2016年07月28日

Windows 10アップグレード騒動

Ubuntuで使っているパソコンは、基本的にはWindowsとのデュアルブートだ。これはそうしたいからしているというよりは、そもそもパソコンのハードウェアが特殊なものを除いては(そしてもちろんApple製を除いては)Windowsがプリインストールされて売られているから、という理由に過ぎない。もともとオマケでついてきている(ただしその分の料金は定価に含められているのが悔しいのだが)ものだけど、捨ててしまうのはもったいないからと、デュアルブートで置いているわけだ。
とはいえ、年に2、3回ぐらいは何かの用事で使う。ここ数年の間の記憶では、たとえばWindowsから使うようになっている携帯のアップデータやルーターの設定専用ソフトなんかのためにWindowsを使った。あるいは、MS Officeの特定の機能を使う商売上の必要が生じたために1週間ほどそっちを頻繁に起動する必要があった。そういったごく限定的な出来事でもない限りは、Windowsを起動することはもうなくなった。

さて、例のWindows 10無償アップグレード騒ぎである。Windowsを使っていない身としてはアップグレード警告が出て困ることもなく対岸の火事と思っていたのだが、さて、世間でこれだけ騒ぎになるとやっぱり気になる。ということで、デュアルブートのWindowsも10にアップグレードしてやろうかと考えた。
まずは練習台に、いまではほとんど使うことのなくなったかつての愛機ASUS UL20をアップグレードしようとした。こちらはWindows 7がのっている。方法がわからないので検索をかけたらアップグレード用のソフトをダウンロードするようになっていて、それを走らせたら要件は満たしていると。そこでアップグレードに進んだのだが、なぜか最後の段階、99%まで進んだところで停止してしまう。
どうやら、Windows 7を長いこと使っていなかったため、アップグレードに必要な機能を通常のWindows Updateで逃してしまったらしく、おまけにその配信が既に停止しているので手動でインストールしてやらないといけない、ということがわかった。それをいろいろ調べてなんとかインストールしようとしたのだが、どういう因縁だかちょうどこのタイミングでキーボードが物理的に壊れてしまい、壊れたマシンをアップグレードしてもしかたないので、ここはすっぱりと諦めることにした。

で、次に現在のメインマシンであるAcerのAspire V5だが、こちらもやはり最初に大量のWindows Updateが溜まっていたのを処理する必要があった。日常的に使っていないとこういうことになるらしい。「だからWindowsは嫌いだ」と言うのはほとんど言いがかりだと我ながら思うが、それでも正直な感想だ。
一般的な情報によるとWindows 10へのアップグレード後には、デュアルブートのGrubが機能しなくなるのでboot-repair用の起動ディスクを予め用意しておいてGrubの修復をしなければならない、らしい。ところが、怪我の功名で、以前にUbuntuのアップグレードをした際に、Winodws用のUEFIブートセクションとUbuntu用のUEFIブートセクションを別々に指定してしまっていた。そのせいでGrub画面からデュアルブートはできなくなっている(BIOSの起動ディスクの選択でWindowsとUbuntuを選択する)のだが、これが幸いした。Windows 10にアップグレードしても、Ubuntuのブートにはなんらの影響を受けない。これはありがたかった。

学んだのは、UEFIのセキュアブートというのが、案外と単純な構造になっているのだなあということ。レガシーのBootシステムに比べてどこがどうセキュアなのか、こうなってくるとさっぱりわからない。ともかくもこれでアップグレードは完了した。といっても、どうせ使わないのだけれど。
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2016年05月30日

Ubuntu 16.04 Xenial Xerusの運用

Ubuntuの各リリースには英語の愛称がつけられている。確か6.06あたりからアルファベット順になり、初期にはそれぞれのリリースを愛称で呼んでいた。FeistyとかGuttsyとか、いまでは懐かしい。けれど、それももうXまできた。私はKoalaあたりからもう覚えるのが面倒になって番号で呼ぶようになってしまったし、Zまでいったらどうするんだろうとか、余分な心配までしてしまう。

ともかくも、この16.04に変えてから、いくつか不便なことがあった。まず、ときどきデスクトップの文字が消えてしまうこと。その後、どうやらその原因は私のローカルな環境にあることがわかった。フォントは、基本的にはシステムの領域のことだからリポジトリからインストールするのが基本なのだが、リポジトリにない追加フォントをダウンロードしてきた際には、homeの個人フォルダ内の隠しフォルダになっている.fontsフォルダ内に放り込んでやる。こうやって集めてきたフォントは、アップグレードしてもそのまま以前のものをコピーして使い続けてきた。思い起こせば、最初にそこにフォントを追加して以来ずっと同じフォルダをコピーし続けてきたわけで、ものによっては10年前に放り込んだファイルも残っている。そのなかのどれかが古びて時代遅れになったのか、あるいはリポジトリから導入したファイルと競合を起こしたのか、エラーの原因になっていたようだ。ということで、このフォルダを少し整理してやるだけで、ここは解決した。なあんだ、という感じ。

もうひとつは、サスペンド復帰後のネットワーク接続がおかしくなること。これもまた、私のローカルな問題であったようだ。というのは、数日前、息子のHPのPavilionの調子がおかしくなり、Ubuntuを再インストールする必要が発生した。このとき、古いファイルを残す必要から、私のAcer V5同様にシステム用のパーティションを新たに切り、元のUbuntu用パーティションのhomeにリンクを張ってそれを新たなhomeにするという作業を行った。すると、それまでに発生していなかった同様のバグが発生するようになったという。ということは、これはやってはいけない、というか、やるとネットワーク接続に影響が出てしまう処理だったらしい。

とはいえ、そういう運用にすることにしてしまった以上、当分はしかたない。これに関しては、ネットワークマネージャの再起動
 sudo systemctl restart network-manager.service
で対処することにした。いちいち端末を開くのも面倒なので、デスクトップ設定ファイルを作成し、そこに上記のコマンドを(ただしsudoをgksuに変更して)仕込んでやることにした。これで、接続がおかしいときにはそれをダブルクリックすれば済むようになった。この運用で、たぶん問題はないだろう。

なお、デスクトップ設定ファイルの作成方法はいろいろあるらしいのだが、面倒なので既存のデスクトップ設定ファイル(WineでWindowsアプリをインストールした際にデスクトップに作成されるショートカット)を複製し、そのプロパティを変更することで対応した。テキストエディタで開いて編集するほうが確実かもしれないが、その場合はテキストエディタを予め開いておいて、そっちから開くようにしないといけないようだ。
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2016年05月15日

久々にXfceを使ってみた

16.04 Xenial Xerusにアップグレードしてから非常に快調に使っているのだけれど、ちょっと初期のバグらしいものに遭遇している。ひとつは無線LANのデバイスの認識がちょっとおかしくなっているらしいこと。起動したときはいいのだけれど、スリープして復帰するとなぜか有線で接続されている表示になっている。もちろんこれは表示だけのことで実際にはWifiに接続しているから実用上の問題はないのだけれど、接続を別のWifiに切り替えようと思っても操作ができないし、何らかの理由で接続が切れてしまったときに再接続ができない。これは少し不便だ。
そしてもうひとつ、やっぱりスリープ絡みのことなのだけれど、ごく稀に、スリープから復帰したときにデスクトップの文字が消える。全部消えるのではなく、歯抜けのように消える。ときには全部消えてしまう。おそらくフォントが読み込めていないのだが、その理由がわからない。一旦ログアウトして再ログインすれば元に戻るし、表示されないフォントがあっても操作ができないわけではないのでかまわないといえばかまわないのだけれど、やっぱり不便だ。

どうもこれはCompizのバグではないかという気がする。そういえば、以前にもごく稀に起こったワークスペースを混同してしまうエラーが、アップグレード後には以前よりも起こりやすくなっている。どうも新しいCompizにバグがあるのではないかという気がする。
だとしたら、Compizを使わないデスクトップ環境にすればいい。軽快なのはLXDEだとわかっているが、LXDEはきっちりとカスタマイズしてはじめて実力を発揮する。安直に使うならXfceでしょうと、Xfce4を導入した。
久しぶりだが、ほとんど見た目は変わっていない。ということは開発も止まっているのかもしれないが、巷でWindowsは7がいちばん使いやすいと言われているのと同じで、UIとしてはこれで十分なのだろう。パネルの設定を工夫すれば、Unityとあまり変わらない運用ができる。

環境を変更してとまどったのは、インプットメソッドのMozcが無効になってしまっていたこと。これは、ibus-settingを起動して改めて設定してやる必要があった。日常的に使うアプリのランチャーへの登録は手動でやらなければならないが、まあそのぐらいはご愛嬌。マウス(タッチパッド)、キーボードの設定などを自分好みにカスタマイズして、ほぼこれでOKかなというところまで、数十分の設定だった。

UnityでCompizを切る方法もあるのだろうが、Xfceで十分かなという気もする。何もアプリを使っていないときのメモリ占有量が半分くらいになったし、ワークスペースの移動も視覚効果がないぶん、素早くできる。しばらくこれでやってみようと思う。
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2016年05月05日

Utauを入れてみた

随分と懐かしい声で電話がかかってきた。昔のバンド仲間のボーカルで、歌詞を書いたから曲をつけてほしいという。こっちはこっちでときどきメロディーが浮かんでは消えていくのがもったいないと思っていたから、二つ返事で引き受けた。すぐに曲はできた。
とはいえ、私は楽譜は書けない。はるか昔にはカセットデッキでデモテープを録音してバンドに持ち込んだものだ。早速デモテープと思ったが、もちろんこの時代にはMP3みたいなファイルになる。それはそれでいいとして、さて、録音してみるとどうもイメージが伝わってこない。やっぱりここのところには女声バックコーラスがほしいよなあとか、贅沢なことを思う。初音ミクでもあればボカロでコーラスなんてのもありだろう。難しいフレーズでもないから、適当なものがUbuntuでないだろうかと思った。

DTMは以前にいろいろ試している。楽器としてボーカル音声だけ入ればいい。そう思って探すと、「AquesTone2 - 歌唱合成VSTi」というのが出てきた。VSTというのはDTMのシーケンサーに組み込むプラグインの仕様らしく、多くのシーケンサーで使える。Ubuntuで動く音楽シーケンサーといえばいちばんお手軽で確実なのがLMMSだ。調べてみると、LMMSでかなりのVSTプラグインが動作するらしい。
そこでLMMSをリポジトリからインストールしてやったが、なぜかマニュアル通りにVSTプラグインが導入できない。あるはずのVeSTigeがない。それがなければ、AquesTone2のようなVSTプラグインを組み込めないわけだ。
さらにいろいろ調べていると、FeSTigeというアプリを使えばVSTプラグインが使えるらしいということがわかった。さらに後でわかったことを総合すると、これはどうやらVSTプラグインを単独で起動するためのフロントエンドらしい。そして、それを導入するためにはkxstudioのリポジトリを導入する必要がある。これはSynpaticのリポジトリの追加からできる。
さて、リポジトリを追加してFeSTigeを導入すると、すばらしい! AquesTone2が立ち上がる。だが、これだけでは使えない。シーケンサーがなければ使えないわけだ。それならと再びLMMSをインストールしてみると、なんと今度はVeSTigeが組み込まれている。つまりは、Ubuntu公式リポジトリのLMMSからは何らかの理由でVeSTigeが外されているが、kxstudioのリポジトリのものはVeSTigeをもっている。これなら話が早いと、そこからAquesTone2を起動しようとするが、なぜかこれが起動しない。
FeSTigeなら起動するのだから、どうにかならないはずはない、と思うのだが、よくわからない。もっと本格的にkxstudioを導入すればたぶんOKなのだろう。中途半端にLMMSだけというのがいけないのかもしれない。だが、やっぱりよくわからない。
それならと、WineでWindows版のLMMSを導入してみる。本末転倒な気もするが、こちらのバージョンにはちゃんとVeSTigeも組み込まれている。そして、AquesTone2も起動する。起動するのだが、どういうわけかGUIが消える。Windowは表示され、そのGUIパーツがあるべき位置をクリックすると一時的にそこだけが表示されてちゃんと動くのだけれど、すぐに消えてしまう。消えてしまうから、細かい調整ができないし、操作は「たぶんこのあたりにボタンがあるはず」みたいないい加減なものになるから、とてもやっていられない。音だけはちゃんと出るので、使えなくはないのだろうが、やっぱりダメだ。

とまあ、LMMS+AquesTone2は断念したのだが、もうちょっと調べるとWindows版のUTAUというボーカル用のシーケンサーがUbuntuでWine経由で動くらしいということがわかった(インストール関連はこのあたりの記事)。なあんだ、そういうことかと導入してみたら、簡単にインストールできる。ところが、なぜか音が鳴らない。理由はわからない。Wavファイルを作成しても、無音のものしかできない。
あちこち見ても特にそういう不具合の報告もないので私の環境の問題かもしれない。とはいえ、どうしたらいいかわからない。Wineの不調にはPlayonLinuxという手段があるので、そっちからインストールしようとしたら、なにかバグがあってインストールできない。
さて困ったと思ったが、さらに調べるとPlayonLinux経由で確かにインストールはできるらしい。じゃあなぜダメなのかといえば、おそらくそれは日本語環境だろうと見当をつけた。そこでシステムをいったん英語環境に変更し、PlayonLinuxから登録されているアプリを検索したら、すぐにUTAUが出てきた。ここでインストールされるバージョンは4.16だ。ダウンロードからPlayonLinuxにお任せで進めたら、インストールはあっさりと完了。日本語環境に戻って起動してやると、おめでとう! 無事に音が出ました。

なにがどう問題だったのかよくわからないが、ともかくも、これで女声コーラスをつける道具だけは整った。ただ、せっかくここまで来たけれど、「もういいや」という気になってきた。思うようなコーラスにするには、ここからまだまだ微調整が必要なようだ。ボーカロイドの世界も簡単ではないな。
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2016年04月28日

Ubuntu 16.04 Xenial Xerusのインストールでハマる

先日、息子の新品パソコンにUbuntuをインストールしたが、その際に16.04 Xenial Xerusをダウンロードしたことだし、起動用のUSBもあることだから、ついでに自分のAcer Aspire V5のUbuntuもアップグレードしておこうと思った。オンラインでアップグレードするよりもライブ起動で入れ替えるほうが早いから、そうしようと思ったわけだ。
起動は順調にいったが、HDのパーティション構成が以前の経緯からちょっとグチャグチャになっているので、手動でインストール先の指定をすることとなり、デフォルトで用意された選択肢の中からアップグレードは選択できなかったが、まあ、それは同じこと。homeディレクトリを別パーティションに指定してあるので、このあたりは影響なく進められる。準備がいいと自画自賛でインストールを進め、完了して再起動。ところが、ここで起動しなくなる。Grubのコマンド画面になるので、どうもBoot用パーティションから先のディスクを読めていないようだ。OS本体が入っているパーティションが読めないのだから、起動ができないのが道理。さて。
こういうときは再度ブート用USBディスクから起動して修復してやればいいわけで、その手順に進む。ところが、これまた起動できない。さっきは問題なく起動できたのに、なぜだか起動しない。
いままで何十回となくUbuntuのインストールはやってきたのに、いまだにこういうトラブルに遭遇する。さすがに弱ったが、古いパソコンを引っ張り出してきて改めてイメージのダウンロードから焼きこみをやって起動用ディスクを再作成すると、今度は起動する。こうなると、手探りで修復するよりも再度インストールをしてやったほうが早いと、再インストール。ところが、今度も同じ結果。
3度めのトライでは、マニュアルでのパーティション指定を諦めてデフォルトの選択肢の中から古いOSとのデュアルブートを選択して進めたが、どうやらこれでも同じ結果になる。ただ、このとき、インストール後の再起動時に、BIOS関連のものらしいダイアログがあることに気づいた。というか、前にも気づいていたのだけれど、「そのまま進める」にしたら起動できなかった。今度は「設定を変更する」方にして、それでもよくわからないから適当にやったら、どうにかうまく起動した。

なにが原因で、なにが解決に至った要因だか、情けない話だがよくわからない。ともかくも起動はできた。あとは古いhomeを新しいhomeに指定し直すだけだが、これは再びUSBからライブ起動してコマンドを打ち込めばできるはず。ところが、インストール後になぜかUSB起動できなくなるというトラブルは未解決。いい加減、ライブUSBの再作成も面倒になってきたので、古いhomeフォルダのアクセス権限を変更しておいたうえで、ここからのリンクで新しくできたhomeフォルダを置き換えるという、昔よくやった方法で逃げることにする。
この際、古いhomeのあるパーティションが自動マウントになっているとマウント先のポイントが起動毎に消えてリンクが無効になってしまうので、gnome-disk-utilityを起動して自動マウントのオプションをオフにしておく。こうするとmediaの方ではなくmntの方にマウントポイントができるので、こちらからリンクをとっておけば問題ないようだ。

なんだか、ずいぶんと泥臭いアップグレードになってしまった。こういうことも、ある。
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2016年04月23日

HPのPavilionにUbuntu 16.04をインストールした

自分のパソコンに関しては、ときどきトラブルはあるものの(たとえばタッチパッドのクリック部分が物理的に陥没してしまったとか)、まあ特記するようなこともなく平穏に過ごしている。必要なアプリケーションがあればリポジトリからインストールするというのも、最近ではスマホの操作と似たような感覚だから、いまさら書くようなことでもない。

むしろ、特殊なニーズは13歳の息子のほうに移ってきている。小学校3年だか4年のときに私の使い古しを与えたのが最初だったのだが、去年辺りから急速にスキルを上げてきて、今年はYouTubeに動画をアップすることを目標に一大プロジェクトを立てている。そうなってくると、もう私のお古のパソコンでは間に合わない。私が基本的には一般事務作業、思い出したように音声ファイルや動画ファイルをいじったりグラフィック系のアプリケーションを立ち上げるといった、ライトではないがそこまでヘビーでもない作業を中心にしているのに対し、息子の場合は動画中心だからかなりの負荷がかかる。こうなると、やっぱりCPUもメモリも、そこそこにモダンなものでないと話にならないだろう。
ということで、本当は自分のパソコンを買い換えるサイクルで、息子に新品のパソコンを買ってやるというあべこべなことになった。
動画を扱うのならメモリに8GBは必要でしょう、できたら4コアあったほうがいいでしょう、ということでそこから探したら、HPのPavilion Gaming 15-ak022TXというのがそれほど高価でもなく見つかったので、それにした。私はモバイルに持ち歩く関係上12インチ以下のサイズが好ましいのだが、動画作業ならモニタは大きいに越したことがない。そういう意味でも、ニーズが完全にちがってきている。息子の成長を喜ぶべきなのだろうが、ちょっと複雑だ。

ともかくも、いくらスキルを上げたといっても、OSのインストールのような面倒な作業はまだ親の領域だ。いや、インストールぐらいさせてもいいのだけれど、ブートがUEFIになって以来インストールで手こずることが多かったので、ここはやってあげましょうという親心。
そして、インストールイメージのダウンロードのためにCanonicalのサイトを訪れたら、なんというタイミング、ちょうどその日に最新バージョンの16.04がリリースされるという。HPの在庫の関係で納品が2週間も遅れたのだが、これも怪我の功名、まっさらのPCにまっさらのOSをインストールできるというまたとない機会だ。

ダウンロードしてからの手順はいつもの通り。普段使っているUbuntuから「ブータブルUSBの作成」を立ち上げて(しかし、アプリの起動に下手に日本語化されているアプリは英語の本名で検索しても出て来ないことが多いのだけはどうにかしてほしい)、USBに焼きこみ、それを新しいPCに差し込んでブート。この際、「どうせF2だろう」と思ってそこをヒットしても、BIOS情報が出てくるだけ。まずはESCをヒットして、そこからF9の起動ディスクの選択でUSBを選んでやるという手順。最初からF9連打でも入れるのかもしれないが、そこは試していない。1回だけ成功すればそれでいいわけだから。
で、USBからの起動は順調にいき、その後のインストールも特に大きな問題はなくあっさりと終了。レガシーなBIOSの頃のインストール手順とほとんど変わらない。強いて迷ったところをあげるならサードパーティのドライバをインストールするところにチェックを入れるとUEFIの起動時に求められるパスワードを設定しなければいけないと警告されたこと。これは画面の指示に従って設定したが、その後、特に入力を求められることもなかった。ちょっと気になる警告ではあった。ただ、ここでチェックを入れておかないとおそらくWifiが有効にならないので(通常ならもう少し早い段階でWifiが有効になったからネットワーク設定をするようにというプロンプトが出るのだが、出なかった。ということは、まだこの時点でWifiは無効で、ということはおそらくドライバの問題だろう)、いずれにせよここは突っ込むしかないのだろうと思う。
インストール終了後に再起動するとUbuntuが無事に立ち上がるが、その後に再起動すると、デフォルトで入っているWindows 10が立ち上がる。ここは、再び起動時にESCをヒットしてF10(だったと思うが、ちがうかもしれない。いずれにせよ案内される)から起動ディスクの優先順位を変更しておかなければならない。これをやっておくと起動時に見慣れたGrub画面になり、ここからWindowsの起動も選択できる。つまり、デュアルブート環境になっている。

以前、別の機種のUEFI設定ではWindowsに移るためにいちいちBios設定に入らなければならなかったのだが、これは進歩だ。というより、機種の相性の問題なのかもしれない。HPのPavilionは米国ではUbuntu版も出ているようだ。だから、相性がいいのだろう。

これほど簡単なことだったら、息子にやらせておけばよかった。そのぐらいのことは平気でできる年齢になっているのだから。

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追記その1: 非常にうまくいったインストールだが、その後、息子からフタを閉じてもスリープしないという報告があった。調べてみたら、これは多数のユーザーで発生している16.04のバグらしい。とりあえずHPの特定機種ではいまのところ解決していないようなので、引き続き状況をモニタしていきたい。

追記その2: 「Wife無効」は、私の誤認だったようだ。これはプロンプトが出る仕様が変わった(のか、私が別のケースと誤認していたのか)であって、特にWifeのドライバがどうこういうことではなかったようだ。
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2015年11月07日

Vivaldiを使ってみている

以前どこかでVivaldiというブラウザがあると聞いたような気がしていたが、先日、そのベータ版がダウンロードできるという話を聞いた。そこで早速ダウンロードして使っている。常用しているChromeが(たぶんキャッシュが溜まったとかそういうつまらない理由で)動きがもたつくようになってきていたこともあって、「どうなんだろう」と思ったわけだ。
ただ、使用感は正直なところ、よくわからない。最近のブラウザはどれも同じような機能で同じような使い勝手なので、「ふつうに使えるな」以上のことを感じないわけだ。ただ、いまのところ、もたつき感はない。だからもうしばらく使ってみようと思う。その中で何か感想があったら新たに書くことにして。
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2015年11月06日

AmazonのKDPで電子出版

もともとの出自が編集屋ということで、私は電子出版についてはかなり早い時期から関心をもってきた。Ubuntuを使い始めた頃には海外サイトを利用してPDF形式の電子書籍を作成したこともあったし、電子出版黎明期にはePub形式の電子書籍を無料配信サイトに何冊かアップした。あの頃はまだePubが縦書きに正式対応していなかった。その後、Amazonに電子書籍をアップロードできるようになり、自分でも実験しつつ、電子出版をメインで扱うブログまで開設していた。
ただ、このブログ、いくつかの要因で役立たずになってしまったので、既に閉鎖している。役立たずになった要因の第一は他のことが忙しくなって電子出版方面の情報に疎くなってしまったことなのだが、やはり電子出版の雄となってしまったAmazonの流れに乗り遅れてしまったことが大きかったなと思う。これは、笑い話でしかない。
どういう事情かというと、Amazonの電子出版システムは、日本に先行して本国のアメリカで始まった。だから、いち早くそれを試したかった私は、Amazon.comのアカウントでいろいろ実験をしていた。そのうちに日本でもサービスが始まったのだが、Amazonは世界共通だと思い込んでいた私は相変わらず米国のアカウントを使い続けていた。その結果として、日本語の電子書籍が発行できず、時代に取り残されてしまったわけだ。Amazon.co.jpのサイトならとうのむかしにサービスが始まっていると気がついたときには、いまさら私が情報を発信しなくても世間に有用な情報があふれていた。つまりは、取り残されてしまったわけだ。ああ、恥ずかしい。

ともかくも、そんな流れだからいまさらここで何を書くこともないのだけれど、久しぶりに電子書籍をいじってみてけっこう忘れていることとか新たに知ったこともあるので、備忘のために記事をアップしておこう。

とはいえ、基本的には以前にやっていた方法、Writer2ePubというプラグインをLibreOfficeに導入し、ポチッとボタンを押すだけではある。そこに至るまでのアップダウンが多少あったので、そのあたりを。

まず、AmazonのKDPは、ワープロの.doc形式の原稿を受け付けてくれる。だからワープロ打ちした原稿をそのままアップロードしてそれで終わり、とすることも可能だ。実際、最初のエディションはそうやった。KDP内の書籍詳細情報のところで縦書きも指定できるから、これだけで縦書きの電子書籍が、けっこう読みやすい形で出来上がった。

ところが、この電子書籍、目次が欠落している。目次を追加する方法もあるのかもしれないが、どうにもよくわからない。そこで目次をあらかじめ設定できるePub形式をローカルで作成し、それをあらためてアップロードしてやろうと思った。そのためにはLibreOfficeにプラグインだ。
早速探すと、eLAIXというのが見つかった。これで簡単にePubができるから、それをアップロード。ところがこれだと、縦書きの指定でも横書きになってしまう。おまけに目次も完全ではない。そこで、ePubファイルを開いて目次を手動で訂正し、さらにePubそのものを縦書きにするためstylesheeをいじって縦書きにする。これでFireFoxで確認すると、ちゃんと縦書きに表示される(ちなみに以前に入れておいたePubReaderで読めたようだ)。これでよしとアップロードするが、なぜかKDPでは横書きのまま。

ちょっと悩んで、むかし使ったWriter2ePubの方を使ったら、こっちはうまく目次も書き出せた。Stylesheetを調整してからアップロードして完成。たいしたことでもないのに、久しぶりにやるとうまくいかないものだ。




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2015年10月21日

Kdenliveで字幕入れ - その2

以前、Kdenliveで字幕入れという記事で本格的ではない動画への字幕入れをKdenliveでやったことを報告したが、1年ちょっとぶりに似たような仕事が舞い込んだ。今回は、前回よりも長く、約2倍の10分の長さがある。セリフの量も多く、それだけ文字量の多い作業になる。どういう手順で進めるか、ちょっと悩んだ。

というのも、Kdenliveでの字幕入れは、言うならば「なんちゃって字幕入れ」であり、本格的な作業フローではない。ただ、本格的にしないことで、手軽にできる。短い動画でいちいち本格的にプロジェクトを立ち上げていたのではコストがかさみすぎるから、こういう「なんちゃって」式に合理性が出る。ところが今回は、そこそこの長さがある。「なんちゃって」式は効率がよくない。

とはいえ、あの手軽さは捨てがたい。そこで、前回報告の作業を効率化する方法を考えた。
前回は、kdenliveの編集画面で字幕用のタイトルクリップを1枚ずつ入力していたが、これがなんとも効率が悪い。ここだけでも一括作業できれば、ずいぶんとちがう。そこで、まず1枚だけ、この編集画面でベースとなる字幕を作成した。文字数、配置、フォントなどを決め、それをまず書き出す。エクスポートしたファイルはxml形式でテキストエディタで開ける。ここの文字だけを入れ替えれば、同じスタイルのタイトルクリップが複製できる。デフォルトの表示時間数は5秒だから、5秒で20文字を基本にし、必要に応じて長くできるように文字数を設定した。
次に、字幕挿入したいテキストをテキストエディタで開き、左右の文字数で折り返して一律に2行に編集していく。1行で片付くところは2行目を空白にして、ともかくも2行単位で進んでいくようにする。
ここからはテキストファイルの細工なのでコマンドが得意ならそういう方法がベストなのだろうが、私は不案内なので、いつもの手段、表計算ソフトを開いて3カラムの表をつくり、左カラムにテキストの前に入るxmlの部分を1行おきに複製し、中央のカラムにテキストファイルを流し込み、右カラムにテキストの後ろに入るxmlの部分をやはり1行おきに複製。そうしておいてこの3カラムをテキストファイルに書きだせば、1つの巨大なタイトルクリップファイルができる。これを必要な長さごとに分割してやれば130枚ほどのタイトルクリップがほとんど手間をかけずにできた。分割だけはコマンドsplitを端末から使った。今回の場合、12行おきに切ればOK。できたファイルはThunar付属のバルクリネームで適切な名前に変更。

これだけの下処理ができていれば、あとはkdenliveの編集画面でこれらのクリップを一括で読み込み、さらにそれを一括で動画の上に配置する。あとは長さの調整だが、これだけは動画を見ながら手作業でやる。今回は、動画の画面を目視しながらおよその長さを調整し、最終的に音声を聞きながら微調整することで対応できた。

この「なんちゃって」式の長所は、手間のかかるタイムラインの作成をしなくてもすむことだろう。その分、割付の手間がかかるわけだが、これは目視しながらなのでストレスが小さい。年に1回あるかないかの仕事だから、私としてはこっちのほうがありがたいわけだ。

翻訳という仕事の性格上、いろんなケースに対応しなければならない。それぞれのケースに応じたプロフェッショナルを目指すのもひとつの道だろうが、私は何でも屋を選んだ。そういう何でも屋にしか扱えないような隙間の案件が世の中にはけっこうあるからだ。そういうありかたを、Ubuntuは支えてくれる。いつもながら、ほんとにありがたい。


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2015年06月24日

Sculptrisはwineのバージョンに注意

私は使わないのだけれど、中学1年になった息子がSculptrisという3Dモデリングソフトを使っている。先日息子のパソコンのOSをUbuntu 15.04にアップデートした後、改めてインストールしておいて欲しいプログラムの一覧を渡された。ほとんどがリポジトリに入っていてパッケージマネージャからワンクリックでインストールできるものだったし、そうでないものも(たとえばGoogle Chrome)もすぐにインストールできた。ところが、このSculptrisだけがインストールできなかった。
SculptrisにLinux版はない。けれど、WineでWindows版が文句なく動く。それは前回、Ubuntu 14.04のときに簡単にインストールできたことからわかっていた。そこでまず、Wineをインストールし、そしてダウンロードしたインストーラーを走らせてみた。けれど、途中でエラーになる。お手上げ。
はじめは、Wineの設定の問題だろうと思った。そこでPlayOnLinuxをインストールし、いろいろいじってみた。けれど、変化はない。次に、Ubuntuを64bit版にしたのがいけなかったのかとも思った。そこで32bit版のUbuntuを仮想環境にインストールして試してみたが、やっぱりアウト。
そこでようやく、Wineのバージョンではないかと気がついた。PlayOnLinuxでWineのバージョンを1.61に下げてみたら、すんなりとインストールできた。
調べてみると、システムのWineは1.62だった。わずかのバージョンのちがいで、インストールできなかったもののようだ。
ただ、さらに調べたら、14.04のWineも1.62らしいのだけれど…。まあ、解決したので悩まないようにしよう。
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2015年05月14日

BitnamiでModxを使ってみた

以前、BitNamiで手軽にModxインストールという記事で、ローカルでLAMP環境を簡単に構成できるBitnamiでModxをインストールする方法を書いた。その後、Web関係の作業をすることがなかったので(サイトの作成はWeeblyのようなお手軽サイトでやってしまっていたので)、この方面は放置していたのだけれど、少し事情があって再びModxを触る必要が出てきた。こういうときにはやっぱりローカルにインストールできるBitnamiが便利なので、久しぶりにBitnamiのサイトに行ってみたら、あれこれ工夫しなくても、Modxのパッケージがダウンロードできる。これはもうお手軽もいいところで、ダウンロードしてインストーラーを走らせればそれだけでModxがローカルにインストールできてしまう。
ということで、記事を書くようなことは何もないのだけれど、実際にはいくらかやらねばならないことがあったので、その備忘に。

まず、パッケージでインストールされるModxは、Revolution系列だということ。ModxにはEvolutionとRevolutionの2つの系列がある。で、私が使いたかったのはEvolutionなので、こちらをインストールしなおさなければならなかったというのがまず一点。そのインストールは、以前の記事でWordpressのhtdocsにModxのファイルを解凍して実行したのと同じように、ただ今回は~/apps/Modx/htdocs/にルートがあるということだけがちがう。これはこれで問題ない。
ところが、そのModxで作業をしていたら、どうもリンクがうまく通らない。相対パスが本来のルート(//~:8080/)を基準にしているのに、この~/apps/Modx/htdocs/という場所は、そこからひとつ下の//~:8080/Modx/を基準にしている。だから、同一サイト内のリンク先にパスが通らなくなってしまう。これでは、ローカルで検証したデータをそのままWebサーバーにアップロードするという作業手順がうまくいかない。
そこで、//~:8080/のルートがどこにあるのかと調べてみたら、~/apache2/htdocs/がそこだということがわかった。そこでこのhtdocsにModxのパッケージを展開してインストールしようとしたがうまくいかない。いろいろ試行錯誤してみたら、結局は~/apps/Modx/htdocs/と~/apache2/htdocs/ではアクセス権限の設定が異なることがわかった。公開サーバーであればこんなところはいじるべきではないのだろうけれど、ここはローカルの非公開の場だから、まあいいかとアクセス権限を変更。あとは簡単にインストールできた。

Modxを使う作業はすぐに終わったので、今後また当分、使う必要はないだろう。けれど、何年後かに必要になれば、また同じように簡単に設定できるはず。こういうのは非常に助かる。
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2015年04月27日

Ubuntu 15.04にアップグレードした

アップグレードの通知が来た。普段ならしばらくは放っておくのだけれど、ちょうどこのタイミングでNautilusの調子が悪くなった。具体的には、ファイル名の変更にキーボードが効かなくなってしまった。とりあえず別のファイルマネージャ(Thunar)を使えば用は足せるのだが、ちょっと不便だなあ、どうにかしなければと思っているタイミングだったから、思い切ってアップグレードをかけた。ほんの1時間ほどでシステムが新しくなり、期待通りバグも消えた。これは嬉しい。
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2015年03月25日

Playon Linuxではまる

今回、起動トラブルに伴って(そして14.10へのアップデートに伴って)環境が一新されたので、アプリケーションの追加インストールを行った。ただ、Ubuntuの場合これは楽なもので、定番のアプリをソフトウェアセンター(というか、私の場合は使い慣れたSynpaticパッケージマネージャ)から選択してOKのボタンを押すだけだ。Ubuntuを使い始めた頃には必要なことが多かった特殊な環境の構成は、いまではまず不要だ。
ただ、Wineでインストールしていたいくつかのアプリが動作しなくなった。これについては、(調整の仕方もあるのだろうけれど)、一からインストールしてやるほうが早いだろう。

以前の経験から、WineへのアプリケーションのインストールはPlayon Linuxを使うほうが簡単かつ確実だということを学んでいた。たとえばMS Office 2010のインストールにはいくつかのMS純正のプログラムを(正規に)追加インストールしなければならないのだが、これをwinetrickから実行するのは結構面倒で、おまけに失敗するケースもままあった(これはもちろんwinetrickのせいではなく、私のミスであるわけだけれど)。Playon Linuxならこのあたりが自動化されていて気楽に進めることができる。以前、驚くほど簡単に進んで拍子抜けしたことがあった。それ以来、必ずwineのフロントエンドであるPlayon Linuxを使うようにしている。

Playon Linuxを使う際には、前もってPlayon Linuxのインストールとともにwineのインストールをパッケージマネージャから実行しておく。Playon Linuxは必要なバージョンのwineを自分でダウンロードして構成してくれるスグレモノなのだが、そのインストールでは依存関係にあるwinbind(だったと思う)がインストールされない。パッケージマネージャ(ソフトウェアセンター)からwineをインストールしておけば依存関係は全て満たされるので、そうしておく必要があるわけだ。

さて、Playon Linuxを起動し、追加インストールのアイコンを押す。通常、ここからインストール可能なソフトの一覧を読み込んで作成するので、通常でも次の操作に移れるようになるまでかなりの時間を要する。ただし、その間でも進行状況を示すパーセント表示が出るので、どの程度待てばいいのかは把握することができる。
ところが、今回Playon Linuxを走らせてみると、いつまでも読み込みを続けて、進行状況が不明なままだ。そして、いつまでもソフトの一覧があらわれない。つまり、インストールに進むことができない。

これはかなり悩んだ。特に、以前は問題なく進行した手順だけに、理解ができなかった。設定ファイルを削除してみたりPlayon Linuxを最新バージョンにアップグレードしてみたりしてみたが、なにをやってもここで止まってしまう。
最終的な解決は、単純なことだった。システム設定の言語サポートから、言語環境を英語に変更してやり、いったんログアウトして再ログイン。これで環境が英語環境になるから、ここからPlayon Linuxを起動。そしてインストールに進むと、難なくソフトの一覧が表示され、そしてもちろん、そこから必要なソフトのインストールが可能になった。手続き後に日本語環境に戻して再ログインしておけば、それで全て完了。

英語の記事では問題なく使えるLinuxアプリケーションが日本語の記事ではたいそう難しいように書いてあることがたまにある。そういう場合はたいていは言語環境の問題だ。日本語で使うためにはそれなりの設定が必要な場合も少なくはないのだが、Playon Linuxのように一過的に使えばそれで十分というような場合には、言語環境を英語に変更して乗り切ることができる。そういえば以前にもこんなことがあったなあと、懐かしく思ったことだった。
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2015年03月23日

大騒ぎして元通り

ちょうど1週間前、徹夜仕事が終わってホッとしたタイミングで、1年あまり愛用しているAcer V5-131の起動がおかしくなった。はじめのうちは「あれ、どうしたのかな?」程度の不具合で、再起動をやり直したらうまく起動する程度のものだった。前日にアップデートが入りカーネルが新しくなったので、その関係の不具合かとも思った。いろいろインストールしているうちにgrubの自動更新がうまくいかなくなっていたので、ここしばらく手動で更新している。そのあたりで手順を間違えたかなとも思った。
けれど、起動時にgrubで旧カーネルを選択しても、不具合は続く。そのうちに、完全に起動しなくなった。
これはUbuntuの再インストールかな、と思って、念のためにデュアルブートにしてあるWindowsを立ち上げようとしたら、そっちも起動しない。bootイメージを見つけられないようすだ。
このマシンは、導入時になぜかUEFIからのインストールがうまくいかず、BIOSでUEFIとLegacy BIOSを切り替えて、UEFIにWindows、Legacyの方にUbuntuという変則的なデュアルブートにしてある(詳しくはこちら)。だから、UbuntuのカーネルアップデートのミスがWindowsの起動に影響するわけはない、と考えた。
だとしたら、これはハードウェアの問題にちがいあるまい。USBからUbuntuを起動すると問題ないから、ハードディスクの問題だろうと見当をつけた。幸いにもUSBから起動して本体のハードディスクを読みにいったら問題なく読めるから、バックアップはできる。バックアップを取り、新たなハードディスクを購入して、さて、ハードディスクの換装を試みた。
ハードディスクの交換そのものは、特に困難はない。ところが、交換して、まずはWindowsをと思って以前につくってあったリカバリ用のUSBドライブを挿入してみると、なぜだかドライブの初期化はできるけれど、Windowsは復活しない。何かが抜けているようなのだが、よくわからない(実のところ、この問題はいまだに解決できていない)。ただ、過去1年間でWindowsを必要とした機会はごく数えるほどしかなかったので、「それはそれでかまわない」と割りきって、Ubuntuのインストールに進んだ。今回は、なぜだか前回うまくいかなかったUEFIからのインストールがすんなりと実行できた。このあたり、謎は深まるばかり。
ともかくも、Ubuntuがうまくインストールできたので、今度は古いハードディスクを外付けドライブとして接続し、診断してやると、特に不具合はないようす。それならWindowsのリカバリディスクをもう一度作り直せないかと欲が出て、再度ディスクを交換してもとに戻し、とりあえず電源を入れたら、今度はWindowsの自動修復がかかってなぜだかWindows 8.1のログイン画面になった。
理由がわからないのは気持よくないが、ともかくこれでリカバリディスクを作り直し、またもハードディスクを交換して今度こそWindowsを新しいハードディスクに回復しようとしたら、やっぱりできない。結果は同じことになる。そして、Ubuntuにログインしようとしたら、今度は起動ディスクが見つからないとのエラー。どうやら、いっぺん外付けディスクで読み込んだときにUEFIが誤認識するような何かが起こったのではないかと推測。このあたりも実態は不明。
特別にWindowsを使いたいわけではないけれど、もとのハードディスクにも特に不具合はないようだし、だったら元に戻したほうが早いと気がついて、またもハードディスクを交換。交換のたびにWindowsは自動修復をかける。このあたりもやっぱりUEFIの親切、というか、ありがた迷惑な仕様なのだろう。
ただ、このままではUbuntuからの起動ができない。こういうときには、USBディスクからGrubに入ってオプションをつけてハードディスク上のブートイメージを指定してやればハードディスクのUbuntuから起動することができる。昔使ったそういう手段を思い出してしのごうかとも思ったが(いったんハードディスク上のUbuntuから起動すれば、Grubの修復でたいていはうまくいく)、そういえば14.04からアップデートしていなかったので、アップデートを兼ねて14.10のディスクからOSの再インストールを選択してやる。個人データはいじらないから、これでアップデートとGrubの修復の両方がいっぺんにできるという算段だ。

ということで、最終的に大騒ぎの末に、元の木阿弥に落ち着いた。昔はよくこういうトラブルがあったなあと思う。久しぶりだった。



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2014年08月16日

Kdenliveで字幕入れ

短い動画の翻訳の案件があった。英語の音声を拾い、それを翻訳し、日本語の字幕をつける。通常、こういうのはけっこう大仕事だ。以前に扱った案件では、

  動画音声からの文字起こし → タイムラインの作成 → 英和翻訳 → 翻訳校閲
    → タイムラインへの割付 → 割りつけた日本語の文字数調整 → 文字校正
    → 字幕挿入とレンダリング → 最終校正

というような流れで進んだと記憶している。とにかく手がかかる。

で、こういう流れに沿って進めていくためのツールは、ひととおりUbuntuのリポジトリに揃っている。たとえば音声の聞き取りにはVLCが便利だ。というのも、これは再生速度を任意に設定できるからで、聞き取りにくい早口もこれでほぼ漏れなく聞き取ることができる。そして、字幕挿入には、Subtitle Editorというツールがある(この他にもいろいろある)。これは、テキストファイルをそのままインポートして開始時間、終了時間を動画を見ながら設定していくことができる。そうやって字幕を挿入したら、そのまま動画に書き出すこともできるようだし、.assとか.ssaとかいった字幕用のファイルに書き出すことができる。字幕用ファイルは、たとえばArista Transcoderというようなツールを使えば、簡単に動画に挿入することができる。

とまあ、ツールは揃っているわけだが(揃っていることは確認したが)、結局、これらは使わなかった。なぜなら、動画がごく短いもので、予算も限られていたため、上記のような本格的な正しい流れの作業をする必要も、またその余裕もなかったからだ。

安直に字幕をつけるのなら、定番の動画編集ソフトkdenliveが便利だ。まず大まかな翻訳までを済ませておいた上で、kdenliveを起動する。元の動画をクリップに読み込んでタイムラインの「Video2」にそのまま配置したら、クリップに「タイトル・クリップの追加」で文字を入れる。これをタイムラインの「Video1」に適宜配置していく。このとき、配置する場所と表示されている時間は動画を見ながらWYSWYGで操作すればいいから(ついでに文章の微調整もここですればいいから)、作業は一気に進む。最後にレンダリングすればそれでOK。

もちろん、レンダリング後にチェックしたら、「ここはもう少しこうしたい」というような点が出てくる。ときには字幕文字のフォントや大きさを全部変更したい場合だってあるだろう。こういう場合、「タイトル・クリップ」はkdenliveのファイルにxml形式で保存されているから、.kdenlive形式のファイルをテキストエディターで開き、テキストファイルを直接編集すればほとんど手間をかけずに変更ができる(もちろん変更前にはバックアップはとっておく)。そして、変更後のファイルを再びkdenliveで開いて再度レンダリングすればいい。

非常に手軽な方法だが、この方法は今回のように5分程度の短い動画だからこそ有効だったのだろうと思う。長くなるとひとつひとつの字幕画面を「タイトル・クリップ」で管理するのは(いくらテキストエディターで加工できるとはいえ)効率がよくない。いちいちレンダリングするのも時間がかかるし、レンダリングすることによる画質の低下もあるようだ(このあたりは私の設定が下手なだけかもしれない)。とはいえ、実際にこうすることで、作業時間は着手から完了まで含めて5時間程度で済んだ。これを計算すれば、1分の処理に1時間を要したことになるから、たとえばこれが50分の動画だったとしたら、とても割に合わないだろう。しかし、5分の動画だから、最初にあげたようなおおげさな流れにしないことで、相当な時間短縮ができている。

Ubuntuのおかげ、というか、オープンソースなソフトウェアたちのおかげで、ほんとに、仕事が助かっている。




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2014年07月02日

mineoでスマホを使っている - その2

前回mineoでスマホを使っているというエントリで、このk-opticomのMVNOのサービスに接続するときにエラーが出るということをチラッと書いた。端末を初期化したらそれは解決したというようなことも書いたのだけれど、その後、またこの症状が再発するようになった。具体的には、「高度な設定」の「設定を有効にする」をクリックしたあと、エラーが出て接続できないというものだ。もちろん、Wi-fiを切っておいた上で再起動してみたり、手順を最初からやり直してみたり、常識的に考える対応は全てやった上で、エラーが出て接続できないというものだ。それもどうしようもないレベルのものならともかく、ひたすら同じことを根気よくやっていると諦めた頃につながるというのだからかえってやっかいだ。「こういうときにうまくいってこういうときはダメ」というのなら問題の切り分けができるのだが、「たまたまうまくつながる」ではどこに問題があるのかわからない。
ただ、Webを検索してみると、けっこう同じような事例があるようだ。ということは、サービス側でもエラーの原因を把握しているかもしれないと思い、サポートに問い合わせてみた。その結果、上記のような常識的な対応の他に、「データローミングをONにし、データローミング設定を日本/海外(自動)にする」という対処方法を試してみるようアドバイスを頂いた。やってみると、これが一発で効いた。
ただ、「データローミング」は、よく(海外で使った場合)高額な料金の請求が来てトラブルのもとになると聞いたことがある。そこで改めてその件についてサポートに問い合わせたら、国内で使う分には別途の料金は発生しないとのことだった。
ということで、端末の機種とかいろいろ条件はあるのだろうけど、接続がうまくいかないときには、この「データローミングをON」という方法を試して見る価値はあるのかもしれない。
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2014年06月30日

mineoでスマホを使っている

とりあえずUbuntuとは関係ないのだけれど、この6月からk-opticomのmineoというサービスでスマホを使い始めた。その報告。

もともと私はスマホを使う必要もなかったのだけれど、3年ほど前、仕事の都合から携帯の電話番号がひとつ余分に必要になり、といってiPhoneやキャリアのAndroidoはもちろん、ガラケーの契約さえ余分に増やす余裕はなかったので、ちょうどサービスを始めていたb-mobileのイオンSIMでAndroidを使うことにした。中古で1万円弱のIDEOSを入手しておけば月額1,500円弱で(音質的にはかなり問題はあったが)050の番号が持てたので、これはこれで助かった。

そうこうするうちに各社でMVNOや付随のサービスがはじまり、面白いのでIIJとDTIのSIMを試してみたら、IIJのが気に入ったので、イオンは解約し、IIJのSIMとFusionのIP-Phone SMARTを併用することで050の番号を確保することにした。この組み合わせはけっこうよく、月額980円で運用できるのも助かった。そうこうするうちに3,000円で中古のXperia SO-01を入手したので、ようやく運用がスマホらしくなった。

ここにきて、MVNOのSIMを利用する理由が、「安い電話番号」から「スマホ利用」へとシフトするようになった。といっても主な用途は
  • Googleのナビでカーナビの代用
  • 出先でテザリングしてモバイルルーターの代用
  • 050の電話の受発信
  • Googleのカレンダーでのスケジュール管理
  • 音楽再生
  • 写真・動画の撮影
といった程度で、たいしたスマホユーザーではない。
それでも、そうやってスマホを使うようになると、だんだん5年も前の古いXperiaだと使いづらさを感じるようになる。上記のようにヘビーユーザーではないからかまわないといえばかまわないのだけれど、けっこう気軽に持ち歩いている端末なのであちこち傷んできてもいる。そろそろ買い替えかなあと思っていたところにk-opticomがMVNOのサービスを始めるというニュースがあった。

ここ数年、この手のニュースはひきもきらない。その度に競争があって私の愛用していたIIJのサービスが向上するので、それはそれで嬉しいのだが、といって乗り換えを検討するようなものでもないと感じていた。ところが、今回注目したのは、それまでMVNOは基本的にDocomoの電波を使うものばかりだったのが、k-opticomはKDDI(au)の電波を使うのだという。

どっちの電波がいいのかは、私にはわからない。都会で使うならどっちでも同じだろうし、田舎で使うならそれはその地方によってどっちがいいかは一概にはいえないはずだ。ただ、スマホを買い換えることを考えていた私にとっては、auであることの意味は大きい。というのは、Docomoのスマホは基本的にはどれでもMVNOのSIMが使えるので、中古品でもそこそこの値札が付いているからだ。一方のauのスマホは、MVNOのSIMが対応しないから買い手がau内での乗り換えに限られ、市場が小さいせいで同クラスの機種が数割安い。中古のスマホを検討しているうちにそんなことに気がついていたから、「これはオトクじゃないだろうか」と考えた。おまけにk-opticomのmineoという名のこのサービスは、先行割引キャンペーンをやっていたので、最終的に初期手数料分以上の割引が発生するからIIJから乗り換えるにもそれほど惜しいことはない。

ということで、適当な端末を中古で購入し、mineoに乗り換えた。購入したのは京セラ製のUrbano L01。買ってから気がついたのだけれど、世界的なメーカーであるSonyEricsonのXperiaとちがって、圧倒的に情報が少ない。「スマホなんてどれでも同じ」と思っていたけれど、いろいろいじることを考えたらメジャーなモノのほうが有利なのかもしれない。とはいえ、あとのまつりなので、これはこれで使うことにする。

さて、使ってみた感想だが、正直、XperiaをIIJのSIMで使ったときに比べてトラブルが多い。これは端末のせいなのかmineoのサービスのせいなのか、はたまたauの仕様のせいなのか切り分けが全くできないのだけれど、けっこう「あれ?」と思わされることが多い。IIJ-Xperiaのときは全く迷うことがなかったのに比べれば、ずいぶんとちがう。

まず、SIMをセットしたとき、なかなか「高度な設定」をオンにできなかった。何度やってもエラーになる。つまり、電波は受信しているのにサービスが利用できない。SIMカードを挿しなおしてみたり再起動してみたりと、いろいろやってもうまくいかず、諦めかけたときにようやくつながった。なにがなんだかわからない。それから、自動車の運転中にトンネルに入るなどしていったん接続が切れると、再接続しない。手動で接続をやり直す必要がある。テザリングをしようとするとすぐに切断され、設定をデータ通信のみにしてやらないと使えない。などなど、「ちょっとこれはどうしよう」というような不具合が続出した。それを何とか運用で乗り切ろうといろいろアプリを試しているうちについにシステムのようすがおかしくなった。しかたないと、諦めて初期化してみると、「あれ?」と意外だったんが、上記の問題がほとんど解決したことだ。いまでは再接続もちゃんとしてくれるし、設定を切り替えなくともテザリングもできる。ただ、なぜ初期化する必要があったのかを含め、原因がさっぱりわからない。

と、いろいろ文句もあるのだけれど、やっぱり(比較的)新しい端末は使いやすい。旧式のXperiaではうまく運用できなかったFusion IP-Phoneの公式アプリもうまく使えるし、Googleの各種サービスも使いやすくなった(ただナビだけは古いもののほうが使い慣れていてよかったのだけれど)。そしておそらくアプリの運用がうまくいっているせいだろうけれど、1GBある月間の通信量のほとんどを使い残して6月は終わった。IIJのときは月間500MBでかつかつだったことを思えば、かなりの余裕だ。

それなりに利用価値が高いから当分これでいってみることにしよう。とにもかくにも、税金入れても月額千円ちょっとなのだから。

posted by 松本 at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 総記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月26日

Openboxでゲーム用のランチャーを作成した

以前、Openboxログイン時間制限用のスクリプトを書いたという記事で息子がゲーム(Minetest)をするのに時間制限を加えるためのスクリプトを作成した件を書いた。ゲーム専用のアカウントを用意し、そこでスクリプトを自動起動させ、1週間の制限時間を超えたら強制的にログアウトするように設定したものだ。これに関しては、毎週月曜日に制限がリセットされるようにしていたのを毎週日曜にするよう息子から要望があった程度で、まあ順調に作動している。
さて、このスクリプト作成の伏線は「MinecraftもどきのMinetestに息子がはまった」という件だったわけだが、その後、Mincraftが課金型ゲームだというのは私の誤解だったことがわかり、また、当初に支払うアカウント作成のための料金約3000円を息子が自分で負担することを約束したので、Minecraftで遊ばせることを承認した。その際、Minetestはどうするかと尋ねたら、そっちはそっちで引続き遊びたいという。別々に制限をかけたらややこしいので、まとめて制限をかけたい。それならば、以前、Minetest専用に作成したアカウントでMinecraftも遊ばせるようにすればいい。

Minetestを専用アカウントで使用するようにしたのは、もともとはUbuntuの場合、英語環境のアカウントでなければUIが崩れてしまうというバグがMinetestにあったからだ。それを逆手にとったとも言える。通常のアカウントから起動したのでは遊べないから、専用アカウントに行かねばならず、そこで時間制限を受けるという算段だ。Minecraftに関しては、以前はLinux環境へのインストールにそれなりの手数が必要だったようだが、いまではリポジトリにMinecraftを自動でインストールしてくれるプログラムが用意されている。だからソフトウェアセンターなりパッケージマネージャなりからクリックひとつでインストールできるのだが、そうやってしまうと全てのアカウントからMinecraftが遊べてしまう。

それでは困るので、ここは手作業でMinecraftの公式サイトからLinux用のパッケージをダウンロードし、それをスクリプトから起動してやることにした。こうすれば、それ相応の知識がない限り、他のアカウントからはMinecraftが起動できない。どうしても専用アカウントに縛られるから、そこで時間制限を逃れられなくなるはずだ。

そういう方針を立てたとき、ここで必要になるのはOpenboxで起動するように設定してある専用アカウントにランチャーを用意してやることだと気がついた。専用アカウントにログインすると、自動でランチャーが立ち上がる。そのランチャーからはMinetestかMinecraftが選べるようになっていて、どちらかを起動して遊ぶ。それ以外の起動方法はわからなくしておけば、息子はこのルートをとらざるを得ないから、制限時間以上には遊べないだろう。

ということで適当なランチャーを探したのだけれど、たかがゲーム2つを起動するためだけの最小限の機能のランチャーなんて、かえって見つからない。それならばPythonで書いてやろうと、また素人のプログラミングをやったのが下記のスクリプトだ。
#!/usr/bin/python
# coding: UTF-8

import os;
import ConfigParser
from Tkinter import *

if __name__ == "__main__":
    inifile = ConfigParser.SafeConfigParser()
    inifile.read("/home/~/config.ini")
totaltime = int(inifile.get("int","totaltime"))

if totaltime > 299:
    elapsedtime = "今週の残り時間はありません。"
else:
    elapsedtime = str(totaltime/60)+"時間"+str(totaltime -
int(totaltime/60)*60)+"分過ぎました。残り" + str(4-totaltime/60)+"時間"+str(59 -
(totaltime - int(totaltime/60)*60))+"分です。"

def craft():
    os.system( "bash /home/~/mclaunch.sh")

def mtest():
    os.system( "minetest")


class MyApp:
  def __init__(self, parent):
    self.myParent = parent
    self.myContainer1 = Frame(parent)
    self.myContainer1.pack()

    button_name = "MineCraft"
    self.button1 = Button(self.myContainer1,
      command=self.buttonHandler(button_name, 1, "MineCraft"))

    self.button1.configure(text=button_name, padx=80, pady=20, command=craft)
    self.button1.pack(side=LEFT,padx=50, pady=50)

    button_name = "MineTest"
    self.button2 = Button(self.myContainer1,
      command=self.buttonHandler(button_name, 2, "MineTest"))

    self.button2.configure(text=button_name, padx=80, pady=20, command=mtest)
    self.button2.pack(side=LEFT,padx=50, pady=50)


  def buttonHandler(self, arg1, arg2, arg3):
         print ""

  def buttonHandler_a(self, event, arg1, arg2, arg3):
         print ""

root = Tk()
root.title(elapsedtime)
myapp = MyApp(root)
root.mainloop()
息子の要望で、残り時間が表示されるようにしておいたが、これは以前の制限スクリプトで用意したconfig.iniという初期設定ファイルを読み込むことで対応している。再読み込みはしていないので表示される残り時間はログイン時点でのものだが、それでも十分だろう。なお、例によって素人のプログラムなのでサンプルから取り込んだ際に不要になった行もいくつか残っている。その他にも恥ずかしい間違いは多々あると思うが、何にしても一応は動くので、公開しておく。なお、スクリプト中のmclaunch.shというのはMincraft起動用のスクリプトである。

ゲームを制限したら、今度はYouTubeにはまりだした。一応こちらも制限はかけているのだけれど、なかなかうまく運用できていない。その話はまた別の機会に書くことにしよう。
posted by 松本 at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuのアプリケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月27日

CUPSのアップデートでプリンタが使えなくなった

今回はじめて起こったわけではないのだが、というか、最近になって何度か起こったようなので気になって書くのだが、ソフトウェアアップデートでCUPSのアップデートがあったあとにプリンタが使えなくなっていた。対処方法は非常にベーシックなもので、設定からプリンタに行っていったんプリンタを削除し、改めてインストールすればOK。このとき接続先の選択を間違えて最初うまく行かなかったが、私のところの環境どおりにUSB接続を選択したら問題なかった。
CUPSはCommon UNIX Printing System、つまりプリントサーバーなので、そのアップデートで一時的な不具合が発生するというのは理解できる。ただ、今回の件は、たまたまその直前のアップデートにCUPSが含まれていたことを覚えていたからあっさり片付いたけれど、覚えていなかったらもうちょっと解決に時間がかかったかもしれない。

Ubunutのアップデートはほとんど自動化されていてアップデートマネージャのダイアログが出たら「はい」とクリックすれば済むようになっている。そこでいきおいいい加減になるのだけれど、やっぱり何が更新され何が新たにインストールされるのかのチェックは怠ってはならないと改めて思い知らされた。それと、できれば履歴が簡単に把握できるSynapticパッケージマネージャを使ったほうが安全かもしれないとも思った。楽ができるようになったとはいえ、やっぱりこれはLinuxなんだから。
posted by 松本 at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

MicrosoftのOfficeがWineで使えなくなった

Ubuntuを使っている以上、基本的にオフィス系のソフトはLibre Officeということになる。これはこれで何の不足もないし、使い慣れてしまえばそれなりに便利なのだが、不便を感じないことが全くないのかというとそうでもない。それは主に一般に普及しているMicrosoftのOfficeとの互換性の問題だ。どうしてもレイアウトは崩れるし、特にOffice 2007以降もうすっかり標準として定着した.docx形式の互換性がよろしくない。ある程度はだいじょうぶなのだけれど、たとえばコメントの再現性とか図形の処理なんかで情報が失われる場合がけっこうあったりして痛い。
まあ、そのあたりも誤魔化し方をある程度は会得してきたわけだけれど、やっぱり本来のMS Officeでどう見えるのか、確認する手段は必要だ。ずいぶん前には仮想環境のXP上の古いオフィスを使ったし、Microsoftが無償配布していたビューワーも利用できた。ただし、このビューワーはずいぶん古いもので、最近のファイルは互換性の問題がある。困ったなあと思っていたら、MS Office 2010の試用版がビューワーとして利用できることがわかった。これはMicrosoft自身が認めていた使用法なのだが、試用版の1ヶ月の使用期限が過ぎたものは、文書の保存、編集などはできないが、閲覧は可能になっている。これをビューワーとして使用できると説明されていた。そして、このMS Officeは、Ubuntu上でWineを利用して走らせることができる。フォントさえ共通させておけばレイアウトもWindows上での表示とほぼ変わらない。これは便利だ。
ということで、ここ数年はUbuntu上でOffice 2010の試用版をビューワーとして使用してきたのだけれど、これができなくなってしまった。

というのは、Office 2013の登場に伴って、MicrosoftがOffice 2010の試用版の配布をやめてしまったからだ。これは当然のことだろう。それならばOffice 2013の試用版を使えばいいかというと、これがWine上では走らない。インストーラーがネットワーク利用になっていることが要因だと思うのだが、インストールさえできない。
これには困ってしまった。もちろん、デュアルブーになっているWindowsの方に入ればOffice 2013を起動することはできるのだが、Ubuntu上で気軽にチェックすることができなくなってしまった。
解決方法としては、Office 2010の正式版を入手できるうちに入手することだろうか。インストールできることはわかっているし、正式版を購入したらどこにインストールしようが遠慮することもないだろう。しかし、普段使うわけでもなく、ただ確認用にたまに起動するだけのソフトにお金をかけるのも悔しい。
とりあえずはOffice Onlineでしのぐのだけれど、これはこれで使い勝手がよくないし、レイアウトの再現性も「本当に大丈夫なの?」と思ってしまう(確認する手段がいまはないのでなんともいえないのだけれど)。こんなことなら、Office 2010の試用版のインストーラーをどこかに保存しておけばよかったとも思うが、やっぱり配布元が配布をやめたようなソフトは使うべきはないだろうし。
posted by 松本 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Ubuntuでの失敗・トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする