使わないのだけれど。
posted by 松本 at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月30日

Ubuntu 16.04 Xenial Xerusの運用

Ubuntuの各リリースには英語の愛称がつけられている。確か6.06あたりからアルファベット順になり、初期にはそれぞれのリリースを愛称で呼んでいた。FeistyとかGuttsyとか、いまでは懐かしい。けれど、それももうXまできた。私はKoalaあたりからもう覚えるのが面倒になって番号で呼ぶようになってしまったし、Zまでいったらどうするんだろうとか、余分な心配までしてしまう。

ともかくも、この16.04に変えてから、いくつか不便なことがあった。まず、ときどきデスクトップの文字が消えてしまうこと。その後、どうやらその原因は私のローカルな環境にあることがわかった。フォントは、基本的にはシステムの領域のことだからリポジトリからインストールするのが基本なのだが、リポジトリにない追加フォントをダウンロードしてきた際には、homeの個人フォルダ内の隠しフォルダになっている.fontsフォルダ内に放り込んでやる。こうやって集めてきたフォントは、アップグレードしてもそのまま以前のものをコピーして使い続けてきた。思い起こせば、最初にそこにフォントを追加して以来ずっと同じフォルダをコピーし続けてきたわけで、ものによっては10年前に放り込んだファイルも残っている。そのなかのどれかが古びて時代遅れになったのか、あるいはリポジトリから導入したファイルと競合を起こしたのか、エラーの原因になっていたようだ。ということで、このフォルダを少し整理してやるだけで、ここは解決した。なあんだ、という感じ。

もうひとつは、サスペンド復帰後のネットワーク接続がおかしくなること。これもまた、私のローカルな問題であったようだ。というのは、数日前、息子のHPのPavilionの調子がおかしくなり、Ubuntuを再インストールする必要が発生した。このとき、古いファイルを残す必要から、私のAcer V5同様にシステム用のパーティションを新たに切り、元のUbuntu用パーティションのhomeにリンクを張ってそれを新たなhomeにするという作業を行った。すると、それまでに発生していなかった同様のバグが発生するようになったという。ということは、これはやってはいけない、というか、やるとネットワーク接続に影響が出てしまう処理だったらしい。

とはいえ、そういう運用にすることにしてしまった以上、当分はしかたない。これに関しては、ネットワークマネージャの再起動
 sudo systemctl restart network-manager.service
で対処することにした。いちいち端末を開くのも面倒なので、デスクトップ設定ファイルを作成し、そこに上記のコマンドを(ただしsudoをgksuに変更して)仕込んでやることにした。これで、接続がおかしいときにはそれをダブルクリックすれば済むようになった。この運用で、たぶん問題はないだろう。

なお、デスクトップ設定ファイルの作成方法はいろいろあるらしいのだが、面倒なので既存のデスクトップ設定ファイル(WineでWindowsアプリをインストールした際にデスクトップに作成されるショートカット)を複製し、そのプロパティを変更することで対応した。テキストエディタで開いて編集するほうが確実かもしれないが、その場合はテキストエディタを予め開いておいて、そっちから開くようにしないといけないようだ。
posted by 松本 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

久々にXfceを使ってみた

16.04 Xenial Xerusにアップグレードしてから非常に快調に使っているのだけれど、ちょっと初期のバグらしいものに遭遇している。ひとつは無線LANのデバイスの認識がちょっとおかしくなっているらしいこと。起動したときはいいのだけれど、スリープして復帰するとなぜか有線で接続されている表示になっている。もちろんこれは表示だけのことで実際にはWifiに接続しているから実用上の問題はないのだけれど、接続を別のWifiに切り替えようと思っても操作ができないし、何らかの理由で接続が切れてしまったときに再接続ができない。これは少し不便だ。
そしてもうひとつ、やっぱりスリープ絡みのことなのだけれど、ごく稀に、スリープから復帰したときにデスクトップの文字が消える。全部消えるのではなく、歯抜けのように消える。ときには全部消えてしまう。おそらくフォントが読み込めていないのだが、その理由がわからない。一旦ログアウトして再ログインすれば元に戻るし、表示されないフォントがあっても操作ができないわけではないのでかまわないといえばかまわないのだけれど、やっぱり不便だ。

どうもこれはCompizのバグではないかという気がする。そういえば、以前にもごく稀に起こったワークスペースを混同してしまうエラーが、アップグレード後には以前よりも起こりやすくなっている。どうも新しいCompizにバグがあるのではないかという気がする。
だとしたら、Compizを使わないデスクトップ環境にすればいい。軽快なのはLXDEだとわかっているが、LXDEはきっちりとカスタマイズしてはじめて実力を発揮する。安直に使うならXfceでしょうと、Xfce4を導入した。
久しぶりだが、ほとんど見た目は変わっていない。ということは開発も止まっているのかもしれないが、巷でWindowsは7がいちばん使いやすいと言われているのと同じで、UIとしてはこれで十分なのだろう。パネルの設定を工夫すれば、Unityとあまり変わらない運用ができる。

環境を変更してとまどったのは、インプットメソッドのMozcが無効になってしまっていたこと。これは、ibus-settingを起動して改めて設定してやる必要があった。日常的に使うアプリのランチャーへの登録は手動でやらなければならないが、まあそのぐらいはご愛嬌。マウス(タッチパッド)、キーボードの設定などを自分好みにカスタマイズして、ほぼこれでOKかなというところまで、数十分の設定だった。

UnityでCompizを切る方法もあるのだろうが、Xfceで十分かなという気もする。何もアプリを使っていないときのメモリ占有量が半分くらいになったし、ワークスペースの移動も視覚効果がないぶん、素早くできる。しばらくこれでやってみようと思う。
posted by 松本 at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月05日

Utauを入れてみた

随分と懐かしい声で電話がかかってきた。昔のバンド仲間のボーカルで、歌詞を書いたから曲をつけてほしいという。こっちはこっちでときどきメロディーが浮かんでは消えていくのがもったいないと思っていたから、二つ返事で引き受けた。すぐに曲はできた。
とはいえ、私は楽譜は書けない。はるか昔にはカセットデッキでデモテープを録音してバンドに持ち込んだものだ。早速デモテープと思ったが、もちろんこの時代にはMP3みたいなファイルになる。それはそれでいいとして、さて、録音してみるとどうもイメージが伝わってこない。やっぱりここのところには女声バックコーラスがほしいよなあとか、贅沢なことを思う。初音ミクでもあればボカロでコーラスなんてのもありだろう。難しいフレーズでもないから、適当なものがUbuntuでないだろうかと思った。

DTMは以前にいろいろ試している。楽器としてボーカル音声だけ入ればいい。そう思って探すと、「AquesTone2 - 歌唱合成VSTi」というのが出てきた。VSTというのはDTMのシーケンサーに組み込むプラグインの仕様らしく、多くのシーケンサーで使える。Ubuntuで動く音楽シーケンサーといえばいちばんお手軽で確実なのがLMMSだ。調べてみると、LMMSでかなりのVSTプラグインが動作するらしい。
そこでLMMSをリポジトリからインストールしてやったが、なぜかマニュアル通りにVSTプラグインが導入できない。あるはずのVeSTigeがない。それがなければ、AquesTone2のようなVSTプラグインを組み込めないわけだ。
さらにいろいろ調べていると、FeSTigeというアプリを使えばVSTプラグインが使えるらしいということがわかった。さらに後でわかったことを総合すると、これはどうやらVSTプラグインを単独で起動するためのフロントエンドらしい。そして、それを導入するためにはkxstudioのリポジトリを導入する必要がある。これはSynpaticのリポジトリの追加からできる。
さて、リポジトリを追加してFeSTigeを導入すると、すばらしい! AquesTone2が立ち上がる。だが、これだけでは使えない。シーケンサーがなければ使えないわけだ。それならと再びLMMSをインストールしてみると、なんと今度はVeSTigeが組み込まれている。つまりは、Ubuntu公式リポジトリのLMMSからは何らかの理由でVeSTigeが外されているが、kxstudioのリポジトリのものはVeSTigeをもっている。これなら話が早いと、そこからAquesTone2を起動しようとするが、なぜかこれが起動しない。
FeSTigeなら起動するのだから、どうにかならないはずはない、と思うのだが、よくわからない。もっと本格的にkxstudioを導入すればたぶんOKなのだろう。中途半端にLMMSだけというのがいけないのかもしれない。だが、やっぱりよくわからない。
それならと、WineでWindows版のLMMSを導入してみる。本末転倒な気もするが、こちらのバージョンにはちゃんとVeSTigeも組み込まれている。そして、AquesTone2も起動する。起動するのだが、どういうわけかGUIが消える。Windowは表示され、そのGUIパーツがあるべき位置をクリックすると一時的にそこだけが表示されてちゃんと動くのだけれど、すぐに消えてしまう。消えてしまうから、細かい調整ができないし、操作は「たぶんこのあたりにボタンがあるはず」みたいないい加減なものになるから、とてもやっていられない。音だけはちゃんと出るので、使えなくはないのだろうが、やっぱりダメだ。

とまあ、LMMS+AquesTone2は断念したのだが、もうちょっと調べるとWindows版のUTAUというボーカル用のシーケンサーがUbuntuでWine経由で動くらしいということがわかった(インストール関連はこのあたりの記事)。なあんだ、そういうことかと導入してみたら、簡単にインストールできる。ところが、なぜか音が鳴らない。理由はわからない。Wavファイルを作成しても、無音のものしかできない。
あちこち見ても特にそういう不具合の報告もないので私の環境の問題かもしれない。とはいえ、どうしたらいいかわからない。Wineの不調にはPlayonLinuxという手段があるので、そっちからインストールしようとしたら、なにかバグがあってインストールできない。
さて困ったと思ったが、さらに調べるとPlayonLinux経由で確かにインストールはできるらしい。じゃあなぜダメなのかといえば、おそらくそれは日本語環境だろうと見当をつけた。そこでシステムをいったん英語環境に変更し、PlayonLinuxから登録されているアプリを検索したら、すぐにUTAUが出てきた。ここでインストールされるバージョンは4.16だ。ダウンロードからPlayonLinuxにお任せで進めたら、インストールはあっさりと完了。日本語環境に戻って起動してやると、おめでとう! 無事に音が出ました。

なにがどう問題だったのかよくわからないが、ともかくも、これで女声コーラスをつける道具だけは整った。ただ、せっかくここまで来たけれど、「もういいや」という気になってきた。思うようなコーラスにするには、ここからまだまだ微調整が必要なようだ。ボーカロイドの世界も簡単ではないな。
posted by 松本 at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月28日

Ubuntu 16.04 Xenial Xerusのインストールでハマる

先日、息子の新品パソコンにUbuntuをインストールしたが、その際に16.04 Xenial Xerusをダウンロードしたことだし、起動用のUSBもあることだから、ついでに自分のAcer Aspire V5のUbuntuもアップグレードしておこうと思った。オンラインでアップグレードするよりもライブ起動で入れ替えるほうが早いから、そうしようと思ったわけだ。
起動は順調にいったが、HDのパーティション構成が以前の経緯からちょっとグチャグチャになっているので、手動でインストール先の指定をすることとなり、デフォルトで用意された選択肢の中からアップグレードは選択できなかったが、まあ、それは同じこと。homeディレクトリを別パーティションに指定してあるので、このあたりは影響なく進められる。準備がいいと自画自賛でインストールを進め、完了して再起動。ところが、ここで起動しなくなる。Grubのコマンド画面になるので、どうもBoot用パーティションから先のディスクを読めていないようだ。OS本体が入っているパーティションが読めないのだから、起動ができないのが道理。さて。
こういうときは再度ブート用USBディスクから起動して修復してやればいいわけで、その手順に進む。ところが、これまた起動できない。さっきは問題なく起動できたのに、なぜだか起動しない。
いままで何十回となくUbuntuのインストールはやってきたのに、いまだにこういうトラブルに遭遇する。さすがに弱ったが、古いパソコンを引っ張り出してきて改めてイメージのダウンロードから焼きこみをやって起動用ディスクを再作成すると、今度は起動する。こうなると、手探りで修復するよりも再度インストールをしてやったほうが早いと、再インストール。ところが、今度も同じ結果。
3度めのトライでは、マニュアルでのパーティション指定を諦めてデフォルトの選択肢の中から古いOSとのデュアルブートを選択して進めたが、どうやらこれでも同じ結果になる。ただ、このとき、インストール後の再起動時に、BIOS関連のものらしいダイアログがあることに気づいた。というか、前にも気づいていたのだけれど、「そのまま進める」にしたら起動できなかった。今度は「設定を変更する」方にして、それでもよくわからないから適当にやったら、どうにかうまく起動した。

なにが原因で、なにが解決に至った要因だか、情けない話だがよくわからない。ともかくも起動はできた。あとは古いhomeを新しいhomeに指定し直すだけだが、これは再びUSBからライブ起動してコマンドを打ち込めばできるはず。ところが、インストール後になぜかUSB起動できなくなるというトラブルは未解決。いい加減、ライブUSBの再作成も面倒になってきたので、古いhomeフォルダのアクセス権限を変更しておいたうえで、ここからのリンクで新しくできたhomeフォルダを置き換えるという、昔よくやった方法で逃げることにする。
この際、古いhomeのあるパーティションが自動マウントになっているとマウント先のポイントが起動毎に消えてリンクが無効になってしまうので、gnome-disk-utilityを起動して自動マウントのオプションをオフにしておく。こうするとmediaの方ではなくmntの方にマウントポイントができるので、こちらからリンクをとっておけば問題ないようだ。

なんだか、ずいぶんと泥臭いアップグレードになってしまった。こういうことも、ある。
posted by 松本 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

HPのPavilionにUbuntu 16.04をインストールした

自分のパソコンに関しては、ときどきトラブルはあるものの(たとえばタッチパッドのクリック部分が物理的に陥没してしまったとか)、まあ特記するようなこともなく平穏に過ごしている。必要なアプリケーションがあればリポジトリからインストールするというのも、最近ではスマホの操作と似たような感覚だから、いまさら書くようなことでもない。

むしろ、特殊なニーズは13歳の息子のほうに移ってきている。小学校3年だか4年のときに私の使い古しを与えたのが最初だったのだが、去年辺りから急速にスキルを上げてきて、今年はYouTubeに動画をアップすることを目標に一大プロジェクトを立てている。そうなってくると、もう私のお古のパソコンでは間に合わない。私が基本的には一般事務作業、思い出したように音声ファイルや動画ファイルをいじったりグラフィック系のアプリケーションを立ち上げるといった、ライトではないがそこまでヘビーでもない作業を中心にしているのに対し、息子の場合は動画中心だからかなりの負荷がかかる。こうなると、やっぱりCPUもメモリも、そこそこにモダンなものでないと話にならないだろう。
ということで、本当は自分のパソコンを買い換えるサイクルで、息子に新品のパソコンを買ってやるというあべこべなことになった。
動画を扱うのならメモリに8GBは必要でしょう、できたら4コアあったほうがいいでしょう、ということでそこから探したら、HPのPavilion Gaming 15-ak022TXというのがそれほど高価でもなく見つかったので、それにした。私はモバイルに持ち歩く関係上12インチ以下のサイズが好ましいのだが、動画作業ならモニタは大きいに越したことがない。そういう意味でも、ニーズが完全にちがってきている。息子の成長を喜ぶべきなのだろうが、ちょっと複雑だ。

ともかくも、いくらスキルを上げたといっても、OSのインストールのような面倒な作業はまだ親の領域だ。いや、インストールぐらいさせてもいいのだけれど、ブートがUEFIになって以来インストールで手こずることが多かったので、ここはやってあげましょうという親心。
そして、インストールイメージのダウンロードのためにCanonicalのサイトを訪れたら、なんというタイミング、ちょうどその日に最新バージョンの16.04がリリースされるという。HPの在庫の関係で納品が2週間も遅れたのだが、これも怪我の功名、まっさらのPCにまっさらのOSをインストールできるというまたとない機会だ。

ダウンロードしてからの手順はいつもの通り。普段使っているUbuntuから「ブータブルUSBの作成」を立ち上げて(しかし、アプリの起動に下手に日本語化されているアプリは英語の本名で検索しても出て来ないことが多いのだけはどうにかしてほしい)、USBに焼きこみ、それを新しいPCに差し込んでブート。この際、「どうせF2だろう」と思ってそこをヒットしても、BIOS情報が出てくるだけ。まずはESCをヒットして、そこからF9の起動ディスクの選択でUSBを選んでやるという手順。最初からF9連打でも入れるのかもしれないが、そこは試していない。1回だけ成功すればそれでいいわけだから。
で、USBからの起動は順調にいき、その後のインストールも特に大きな問題はなくあっさりと終了。レガシーなBIOSの頃のインストール手順とほとんど変わらない。強いて迷ったところをあげるならサードパーティのドライバをインストールするところにチェックを入れるとUEFIの起動時に求められるパスワードを設定しなければいけないと警告されたこと。これは画面の指示に従って設定したが、その後、特に入力を求められることもなかった。ちょっと気になる警告ではあった。ただ、ここでチェックを入れておかないとおそらくWifiが有効にならないので(通常ならもう少し早い段階でWifiが有効になったからネットワーク設定をするようにというプロンプトが出るのだが、出なかった。ということは、まだこの時点でWifiは無効で、ということはおそらくドライバの問題だろう)、いずれにせよここは突っ込むしかないのだろうと思う。
インストール終了後に再起動するとUbuntuが無事に立ち上がるが、その後に再起動すると、デフォルトで入っているWindows 10が立ち上がる。ここは、再び起動時にESCをヒットしてF10(だったと思うが、ちがうかもしれない。いずれにせよ案内される)から起動ディスクの優先順位を変更しておかなければならない。これをやっておくと起動時に見慣れたGrub画面になり、ここからWindowsの起動も選択できる。つまり、デュアルブート環境になっている。

以前、別の機種のUEFI設定ではWindowsに移るためにいちいちBios設定に入らなければならなかったのだが、これは進歩だ。というより、機種の相性の問題なのかもしれない。HPのPavilionは米国ではUbuntu版も出ているようだ。だから、相性がいいのだろう。

これほど簡単なことだったら、息子にやらせておけばよかった。そのぐらいのことは平気でできる年齢になっているのだから。

_____________________________________

追記その1: 非常にうまくいったインストールだが、その後、息子からフタを閉じてもスリープしないという報告があった。調べてみたら、これは多数のユーザーで発生している16.04のバグらしい。とりあえずHPの特定機種ではいまのところ解決していないようなので、引き続き状況をモニタしていきたい。

追記その2: 「Wife無効」は、私の誤認だったようだ。これはプロンプトが出る仕様が変わった(のか、私が別のケースと誤認していたのか)であって、特にWifeのドライバがどうこういうことではなかったようだ。
posted by 松本 at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

Vivaldiを使ってみている

以前どこかでVivaldiというブラウザがあると聞いたような気がしていたが、先日、そのベータ版がダウンロードできるという話を聞いた。そこで早速ダウンロードして使っている。常用しているChromeが(たぶんキャッシュが溜まったとかそういうつまらない理由で)動きがもたつくようになってきていたこともあって、「どうなんだろう」と思ったわけだ。
ただ、使用感は正直なところ、よくわからない。最近のブラウザはどれも同じような機能で同じような使い勝手なので、「ふつうに使えるな」以上のことを感じないわけだ。ただ、いまのところ、もたつき感はない。だからもうしばらく使ってみようと思う。その中で何か感想があったら新たに書くことにして。
posted by 松本 at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月06日

AmazonのKDPで電子出版

もともとの出自が編集屋ということで、私は電子出版についてはかなり早い時期から関心をもってきた。Ubuntuを使い始めた頃には海外サイトを利用してPDF形式の電子書籍を作成したこともあったし、電子出版黎明期にはePub形式の電子書籍を無料配信サイトに何冊かアップした。あの頃はまだePubが縦書きに正式対応していなかった。その後、Amazonに電子書籍をアップロードできるようになり、自分でも実験しつつ、電子出版をメインで扱うブログまで開設していた。
ただ、このブログ、いくつかの要因で役立たずになってしまったので、既に閉鎖している。役立たずになった要因の第一は他のことが忙しくなって電子出版方面の情報に疎くなってしまったことなのだが、やはり電子出版の雄となってしまったAmazonの流れに乗り遅れてしまったことが大きかったなと思う。これは、笑い話でしかない。
どういう事情かというと、Amazonの電子出版システムは、日本に先行して本国のアメリカで始まった。だから、いち早くそれを試したかった私は、Amazon.comのアカウントでいろいろ実験をしていた。そのうちに日本でもサービスが始まったのだが、Amazonは世界共通だと思い込んでいた私は相変わらず米国のアカウントを使い続けていた。その結果として、日本語の電子書籍が発行できず、時代に取り残されてしまったわけだ。Amazon.co.jpのサイトならとうのむかしにサービスが始まっていると気がついたときには、いまさら私が情報を発信しなくても世間に有用な情報があふれていた。つまりは、取り残されてしまったわけだ。ああ、恥ずかしい。

ともかくも、そんな流れだからいまさらここで何を書くこともないのだけれど、久しぶりに電子書籍をいじってみてけっこう忘れていることとか新たに知ったこともあるので、備忘のために記事をアップしておこう。

とはいえ、基本的には以前にやっていた方法、Writer2ePubというプラグインをLibreOfficeに導入し、ポチッとボタンを押すだけではある。そこに至るまでのアップダウンが多少あったので、そのあたりを。

まず、AmazonのKDPは、ワープロの.doc形式の原稿を受け付けてくれる。だからワープロ打ちした原稿をそのままアップロードしてそれで終わり、とすることも可能だ。実際、最初のエディションはそうやった。KDP内の書籍詳細情報のところで縦書きも指定できるから、これだけで縦書きの電子書籍が、けっこう読みやすい形で出来上がった。

ところが、この電子書籍、目次が欠落している。目次を追加する方法もあるのかもしれないが、どうにもよくわからない。そこで目次をあらかじめ設定できるePub形式をローカルで作成し、それをあらためてアップロードしてやろうと思った。そのためにはLibreOfficeにプラグインだ。
早速探すと、eLAIXというのが見つかった。これで簡単にePubができるから、それをアップロード。ところがこれだと、縦書きの指定でも横書きになってしまう。おまけに目次も完全ではない。そこで、ePubファイルを開いて目次を手動で訂正し、さらにePubそのものを縦書きにするためstylesheeをいじって縦書きにする。これでFireFoxで確認すると、ちゃんと縦書きに表示される(ちなみに以前に入れておいたePubReaderで読めたようだ)。これでよしとアップロードするが、なぜかKDPでは横書きのまま。

ちょっと悩んで、むかし使ったWriter2ePubの方を使ったら、こっちはうまく目次も書き出せた。Stylesheetを調整してからアップロードして完成。たいしたことでもないのに、久しぶりにやるとうまくいかないものだ。




posted by 松本 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

Kdenliveで字幕入れ - その2

以前、Kdenliveで字幕入れという記事で本格的ではない動画への字幕入れをKdenliveでやったことを報告したが、1年ちょっとぶりに似たような仕事が舞い込んだ。今回は、前回よりも長く、約2倍の10分の長さがある。セリフの量も多く、それだけ文字量の多い作業になる。どういう手順で進めるか、ちょっと悩んだ。

というのも、Kdenliveでの字幕入れは、言うならば「なんちゃって字幕入れ」であり、本格的な作業フローではない。ただ、本格的にしないことで、手軽にできる。短い動画でいちいち本格的にプロジェクトを立ち上げていたのではコストがかさみすぎるから、こういう「なんちゃって」式に合理性が出る。ところが今回は、そこそこの長さがある。「なんちゃって」式は効率がよくない。

とはいえ、あの手軽さは捨てがたい。そこで、前回報告の作業を効率化する方法を考えた。
前回は、kdenliveの編集画面で字幕用のタイトルクリップを1枚ずつ入力していたが、これがなんとも効率が悪い。ここだけでも一括作業できれば、ずいぶんとちがう。そこで、まず1枚だけ、この編集画面でベースとなる字幕を作成した。文字数、配置、フォントなどを決め、それをまず書き出す。エクスポートしたファイルはxml形式でテキストエディタで開ける。ここの文字だけを入れ替えれば、同じスタイルのタイトルクリップが複製できる。デフォルトの表示時間数は5秒だから、5秒で20文字を基本にし、必要に応じて長くできるように文字数を設定した。
次に、字幕挿入したいテキストをテキストエディタで開き、左右の文字数で折り返して一律に2行に編集していく。1行で片付くところは2行目を空白にして、ともかくも2行単位で進んでいくようにする。
ここからはテキストファイルの細工なのでコマンドが得意ならそういう方法がベストなのだろうが、私は不案内なので、いつもの手段、表計算ソフトを開いて3カラムの表をつくり、左カラムにテキストの前に入るxmlの部分を1行おきに複製し、中央のカラムにテキストファイルを流し込み、右カラムにテキストの後ろに入るxmlの部分をやはり1行おきに複製。そうしておいてこの3カラムをテキストファイルに書きだせば、1つの巨大なタイトルクリップファイルができる。これを必要な長さごとに分割してやれば130枚ほどのタイトルクリップがほとんど手間をかけずにできた。分割だけはコマンドsplitを端末から使った。今回の場合、12行おきに切ればOK。できたファイルはThunar付属のバルクリネームで適切な名前に変更。

これだけの下処理ができていれば、あとはkdenliveの編集画面でこれらのクリップを一括で読み込み、さらにそれを一括で動画の上に配置する。あとは長さの調整だが、これだけは動画を見ながら手作業でやる。今回は、動画の画面を目視しながらおよその長さを調整し、最終的に音声を聞きながら微調整することで対応できた。

この「なんちゃって」式の長所は、手間のかかるタイムラインの作成をしなくてもすむことだろう。その分、割付の手間がかかるわけだが、これは目視しながらなのでストレスが小さい。年に1回あるかないかの仕事だから、私としてはこっちのほうがありがたいわけだ。

翻訳という仕事の性格上、いろんなケースに対応しなければならない。それぞれのケースに応じたプロフェッショナルを目指すのもひとつの道だろうが、私は何でも屋を選んだ。そういう何でも屋にしか扱えないような隙間の案件が世の中にはけっこうあるからだ。そういうありかたを、Ubuntuは支えてくれる。いつもながら、ほんとにありがたい。


posted by 松本 at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月24日

Sculptrisはwineのバージョンに注意

私は使わないのだけれど、中学1年になった息子がSculptrisという3Dモデリングソフトを使っている。先日息子のパソコンのOSをUbuntu 15.04にアップデートした後、改めてインストールしておいて欲しいプログラムの一覧を渡された。ほとんどがリポジトリに入っていてパッケージマネージャからワンクリックでインストールできるものだったし、そうでないものも(たとえばGoogle Chrome)もすぐにインストールできた。ところが、このSculptrisだけがインストールできなかった。
SculptrisにLinux版はない。けれど、WineでWindows版が文句なく動く。それは前回、Ubuntu 14.04のときに簡単にインストールできたことからわかっていた。そこでまず、Wineをインストールし、そしてダウンロードしたインストーラーを走らせてみた。けれど、途中でエラーになる。お手上げ。
はじめは、Wineの設定の問題だろうと思った。そこでPlayOnLinuxをインストールし、いろいろいじってみた。けれど、変化はない。次に、Ubuntuを64bit版にしたのがいけなかったのかとも思った。そこで32bit版のUbuntuを仮想環境にインストールして試してみたが、やっぱりアウト。
そこでようやく、Wineのバージョンではないかと気がついた。PlayOnLinuxでWineのバージョンを1.61に下げてみたら、すんなりとインストールできた。
調べてみると、システムのWineは1.62だった。わずかのバージョンのちがいで、インストールできなかったもののようだ。
ただ、さらに調べたら、14.04のWineも1.62らしいのだけれど…。まあ、解決したので悩まないようにしよう。
posted by 松本 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする